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第1章 異世界転生
第16話 ステータス確認作業?
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俺と母さんの話は引き続きステータス表示の話題だった。
「修行とかいっぱいしたの?」
「大してしてないわよ。コツさえ掴めばすぐに出来るわ。それに使うのは頭の中の想像力よ。暇な時はそれに没頭してたからすぐに使えるようになったわ」
相変わらずハチャメチャな人だな。習得しようと思っても中々できることじゃないと思うんだが。天性の素質と言うよりも天然の素質ってやつだな。
「分かったよ。暇な時は想像力を働かせてみるね」
「ケビンならすぐにできるわ。なにせ私の自慢の息子ですもの。それと自分だけが確認する時は『ステータス』って念じるの。で、相手に見せる場合は『ステータス オープン』って念じればいいわ」
「あれ? 母さんは声に出してたよね?」
「だってその方がカッコイイでしょ? 右手の掌を前に突き出すとポーズも決まってさらにカッコよく見えるし。その人に教えてもらったのよ」
あぁ、あの「伏せカード オープン!」みたいなノリか。母さんに何教えてんだよ異世界人……母さんは母さんでやっぱり子供よりも子供っぽいよな。無邪気というかなんというか。
「ありがとう。母さん。色々と試してみるよ」
「成功したらお母さんにも見せてね。楽しみにしてるから」
「うん。分かった」
そう言って俺は母さんの膝上から下りて自室へ向かった。ベッドに横になると早速ステータス表示を試してみる。
『ステータス』
すると、半透明のウインドウが表示されステータス内容が顕になった。
ケビン・カロトバウン
男性 3歳 種族:人間
職業:年端もいかない子供
状態:普通
Lv.1
HP:5
MP:4
筋力:6
耐久:4
魔力:8
精神:6
敏捷:5
スキル
【言語理解】【創造】【センス】【隠蔽】【偽装】
【剣術適性】【魔法適性】
【身体強化 Lv.1】【属性強化 Lv.1】
【病気耐性 Lv.EX】【魔力操作 Lv.EX】
加護
女神の寵愛
原初神の加護
称号
アキバの魔法使い
女神の伴侶
ゴロゴロの同志
やっぱり色々とおかしい……とりあえず一つ一つ調べていくとして、どうやったら詳細とか見れるんだ?
ウインドウの見たい項目を凝視してみる。……何も起こらず失敗。タップしてみる。……指が通過するだけで失敗。うん、お手上げだな。
ラノベだと今の感じでいけてたはずなんだが、何かが足りないのだろうか? 思い出せ、俺ならできるはずだ。
……そうだ、【鑑定】だ! ラノベだと【鑑定】スキルで色々見ていた気がする。【創造】で早速作ろう。転生してから初めての創造だな、ワクワクしてきた。
『ブッブー! 必要な代償が足りません』
そうか、代償が足りないのか……いや待て、待て待て待て。
今の音声はなんだ? 【創造】か? スキルが答えたのか? わからん……わからんができないことはわかった。いや、寧ろ謎が増えた。
この謎とどう向き合うべきか。あまりの出来事に変顔になってそうだが、こういうときどんな顔をすればいいかわからないな。スルーしとくか。よくわからないものと関わっちゃいけない気がするしな。
『笑えばいいと思うよ』
「!!」
ネタ挟んでキター!
なんだ!? この音声。『ブッブー!』とか軽いノリだし、『笑えばいいと思うよ』とかネタ挟んでくるし。もう、わけわからん。
ファー〇トインパクトもセカ〇ドインパクトもぶっ飛び過ぎだ。見えない圧力に押されて死ぬんじゃないか、俺……
いかんいかん、俺もネタに走ってしまっている。自重せねば……
『あなたは死なないわ……私が守るもの』
自重しろーー!!
サ〇ドインパクトまで来るのかよ! なんなのもう。馬鹿なの? 死ぬの?
-閑話休題-
落ち着いて状況整理をしよう。まず、ステータスは見ることができた。ステータスに表示されている項目の詳細は見れなかった。【鑑定】を作ろうと思ったがコストが足りなかった。あとは、何もなかった。そう、何もなかったのだ。
『ますたぁー、私のことを忘れてますよ』
疲れているんだろう。今日は初めて外に出たしな。幻聴は気の所為だ。ここには俺1人しかいないしな。
少し寝よう……目が覚めればまたいつもの日常が戻ってくる。
そして俺はベッドで横になったまま静かに目を閉じた。
『もしかして、無視!? ……これが涙? 泣いているのは私? いいわ、どうせ私が死んでも代わりはいるもの』
やめれーー! ちょいちょいネタを挟んでくるな! わかったよ、わかりましたよ。相手をすればいいんでしょ。
『で、誰なんだお前は』
『やっと構ってくれるんですね。もう、マスターのツンデレさん♡』
『チェンジ!』
『なっ!? チェンジなんかあるわけないじゃないですか! たとえあっても代わりませんよ!』
『お前がさっき言ったんだろ。代わりはいると』
『それは死んだらの話でしょ。死んでないし、寧ろ死んでも代わらないし。そんなこと言うんだったらソフィーリア様に言いつけてやる!』
『なっ!? 何でソフィが関係してくるんだ?』
『今更謝っても遅いんだからね! 傷つけられたプライドは10倍にして返してやるのよ!』
『いや、ソフィに言ったとしても何も変わらんと思うが。もう疲れたから寝ていいか?』
『待って、独りにしないで! 独りはイヤァァァァァッ!』
『お前、面倒くさいな。普通にできないのか?』
『可能です。私は《サポートナビゲーション》というシステムで、ケビン様の手助けとなるように作られた存在です』
『なんかいきなりシリアスになったな。最初からそうしてろよ』
『最初が肝心だと思いましてケビン様の元の世界のネタを織り交ぜつつ、親交を深めていけたらなと、あの様な行動に出た次第であります。テヘペロ』
「修行とかいっぱいしたの?」
「大してしてないわよ。コツさえ掴めばすぐに出来るわ。それに使うのは頭の中の想像力よ。暇な時はそれに没頭してたからすぐに使えるようになったわ」
相変わらずハチャメチャな人だな。習得しようと思っても中々できることじゃないと思うんだが。天性の素質と言うよりも天然の素質ってやつだな。
「分かったよ。暇な時は想像力を働かせてみるね」
「ケビンならすぐにできるわ。なにせ私の自慢の息子ですもの。それと自分だけが確認する時は『ステータス』って念じるの。で、相手に見せる場合は『ステータス オープン』って念じればいいわ」
「あれ? 母さんは声に出してたよね?」
「だってその方がカッコイイでしょ? 右手の掌を前に突き出すとポーズも決まってさらにカッコよく見えるし。その人に教えてもらったのよ」
あぁ、あの「伏せカード オープン!」みたいなノリか。母さんに何教えてんだよ異世界人……母さんは母さんでやっぱり子供よりも子供っぽいよな。無邪気というかなんというか。
「ありがとう。母さん。色々と試してみるよ」
「成功したらお母さんにも見せてね。楽しみにしてるから」
「うん。分かった」
そう言って俺は母さんの膝上から下りて自室へ向かった。ベッドに横になると早速ステータス表示を試してみる。
『ステータス』
すると、半透明のウインドウが表示されステータス内容が顕になった。
ケビン・カロトバウン
男性 3歳 種族:人間
職業:年端もいかない子供
状態:普通
Lv.1
HP:5
MP:4
筋力:6
耐久:4
魔力:8
精神:6
敏捷:5
スキル
【言語理解】【創造】【センス】【隠蔽】【偽装】
【剣術適性】【魔法適性】
【身体強化 Lv.1】【属性強化 Lv.1】
【病気耐性 Lv.EX】【魔力操作 Lv.EX】
加護
女神の寵愛
原初神の加護
称号
アキバの魔法使い
女神の伴侶
ゴロゴロの同志
やっぱり色々とおかしい……とりあえず一つ一つ調べていくとして、どうやったら詳細とか見れるんだ?
ウインドウの見たい項目を凝視してみる。……何も起こらず失敗。タップしてみる。……指が通過するだけで失敗。うん、お手上げだな。
ラノベだと今の感じでいけてたはずなんだが、何かが足りないのだろうか? 思い出せ、俺ならできるはずだ。
……そうだ、【鑑定】だ! ラノベだと【鑑定】スキルで色々見ていた気がする。【創造】で早速作ろう。転生してから初めての創造だな、ワクワクしてきた。
『ブッブー! 必要な代償が足りません』
そうか、代償が足りないのか……いや待て、待て待て待て。
今の音声はなんだ? 【創造】か? スキルが答えたのか? わからん……わからんができないことはわかった。いや、寧ろ謎が増えた。
この謎とどう向き合うべきか。あまりの出来事に変顔になってそうだが、こういうときどんな顔をすればいいかわからないな。スルーしとくか。よくわからないものと関わっちゃいけない気がするしな。
『笑えばいいと思うよ』
「!!」
ネタ挟んでキター!
なんだ!? この音声。『ブッブー!』とか軽いノリだし、『笑えばいいと思うよ』とかネタ挟んでくるし。もう、わけわからん。
ファー〇トインパクトもセカ〇ドインパクトもぶっ飛び過ぎだ。見えない圧力に押されて死ぬんじゃないか、俺……
いかんいかん、俺もネタに走ってしまっている。自重せねば……
『あなたは死なないわ……私が守るもの』
自重しろーー!!
サ〇ドインパクトまで来るのかよ! なんなのもう。馬鹿なの? 死ぬの?
-閑話休題-
落ち着いて状況整理をしよう。まず、ステータスは見ることができた。ステータスに表示されている項目の詳細は見れなかった。【鑑定】を作ろうと思ったがコストが足りなかった。あとは、何もなかった。そう、何もなかったのだ。
『ますたぁー、私のことを忘れてますよ』
疲れているんだろう。今日は初めて外に出たしな。幻聴は気の所為だ。ここには俺1人しかいないしな。
少し寝よう……目が覚めればまたいつもの日常が戻ってくる。
そして俺はベッドで横になったまま静かに目を閉じた。
『もしかして、無視!? ……これが涙? 泣いているのは私? いいわ、どうせ私が死んでも代わりはいるもの』
やめれーー! ちょいちょいネタを挟んでくるな! わかったよ、わかりましたよ。相手をすればいいんでしょ。
『で、誰なんだお前は』
『やっと構ってくれるんですね。もう、マスターのツンデレさん♡』
『チェンジ!』
『なっ!? チェンジなんかあるわけないじゃないですか! たとえあっても代わりませんよ!』
『お前がさっき言ったんだろ。代わりはいると』
『それは死んだらの話でしょ。死んでないし、寧ろ死んでも代わらないし。そんなこと言うんだったらソフィーリア様に言いつけてやる!』
『なっ!? 何でソフィが関係してくるんだ?』
『今更謝っても遅いんだからね! 傷つけられたプライドは10倍にして返してやるのよ!』
『いや、ソフィに言ったとしても何も変わらんと思うが。もう疲れたから寝ていいか?』
『待って、独りにしないで! 独りはイヤァァァァァッ!』
『お前、面倒くさいな。普通にできないのか?』
『可能です。私は《サポートナビゲーション》というシステムで、ケビン様の手助けとなるように作られた存在です』
『なんかいきなりシリアスになったな。最初からそうしてろよ』
『最初が肝心だと思いましてケビン様の元の世界のネタを織り交ぜつつ、親交を深めていけたらなと、あの様な行動に出た次第であります。テヘペロ』
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