163 / 661
第6章 これからの活動に向けて
第159話 国王の試練
しおりを挟む
昼食を食べて少ししたら、みんなで王城へと向かった。ここへ来るのはお披露目会以来だが、相変わらずの大きさだった。
こんなに大きかったら、きっと部屋数も多いのだろう。無駄に部屋とかが余っていそうである。
城門前へ着くと、アレスが騎士から話しかけられていたが、もう1人の騎士が馬車の家紋を見て、慌ただしく城内へ入っていくと、大した時間もかけずに戻ってきたので、そのまま城門を通されて敷地内へと馬車が進み、使用人の待ち構える玄関前で止まった。
馬車から降りて通された先は、謁見の間だった。ここまで大きく作る必要があるのか、疑問に思うほどの豪華な扉だ。
「カロトバウン男爵家、サラ夫人ご入場」
荘厳な扉が開くとサラを筆頭に、ケビン、ティナたちと後に続いた。玉座に座っているのは、この国の王であるライル陛下だ。その隣にマリアンヌ王妃も座っていた。
そこに至るまでは、王国騎士が整列しており、如何にもな感じで雰囲気を醸し出している。
視線を前に向けると、国王の前にイスが一脚置いてあるが、事情を知らないティナたちからしたら、不思議な光景に思えてならない。
いつもの流れでいくなら、そこにはサラが座るはずだったが、今回は座らずに立ったままである。
ケビンとティナたちはサラの背後で跪き、頭を垂れていた。
「よくぞ参った、サラ殿。どうぞ掛けてくれ」
(後ろの者たちは、お付きの護衛か? 見た目は冒険者っぽいのぉ。サラ夫人に、護衛は必要ないと思うのじゃが……)
その言葉でティナたちは、何故この場にイスがあったのか理解はしたが、その待遇には、理解が及ばずヒソヒソと話をしてしまう。
(何でイスに座れるの?)
(意味不明)
(サラ様って、跪いてないけど大丈夫なの? 怒られたりしない?)
(陛下が怒ってるようには見えない)
ティナたちは、サラの強さは知っているが、王族、貴族間で暗黙の約束事とされている、禁忌については知らなかった。
(ねぇ、ケビン君は何か知ってる?)
(多分、母さんが怖いからだと思うよ。詳しくは知らないけど)
(王族が元冒険者を怖がってるの!?)
(規格外な強さだからね。仕方ないんじゃない?)
(仕方ないで済ませていいような問題じゃないと思うよ)
(サラ様凄い……)
ヒソヒソ話に花を咲かせていると、サラがおもむろに口を開いた。
「ケビンたちのイスはないのかしら?」
その言葉に、周りの空気が凍りついた。
(ちょ、ちょっと待て……ケビンとは、確かサラ夫人の息子じゃなかったか? も、もしや、後ろで跪いてるのは、サラ夫人の息子か!? お付きの護衛とかじゃなかったのか!? 門番は、サラ夫人が来たとしか報告せんかったぞ? どうなっとるんじゃ!?)
国王は額からダラダラと冷や汗を流しつつ、状況の把握に努めていたが、サラは構わず言葉を続けた。
「困ったわねぇ。イスは一脚しかないみたいだし、みんな座れない以上、みんなに合わせて跪くしかないかしら?」
「ま、待つのじゃ! おいっ! お前たちイスを早く用意するのだ!」
国王からの命令で慌ただしく騎士たちが動き出し、瞬く間にイスが三脚用意された。
「よかったわ。これでケビンたちも座れるわね。さぁ、座りましょう」
サラがイスに座るとケビンたちにも座るように促すが、ケビンは座る前に国王へ奏上した。
「恐れながら陛下、私どももイスに座った方がよろしいのでしょうか?」
「構わぬ。サラ殿の身内ゆえ」
(座ってくれないと儂が困るんじゃあ! サラ殿から受けるプレッシャーで、胃に穴が空くのだぞ? どんな拷問なんじゃ!)
「では、失礼して」
国王からの許可が出たことで、ケビンはイスに座ったが、ティナたちは、一向に動こうとはしなかった。
(ちょ!? ケビン君、普通に座っちゃったよ! どうするの!?)
(私たちが座ったら打首確定)
(まだケビン君と結婚もしてないのに、打首とか嫌よ!)
(サラ様とケビン君だから許されること。一般人の私たちは試されている可能性がある)
(こんなことで試さなくてもいいじゃない!)
そんな、ニーナの勘違いから始まるやり取りを2人がしていると、ケビンが声をかけてきた。
「ティナさんたちも座るといいよ」
「打首は嫌よ!」
「打首?」
「私たちがそこに座ったら打首よ! 試されてるのよ!」
ティナたちの被害妄想が入った常識的な言葉に、サラが再び口を開いた。
「あら? ティナさんたちは試されているのかしら? イスに座ると打首なのね?」
またもやサラの発した言葉に、先ほど以上に場が凍りついた。それにいち早く答えたのは、冷や汗やら脂汗やらで焦っている国王であった。
「そ、そんなことはないぞ! 断じてない!! 座りにくいと言うのであれば、あえて国王として命令する。そなたらもそこのイスに座るのじゃ! 可及的速やかに座るのじゃ!!」
(やめてくれぇー! ありもしない試されているだの打首になるだのとか、サラ殿の前で言うのではない! 儂の健康の為にも早く座ってくれぇ!)
「ほら、陛下もああ仰っているんだ、2人も早く座るといいよ。話が全く進まなくなるから。まぁ、話すらまだ始まってもいないけど……」
ケビンの言葉に、いそいそと2人はイスに座った。
「生きた心地がしない……」
「明日あたり死ぬかも……」
「そんなことないさ。これも1つの経験だよ」
「こんな経験は嫌よ。国王との謁見中にイスに座るのよ!? 確実に歴史に名を残す所業だわ」
「後世に名を残す愚行」
「そんな時は逆転の発想をすればいい。後世に自慢できると。国王への謁見で、イスに座るだなんて中々経験できないから」
「ケビン君は図太いから平気なのよ」
「小市民には苦痛」
「ティナさんの方が図太いと思うよ? うちにいても平気で、朝起きてこないから」
「ぐっ……」
ケビンに痛いところをつつかれて、ティナの反論はここで終了した。
「もう良いかの? サラ殿よ、今日は何用で参ったのじゃ?」
ケビンたちの話が途切れたところで、国王はサラに尋ねた。
「今日は、交易都市で起こったことの報告ですわ」
「あぁ、あの愚行を犯した愚か者か……」
「そうですわ。その愚か者がギルドマスターになる承認を、陛下がしていたことも存じてましてよ?」
「――ッ!」
(あぁぁぁぁっ! 忘れてたぁ! そうじゃ、マリアンヌが何とかしてくれるって言ってたやつじゃあ! い、今じゃ、マリアンヌ、何とかしてくれぇ!)
そんなことを思いつつ、国王は王妃へ視線を向けてみる。
「……?」
そんな国王の願いも虚しく、マリアンヌ王妃は首を傾げて、隣でいつもの様にニコニコとしているだけだった。
(マ、マリアンヌゥーッ!)
王妃は以前に受け取っていた手紙で、国王には手出しをしないことがわかっているが、そのことを知らされていない国王からしてみれば、今の状況は気が気ではない。
「母上、陛下は了解しただけであって、推薦して決めたわけではないから、そのような物言いは控えるべきだと思いますよ?」
「ケビンが言うなら仕方ないわね」
(おおっ! 神は……神はここにおったのかっ!)
「それと、各支部のギルドマスターにも何かすることも控えてほしい。ギルドが潰れると業務が滞るし、クエストが受けれなくなってしまう」
「そこまでは私もしないわ。ケビンからおもちゃを取り上げるような真似は、したくないですから」
「それなら安心だ」
サラは、それから交易都市での顛末を話し始めた。中身は大体報告で上がってきた内容と一致しており、情報の齟齬がないかを確認するだけでよかった。
「大体のことは把握した。今回は交易都市の報告だけかの?」
「いえ、ケビンが魔導学院を目指すらしいので、王妃様からの推薦状を頂きたく思いまして」
「魔導学院とな? 王都の学院へは戻らぬのか?」
「初等部のレベルが低いので、ケビンが暇を持て余してしまうんですの。本人は魔法の専門的な知識を学ぶために、王都の学院ではなく魔導学院で励むそうですわ」
「ならば儂が一筆認めよう。今回の件の迷惑料だと思ってくれ。王妃よりも国王の方が効果はあるだろうからな。あの国とは親善試合で友好を結んでおるから、無碍にはせんじゃろう」
「感謝致しますわ」
「他には何かあるかの?」
「王妃様さえよろしければ、お時間を頂こうかと」
「マリアンヌ、どうじゃ?」
「是非、そうしたいですわね」
「ならば後のことはマリアンヌに任せる。これにて謁見は終了とする」
(はぁぁぁぁ……終わった……途中、危ういところはあったが、何とか切り抜けられた……儂の胃も何とか無事じゃ……あとはマリアンヌに投げておれば、勝手にしてくれるじゃろ……)
こうして国王の心労の種である、サラとの謁見は終了した。何はともあれ無事に終わったことにより、国王は午後からの公務をキャンセルし、1人で私室に戻り頑張った自分へのご褒美として、のんびりと休養を取るのであった。
こんなに大きかったら、きっと部屋数も多いのだろう。無駄に部屋とかが余っていそうである。
城門前へ着くと、アレスが騎士から話しかけられていたが、もう1人の騎士が馬車の家紋を見て、慌ただしく城内へ入っていくと、大した時間もかけずに戻ってきたので、そのまま城門を通されて敷地内へと馬車が進み、使用人の待ち構える玄関前で止まった。
馬車から降りて通された先は、謁見の間だった。ここまで大きく作る必要があるのか、疑問に思うほどの豪華な扉だ。
「カロトバウン男爵家、サラ夫人ご入場」
荘厳な扉が開くとサラを筆頭に、ケビン、ティナたちと後に続いた。玉座に座っているのは、この国の王であるライル陛下だ。その隣にマリアンヌ王妃も座っていた。
そこに至るまでは、王国騎士が整列しており、如何にもな感じで雰囲気を醸し出している。
視線を前に向けると、国王の前にイスが一脚置いてあるが、事情を知らないティナたちからしたら、不思議な光景に思えてならない。
いつもの流れでいくなら、そこにはサラが座るはずだったが、今回は座らずに立ったままである。
ケビンとティナたちはサラの背後で跪き、頭を垂れていた。
「よくぞ参った、サラ殿。どうぞ掛けてくれ」
(後ろの者たちは、お付きの護衛か? 見た目は冒険者っぽいのぉ。サラ夫人に、護衛は必要ないと思うのじゃが……)
その言葉でティナたちは、何故この場にイスがあったのか理解はしたが、その待遇には、理解が及ばずヒソヒソと話をしてしまう。
(何でイスに座れるの?)
(意味不明)
(サラ様って、跪いてないけど大丈夫なの? 怒られたりしない?)
(陛下が怒ってるようには見えない)
ティナたちは、サラの強さは知っているが、王族、貴族間で暗黙の約束事とされている、禁忌については知らなかった。
(ねぇ、ケビン君は何か知ってる?)
(多分、母さんが怖いからだと思うよ。詳しくは知らないけど)
(王族が元冒険者を怖がってるの!?)
(規格外な強さだからね。仕方ないんじゃない?)
(仕方ないで済ませていいような問題じゃないと思うよ)
(サラ様凄い……)
ヒソヒソ話に花を咲かせていると、サラがおもむろに口を開いた。
「ケビンたちのイスはないのかしら?」
その言葉に、周りの空気が凍りついた。
(ちょ、ちょっと待て……ケビンとは、確かサラ夫人の息子じゃなかったか? も、もしや、後ろで跪いてるのは、サラ夫人の息子か!? お付きの護衛とかじゃなかったのか!? 門番は、サラ夫人が来たとしか報告せんかったぞ? どうなっとるんじゃ!?)
国王は額からダラダラと冷や汗を流しつつ、状況の把握に努めていたが、サラは構わず言葉を続けた。
「困ったわねぇ。イスは一脚しかないみたいだし、みんな座れない以上、みんなに合わせて跪くしかないかしら?」
「ま、待つのじゃ! おいっ! お前たちイスを早く用意するのだ!」
国王からの命令で慌ただしく騎士たちが動き出し、瞬く間にイスが三脚用意された。
「よかったわ。これでケビンたちも座れるわね。さぁ、座りましょう」
サラがイスに座るとケビンたちにも座るように促すが、ケビンは座る前に国王へ奏上した。
「恐れながら陛下、私どももイスに座った方がよろしいのでしょうか?」
「構わぬ。サラ殿の身内ゆえ」
(座ってくれないと儂が困るんじゃあ! サラ殿から受けるプレッシャーで、胃に穴が空くのだぞ? どんな拷問なんじゃ!)
「では、失礼して」
国王からの許可が出たことで、ケビンはイスに座ったが、ティナたちは、一向に動こうとはしなかった。
(ちょ!? ケビン君、普通に座っちゃったよ! どうするの!?)
(私たちが座ったら打首確定)
(まだケビン君と結婚もしてないのに、打首とか嫌よ!)
(サラ様とケビン君だから許されること。一般人の私たちは試されている可能性がある)
(こんなことで試さなくてもいいじゃない!)
そんな、ニーナの勘違いから始まるやり取りを2人がしていると、ケビンが声をかけてきた。
「ティナさんたちも座るといいよ」
「打首は嫌よ!」
「打首?」
「私たちがそこに座ったら打首よ! 試されてるのよ!」
ティナたちの被害妄想が入った常識的な言葉に、サラが再び口を開いた。
「あら? ティナさんたちは試されているのかしら? イスに座ると打首なのね?」
またもやサラの発した言葉に、先ほど以上に場が凍りついた。それにいち早く答えたのは、冷や汗やら脂汗やらで焦っている国王であった。
「そ、そんなことはないぞ! 断じてない!! 座りにくいと言うのであれば、あえて国王として命令する。そなたらもそこのイスに座るのじゃ! 可及的速やかに座るのじゃ!!」
(やめてくれぇー! ありもしない試されているだの打首になるだのとか、サラ殿の前で言うのではない! 儂の健康の為にも早く座ってくれぇ!)
「ほら、陛下もああ仰っているんだ、2人も早く座るといいよ。話が全く進まなくなるから。まぁ、話すらまだ始まってもいないけど……」
ケビンの言葉に、いそいそと2人はイスに座った。
「生きた心地がしない……」
「明日あたり死ぬかも……」
「そんなことないさ。これも1つの経験だよ」
「こんな経験は嫌よ。国王との謁見中にイスに座るのよ!? 確実に歴史に名を残す所業だわ」
「後世に名を残す愚行」
「そんな時は逆転の発想をすればいい。後世に自慢できると。国王への謁見で、イスに座るだなんて中々経験できないから」
「ケビン君は図太いから平気なのよ」
「小市民には苦痛」
「ティナさんの方が図太いと思うよ? うちにいても平気で、朝起きてこないから」
「ぐっ……」
ケビンに痛いところをつつかれて、ティナの反論はここで終了した。
「もう良いかの? サラ殿よ、今日は何用で参ったのじゃ?」
ケビンたちの話が途切れたところで、国王はサラに尋ねた。
「今日は、交易都市で起こったことの報告ですわ」
「あぁ、あの愚行を犯した愚か者か……」
「そうですわ。その愚か者がギルドマスターになる承認を、陛下がしていたことも存じてましてよ?」
「――ッ!」
(あぁぁぁぁっ! 忘れてたぁ! そうじゃ、マリアンヌが何とかしてくれるって言ってたやつじゃあ! い、今じゃ、マリアンヌ、何とかしてくれぇ!)
そんなことを思いつつ、国王は王妃へ視線を向けてみる。
「……?」
そんな国王の願いも虚しく、マリアンヌ王妃は首を傾げて、隣でいつもの様にニコニコとしているだけだった。
(マ、マリアンヌゥーッ!)
王妃は以前に受け取っていた手紙で、国王には手出しをしないことがわかっているが、そのことを知らされていない国王からしてみれば、今の状況は気が気ではない。
「母上、陛下は了解しただけであって、推薦して決めたわけではないから、そのような物言いは控えるべきだと思いますよ?」
「ケビンが言うなら仕方ないわね」
(おおっ! 神は……神はここにおったのかっ!)
「それと、各支部のギルドマスターにも何かすることも控えてほしい。ギルドが潰れると業務が滞るし、クエストが受けれなくなってしまう」
「そこまでは私もしないわ。ケビンからおもちゃを取り上げるような真似は、したくないですから」
「それなら安心だ」
サラは、それから交易都市での顛末を話し始めた。中身は大体報告で上がってきた内容と一致しており、情報の齟齬がないかを確認するだけでよかった。
「大体のことは把握した。今回は交易都市の報告だけかの?」
「いえ、ケビンが魔導学院を目指すらしいので、王妃様からの推薦状を頂きたく思いまして」
「魔導学院とな? 王都の学院へは戻らぬのか?」
「初等部のレベルが低いので、ケビンが暇を持て余してしまうんですの。本人は魔法の専門的な知識を学ぶために、王都の学院ではなく魔導学院で励むそうですわ」
「ならば儂が一筆認めよう。今回の件の迷惑料だと思ってくれ。王妃よりも国王の方が効果はあるだろうからな。あの国とは親善試合で友好を結んでおるから、無碍にはせんじゃろう」
「感謝致しますわ」
「他には何かあるかの?」
「王妃様さえよろしければ、お時間を頂こうかと」
「マリアンヌ、どうじゃ?」
「是非、そうしたいですわね」
「ならば後のことはマリアンヌに任せる。これにて謁見は終了とする」
(はぁぁぁぁ……終わった……途中、危ういところはあったが、何とか切り抜けられた……儂の胃も何とか無事じゃ……あとはマリアンヌに投げておれば、勝手にしてくれるじゃろ……)
こうして国王の心労の種である、サラとの謁見は終了した。何はともあれ無事に終わったことにより、国王は午後からの公務をキャンセルし、1人で私室に戻り頑張った自分へのご褒美として、のんびりと休養を取るのであった。
13
お気に入りに追加
5,254
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる