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第12章 イグドラ亜人集合国

第387話 甘い香りと涙②R

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 リビングから移動するケビンはナディアと手を繋いで寝室へ赴くと、そこには夫婦間の溝を表しているかのような隔たりが、離れた2台のベッドでわかってしまうのだった。

「こちらです」

 もう1台のベッドへは見向きもしないナディアから誘導されてベッドへ上がると、ケビンはナディアの服を脱がせたあとにブラを外したらポロンと弾力のあるたわわな胸がこぼれ落ちて感嘆としてしまう。

「す……凄い……」

「ふふっ、もうこれはケビンさんだけのものですよ」

 ケビンを誘惑するように胸を両腕で下から持ち上げるナディアを見たケビンは、ナディアを押し倒すと女を磨いた結果だというその自慢の胸へむしゃぶりついた。

「んあっ……あんっ、んんっ……ケビンさん……」

 いくら揉んでも跳ね返されるような弾力を持つたわわな胸に、ケビンは顔を挟むと自らぱふぱふしてその感触に浸ってしまう。

「ヤバい……これ幸せだ……桃源郷はここにあったんだ……」

「んっ……私の胸で幸せになってくれるなんて嬉しいです。どうせなら主人よりも先にケビンさんと会いたかったです」

「今でも会えてるからよくない?」

「私の初めてをあげたかったんです。ぺちゃんこ好きな主人ではなくケビンさんへ……そうしたら今頃幸せだっただろうなぁってちょっと思ってしまっただけですから」

「……わかった。俺も覚悟を決めて本気でナディアを旦那から寝取ることにする」

「嬉しい……」

 ケビンはしれっと無詠唱でナディアの体を生娘に戻すと自分の衣服をそそくさ脱ぎ散らかして、まだ脱がしていなかったナディアのショーツを脱がすのだった。

「ナディア……糸引いてるよ?」

「恥ずかしい……言わないで……」

 ケビンはショーツを脱がし終えると元に戻したことによってピッタリと閉じている縦筋に対して、愚息を上下に擦りつけながらじわじわ慣らしていく。

「んっ……あん……ケビンさん焦らさないで、お願いだから早く入れて欲しいです」

「んーこのくらいなら大丈夫かな」

「大丈夫ですから、生娘じゃないので一気に入れてください。アソコが切ないんです」

「一気に入れるのは無理かな。痛いだろうし」

「え……ケビンさんのってそんなに大きいのですか!?」

「まぁ、それもあるけどね」

 ケビンはそう答えつつ愚息をナディアの中へと挿入していく。

「んん……んぐっ……アソコが押し広げられて……ケビンさんのおちんちん大きい……主人のと全然違う……」

「ちょっと痛いけど我慢してね、できる限り優しくするから」

「は、はい……お気になさらずひと思いに入れてもいいですよ?」

 ケビンはナディアの中を押し進めていくと、再生させた処女膜を突き破るのだった。

「ひぎっ! ……えっ!? い、痛い……ケビンさんの大き過ぎます、アソコが裂けてます」

「もう少しだから我慢してね」

「んぎ……うう……痛い……痛いです……んぐぅ……あ……奥にコツンって……」

「奥まで入ったよ」

「え……奥までって入るんですか? 主人のは半分くらいで止まってたような……それよりもケビンさん、これ、アソコが裂けてます。ズキズキして痛いんです」

「ああ、そりゃあナディアの初めてをもらったからね。裂けてるのはアソコじゃなくて処女膜だよ」

「……はい?」

 ケビンから唐突に告げられた内容に、ナディアはズキズキと痛みを感じながらも混乱してしまう。

 それが見て取れたケビンは、ナディアをゆっくりと抱き起こすと結合部を見せてあげるのだった。

「ね? 破瓜の証があるだろ?」

「え……どうして……」

「俺の魔法でナディアを生娘に戻したんだ。さっき本気で寝取るって言っただろ? だからこれは俺からのプレゼントで、ナディアの初めての相手は俺ってこと。まぁ、残ってる記憶はどうしようもないけど、体は俺のものにした」

「ああっ、ケビンさん……私の初めてをケビンさんへ捧げられたんですね。痛かったのは私が処女に戻ってたからなんですね」

「そういうこと」

「嬉しい、嬉しいです……私、今が人生で1番幸せです」

「あ、それはない」

「へ……?」

 ナディアが思いの丈を口にして感動していたところで、あっさりとケビンから否定されてしまい目が点になってしまった。

「ナディアはこれから妊娠して子供を産むんだ。今以上の幸せが訪れるだろ? それとも子供はいらないか?」

「ぁ……」

 ナディアは今まで欲しかった子供をケビンから産ませてくれると告げられて、幸せがどんどん胸に押し寄せて溢れだしてくるのだった。

 自然とナディアはポロポロと涙を流してしまい、その姿を見たケビンは優しく抱きしめた。

「ッ……ッ……ケビンさん、ケビンさん……」

「これからはいっぱい幸せになってくれよ?」

「うん……なる、私、幸せになる。それでケビンさんも幸せにします」

 それから落ち着いたナディアを再び寝かせたら、ケビンはゆっくりとストロークを開始して愚息を馴染ませながらナディアの中を堪能していく。

「ん……あ……ケビンさん、気持ちいいです……こんなの初めて……主人のと全然違う……」

「そりゃあ、魅力的な奥さんを放ったらかしにするような奴に、俺がテクニックで負けるわけがない」

「あっ……んっ……ケビンさん、な、なんかきます……なんかよくわからないのが……あんっ、んん……」

「それが絶頂だよ。イクときはイクって言うんだよ」

「これが絶頂なんですね。話に聞くばかりでよくわからなかったことを今から体験させてもらえるなんて……」

「好きな時にイッていいからね」

「あっ、んんっ……ケ、ケビンさんは? んっ……あんっ……ケビンさんは出さないのですか?」

「俺はまだかな」

「い、嫌です。初めてはケビンさんと一緒がいい、一緒にイキたいです……待って、動かないで、1人でイキたくない……一緒が、一緒がいいの……」

「もぉー、ナディア可愛すぎだろ。なんでこんな可愛い子を旦那は放っとくかなぁ、意味わかんね」

「うぅぅ……あまり褒めないでください……恥ずかしいです……」

「ナディア、ちょっと強めにいくけど我慢できるか?」

「はい、ケビンさんと一緒ならどんなことでも我慢します」

 ナディアの健気な姿に心打たれたケビンは優しくストロークをするスローセックスから、ナディアと同時に果てるため少し強めのストロークへと切り替えるのだった。

「ひゃんっ、あんっ、はぁ……あっ、んっ、ふぁ……気持ちいいのがいっぱいくる……ケビンさん、気持ちいいよぉ……」

「ああ、俺も気持ちいいよ」

「良かったぁ……ケビンさん、一緒に、一緒にイッてね……私頑張るから、ケビンさんが出すまで待ってるから」

 さっきから甘えモードで尽くそうとしてくるナディアのおかげか、ケビンはその姿にキュンキュンしてしまって射精感がぐんぐんと溜まっていく。

 やがて頑張ってイクのを堪えていたナディアへ、ケビンがそのことを告げるのである。

「くっ、そろそろ……」

「うん、きて……私もイクから……あんっ、あっ、あっ、んっ……」

「出る!」

「イクッ――!」

 ケビンはスローセックスで時間をかけていたせいか、いつもより多くの量をナディアの子宮口目掛けて噴射していくのだった。

「んんっ、ふぁ……かけられてる……ケビンさんにいっぱいかけられてるのがわかります。私幸せです、ケビンさん」

「良かった。ナディアが幸せなら俺も幸せだ」

「あの……ケビンさん」

「ん?」

「良ければその……夜まで一緒にいてくれませんか? ケビンさんがお忙しいのはわかっているので、無理にとは「いいよ」申しませ……え? いいのですか?」

「ああ、別に急ぐような用事もないし」

「良かったぁ……」

 ナディアの要望を聞き入れたケビンがひと息つくと、思い出したかのように腹の虫がなるのであった。

「あ……」

「ふふっ、もうお昼ですね。お食事を作りますね」

「お願いします」

 それからリビングへと移動しようと2人が立ち上がると、ナディアの秘部からケビンの出したものが垂れてしまい、慌ててナディアが手で掬い取るのだった。

「あっ、ケビンさんにいただいたものが……もったいないです。じゅるるる、ごくん、ぺろぺろ……んふ、濃ゆくて苦いですね」

「あ……飲んじゃった」

「え……飲んだらダメなやつなんですか? アソコに入れるくらいだから飲んでも平気だろうと思っていたのですが……」

「いや……エロいなって見てただけだし、旦那さんのも飲んだりしてたんじゃないの?」

「あんなやつのは飲んだことありませんよ。出すだけ出したらさっさと寝てしまうようなやつですよ! ケビンさんの時と違って全然気持ちよくなれないし、後始末は大変だし、考えるだけでもおぞましい」

「あぁぁ、そりゃ最低な男のパターンだ」

「でもケビンさんのは別です。そのまま捨てるのはもったいないと感じて、初めて口の中へ入れて飲んじゃいました。癖になりそうな味でしたよ」

 それから会話をしながら2人は来た時と同じように、手を繋いでダイニングへと移動したのであった。

 そしてやってきたダイニングテーブルのイスに座っているケビンは、後ろ姿のナディアをずっと見つめていた。

 それは何故か? そう、今キッチンではナディアが裸エプロンで調理をしていたからだ。

 2人は裸のままダイニングへやってきたので、必然とナディアは裸の上からエプロンを装着することになる。

 そして誘惑しているかのようにフリフリとおしりを振りながら、調理作業に勤しんでいるのだ。

 それを見させられているケビンが我慢できるはずもなく(小指の先ほどくらいは我慢した)足音を忍ばせてナディアの背後に立つと、エプロンの端から手を突っ込んでたわわな胸を鷲掴みするのだった。

「きゃっ」

 ケビンの指が呑み込まれてむにゅむにゅと形を変えるその胸の感触に、ケビンの情欲はどんどん高まっていく。

「ケ、ケビンさん……あんっ……お料理が……」

「こんなエロい格好して、誘ってたんだろ?」

「んっ……ち、違います。お料理をする時はいつもエプロンをつけていますので」

 ケビンはエプロンの端を胸の谷間に寄せると、ナディアのたわわな胸を晒し出すのだった。

「もう乳首が勃起してるじゃないか。襲われるのを待ってたんじゃないのか?」

「あっ、んん、はぁ……ケビンさんがおっぱい触るから……んっ、あんっ、ダメぇ……」

「本当にそうなのか?」

 ケビンは片手を下へと伸ばしていくと、ナディアの割れ目をなぞってくちゅくちゅといやらしい音をたてていく。

「ひゃんっ……そ、そこは……んんっ……」

「そこってどこ? こんなにぐちょぐちょにして、そこじゃわからないなぁ?」

「……お……おまんこです……」

「おまんこがどうして触る前からこんなにぐちょぐちょなのかな?」

「それは……んあっ、あんっ、んっ……」

「言ってごらん」

「うぅぅ……んっ……ケビンさんに……お、襲われるのを期待してました……雑誌の男を誘惑するエッチな姿特集で見かけたことがあったから、あんっ、恥ずかしかったけどケビンさんのためならって、もしかしたら襲ってくれるかもって期待してたのぉ、あっ、あっ、イクッ――!」

 ケビンからの指攻めで絶頂したナディアが軽く痙攣していると、ケビンはいきり立つ愚息をナディアの股に挟んでスライドさせては卑猥な音を奏でていく。

「ん……あ……ケビンさん、焦らさないでぇ……」

「いやね、ナディアがエッチな雑誌を読むような子ってわかったから、是非ともオネダリをして欲しいなぁって考えていたんだよね」

「あぁん……ケビンさんのいけずぅ……」

「ほらほら、言ってみて」

「もう……こんなこと言うのはケビンさんにだけなんですからね。主人にも言ったことがないんだから喜んでくれないと怒りますよ?」

「俺は喜ぶ準備万端だよ~」

「ふふっ、それでは……ケビンさぁん、人妻まんこが寂しくて切ないのぉ、さっきからおちんぽ食べたいってヒクヒクしてるよぉ。早く食べさせてぇ、不倫まんこにいっぱいミルクをピュッピュしてたくさん飲ませてぇ」

「ナディア!」

 ケビンは愚息を奥まで突き入れたら、そのままストロークを開始してナディアへ快感を与えていった。

「んはぁぁぁぁっ! 入ってきたぁ……」

「中がキツキツで締め付けてくる」

「あんっ、はぁ、んっ……広がっちゃう、おまんこがケビンさんの形を覚えちゃうの」

「別にいいだろ?」

「んんっ、覚えさせてぇ、ケビンさん専用おまんこにしてぇ」

 ナディアの言葉でケビンのストロークも激しさをましていき、それと連動するかのように暴れ回る胸を鷲掴みにすると激しく揉みしだいていく。

「ああっ、おっぱいもなんて……ダメぇ、いっちゃう、いっちゃうのぉ……あっ、あんっ、んっ……イク、イク……イクッ――!」

 ナディアが果てると同時にケビンも中へと大量に注ぎ込んで、2人はそのまま余韻に浸るのだった。

 それから食事を終えた2人はところ構わず、ソファや寝室、風呂の中などで肌を重ね合わせていく。

 やがてケビンが帰る頃になると、名残惜しそうにナディアが見送りをするのだった。

「また会いに来てくれますか?」

「寝取るって言ったろ? 明日様子を見に来るから旦那とは話を済ませておくんだぞ?」

「――ッ! はい!」

 そしてケビンは挨拶を済ませてナディアと別れたら、帝城へと帰るのであった。
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