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第13章 出会いと別れ

第412話 CR赤ちゃん 確変継続中

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 ケイトに指摘されたケビンは相も変わらず学園開校に向けて教員確保のために奔走していた。商業ギルドを通して募集をかけたところ、新設校だからか各地から教員候補が次々と面接を受けにやってくる日々。

 それもひとえに交通費と宿泊費を支給する旨を、教員募集に際して説明文で謳っていたからだ。もう1つの要因としては種族・年齢・性別を問わないとしたことだろう。その効果もありケビンは目まぐるしく面接ラッシュと戦うことになってしまう。

 しかしケビンも慈善家のお人好しではないので、お金目当てでやってくる嘘の報告をした者に対しては、詐欺罪として容赦なく衛兵へ引き渡して罪人へ落としていた。

 それらの者を犯罪奴隷として奴隷商へ売り飛ばしたらちょっとした小遣い稼ぎにもなり、その浮いた金を真面目に受けに来た者たちへ支給する手当として宛てると、適度に私財の出費を減らしたりしている。

 そして種族を問わないことと謳っていたせいか、人族以外ではエルフやダークエルフといった長命種が比較的多く散見された。差別をされず長く生きて蓄えた知識が活かせる場を見つけたというのが、面接時の回答で多く見受けられたのだった。

 それとは別の案件でケビンが開校準備を進める嫁たちへ思いつきであることを伝える。それは仮に試験に合格した場合の生徒たちへは、学費を払うための貸し付けをケビンの私財で行うという奨学金制度の話だった。

 この制度を利用する生徒たちは厳正なる審査の基で奨学金を受け取ることを可能として、学園卒業後は無理のない返済プランによって借りたお金を無利子で返済してもらうというものである。

 それに伴い当初予定していた学費は嫁たちによって底上げされて、ケビンが無利子にした分の損失を補おうとしていた。

 当初より学費が上がったことで受験者が減るとその時に予想していたケビンだったが、世にも珍しい奨学金制度で今お金がなくとも合格すれば学園に通えると考える者たちが増加しているのはこの時のケビンはまだ知らない。

 それから月日は流れ、帝城ではベビーラッシュが2月から始まり先ずはケイトとメイド隊の嫁たちが次々と子供を産むことになるが、ケビン自身も出産に追われる日々となった。

 その2月に生まれた子はケイトの第1子で長女のキャサリン、メイド隊であるプリシラの第1子で長女のパトリシア、ニコルの第1子で長女のニキータ、ライラの第1子で長女のレイチェル、ララの第1子で長男のラーク、ルルの第1子で長男のルークとなる。

 続く3月にはクララとクズミが出産して、この世界に新種族が誕生した瞬間でもあった。

 クララが産んだのは長男で名前はクラウスと命名され、龍と人との混血児となる【龍人族】という新たな種族としてソフィーリアから認定される。

 クララは生まれた我が子を見て興味津々となっており、絶対強者として英才教育を施すと意気込んでいた。

 続けてクズミが産んだのは長女で名前はクズノと命名され、九尾狐と人との混血児となる【狐人族(半神)】という新たな種族が誕生して、これまたソフィーリアから認定される。

 これにはケビンがソフィーリアに物申して妖怪である九尾狐の子なのに何故半妖ではないのかとソフィーリアへ問いただしたら、クズミが温厚で人へ悪さをしていないからという何とも簡単な回答がされる。

 ソフィーリアが言うには、元々狐と一言で言っても寿命を超えて長く生き続ければそのうち神へと至ることになるらしく、その過程で悪さをしていれば神には至らずケビンの主張した妖怪として進化するということだった。

 それでもケビンが食い下がり何故神扱いになっているのか尋ねたところ、長く生き続けて存在そのものが神聖化されて神ランクの1番下っ端である下級神扱いになっていたと言われる。

 そして正規の手順ではない時空転移に巻き込まれて、ソフィーリアの領域であるこの世界へ来た時に下級神の力は制限されてしまい、能力が弱体化してしまったのだとソフィーリアは言った。

 ソフィーリアの権限を使えばクズミも以前のように力を振るうこともできるが、それは本人が今のままでも充分と断って本来の力は取り戻さなかった。

「それだけの強さなら何で安倍なんちゃらを倒さなかったんだ?」

「それはクズミが人を傷つけたくないからよ。人じゃなければ反撃するけど術者の安倍なんちゃらは人だから逃げるだけで直接攻撃はしていないの。そういうクズミだからこそ妖狐ではなくて神狐に至っているのよ」

「ちなみに戦ってたら勝てたんじゃないか?」

「当然ね。安倍なんちゃらが神に勝てるわけないでしょう? たかだか術を覚えた程度の安倍なんちゃらなんか蹴散らしてお終いよ」

 ケビンとソフィーリアが安倍なんちゃらに関しての会話をしていると、唐突にクララがクズミへ喧嘩を売り出した。

「クズミよ、力を取り戻して私と戦わぬか? 私を超える力だと言われたら試してみたくなるのぉ」

「クララはんと本気で戦うたら地形が変わるさかい、そらあきまへんえ」

「主殿の結界の中で戦えばよかろう」

「やめておけ、クララ。力を取り戻したクズミなら手加減したソフィに喧嘩を売るようなもんだぞ」

 クズミと戦おうと意気込んでいたクララはソフィーリアへ喧嘩を売るようなものと言われてしまい、華麗なる手のひら返しで諦めるのであった。

 新種族誕生という世界的大ニュースが帝城限定で起きたその日から月日は流れて季節は暖かな4月へと移り変わり、ケビンは未だにベビーラッシュの対応で追われている。

 しかしながら4月には出産の他にもイベントがあり、エレフセリア学園の開校記念式典と入学式があるのだ。

 ケビンはそのイベントを事前にケイトから聞かされた時に面倒くさがってしまい、入学式兼開校記念式典として2個1に纏めてしまうのだった。

「貴方……」

「どうせ開校記念日なんてものは来年以降、ただの休日になって終わるんだ。学生たちも休日という認識しか持たないぞ」

「はぁぁ……パパはダメダメねぇ、キャサリンもそう思うわよね?」

 ケイトが抱っこしている我が子へ語りかけつつケビンを非難し始めたら、子供からの自分に対する評価が落ちてしまうとケビンが抗議をしてもケイトからそれなら面倒くさがらずに真面目になればいいと言われてしまい、ぐうの音も出ない返しで撃沈するのである。

 そしてエレフセリア学園の入学式兼開校記念式典が執り行われた当日、大講堂内において新1年生として入学することのできた生徒たちが所狭しと座っていた。

 その原因としてケビンの設けた奨学金制度のせいで応募者数は増大し、更には6歳以上であれば何歳だろうと受験可能としたことで年齢制限をなくしたこともあり、さすがに大人は混じっていないが今年度で7歳となる現6歳児の他に明らかに年上であろう子供たちまで中にはいる。

 そのせいもあってケビンは学園の建物を増築する羽目になり、今いる大講堂も式典用にとあとから作ったものである。

 他にも入学者数を軽く見積っていたケビンは教室を5クラスしか作っておらず、これもまた増築する羽目になってしまった。アリシテア王国のフェブリア学院でさえ7クラスだったので、新設校だからそこまで入学者はいないだろうという目算によるものだ。

 だが実際はケビンの意向を汲んだ嫁たちが、学校に通うことのできない孤児院の子供たちでも勉強をすればある程度解けるような試験問題にしており、これにより通常よりも合格者数が増えたのだった。

 よって教室は1クラス30名の5クラスしかなかったものが1クラス40名の10クラスとなり、今年だけで400人もの新1年生が入学したことになる。

 そして、生徒たちと貴賓や来賓が見守る中で壇上にいるケビンが挨拶を始める。

「先ずは新入生諸君、入学おめでとう。俺は基本的に何もしない理事長職に就いているケビンという者だ」

 ケビンの責任者らしくない名乗りでケビンのことを知る貴賓は頭を抱え、無事入学を果たしている娘たちや孤児院の子供たちはクスクスと笑っていた。

「これから色々と学んでいく上で人によっては壁に当たることもあるが、現時点で壁の意味がわからない者もいるだろう。だが、今はそれでいい。これから起こることだからな」

 ケビンが話し始める内容に対して、その場にいる者たちは静かに耳を傾けていく。

「たとえ壁に当たってもよじ登って越えていく者がいる。逆に壁をよじ登れず越えられない者もいる。だが、諦めるな。越えられないならその壁に穴を開けて通り抜けろ。穴掘りが苦手なら魔法でぶち抜け。壁を越える可能性はいくらでもある。それでもどうしようもない時は俺に言え。代わりにその壁を壊してやる。日頃何もしない分、跡形も残さず壊してやるぞ。ということで俺から言いたいことは以上だ。この学び舎が君たちの糧となることを切に願う」

 始まりの挨拶からしてみれば至極真っ当なことを喋ったケビンに、貴賓たちは相変わらずだという感想を抱いて納得してしまう。

 ケビンが壇上から下りると次に上がったのは学園長に任命されたセシリーだった。世界樹の巫女やエルフの代表として勤めていた?経緯があるのと、今まで培った知識や技術で難なく学園を回せるだろうとケビンが判断したからだ。

 そのセシリーが大きなお腹を抱えての登場だったので、生徒たちや来賓からはどよめきがあがる。

「みんな入学おめでと~私は学園長のセシリーだよぉ~最近お腹が重くて歩きづらいのぉ~」

 ケビンに引き続きセシリーまでもが学園長らしくない挨拶をして、貴賓たちは再度頭を抱えることになる。

「これから生活していく上でぇ、みんな色々な所から来たから価値観の違いに気づくと思うのぉ。だから喧嘩をしてもいいけどちゃんと仲直りするんだよぉ~そうしないと私がお仕置きしに行くからぁ~それじゃあ楽しい学園生活を満喫してねぇ~」

 言うことは終わったとばかりにセシリーが壇上から下りると、元々いた自席へと戻っていく。

 それからも貴賓が1番まともな挨拶をしたり、新入生代表が挨拶をしたりと式は滞りなく進んで無事に終わることができた。

 ちなみに学園へ入学したケビンの子供たちは満年齢で、アンリの娘で8歳のアズ、ビアンカの娘で同じく8歳のベル、シンディの娘で7歳のカーラ、ドナの娘で同じく7歳のダニエラ、エレノアの娘で9歳のエフィ、ナナリーの娘で7歳のナターシャ、ヒラリーの娘で同じく7歳のプリモの計7名だ。

 8歳のパメラに関してはまだ見知らぬ相手との集団生活ができないため見送りとなって、教養に関しては嫁たちが持ち回りで教えていくこととなった。

 12歳のセレニティは来年度開設予定の専門科への入学を希望しており、本人の意思を尊重して普通科の入学は無しとなる。

 こうしてエレフセリア学園の入学式兼開校記念式典は、予定通りに幕を下ろすのであった。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 入学式兼開校記念式典を無事に乗り切ったケビンは引き続き出産の対応をしていくこととなる。

 桜舞う4月に子供を産んだのは秘書隊の面々だ。

 ケイラの第1子で長男のケネス、マヒナの第1子で長女のマカリア、フォティアの第1子で長男のフランク、ネロの第1子で長女のノーラ、シーロの第1子で長男のショーン、アウルムの第1子で長女のアドリーヌ、ラウストの第1子で長男のラシャドとなる。

 これだけでも吉報となるが、アリシテア王国のヴィクトール国王からローラ王妃の第1子となる長男のバージルが無事に生まれたと手紙で知らされた。

 次代の世継ぎが生まれたことでライル大公はヴィクトール国王よりも喜んで、年甲斐もなく喜びすぎて興奮したため寝込んでしまったらしくマリアンヌ大公妃は呆れていたとのことだった。

 それだけでも慶事ではあるが、もう1つの国からも知らせが届いた。

 ミナーヴァ魔導王国のミラ王妃とモニカ王妃がそれぞれ女児を産んで、エムリス国王が諸手を挙げて大喜びしたらしい。こちらは2人から怒られて寝込むまでには至っていない。

 同盟国である2国が子供を授かったということで、ケビンは落ち着いてから祝い品を持参してアリスとスカーレットをそれぞれの国へ連れていこうと予定を立てて本人たちへ伝えるのだった。

 そしてケビンが19歳となる翌月5月、ナナリーとしては第2子になるがケビンとの間では第1子となる長男のナットを出産する。

 これによりナターシャは弟ができてお姉さんとなったことで、はしゃいで喜んでいた。

 梅雨が鬱陶しい6月には、既に子持ちのアンリたちがケビンとの間に初めてできた子を出産する。

 アンリの第1子で長男のアーロン、ビアンカの第1子で長男のバーナード、シンディの第1子で長男のカール、ドナの第1子で長男のダン、エレノアの第1子で長男のエドウィンとなる。

 アンリたちは嫁たちの中(人族限定)では高齢の部類に入るので、ようやく産むことができたケビンとの子をもの凄く喜んでいた。

 暑くなり始めた7月、お悩み相談で嫁にしたヴァリスとセシリーや孤児院のシスターであるミレーヌとアイナが出産することになる。

 ヴァリスは双子だったので第1子で長女のヴァレンティアと第2子で次女のヴァレンティナを出産、セシリーの第1子で長女のセレーヌ、ミレーヌの第1子で長女のミア、アイナの第1子で長女のアリアナが新たに誕生した。

 ハイエルフであるセシリーとの子供はハーフエルフだろうと予想していたケビンだったが、実際はハイハーフエルフというよくわからない新たな種族が誕生してしまい、ソフィーリアがケビンへ伝えた内容はハーフエルフよりも能力的に強い種だという認識を持っていればいいとのことだった。

 そして夏真っ盛りな8月が到来すると、獣人族の3獣士(ケビン命名)が出産することになる。

 兎人族であるジェシカの第1子で長女のジェンナ、猫人族であるミケイラの第1子で長女のマレイラ、狼人族であるウルリカの第1子で長男のウルヴァが誕生した。

 ここでもケビンが不思議に思ったのは、獣人族と人族のハーフはいったいどうなるんだろうという考えの元で赤子を取り上げると、普通の獣人族が生まれたので肩透かしを受けた気分になる。

 これもまたソフィーリア先生の解説によると、獣人族と言えども獣の遺伝子が入った人族なので特に変わりはしないそうだが、人族とずっと交配を続ければ獣の遺伝子が薄くなり見た目が人族の獣人族が生まれてくるとのことだった。

 この場合は見た目は人族でも中身は獣人族の血が流れているので、ただの人族よりかは強い個体になることが多く、人によっては先祖返りで見た目が獣人族になる場合もあるとのこと。

 季節が秋に入った9月、ソフィーリアが出産調整をしているため時期遅れでダークエルフ族のナディアや、前コギャル4人衆(今は学園の教職に就いているため見た目が普通になった)とリリアナが出産することになった。

 ナディアの第1子で長女のヌリア、キキの第1子で長男のコール、オリアナの第1子で長男のオスカー、グレースの第1子で長男のギャリー、アリエルの第1子で長男のアシュトン、リリアナの第1子で長男のリチャードが誕生した。

 ナディアは念願の子供が生まれたことで喜び、キキたちは産休を取っているため学園のお仕事は休んだままだ。

 そのキキたちに至っては、子供たちが大きくなったらギャル男にするべくGソウルブラザーズと命名して育てようと画策していたが、変なことをしなければそれはそれで問題なしとしてケビンは様子見にするのだが、リリアナに至ってはケビンラブのため息子をギャル男にするのはやめると言っていた。

 そしてこの世界にはないがハロウィンのある10月、夢魔族のサキュバスであるオリビアが第1子で長女のオフェリアを出産する。

 ソフィーリア先生曰く、種族的には稀なことではあるがハーフサキュバスという新種族が誕生したことに、オリビアの予想ではインキュバスの種ではないので人族が生まれてくると思っていたらしく、ハーフであろうとサキュバスが生まれてきたことに大変喜んで、この子はサキュバスとして育てていくとオリビアが豪語したのだった。

 そのようなことがあった翌月の11月、盗賊から救い出したイルゼとヒラリーが出産した。

 その時に家族を全て失ったイルゼは涙を流しながら喜んで、ケビンとイルゼの第1子で長男となるイギーを愛おしそうに見つめ、ヒラリーもプリモだけしか家族は残されておらず、ケビンとヒラリーの第1子で長男となるハロルドの誕生を涙して喜んでいた。

 ケビンはそのような2人を見て、赤ちゃんによって心の傷が少しでも早く癒えればと願うのだった。

 ケビンに師匠はいないが恐らく誰かの師匠が走っているだろう12月、束の間の休憩でこの月の出産者はいないとソフィーリアから聞かされ、ケビンは年越しの準備を進めて年を明けることにした。

 そして年が明けて新年を迎えた1月、元前々皇后であるリーチェと盗賊から救い出した姉妹のヒルダとギアナが出産することとなる。

 リーチェの第1子で長男のリンカー、ヒルダの第1子で長女のヘザー、ギアナの第1子で長女のジェマが無事に産声をあげた。

 その日の夜、ベッドの上でようやくソフィーリアから出産ラッシュが終わることを告げられて、ケビンは今まで無事に生まれてきた子供たちへ感謝するのである。

「長かったな……」

「あなたが生まれる月にこだわったからよ。これで1月から12月まで網羅したわ」

「毎月誕生日か……賑やかで良さそうだな」

「そうね。でもまだまだ妊娠していない奥さんがいるんだから、子供たちはもっと増えていくわよ? それに私は2人目も欲しいわ」

 ソフィーリアが流し目で腕に抱きついて身を寄せてくると、ケビンはキスをしてソフィーリアの体を堪能するのだった。

 こうして帝城限定で起きたベビーブームは、ひとまずの終息を迎えて落ち着いていくはず……だと思われる……?

 そして現在、ケビンは大家族となっておりビッグダディを軽々と超えて息子が27人、娘が25人となる。この中には義理となる子供は含まれておらず、義理を含めると娘は35人に増える。

 もはや野球やサッカーチームを作れるほど子供が欲しいという話を超えてしまって、軽く4チームは作れて対戦できてしまうほどの人数と化していた。

 権力があり財力があり無理を通せる力まで持っているケビンは、一般家庭みたいに家計のことを考えて計画的に子作りをしようという配慮はいらず、好きに子作りをして子を産ませてしまうので将来的にはまだ増える予定が大いにある。

 将来は世界へと旅立つ子供たちがこの世界へ与える影響は計り知れないが、この時のケビンはそれよりもソフィーリアの体を堪能することの方が優先であり、これからも欲望に対して忠実に生きていくのであった。
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