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第12章 イグドラ亜人集合国

第305話 わからないからこそ、喜びも一入R

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 翌日、ケビンは朝日が差し込むのを見て、思いのほか2人の体に夢中になっていたことを知る。

 最後の滾りをクリスの中へ出し尽くすと、それに合わせるかのようにクリスも達してしまう。

「んっはぁぁ……んんっ……ケビン君のが奥でどくどく出てるよ。これで赤ちゃんできたかな?」

「どうだろうな? 自然に任せるしかない」

 ケビンが抜き取ると入りきれないものがごぽりと溢れ出てくる。

「あぁ……もったいないよぉ……」

 クリスは自分の手で溢れ出てくるのを抑えようと下腹部に力を入れるが、視界に入ったケビンの愚息を見てお掃除を始める。

「クリス、また反応するぞ?」

「ほひたらほのままおくひにひゃして」

 結局反応してしまってクリスの口へそのまま出すと、クリスはごくごくと飲み干していき、飲み終わったらまたお掃除を始めるのだった。

 そのような中で、ティナがのそりのそりとクリスの背後へ行って、溢れだしているものへ舌を這わせて舐めとっていく。

「ひゃんっ!」

 いきなり襲いかかる舌の感触にクリスは驚いて四つん這いのまま振り返ると、溢れだしているものを飲み込んでいくティナの姿があった。

「ティナ、それは私のだよ」

「貴女にもあげるわよ」

 ティナがクリスをひっくり返して反対向きに跨ると、クリスの目の前にティナの秘部が晒されて、とろりとドロドロしたものが溢れ出していた。

「もう……ワガママだね。せっかくケビン君のお掃除をしていたのに」

 ティナの行動からわかるように朝まで3人で激しく絡み合った結果、ティナは女同士ですることに目覚めてしまったのだった。クリスが特に抵抗もせずティナからの絡みを受け入れていたことも起因している。

 ケビンは何回も2人でしている光景を見せつけられて、その度に欲情しては混ざりにいっていた。

 そして今回も目の前でフリフリしているティナのお尻を見て、せっかく落ち着いてきた愚息が臨戦態勢を整えるのだった。

「あんっ、クリスもっとして……舌でぐちょぐちょにして……んんっ……」

「んっ、ティナ私にもして……あんっ、んんっ……」

 2人の濡れ場にケビンが我慢できずティナの腰を掴むと、潤滑剤をつけるかの如く秘部へ愚息を擦り始めて、クリスは目の前で動いている愚息に舌を這わせて舐めるのである。

「ケビン君きて。またいっぱい注いでぇ」

 ケビンがティナへ応えるかのように愚息をあてがうが、ティナの予想に反して思いもよらぬ場所へ突き立てた。

「ぇ……そこちが――」

 ティナの言葉を待たずして突き入れたのは、前ではなく後ろの穴であった。

「んああぁぁっ!」

「くっ、締まる……」

「うわぁ……」

 ティナが嬌声をあげてケビンが締まり具合に堪えていると、目の前の光景を見ているクリスは驚いていた。

「ケ、ビン君……そこ……違う……」

「意外と入るもんだね。ティナに指を入れられたけど、ケビン君のだとどんな感じなんだろう?」

 クリスが観察しながら感想をこぼしていると、ケビンはティナの腰をしっかり掴んでストロークを始める。

「んあっ、ケ、ビンく……んんっ……ダメっ、あっ、あっ……」

「ティナ感じてるんだね? ここからどんどん垂れてきてるよ」

 クリスはティナの秘部から垂れてくる愛液を舐め取りながら、更に快感を与えていく。

「ク、リス……待って……んあっ、あんっ、あんっ……」

 ティナの言葉を聞いてもクリスは待たず、溢れ出る愛液をどんどん舐めとってティナを絶頂へ導いていった。

「あっ、あっ……イク、イク、ああぁぁっ――!」

 ガクンと姿勢を崩したティナがクリスの秘部へ顔を埋めることになり、ティナは目の前にあるものをごく自然にチロチロと舐め始めるのであった。

「んっ、ティナ不意打ち……あんっ、あっ、あっ……」

 ティナの無意識の行動にてクリスが喘ぎ始めるが、ケビンは未だ達しておらずティナへ腰を打ちつけていた。

「んんっ、あっ、あっ、気持ちいいよぉ……ケビンくぅん……」

「どこが気持ちいいの?」

「んんっ、おしりぃ……おちんぽ……んっ……ズポズポされて気持ちいいのぉ……」

「ティナは変態だね」

「あんっ、変態でもいいのぉ……もっとおしりズポズポしてぇ……ケビンくんのおちんぽでイカせてぇ……あっ、あっ、んっ……いっぱい注ぎこんでぇ……」

 ティナの要望に応えるためにケビンがより激しくストロークをして、ティナが激しく喘いでいる中、クリスも一緒にイカせようと試みてティナが蕾を摘み上げると、3人同時に果てるのであった。

「あっ、あっ……イグ、イグッ、あ"あ"ぁぁっ――!」
「ひっ、ティナ強いっ……あ"っ、あ"っ、あ"あ"ぁぁっ――!」

 激しく痙攣をするティナとクリスが肩で呼吸を繰り返していると、ケビンが移動して今度はクリスの後ろの穴へ挿入して、そのままストロークを開始した。

「んあ"っ!」

「こっちもきつい……」

「あ"っ、あ"っ、んっ……ひぐぅ、あ"、あ"っ……」

「クリスどう? 気になってたんだろ?」

「んんっ……きもひいいよぉ……あっ、あっ、あんっ……」

 ケビンが激しく打ちつけていると、落ち着いてきたティナが何も入っていない前の穴へ指を突っ込んでズポズポと出し入れを始める。

「ティナっ、んんっ……ひゃっ、はっ、はっ、んっ……いっちゃう、いっちゃうからぁ……んんっ、あっ、あっ、イク――!」

 クリスが達している最中であってもケビンは休まずに腰を打ちつけて、クリスは押し寄せる快感によがり狂い始めるのだった。

「んあ"っ、らめぇ、イッてる、イッてるからぁ……あんっ、あんっ、らめなのぉ……くるっ、くるっ、んあ"あ"ぁ"ぁ"っ――!」

 ガクンガクンと激しく痙攣をするクリスへ、ケビンも滾る想いを吐き出していく。

「で……でてりゅぅ……」

 ケビンもようやく満足がいったのか、大の字になってベッドへ倒れ込むと、魔法を使って痕跡を綺麗にするのだった。

 そして朝から激しく燃え上がっていた3人は、当然朝食へ遅れることとなったのだが自業自得と言える。

 しばらく余韻に浸った3人は、ケビンが着替えを転移させたのでティナとクリスはそのままケビンの部屋で着替え始める。

 そしてふらふらとした足取りで歩き始めていた2人を見て、ケビンが回復魔法をかけようとするが、今の感覚に浸っていたいという要望で回復はせずにそのまま朝食を食べに行く。

 3人が食堂へついた時には他の者たちは既に終わっており、食後のティータイムとなっていた。

 嫁たちはティナとクリスの姿を見て話を聞きたがっていたが、食事中は食事優先というケビンが過去に決めた取り決めによって、逸る気持ちを抑えながら『早く食べ終われ』と、話を聞きたがっている周りの女性たちと思考が一致するのだった。

 その後、食事を終えたケビンは、ドワンの元へ装備品を受け取りに行ってくる旨を伝えて転移で出かけてしまい、ティナとクリスは嫁たちに脇を固められて憩いの広場へと連行されていく。

 そして憩いの広場では昨日の営みについて、女性たちから質問攻めにあうティナとクリスであった。

「――で、昨日からさっきまでずっとしていたのよ」

 ケビンの朝までHは嫁たちや奴隷たちの知るところではあるが、後から嫁になったシーラとアビゲイルやメイドたちは知らなかったので、ケビンの無尽蔵の体力と精力に戦慄するのである。

「ねぇ、ソフィさん」

「なぁに、ティナ」

「ソフィさんの力で妊娠したかどうかってわかるの?」

「わかるわよ」

「じゃ――」

「それで本当に知りたいの?」

 ティナが言うよりも早くソフィーリアが言葉を返すと、何故問われるのかティナはわからずに困惑してしまう。

「え……?」

「もし妊娠していなかったらどうする? 仮に妊娠していても簡単にわかったらつまらないわよ? 何となく体調が悪くなって『もしかしたら……』って感覚が体験できるから、できた時に喜びも一入なのよ?」

「……」

「こういうのは経験者が周りにいるのだし、聞いてみればいいのよ。どうだった、貴女たちは?」

 ソフィーリアが子供を産んだことのある奴隷たちへ視線を向けると、その者たちは当時の想いを口々にしていく。

「私は元旦那との子供だったので、当時で言えば最高の喜びでした。今となっては子供は愛していますが、信じていた旦那に奴隷として売られたのでその時の気持ちはもうありません」

「私は奴隷として犯され続けてできた子供だったので、当時は最悪の気分でした。でも、子供を産んだ時にはその子に罪はないと思い愛情を注いだのですが、結果は奴隷の子は奴隷ですから玩具にされた挙句、命を落としてしまいました」

 その後も奴隷たちの体験談を聞いていき、夫婦として授かった子供なら喜びを感じ、犯された上で授かった子供なら最悪の気分を抱くという結果に終わった。

 結論として奴隷になったあとに生まれた子供は、大半が玩具にされて命を落としていったということがわかり、何とも言えない空気が漂ってしまう。

「でも、ご主人様が仇を取ってくれたので今はとても幸せです」

「子供の行方がわからず既に命を落としていた時も、ご主人様は私よりも心を傷めておいででした」

「ご主人様との間に授かる御子であれば、私は迷わずその時が来るまで結果を知らずにいたいと思います」

 そして、経験者たちからの言葉でティナも結果を早く知るのではなく、自然の流れに身を任せようと思うのであった。

 それからしばらくして、ケビンがドワンの元から戻ってくるとそれぞれに装備品を渡していった。

 新しい装備品に3人は喜ぶが、ニコルに至ってはやめればいいのにプリシラの前でドヤ顔をしながら見せびらかしているのである。

 当然のことながら有頂天のニコルだけが気づかず、他の者たちはプリシラのこめかみがピクピクとしているのを確認していた。

「それじゃあ数日後には旅に出るから、それまで各自で旅の準備を進めておいてくれ」

「ねぇケビン、野営とかはどうするの? テントとか買わなきゃいけないのよね?」

「うーん……」

「さすがにこの人数が入れるテントなんて売ってないわよ?」

「……作るか」

「テントを?」

「携帯用の家」

 ケビンの言葉にソフィーリア以外の者が絶句する。テントを作るのかと予想をしてみれば、出てきた答えは家である。スケールの違うケビンの考えに周りの者は唖然とするのだった。

「ふふっ、あの家を作るの?」

「いや、あれとは中身が違うものだよ」

「ケビン様、あれとは何ですか?」

「私、気になります!」

「俺とソフィの家だよ」

 またまたソフィーリア以外が言葉を失うと、ティナがすかさず羨ましがるのである。

「2人だけの家だなんてずるい!」

「いや、天界だからね? 神様の住んでいる場所だよ? そんな所にティナは行きたいの?」

「うっ……」

 神の住まう場所と言われてしまったティナは、そのような畏れ多い所へ行くだなんてできないので言葉に詰まるのであった。

 かくしてケビンプロデュースによる、携帯ハウスの製作がここに決まるのである。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 家造りの構想を練っていたケビンは、夕食と風呂を済ませたあと自室にてのんびり過ごしていた。

 そのような中、今日のお相手であるニーナとシーラが部屋までやってくる。

「恥ずかしい……」

「頑張ろ、シーラ」

 2人はしっかりと手を繋いでおり、恥ずかしがるシーラを連れてくるためにニーナが率先して手を繋いだようであった。

 ニーナから見ればシーラは年下になるので、お姉ちゃん風を吹かせてリードしているのだろう。

 そして恥ずかしがるシーラの服をニーナが脱がしていき、先にケビンへと預けるとニーナも服を脱いで一糸まとわぬ姿となる。

「ケビン君、先にご奉仕していい? ティナから昨日のことを聞いたの」

「ん? 別に構わないけど……」

「じゃあ、そうするね」

 すると、ニーナがシーラを誘導しながら一緒にケビンの服を脱がせていく。

 シーラは視線を泳がせながら頑張って何とか服を脱がせることに成功するが、最後の1枚を脱がせるとビクンビクンと脈打つ愚息が顕となり、一気に顔を紅潮させるのだった。

「うぅ……」

「シーラが凄い恥ずかしがってるな」

「うーん……どうしようか?」

「そうだなぁ……」

 ケビンとニーナが頭を悩ませていると、先に閃いたケビンが2人へ思いついたことを告げる。

「姉弟ごっこをしよう」

「姉弟ごっこ?」

「前にシーラが弟としてなら、恥ずかしくなくて平気って言ってたから」

「ああ……確かに言ってたね」

「だから3人姉弟ということにして、1番上がニーナで2番目がシーラ、最後が俺っていうことにしよう」

「私が1番上のお姉ちゃんね。シーラは2番目のお姉ちゃんだよ」

「ぇ……」

 いきなり始まる姉弟ごっこ遊びで、シーラは目が点となって状況に追いつけずにいたが、1番上のお姉ちゃん役であるニーナがシーラを先導する。

「ほら、シーラ。可愛い私たちの弟にご奉仕するよ」

「え……え……」

「それじゃあ、弟役のケビン君は立っててね」

 ニーナに言われたケビンが素直に立つと、シーラの手を引いたニーナがケビンの前へと来て膝立ちになる。

「シーラ、2人で頑張ってケビン君を気持ちよくさせるよ」

「う、うん?」

 今ひとつ状況についていけないシーラは、困惑しながらもニーナの説明を受けてその内容に驚くのである。

「え……舐めた上に咥えるの?」

「そうだよ?」

 さも当たり前と言わんばかりのニーナの表情に、シーラは腑に落ちない気分になるのだが、ここでケビンがシーラではなくニーナへ助け船を出すのだった。

「姉さん、俺のこと嫌い?」

「そ、そんなわけないじゃない! ケビンは私の自慢の弟なのよ、大好きに決まってるじゃない!」

「お姉ちゃんもケビン君のこと大好きよ」

「俺も2人のことが大好き」

「シーラ、大好きなら弟を待たせちゃダメだよ」

「わかってるわよ!」

 経験のないシーラはおずおずとケビンの愚息に手を添えて舌を這わせていくと、反対側からはニーナも舌を這わせてくる。

 シーラがニーナの舌と触れ合うたびにピクッと反応して、舌を引っ込めてしまうが何回も続いていれば慣れてしまったのか、引っ込めることはなくなっていた。

 ニーナがシーラへ手ほどきするかのように、愚息を舐めては下に進んでいき袋を舐め始めて、それを見たシーラも同じように行動するのである。

 やがてニーナが愚息を咥えてジュボジュボと音を立てながらご奉仕すると、手持ち無沙汰なシーラへ愚息を譲り、譲られたシーラは見よう見まねでジュボジュボとご奉仕する。

 その間にニーナはケビンの袋へと舌を這わせ舐めたり、口に含んで転がしたりしながらケビンを絶頂へ導いていく。

 そして滾る想いが迸りそうになると、ケビンはシーラの頭を掴んで口の中をドロドロとしたもので満たしていくのだった。

「んー! んー!」
「シーラ、吐き出しちゃダメよ。終わるまで我慢して」

 ケビンが出し終わってシーラを解放すると、シーラはこれをどうすればいいのかわからず、口に溜めたままニーナへ視線を向ける。

「お口を開けてお姉ちゃんに見せて」

「んあ……」

 素直に口を開けてニーナへ見せるシーラの口の中は、真っ白なものが溜まっており、それを確認したニーナがシーラの唇を奪う。

「お姉ちゃんにも味あわせてね」

「っ!?」

「はむ……くちゅ、じゅるる……」
「んー……くちゅ、くちゅ……」

「ぷはぁ……ごちそうさま」

「はぁはぁ……ニーナ……」

「シーラ、ちゃんとお姉ちゃんって呼ばないとダメだよ?」

「うっ……ニーナお、お姉ちゃん……」

「で、どうしたの?」

「いきなりキスするなんて……」

「シーラはお姉ちゃんとキスするの嫌だった?」

「……嫌……じゃない」

「ふふっ、お姉ちゃん嬉しい」

 そう言って再びシーラの唇を奪ったニーナは、くちゅくちゅと舌を絡ませながら情熱的なキスを続けるのだった。

「じゃあ次のご奉仕だよ」

「ニーナお姉ちゃん、次は何するの?」

 シーラはもう抵抗がなくなってしまったのか、役になりきりニーナのことを普通にお姉ちゃんと呼んでしまっていた。

「次はこれを使って2人で挟んであげるの」

「どうするの?」

 ニーナがシーラへレクチャーしながら、ケビンの愚息を2人の胸でサンドイッチにすると、上下に揺らしながら圧迫し始める。

 お互いに擦れ合う胸の先端が気持ちいいのか、意識的に当たるように胸を動かして自分たちも快楽を得ていたのだった。

 愚息の滑りが悪くなってニーナが唾液を溜めて垂らしたりしていると、それを見たシーラも同じように唾液を溜めて垂らしたら、ぬちゃぬちゃと卑猥な音が室内に響きわたるのである。

 やがてケビンが絶頂しそうになると、ニーナがそれに気づいて声をかける。

「このままお姉ちゃんたちに出していいからね」

 ニーナが言うや否やケビンが絶頂を迎えて、2人の胸へそのままぶちまけるのであった。

「いっぱい出たね」
「いっぱいかけられた」

 ニーナがシーラの体に飛び散ったものを舌で舐めとっていくと、シーラがそれに反応してしまい声がもれる。

「ひゃんっ、んっ……ニーナお、お姉ちゃん……あんっ……」

「ちゅるっ、ぺろぺろ……シーラのここ固くなってるよ? ちゅうぅぅ……ちゅぱ、ちゅぱ」

「ニーナお姉ちゃんっ……あっ、やっ、あんっ……」

「シーラもお姉ちゃんのを舐めとってくれる?」

 シーラは言われた通りに先程自分がされたみたく、ニーナの胸に飛び散っているものを舌で舐めとっていく。

「んっ……シーラ上手だよ……あんっ……」

「ちゅうちゅう……ニーナお姉ちゃんのここ、コリコリしてる……ちゅう、ぺろぺろ……」

 2人が盛り上がっている中、ケビンは待ちぼうけを食らっていたがこれはこれで中々にいいものだと、今回のごっこ遊びは今後も続けていこうと心に決めるのであった。

「お姉ちゃん?」

 待ちきれず声をかけたケビンにニーナが微笑みを返す。

「ごめんね、ケビン君。妹が可愛くてつい甘やかしてたの」

 そう言うニーナの手は、自身の胸を舐め続けているシーラの頭を撫でていた。

「ほら、シーラ。弟が寂しがっているよ」

 ニーナの胸から顔を離したシーラが既に座っているケビンにしなだれ掛かると、口づけをしながらケビンの愚息を優しく手で包み込みストロークをする。

「ちゅ……ん……くちゅ……」

 やがて唇を離したシーラがケビンに伝えた。

「待たせてごめんね、お姉ちゃんが気持ちよくしてあげる」

 シーラがケビンに跨り愚息に手を添えて腰を下ろすと、ケビンの愚息はシーラの中へと呑み込まれていった。

「はぁん……入った……お姉ちゃんの中は気持ちいい?」

「気持ちいいよ、姉さん」

「嬉しい……お姉ちゃん頑張るからね」

 ケビンの肩に両手を乗せて安定を図ったシーラが、ケビンの上で上下に腰を動かし始めた。

「んっ、あんっ……ケビン、ケビン……」

 ケビンは揺れるシーラの胸を掴んで、揉みながら口の中で味わい始める。

「んんっ、ああんっ……お姉ちゃんのおっぱい美味しい?」

「ああ、美味しいよ姉さん」

 2人が盛り上がり始めると、今度はニーナが手持ち無沙汰となってしまい、ゆっくりケビンへ近づくとキスをしてお願いするのだった。

「お姉ちゃんも気持ちよくして?」

 ニーナは膝立ちになって脚を開くと、ケビンが触りやすいようにして愛撫を待つのである。

 ケビンがシーラの胸から片手を離してニーナの秘部に触れると、くちゅくちゅと指でニーナの中を弄りながら胸を吸い始めたら、ニーナは離さないとばかりにケビンの頭を抱えるのだった。

「あんっ……そんなに吸ってもおっぱい出ないよぉ……んっ、あっ、あんっ……」

 そのような中で、ストロークを続けるシーラが早くも絶頂してしまい動きが止まると、ニーナに伝えて2人とも寝てもらい、ケビンがシーラへのストロークを開始して隣で寝ているニーナへは再び指で快楽を与えていく。

「んあっ、ケビン、ケビン……あんっ、あっ、あっ、んっ……」
「あんっ、あっ、あっ……ケビン君、ケビン君……あんっ……」

 シーラが達しそうなのを感じ取ったケビンはストロークを激しくして、同時にニーナへの攻めもそれに合わせて激しくする。

「あんっ、あんっ、ケビン、イキそう……お姉ちゃんいっちゃう……んっ、あっ、あっ……くる、くるっ、んんっ――!」
「あっ、あっ、ケビン君、お姉ちゃんもイク……あんっ、あんっ、んんっ……もうイク……イク、イク、ああっ――!」

 2人が絶頂するのと合わせてケビンもシーラの中へドクドクと吐き出すと、最後まで搾り取ろうとシーラの内壁がキュッキュッと締まるのであった。

 そして、ケビンがシーラから愚息を抜き出すと、そのままニーナの中へと突き入れた。

「ああぁぁっ!」

 今度は逆とばかりにニーナへのストロークを開始して、シーラへは指を中に入れてグチュグチュと弄り始める。

 休む間もなく快楽を与えられる2人は、ケビンが達するまで何度も絶頂を繰り返していき、ようやくケビンも絶頂の波が押し寄せてくるのだった。

「らめぇ……ケビン、お姉ちゃんイッてるのぉ……らめなのぉ……」
「ケビンくぅん、お姉ちゃんイクの止まらないよぉ……らめだよぉ……」

「もう少しだから」

「また、またくるのぉ……あっ、あっ、くるっ――! らめ、らめ、んっ……またくる、くるっ、んあっ、ああぁぁっ――!」
「あんっ、イク、イクッ――! はぁはぁ……あっ、あっ、イッてるのにぃ……んんっ……きちゃう、あっ、あっ、イクゥゥッ――!」

 2人が達するのと同時にケビンもニーナの最奥へ突き入れたら、ドロドロとしたものを大量に吐き出していくのであった。

 しばらく3人で余韻に浸っていると、落ち着いてきたニーナがケビンへ声をかける。

「ケビン君、今日のは激しかったね」

「ごめんね、姉弟ごっこが思いのほか萌えて激しくなった」

「ケビン……お姉ちゃん壊れるかと思ったわよ」

「姉さんが魅力的過ぎるんだよ」

「もう……」

「まだするよね?」

「2人が大丈夫ならまだしたい」

「お姉ちゃんはケビン君が満足するまで付き合うよ。シーラはどうするの?」

「ニーナが「お姉ちゃん」うっ……ニーナお姉ちゃんが付き合うなら、お姉ちゃんもケビンが満足するまで付き合う」

 ニーナはシーラからお姉ちゃんと呼ばれるのにハマったのか、普段呼びに戻ったシーラに指摘してお姉ちゃんと言い直させるのである。

 こうして姉弟ごっこはその後も続き、回復魔法を使って何回もケビンと肌を重ね合わせている内に朝を迎えることとなって、徹夜で快楽を貪ってしまった3人なのであった。
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