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第1章 異世界転生
第24話 私、気になります!
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~ 王女side ~
襲撃に失敗した者は間抜け面を晒しつつも次の一手を取ろうとしていたが、手と足が氷漬けになっているのを確認して驚愕した。
「一体どうなってやがる。魔術師はいないはずじゃなかったのか!」
それは正解ですね。確かに今夜は護衛できる騎士しか連れてません。魔術師は非番なんですよ。騎士の中でも魔法を使える者はいるんですけどね。
それにしても1度安全とわかってしまうと心にゆとりができるものですね。相変わらず襲撃者は何かを叫んでいるようですが、今の私にとってそれはどうでもいいことです。
今、大事なのは目下の魔法を誰が使ったのか? それの解明の方が優先度が高いです。騎士は動けていなかったのですから、騎士の誰かがこれをしたとは思えません。
では、参加している貴族の内の誰かということになります。貴族の中にも魔法に長けた方はいらっしゃいますし、名乗り出ては貰えないのでしょうか? お礼も言いたいですし、王女の命を救ったのですから褒美はデカイですよ?
襲撃者は騎士に取り押さえられて連行されていきますね。なんとも簡単なお仕事です。動けない襲撃者を捕まえるだけとは。これは一度テコ入れが必要ですね。お父様に進言しなければ。
「アリス、大丈夫なの? 怪我してない?」
「大丈夫ですわ、お母様。この氷の壁が守ってくださいましたもの」
「一体誰の仕業なのかしら? 貴方、娘の命を救って下さった方を探してくださいませんか?」
「そうだな。可愛いわが子を救ってくれた者に感謝せねば。手際よく襲撃者も無力化したようだしな」
「それについてお父様、少し発言したいことがございます」
「何だ? 言ってみるがいい」
「護衛に就いていた騎士たちは腑抜けているんじゃございませんか? 誰1人として助けに駆けつける者がいませんでしたもの。それに、騎士たちが動き出したのは襲撃者が無力化されてですわ」
「確かにな。今回の件は儂から騎士団長に厳しく伝えておこう。今1度騎士たちを鍛え直すようにな。それにしてもたとえ弛んでいるとはいえ騎士たちよりも迅速に行動できた者がいるとなると、王宮へ是非とも召し抱えたいものだが……ここにいるのは貴族たちだから諦めるしかないだろうな」
「貴方、それよりもその迅速に行動した者を見つけるのが先ですわよ」
「そうであったな」
そう言って、お父様は立ち上がり前へ進み出た。
「皆の者、聞いてくれ。今しがた我が娘アリスが襲われたが、幸い大事には至らなかった。よって、我が娘を守ってくれた者に感謝を述べたいのだが、名乗り出ては貰えぬか? 褒美を与えようと思う」
会場は騒然としたものから一転、逆に静まり返った。貴族たちは誰が名乗り出るのか周りをキョロキョロとしだしている。
しかし一向に名乗り出る者がおらず、会場はまた違う意味で騒然としだした。
「この場で名乗り出るのも憚られるやもしれんな。後でも構わぬ、是非名乗り出てくれ。感謝したい気持ちに嘘偽りはないゆえ。今回はこんなことが起こり締まらぬやもしれんが、これにてお披露目会を終了とする」
お父様の終了宣言と共にポツポツと貴族たちは帰りの帰途につく。やはり名乗り出ては貰えませんでしたか。一体誰の仕業なのでしょう? 謎は深まるばかりです……
お父様も事後処理の指示でまだ戻らないようですし、1つ1つ整理していった方がいいかもしれませんね。
確かあの騒動の中でおかしな動きをしていた者は……
そうでした! 確かあの時、呑気に食事をしていた者がいました。その後は襲撃者に反応して観察していた様に見えましたし……
カロトバウン家の二人だけは違う空気でしたね。それにケビン君は笑っていたようにも思えますし……
恐怖に染まる中で見かけたものですから見間違いの可能性は否定できませんが、あの時に笑いかけてくれたのは何故でしょう?
わからないことはお母様に聞くのが1番ですわね。カロトバウン家のことでもありますし。
「お母様、少しよろしいですか?」
「何かしら? 今日は大変な目にあったから疲れて休みたいなら構いませんよ」
「違いますわ。ひとつ教えていただきたいのですが、もし恐怖に陥っている人に対して別の人が笑いかけてくる行為ってどういう意味がございますか?」
「それは、簡単なことよ。恐怖に陥っている人を安心させるために笑いかけるのよ。別の方法なら抱き寄せて安心させることもあるわね」
やはり、そうでしたか……ここは核心に迫るべきですね。
「お母様、先の守ってくれた方に心当たりがあるのですが」
「それは本当なの!?」
「もしかしたら気のせいかも知れません……何分、襲われていたので混乱していたかも知れませんし」
「構わないわ。言ってみなさい」
「あの時、叫び声をあげた方を反射的に目で探してしまいまして、その時にテラスにいたカロトバウン家の方が目に付いたのです」
「あぁ、サラ夫人ですね。相変わらず我関せずで、ケビン君と食事でも摂っていたのでしょう?」
「そうなのです。その時には、人がこんな目にあっているのに呑気に食事を摂っていて不快な感じがしたのですが……襲撃者が近づいてきて再度テラスを見た時には、私の方を2人とも見ていたのです。あたかも、襲撃に気づいていたかのように」
「そうねぇ……サラ夫人ならありえないことでもないかしら。一線を退いたとはいえ、実力のある冒険者でしたから。それに、さっき言った通りで我関せずの人で、ここには護衛騎士もいたから、ことの成り行きでも見守っていたのかもしれないわね。まぁ、その騎士たちは反応できず仕舞いの役立たずでしたけどね」
たまにお母様は毒づくことがあるのですけど、結構ズバッと言いますね。近くで控えている騎士は聞こえてしまったのか、なんとも言えないような顔付きで居心地が悪そうですね。
「では、やはりカロトバウン家の方が助けてくれたのでしょうか?」
「それはわからないわ。サラ夫人は近接戦闘タイプの方ですから、魔法は得意ではなかったはずよ」
それは私も予想していました。話に聞いた限りでは剣を振って戦う方のようですし。ここで更に核心に迫るとしましょう。
「では、ケビン君はどうでしょうか? あの時は笑いかけてくれた様に見えたのです」
「ケビン君……? さっきの例え話はここに繋がるのね。もし、笑いかけられていたのなら可能性はあるかもしれないけれど、あなたと同じまだ5歳の子供よ? 宮廷魔術師並のアイスウォールを使えるかしら? 刃物で突き刺しても崩れなかったのよ。もし、それをケビン君がやったのなら彼は魔術師として天才とも言えるわよ?」
確かにあの氷の壁は立派な物で今もなお残り続けています。騎士たちも砕くのに一際手を焼いているようですね。
「やはり、気の所為だったのでしょうか……てっきりケビン君が守ってくれたと思っていましたのに」
「あらあらこの子は……ケビン君に一目惚れでもしたのかしら? そんなに気になるようでしたらお父様に頼んでみたら? 後日、王宮への出頭をお願いして事情を聞くのもいいかもしれないわ。サラ夫人が応えてくれるかどうかはわかりませんが」
「なっ!? お母様、私は別にケビン君のことなんて……そ、それに、国王からの出頭を断る人なんていないはずです」
「それこそが、カロトバウン男爵家の他貴族とは違う唯一のところなのですよ。サラ夫人が強すぎるせいで迂闊に強気には出れないのです。当主の方は温厚で仕事熱心な方だから出頭を命じられたら応じるのですけど、サラ夫人だけは別。ケビン君を中心に考えるからその時の気分次第になるはずよ」
「そんなことが許されるのですか? 不敬罪では?」
「許すも許さないもないのですよ。彼女が本気を出したら王国は終わります。S級冒険者になっていないのも偏に彼女が気分屋であるところが大きいのです。真面目にやっていたらとっくにS級冒険者になっている程の実力者なのですから」
それほどの人だったとは少しも思いませんでした。そんな人が何故男爵家にいるのでしょう? 謎が深まるばかりです……
「では、一縷の望みを掛けて出頭をお願いするしかないのですね。お礼も言えないままなんて私のプライドが許せません」
「ふふっ、そうですね。お礼が言いたいのか、ケビン君に会いたいのかは聞かないでおきましょう」
こうして、今宵のお披露目会は幕を閉じるのであった。
襲撃に失敗した者は間抜け面を晒しつつも次の一手を取ろうとしていたが、手と足が氷漬けになっているのを確認して驚愕した。
「一体どうなってやがる。魔術師はいないはずじゃなかったのか!」
それは正解ですね。確かに今夜は護衛できる騎士しか連れてません。魔術師は非番なんですよ。騎士の中でも魔法を使える者はいるんですけどね。
それにしても1度安全とわかってしまうと心にゆとりができるものですね。相変わらず襲撃者は何かを叫んでいるようですが、今の私にとってそれはどうでもいいことです。
今、大事なのは目下の魔法を誰が使ったのか? それの解明の方が優先度が高いです。騎士は動けていなかったのですから、騎士の誰かがこれをしたとは思えません。
では、参加している貴族の内の誰かということになります。貴族の中にも魔法に長けた方はいらっしゃいますし、名乗り出ては貰えないのでしょうか? お礼も言いたいですし、王女の命を救ったのですから褒美はデカイですよ?
襲撃者は騎士に取り押さえられて連行されていきますね。なんとも簡単なお仕事です。動けない襲撃者を捕まえるだけとは。これは一度テコ入れが必要ですね。お父様に進言しなければ。
「アリス、大丈夫なの? 怪我してない?」
「大丈夫ですわ、お母様。この氷の壁が守ってくださいましたもの」
「一体誰の仕業なのかしら? 貴方、娘の命を救って下さった方を探してくださいませんか?」
「そうだな。可愛いわが子を救ってくれた者に感謝せねば。手際よく襲撃者も無力化したようだしな」
「それについてお父様、少し発言したいことがございます」
「何だ? 言ってみるがいい」
「護衛に就いていた騎士たちは腑抜けているんじゃございませんか? 誰1人として助けに駆けつける者がいませんでしたもの。それに、騎士たちが動き出したのは襲撃者が無力化されてですわ」
「確かにな。今回の件は儂から騎士団長に厳しく伝えておこう。今1度騎士たちを鍛え直すようにな。それにしてもたとえ弛んでいるとはいえ騎士たちよりも迅速に行動できた者がいるとなると、王宮へ是非とも召し抱えたいものだが……ここにいるのは貴族たちだから諦めるしかないだろうな」
「貴方、それよりもその迅速に行動した者を見つけるのが先ですわよ」
「そうであったな」
そう言って、お父様は立ち上がり前へ進み出た。
「皆の者、聞いてくれ。今しがた我が娘アリスが襲われたが、幸い大事には至らなかった。よって、我が娘を守ってくれた者に感謝を述べたいのだが、名乗り出ては貰えぬか? 褒美を与えようと思う」
会場は騒然としたものから一転、逆に静まり返った。貴族たちは誰が名乗り出るのか周りをキョロキョロとしだしている。
しかし一向に名乗り出る者がおらず、会場はまた違う意味で騒然としだした。
「この場で名乗り出るのも憚られるやもしれんな。後でも構わぬ、是非名乗り出てくれ。感謝したい気持ちに嘘偽りはないゆえ。今回はこんなことが起こり締まらぬやもしれんが、これにてお披露目会を終了とする」
お父様の終了宣言と共にポツポツと貴族たちは帰りの帰途につく。やはり名乗り出ては貰えませんでしたか。一体誰の仕業なのでしょう? 謎は深まるばかりです……
お父様も事後処理の指示でまだ戻らないようですし、1つ1つ整理していった方がいいかもしれませんね。
確かあの騒動の中でおかしな動きをしていた者は……
そうでした! 確かあの時、呑気に食事をしていた者がいました。その後は襲撃者に反応して観察していた様に見えましたし……
カロトバウン家の二人だけは違う空気でしたね。それにケビン君は笑っていたようにも思えますし……
恐怖に染まる中で見かけたものですから見間違いの可能性は否定できませんが、あの時に笑いかけてくれたのは何故でしょう?
わからないことはお母様に聞くのが1番ですわね。カロトバウン家のことでもありますし。
「お母様、少しよろしいですか?」
「何かしら? 今日は大変な目にあったから疲れて休みたいなら構いませんよ」
「違いますわ。ひとつ教えていただきたいのですが、もし恐怖に陥っている人に対して別の人が笑いかけてくる行為ってどういう意味がございますか?」
「それは、簡単なことよ。恐怖に陥っている人を安心させるために笑いかけるのよ。別の方法なら抱き寄せて安心させることもあるわね」
やはり、そうでしたか……ここは核心に迫るべきですね。
「お母様、先の守ってくれた方に心当たりがあるのですが」
「それは本当なの!?」
「もしかしたら気のせいかも知れません……何分、襲われていたので混乱していたかも知れませんし」
「構わないわ。言ってみなさい」
「あの時、叫び声をあげた方を反射的に目で探してしまいまして、その時にテラスにいたカロトバウン家の方が目に付いたのです」
「あぁ、サラ夫人ですね。相変わらず我関せずで、ケビン君と食事でも摂っていたのでしょう?」
「そうなのです。その時には、人がこんな目にあっているのに呑気に食事を摂っていて不快な感じがしたのですが……襲撃者が近づいてきて再度テラスを見た時には、私の方を2人とも見ていたのです。あたかも、襲撃に気づいていたかのように」
「そうねぇ……サラ夫人ならありえないことでもないかしら。一線を退いたとはいえ、実力のある冒険者でしたから。それに、さっき言った通りで我関せずの人で、ここには護衛騎士もいたから、ことの成り行きでも見守っていたのかもしれないわね。まぁ、その騎士たちは反応できず仕舞いの役立たずでしたけどね」
たまにお母様は毒づくことがあるのですけど、結構ズバッと言いますね。近くで控えている騎士は聞こえてしまったのか、なんとも言えないような顔付きで居心地が悪そうですね。
「では、やはりカロトバウン家の方が助けてくれたのでしょうか?」
「それはわからないわ。サラ夫人は近接戦闘タイプの方ですから、魔法は得意ではなかったはずよ」
それは私も予想していました。話に聞いた限りでは剣を振って戦う方のようですし。ここで更に核心に迫るとしましょう。
「では、ケビン君はどうでしょうか? あの時は笑いかけてくれた様に見えたのです」
「ケビン君……? さっきの例え話はここに繋がるのね。もし、笑いかけられていたのなら可能性はあるかもしれないけれど、あなたと同じまだ5歳の子供よ? 宮廷魔術師並のアイスウォールを使えるかしら? 刃物で突き刺しても崩れなかったのよ。もし、それをケビン君がやったのなら彼は魔術師として天才とも言えるわよ?」
確かにあの氷の壁は立派な物で今もなお残り続けています。騎士たちも砕くのに一際手を焼いているようですね。
「やはり、気の所為だったのでしょうか……てっきりケビン君が守ってくれたと思っていましたのに」
「あらあらこの子は……ケビン君に一目惚れでもしたのかしら? そんなに気になるようでしたらお父様に頼んでみたら? 後日、王宮への出頭をお願いして事情を聞くのもいいかもしれないわ。サラ夫人が応えてくれるかどうかはわかりませんが」
「なっ!? お母様、私は別にケビン君のことなんて……そ、それに、国王からの出頭を断る人なんていないはずです」
「それこそが、カロトバウン男爵家の他貴族とは違う唯一のところなのですよ。サラ夫人が強すぎるせいで迂闊に強気には出れないのです。当主の方は温厚で仕事熱心な方だから出頭を命じられたら応じるのですけど、サラ夫人だけは別。ケビン君を中心に考えるからその時の気分次第になるはずよ」
「そんなことが許されるのですか? 不敬罪では?」
「許すも許さないもないのですよ。彼女が本気を出したら王国は終わります。S級冒険者になっていないのも偏に彼女が気分屋であるところが大きいのです。真面目にやっていたらとっくにS級冒険者になっている程の実力者なのですから」
それほどの人だったとは少しも思いませんでした。そんな人が何故男爵家にいるのでしょう? 謎が深まるばかりです……
「では、一縷の望みを掛けて出頭をお願いするしかないのですね。お礼も言えないままなんて私のプライドが許せません」
「ふふっ、そうですね。お礼が言いたいのか、ケビン君に会いたいのかは聞かないでおきましょう」
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