彼と私と甘い月

藤谷藍

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ゆっくりお風呂に入って、さっぱりした花蓮がリビングに彼を探しに行くと、彼の声がテラスから聞こえた。
「花蓮ここだよ。」
五月に入ってすっかり暖かくなった外は夜が来てもまだ暖かった。
花蓮が近づくと、風呂上がりのバスローブ姿でくつろいだ様子の彼は、両手を広げて花蓮を迎え彼の膝に横抱きする。花蓮は、彼がワイングラスを片手に携帯を熱心に見ているのを見て何を見ているのだろうと覗き込むと、なんと彼は監視ビデオの続きの花蓮の格闘姿を見ていた。
「俊幸さん、どうやってそのビデオを手に入れたんですか!」
「前川が送ってくれたんだよ。今後の参考までにという伝言付きで。」
一体何の参考なのかさっぱり分からなかったが、俊幸はわざわざスローモーションにして再生している。
そして花蓮の前蹴りが綺麗に決まったのを見て、もう耐えられないとばかりに腹を抑えて大笑いを始めた。
花蓮は俊幸のこの反応にどう対応して良いやら困惑した。
今まで花蓮の格闘姿を見た男たちの反応は、大抵引くか、畏怖の目で花蓮を見るか、花蓮を利用しようとするかだった。可愛い容姿にも拘わらず、プロ顔負けの技量を持つ花蓮に大抵の男達は男としての自尊心を傷つけられるのだ。なので引いてしまって大抵の男性は「可愛いけど」と言って花蓮を女性として見なさなくなる。そして次に多い尊敬される反応は、もともと自分は弱いと思っている男たちか何らかの武道を嗜んでいる男たちが多かった。最後にごく少数の男たちが花蓮の強さを知って自分の駒にして利用しようとした。
でも俊幸はビデオを見ながらまだ笑いこけている、そして見終わると少し誇らしそうに言った。
「よくやったね花蓮、これでも手加減したんだって? これでこの男たちも2度と若い女性を侮ることはなくなるだろう。僕も君の身を心配したけど、これはこの男たちの体の回復を祈ったほうが建設的かな。その上で自分達の行動を反省して罪を償ってほしいな。特に同じ男として前蹴りを食らった彼には同情しざる負えないよ。彼らのやったことはもちろん許せないが。三日動けなくなるなんて、ほんと凄いよ。」
と満足げだ。
そういえば、と花蓮は副署長が彼に耳打ちしていたことを思い出した。送り出してくれた人の良さそうな副署長は花蓮が受付に挨拶をしている間 こっそり彼にこう言っているのが聞こえたのだ。
「橘さん。悪いことは言わないから白河さんに武器だけは持たせないようにね、鬼に何とかって言うしね。あと玉蹴りには気をつけて、三日は生殺し状態で動けなくなるらしいよ、噂では。」
「ははは、ご忠告痛み入ります。」
回想してみると彼の顔がわずかに引きつっていたような。・・・
「あの、もしかして俊幸さん引いちゃいましたか。私決して普段はあんなことしょっちゅうしている訳では・・・あの、相手によっては容赦しませんがそれでもちゃんと相手を選んでですね・・・誰でもって訳では決してなくてですね・・・」
彼は突然しどろもどろ説明を始めた花蓮をキョトンと見てから破顔した。
「花蓮、愛しているよ。愛しい人。強い君も大好きだよ。ほんと君は僕の自慢のお嫁さんだよ、誇らしいよ。」
と悦に入った様子で頬にキスしてくる。
この反応はそうだ、師範たちや両親と一緒だ。花蓮より強い男性や花蓮を愛してくれている身内は周りがどんなに引いても花蓮を誇りに思ってくれている。
「あの、私も愛しています、俊幸さん、本当に私でいいんですか?」
彼は花蓮のその問いに、真面目な声で問いで答えた。
ワイングラスを机に置き、花蓮の目をじっと見つめる。緊張しているのか彼の声が僅かに震えている。
「白河花蓮さん、愛しています。一生愛すると誓いますからどうか僕と結婚していただけませんか?僕の人生のパートナーは君しかいない。」
花蓮は彼の真剣な様子に釣られて、緊張しながら彼の目を見つめ、かすれた声で返事を返す。
「はい、喜んで。愛しています。俊幸さん。」
二人は甘い月明かりの下、誓いの口づけを交わした。
そして、お互いの額をくっつけしばらく甘い余韻に浸る。
ふと思いついて花蓮は聞いてみた。
「そういえば、前川さんが俊幸さんをオーナーと呼んでいましたけど、それってこのペントハウスはやっぱり俊幸さんの持ち家ってことですか?」
俊幸はこの質問に、少し決まり悪そうにワイングラスから赤ワインを一口飲んで答えた。
「ああ、そしてこのマンションとマンションを警備しているセキュリティ会社の持ち主でもある。他にもいくつか不動産の物件を持っている。」
花蓮はこの予想の上をいく返事に目を丸くして驚く。
このペントハウスは、本棚を書斎の為に買おうと花蓮が提案した時、彼が地震の心配もあるから造り付けにしようと言った時、もしかして、とは思った。前川がオーナーの許可が降りたからといって警備の中枢を明かした時、マンションのオーナーの正体が誰か頭を掠めなかったわけではない。しかしセキュリティ会社まで俊幸の手中に収まっていたとは思わなかった。
「もうこの際だからバラしてしまうけど、実家の製薬会社は一応一族で持株を持ち合っているから僕も一応持ち株がある。といっても有限責任にとどまってるから経営には参加しない。なんというか、うちの一族は研究者や学者馬鹿が多くて、会社の目的も大きくする、というより研究者の集まりが探究心を満足させる為、みたいな感じでね。まあこの一族の悪癖を憂いた何代目かの爺さんが、研究には金が要る、だから副業を身につけて家族を養えと一族を説いて、うちでは副業で稼ぐことが奨励されてるんだ。だからそれぞれ興味のある事や思いついた事、例えば美術品が好きならそれを売り買いしたり、趣味で作った農作物やソフトやプログラムを売買したり、会社を設立したりとみんなそれぞれ本業と副業がある。まあ、一番手軽なのが不動産売買やマンションやビル経営だから、面倒なのが嫌な僕みたいなのも結構いる。僕は橘系列会社の社員寮みたいな感じでこのマンションを経営しているからここには関係者しか入れないし、セキュリティ会社も研究室の警備とかが問題になった時に思いついて立ち上げたものだから、橘系列の会社や不動産の警備が主な事業だ。まあこっちはなんか思ったよりだんだん軽微に需要が増えてきて、近々何とかしなくちゃならないんだけど。」
「なるほど、俊幸さんは前川さんの上司でもあるわけですね。」
「まあ、前川は設立当初からの古株だからもっとフランクな関係だけどね、向こうは業界歴長いし年上だし頼りにしてるよ。それにしても、花蓮はすっかり気に入られたな。上司の僕に内緒にして、こんな計画実行するなんて。道理て花蓮の身辺が心配だから警備の人数を退社どきだけ増やして欲しいって言って来た訳だ。」
言われて花蓮も今日の捕り物の際、やけに警備員の人数が多かったことを思い出す。
「前川さんも、前回俊幸さんがストーカー被害にあった時、悔しい思いをしたんじゃないでしょうか。」
「そうかも知れないな、根が真面目な人だから。」
「俊幸さんもですよね。でもどうして私に会社の事とか隠していたんですか? 前川さんにも口止めしていたんでしょう?」
「あーそれは・・・」
ちらっと花蓮の顔を見て、花蓮が怒ってないのを見て安堵のため息をついてから語った。
「これは100%僕の男のエゴだよ。花蓮にただの弁護士の橘俊幸として僕を知って欲しかったんだ。今日の女性ストーカーもそうだが、僕の経済力を知ったり、パーティなどで橘の次男だと紹介されると女性の目の色が変わるんだよ。それで何度も嫌な思いをしてね。」
彼の言い分は十分理解出来る、花蓮が彼の立場だったなら同じように自分からひけらかしはしないだろう。花蓮はワイングラスに残る赤ワインを試飲しながら同意するように頷いた。
「ところで花蓮、君の友達から借りたあの指輪だが、もし君が気に入ったのなら本当に婚約指輪にしても構わないよ。どうしたい?」
花蓮は躊躇なく即答した。
「確かに綺麗な指輪だと思いますが、私の趣味ではないので遠慮しておきます。あんなダイヤが何個もついた指輪をしていたら、気を使って炊事の時いちいち外さなければいけませんし、高価そうな指輪をつけて歩いたら金品目当ての強盗に襲ってくださいと宣伝しているようなものです。まあ、ゴツゴツしているので、ナックルのような武器替わりにはなるかもですが。あの指輪はそれこそパーティードレスと一緒に装うのには良いかもしれませんが、日常使いには向いていませんよ。私はどうせ頂けるのなら毎日つけていられるデザインのものを二人で選びたいです。」
「・・・ナックルはダメだ。よし、じゃあ日曜にでも一緒に指輪を見に行こう。」
「? 明日も週末出勤ですか?」
「いや、月曜まで仕事は片付けてある。明日は1日君と一緒に過ごす予定だ。」
「?? 私も今週末は一緒に過ごせるよう空けてあります。」
「それは好都合だ。」
というと残りの赤ワインを口に含み、横抱きしていた花蓮の頭を片手で引き寄せゆっくり口移しに飲ませる。
花蓮も彼の首に手を回し、もう一方の手を彼の後ろ髪に入れた。
柔らかい髪の感触と、口移しに喉に入ってくる良質の赤ワインにうっとりしながら彼の髪を掻き乱す。こくんこくんと喉を鳴らし飲み終えると、そのまま入ってきた彼の熱い舌に舌を絡ませ、溢れてきた唾液を交換し吸い合う。クチュクチュとお互いの舌が絡まる音が深くなるにつれ、息継ぎに漏れる吐息も熱くなり激しくなる。
彼は片手で花蓮を支え、もう片手がキャミソールの裾から花蓮の素肌を辿って胸にたどり着くと、そのままゆっくりと優しく弾力を楽しむように手の平で揉みしだいた。
「あっ・・・んん」
彼に愛撫され敏感になった肌に思わず掠れた声が漏れ、溢れた唾液が口から滴る。
彼の熱い舌が雫を追って首筋を這い、ズレたキャミの肩ひもを辿って肩甲骨のあたりを彷徨う。胸を覆う彼の大きな暖かい手、敏感な肌を辿る熱い唇と舌の感覚に、ワインで暖められた身体は、快感が熱となってじわじわと拡がっていき花蓮の身体はより強い快感を求めて疼く。胸にあった手がかろうじて肩に引っかかっていたキャミの紐そっとずらし、胸が露わになる腹部まで下げられると、彼は大きな手で片胸をすっぽりと包み込みこんだ。
柔らかく揉み上げながら固く尖った乳首を熱い舌で舐め上げ、口に含み、濡れた舌と唇でもてあそぶ。
(もっと、もっっと触って。)
ほのかな夜風が花蓮の素肌を撫で、髪をくすぐっていく。
花蓮がそっと目を開けると視界に夜空が広がり 浮かぶ優しい月が映し出され、開放感が溢れてくる。
夜の微風は少しの冷気を含んでいたが、二人の火照った熱くなる一方の肌にはちょうど良い心地で、花蓮は湧き上がってくる快感にくすぐられ、彼の力強い腕に身体を預けてゆっくり目を閉じる。
快感の波に合わせ太ももをゆっくり擦ると、花蓮の胸から彼の大きな手が移動し、腹部をたどり太ももを撫でそっとショーツの端を優しくなぞる。花蓮は太ももを徐々に開いて彼の手を奥まで届くよう誘い込んだ。
「ぁ・・・・ぁ・・・ん」
彼の手が花蓮の快感が疼く中心に熱く覆い被さり、指で楽器を鳴らすように動かし始めるとふわりとした浮遊感を伴う快感が生まれる。フワワした快感に尖ってきた膨らみをショーツ越しに爪で引っ掻かれ、刺激が与えられるとその度に喉から小さな声が漏れた。
「ん・・・ん・・・ぁん」
(気持ちいい・・・・)
強過ぎない快感は花蓮の身体をリラックスさせ、緩やかな波中を漂うようでいつまでも甘んじていたい気持ちになる。じんわりと中心が濡れてくる湿ったショーツの感覚に彼の指は一旦ショーツの上から離れ、彼は硬くなった乳首を唇から解放して顔を上げると、花蓮を支える腕に力を込めて身体を引き寄せ、花蓮の顔を見つめながら花蓮の濡れた唇を指でそっと辿った。
優しく誘うように唇に触れる彼の中指を、花蓮は唇を開いて口に引き入れ熱い舌を絡めて強く吸う。そのまま彼を見つめながら大胆に舌を絡めてちゅるんと舐めしゃぶる。彼は指を花蓮の舌の動きに合わせて口から出し入れさせていたが、花蓮がやがて彼の中指を爪先から唇をすぼめてゆっくり口全体を使って口内に吸い込んで行くと、彼の目に熱が籠もり目を細めて指をゆっくりと花蓮の唇から引き抜くと口を開けて捕食するような口づけをしてきた。
「花蓮・・・」
花蓮の唇から引き抜いた濡れた指をそのまま花蓮の腹部に這わせ、ショーツの中に指を潜り込ませていく。
「あっ・・んっ」
膨れた突起の上を彼の指が滑り、そのまま下の熱い蜜口にちゅクッと長い中指を浅く浸した。
すでに濡れている蜜口は彼が指をそっと浅いところでかき混ぜると、彼の指を歓迎するよう柔らかく纏わりつく。コポっと愛液の蜜が溢れてきて彼の指を温かく濡らし、彼はジンジンと疼く突起の上に指を戻すと濡れた指先でそっと愛液を突起に擦りつける。突起がぬるりと程よく濡れ始めると、望んでいた強い刺激に、花蓮の身体はビクンと腰が揺れ、口づけが深くなり熱い舌を絡めあいながら彼の指使いも動きが大きくなる。ついに硬く尖った快感の塊である突起の覆いが剥かれると、突起を親指と人差し指で掴んで微妙な力加減でクリクリと動かしながら摘む。そして中指を折って蜜口を掻き混ぜ、浅い壁に擦り付ける。鋭い針に突かれるようなピンポイントの快感が、ジンジンとする疼きに混ざり快感を逃がそうと腰がゆらゆらと揺れ、身体の奥から熱いドロッとした塊がゆっくり押し上がってくる。溢れてくる熱い愛液とともに声が息継ぎの間に漏れ続け、波状に身体に拡がる快感の波は大きくなるばかりで腰の奥がキュンキュンする。熱いマグマのような快感の塊がゆっくりゆっくり浮上してくる。
「んっ・・いやっ・・だめっ・・んっんっんんんっ」
粗相をしてしまったかのように熱い蜜の愛液が、一遍に蜜口から溢れ出し絶頂感と開放感を伴う快感の奔流に、花蓮の身体は背がそり太ももに力が入って腰がびくんびくんを揺れる。
彼は指の動きも口づけも止めどなく続け、花蓮は絶頂感から逃げ切れず何度も何度も連続して襲ってくる快感の波に抗うように腰を引いて逃がそうとする。
ようやく彼が口づけを解いて中指の動きを止め、花蓮の頬も目尻も染まった快感に耐える顔を満足そうに眺めて突起を摘む力を緩め指の腹で優しく撫でる。花蓮の身体が弛緩し激しい息遣いをハアハアと3度ほどついた頃、悪戯そうに笑って爪先で突起をキュッとまた掴んだ。
「ああぁ・・・」
熱くてヌルヌルの蜜口から透明で暖かい液が飛び出し彼の手を濡らした。
「あっ、・・・と・し・ゅ・き・・」
花蓮は彼の名前を呼びたかったが、身体も喉も思うように動かせず、ぐったり彼の身体にもたれ掛かる。彼は濡れた指を口元に持って行きゆっくり花蓮の愛液を舐めとった。
そして花蓮が恥ずかしそうに身悶えるのを愛おしそうに見ながら、花蓮の耳元に囁きかけた。
「ベッドに行こう。」
緩慢に頷くのがやっとの花蓮をそのまま抱き上げて、テラスからベッドルームに抱えて行った。

テラスから直接ベッドにお持ち帰りをされた花蓮は、未だ息も絶え絶えの様子だった。
ベッドにそっと身体を横たえられると仰向けになって息を整えている。ようやくぼんより目を開けると月明かりに照らされた暗闇に、彼の裸身が映し出される。
広く頼もしい肩、引き締まった硬い胸や腰、適度に筋肉のついたバランスのよい長い手足、バスローブとボクサーを脱ぐしなやかな動作はいつもより少し乱暴で、花蓮を見つめる欲情のこもった視線とあいまって男の色香に溢れており、彼の姿を見ているだけで、花蓮の腰の奥が疼いて濡れてくる。
(ああ、私のものだ。私だけの人なんだ。)
花蓮の胸に誇らしさと独占欲が湧き上がってきて、花蓮の胸は切ないような感情でいっぱいになる。
彼も花蓮と同じ熱さのこもる目で花蓮を見つめ返し、花蓮の腰に引っかかっていたキャミとショーツをゆっくり下ろしていく。足首をくぐり抜けたそれらを片手で足元に落とすとベッドに横たわった花蓮の裸身を感嘆のこもった表情で見ると花蓮に告げる。
「綺麗だ花蓮、俺の花嫁。手加減できそうにない、今日は君の全てを貰う。(だから俺の全てを受け取ってくれ)。」
花蓮は彼の視線にこもるメッセージを正確に読み取り、ゆっくり頷いて両手を広げて彼に伸ばす。
「愛しています、俊幸。」
「花蓮!」
彼は全てを彼に委ねた花蓮に悦び、愛しそうな声で花蓮の名前を呼び、お互いを確かめ合うような深い口付けで溢れた唾液はツーと首筋を伝ってシーツに雫がポトンと落ちる。
収まっていた快感の波がまた繰り返し身体を駆け抜け、花蓮の蜜口から愛蜜がとろりと濃厚な蜂蜜を垂らしたように太ももを滴る。彼は滴る唾液を追って顔を下げ、胸を揉んで硬くなった乳首を吸い上げては舌先で嬲るように舐めあげ、ちゅうと吸い上げる。花蓮の心臓の鼓動が早くなってきて彼の触れたところすべてが快感に敏感になり、身体が熱く彼を求め出す。
(もっと、もっと。)
足首を捕まれ足を大きく左右に広げられると、彼が体を下げ、太ももに熱い息がかかる。ヒクヒク震える花弁をゆっくり舐め上げられ滴る蜜口の上部にある尖った突起に熱い舌が当てられた。クチュッと熱く濡れた舌が覆いかぶさると被さっていたものを舌の先で剥かれる。剥かれた突起を舌先で強く押されながら、振動させるように小刻みに揺さぶられた。
「ぁん、・・んっ、・・んっ」
花蓮の下半身がゆっくりぐずぐずと溶けていく。気持ち良さで溢れてくる愛液で濡れた蜜口に、快感が集まりジンジン疼いてくると、彼の舌先が蜜口に押し込まれ熱い舌が浅いところをねっとりと抽送される。蜜口の中が自然と収縮してヒクついてくると、彼は舌を離して長い中指をクチュリと差し込み熱い舌で剥かれた突起を揺らし、吸い上げ、舐めしゃぶる。中指がゆっくり中で揺らされ蜜口が柔らかくなりひくひくとそこが震える度に、花蓮の腰がビクンと跳ね上がり背が反り返るのを彼の片腕が太ももに手を回し、体重をかけて抑え込んだ。
彼の指がひくつくひだの中で抽送を続け、中がきゅうっと収縮する。襲ってくる快感から逃れるよう身をよじらせ、花蓮は恍惚としてビクンビクンと何度も痙攣と弛緩を繰り返す。
「あっ、・・んっんっんん」
強く押し寄せてくる快感に火照った身体はもっともっと彼が欲しいと身体の奥で疼きが強くなり、花蓮は知らず知らず身体を開いていく。柔らかくほぐれた花蓮の身体に彼は指の動きをゆっくりと止め、彼の身体が上に移動してきて深く口づけをしてきた。腹部に熱く硬いものがあたり花蓮がその感触に手を伸ばし優しく形をなぞると力強く勃ち上がった彼の分身はいきり勃ち下腹部が強く押される。
どこか満足げな表情をした彼が、身体を離し花蓮を見つめ、両手で花蓮の太ももをそっと押し開くと熱く硬く勃ち上がっている彼を腰を揺らしゆっくり擦り付けてくる。
花蓮は思わず彼の逞しさに魅入られ、やるせなさと早急さに駆られて手を伸ばし彼の熱い滾りを手でゆるく握り腰を上げて引き寄せる。
「花蓮、待て、ゴムを・・」
花蓮はイヤイヤと首を振り告げた。
「このまま来て。欲しいの。」
花蓮は腰を自分から動かしヒクつく蜜口をクチュクチュと熱く滾り勃ち上がった彼に浅く突き当てる。
「くっ、・・・」
彼の体が強張り息を詰めて露を含んだ先端を花蓮の蜜口にあて、彼がわずかな痛みと共にゆっくり花蓮の中に入ってくる。花蓮も腰を揺らし彼を迎える。
熱い、花蓮が真っ先に中で感じた彼は熱の塊だった、次に中で感じる圧迫感に彼の大きさとびくびく動く律動を感じる。
「花蓮っ」
柔らかく痙攣しながら彼を飲み込んでいく蜜口は、十分に溶かされほぐされてはいたが、彼の大きさに調整しきれず痛みが走る。彼は花蓮の表情の変化に敏感に反応し、ゆっくり腰を動かしては止めるを繰り返し、強引に押し入ろうとはせず、長く時間をかけて花蓮が彼を全て受け入れても花蓮の表情がリラックスするまで動かなかった。
花蓮がふーと吐息をつき彼の身体の重みと花蓮の中の熱く硬い感触に慣れ、中にいる彼がびくっびくっと花蓮の中で蠢くのにうっとりして彼のたくましい背中に回した腕に力を込める。甘い疼きに堪らず腰をゆらすと、彼も腰の動きを合わせゆっくり引き抜き、戻す。やがて二人の腰の動きが滑らかになり柔らかく溶け始めて、快感しか感じられないようになると彼の動きが力強くなり、彼は花蓮の反応を堪能し始めた。
浅くついたり深く抉って腰を回したりと花蓮が見せる愉悦の顔と唇から漏れる艶めいた嬌声の大きさで花蓮が感じるところを的確に探り把握して花蓮の身体を高みに導いてゆく。ゆるゆるとかき混ぜられ、激しく突き上げられ、敏感な壁をこすられて、花蓮はビクビクと体を震わせる。下半身が熱くとろとろに溶けていく快感に堪らず絶え間なく声が漏れるのが止まらない。
「っあ、あぁ」
「ぃ・・・いァ、あぁんんっ」
花蓮は助けを求めるように何度も彼の名前を呼ぶ。溢れる快感に助けを求めて手を伸ばせば、彼はその手を握り締める。
「花蓮・・・」
切ない声で名前を呼ばれて彼を見上げると、余裕のなさそうな彼の顔が視界に映った。花蓮の胸がひときわ大きく波打ち、脈がドキドキと大きく聞こえてくる。彼の額から汗が滴り落ちてくる。
間断なく腰を揺らしながら花蓮の存在を確かめるように、毎日残される胸の赤い所有印に口付けられ、何度も何度も角度を変えて甘い口付けが与えられる。
「花蓮、愛してる、このまま一緒に・・・」
余裕のない声で囁くと、彼の腰の動きは徐々に大きくなっていき花蓮の再奥を繰り返し力強く突いてくる。
短い間に何度も快感が高みに引き上げられ絶頂感やら高揚感やら気持ち良さで快感に痙攣し、彼のたくましい腰に花蓮の足が絡みつき、熱く硬い彼をきゅうきゅうと腰の奥で締め付けている花蓮を彼がぐっと強く抱きしめる。
嬌声を飲み込むように激しく口付けられ、彼が低く唸り花蓮の腰を両手で持ち上げて腰をひときわ強く打ち付ける。激しく彼を締め付ける花蓮の再奥で動きを止め、そのまま強く腰を押しつけたままドクッドクッと熱いものを何度も何度も花蓮の奥に注ぎ込みはじめた。
花蓮もかかとをシーツに押し付けて腰を上げ彼を全身で受け入れ、喉の奥で声にならない声を絶え間なく漏らす。
花蓮の体が弛緩し、やがて花蓮の声の響きが甘く荒い呼吸に取って代わる。身体の奥に熱い精が広がっていくのを感じ、俊幸に愛された証が歓喜を伴って花蓮の身体に甘く深く浸透していく。
身体の奥から注がれたものが溢れて太ももを伝い落ちる。
未だ彼のものは熱く硬く身体の奥で抜かれずに留まっている。
背中と腰に回ったたくましい腕は固く花蓮を抱き締めたままで、花蓮の弛緩した身体を離さずほとんど唇を合わせたまま呼吸を整えていき、激しい息遣いは吐息に変わっていった。
やがて顔を上げて花蓮を熱く情熱の籠った瞳で見つめると唇を触れ合わせながら花蓮の目を見つめ、低く甘く掠れた声で静かに言い聞かせる。
「花蓮、俺のものだ。」
彼の低いテノールの声に花蓮の体が震えた。
そして、花蓮の中に留まっていた熱く硬く形を保ったままの彼を引き抜かず再び甘く、けれど容赦無く腰を突き上げ、花蓮の身体の奥に深く穿き始める。
「あぁ・・・ぁ・・・ぁっ・・・ん」
たくましい腰は止めどなく延々と力強い律動を繰り返し、彼の力強い突き上げに花蓮の快感も否応無しに引きづられて身体が熱くなり、また彼を欲しがって脈拍が早くなる。
彼が腰を回して熱くて硬い彼を蕩ける下半身に奥へ奥へと押し付けられ、花蓮の中がビクンビクンと痙攣すると、彼を絡みつけ締め付けて離さず、彼がさらに硬さと大きさが増した。
さっきいったばかりの敏感な身体にゆらゆらと快感がまたせり上がってきて花蓮の身体は期待感でビクンビクンと震え腰の奥のキュンキュンする伸縮が止まらない。
花蓮は快感に身を任せ脚を彼の腰へと絡め抱きつき彼の名前を何度も呼ぶ。
彼は花蓮の絶頂感に触発され花蓮の最奥を激しく突き上げると、深く貫いたまま花蓮に深く口づけドクンドクンと力強く脈打ちながら中へ再び熱く注ぎ込み続ける。
熱い精が再び花蓮の奥を濡らして愛液と混ざり溢れて太ももを伝ってシーツまで濡らすが、花蓮の中はまだヒクヒクと痙攣し続け、柔らかくなっていた彼がまただんだん硬さを取り戻し始める。絶頂感から未だ抜けられない花蓮の身体を彼はやっと腕を緩めて開放し顔中に口づけを降らす。呼吸がまだ荒い花蓮を優しく愛おしそうに手で頬をなぞり、鼻先を耳に擦り付けながら花蓮の名前を囁く。
「花蓮・・・・」
彼は花蓮の呼吸が整ってくると花蓮の身体をくるっと回してうつ伏せにした。
熱くすでに硬くなりかけの彼がようやく花蓮の身体からそっと引き抜かれその拍子に蜜口から温く白っぽい液体がドロッと溢れ花蓮の太ももを濡らすが彼は構わず花蓮に背後から覆いかぶさると腰に腕を回し、耳の後ろに口づけられる。肌と肌がふれあいとても気持ちいい、腰に当たっている彼のものは未だ熱く硬く肌に心地よい。花蓮は未だぼんやりしながら彼が与えてくれる快感に身をまかせる。
温かい手が背筋を撫でる、暖かく湿った舌がそれを追ってきて軽く甘く歯が立てられる。
「ぁ・・・んっっ」
手が背筋をなぞり、そろりと腰を撫でられ熱いものが腰に当てられると、ドクンと心臓が鳴り、じわり、と心地よい快感が広がって花蓮は息を震わせた。
彼は花蓮の腰を高く抱えて膝を立たせ後ろから花蓮の胸に手を回し揉みしだく。片手でゆっくり乳首を指で挟み、もう一方の手が花蓮の足の間に伸びてきて、ジンジン疼く突起を乳首と同時に強く掴まれこねくり回される。
突然の敏感な部分への二箇所同時に与えられた強い刺激に花蓮の背中は仰け反りいっきに快感が浮上する。
「あっ、・・・あぁ」
彼は花蓮の嬌声を聞くと耳の後ろに熱い舌を伸ばし舐め上げてから甘噛みしてきた。
「ふっ・・・ぅんっ」
腕に力が入らず頭を枕に擦り付ける。チロチロと舌を這わされるともどかしさに花蓮は自分から腰を揺らし始めた。つうと濡れた舌が背中の肌を這い上がり、彼の手がゆっくり腰を撫で上げると、花蓮の口から吐息が漏れる。
「ぅ・・ぁんっ、ん・・・んっ」
花蓮の背中に暖かい彼の身体が覆いかぶさりクチュクチュと蜜口に彼の滾ったものをこすり合わせるとゆっくり花蓮の中に入ってくる。角度が変わりか擦られる壁も突き上げられる奥も花蓮の身体に新たな快感を与え下半身はとろけて花蓮は身体に力が入らない。頭を上げることさえできず荒くなる息は甘い嬌声が混じってますます知らずに彼を煽ってしまう。彼が太ももを片方抱えて角度を変えて突き上げると膨らんだ突起に擦れて、快感は深くなり身体はもっともっとと彼を貪欲に求め腰を彼に合わせ揺らしていく。
「ふっ、あぁ・・」
再び上昇してくる体の奥からの快感の波に逆らわず熱い奔流にびくんと背中が痙攣し腰の奥できゅうんと彼を強く締め付けると、彼も腰を震わせながら奥に突き上げ花蓮に熱く注ぎ込む。
彼の突き上げはそのまま持続を続け溢れた熱い精がシーツを濡らし花蓮は恍惚としながら揺り動かされている。花蓮の意識は上がりっぱなしの絶頂感と快感で忘我の域にあり、朦朧とし始めていたが彼はまだ足りないとばかりに花蓮の顎に手をかけ、花蓮の頭を振り返らせると唇を重ねてきて花蓮はぼんやりとした愉悦の中でこの甘く気持ちいい彼との交わりは果てが見えず永遠に続くように感じた。
そしてやはり甘く濃い情交は空が白み始めても終わりが見えず、一晩中花蓮の中に居続けた彼に満たされたまま腰が絶え間なく揺らされ、繋がった蜜口からぬるい液体が溢れてシーツがぐしゃぐしゃになり、彼が一旦シーツを変えようとベッドを離れて戻ると花蓮は微笑みながらスーと寝息を立てていた。

温かい微風が夢見心地で眠る花蓮の頬を撫で、清潔で柔らかなシーツの感触が期待していた温かな身体の代わりに手に触れて花蓮の意識を急速に覚醒する。無意識に隣にいるはず人の名前を呼んでその存在を確かめようとした花蓮に足音が近づいてきて髪を優しく撫でられる。
「と・し・ゅ・きさん?」
「花蓮、おはよう。水持ってきたけど、飲める?」
花蓮は自分の声がかすれてしゃべる事が出来ないのに気づき、水の入ったコップを受け取ろうと起き上がろうとしたが、腰に力が入らずよろけてしまう。
「おっと、ちょっと待って。」
俊幸が花蓮を助け起こし、花蓮が水を飲み干すとお代わりを聞き花蓮が頷くと2杯目をボトルごと持ってきてくれた。花蓮がようやくまともに喋れるようになると満足した様子で花蓮の世話を焼きだした。まともにまだ動けない花蓮の為にベッドに朝食を運び込み花蓮が美味しそうに食べるのを見てご満悦だ。花蓮が食べ終わりようやく人心地がついて少しづつ動けるようになりバスルームに向かうと、初めは心配そうに手を貸したが、意外としっかり歩けるのを見て花蓮の好きにさせた。花蓮はシャワーを浴びようと何気なく鏡を見て、身体の至る所に残る昨夜の情交の印に気持ちが浮き立ち、鼻歌を歌いながらシャワーを終えてベッドルームに戻ると彼はラップトップで何かをチェックしていたが花蓮を認めるとそれを足元において立ち上がり抱きしめてきた。
「仕事ですか?」
「いや、メールのチェックだけ。月曜まで仕事はお預けだ。」
と言って花蓮の髪にキスすると花蓮を抱き込んだままベッドに一緒に倒れ込み結局その日は二人とも家から出ず、食事以外は主にベッドで甘い時間を過ごした。

日曜日の朝、朝食の用意ができたので花蓮が俊幸を呼ぶと彼は納得がいかない顔をして花蓮に不満をこぼした。
「なんで、俊幸さんに呼び方が戻ってるんだ。」
「?、今までもずっと、俊幸さん一遍ですけど。」
「だってベッドの中では呼び捨てにしてくれたじゃないか。」
「?? そうなんですか?そんな覚えはないんですけど。」
この返事を聞いた彼はどうやら花蓮が彼を呼び捨てにしている時は無意識だという事実に行き着く。
「くっ、せっかく花蓮の可愛い声で名前を呼んでもらえると思ったのに。・・・」
「だからちゃんと俊幸さんとお呼びしてるじゃないですか。」
「無意識じゃ、カウントされないよな。可愛い声でお嫁さんに名前呼んで欲しかった。・・・」
と、ブツブツ言う彼に(自分はアレのとき一人称が俺になっているのに。・・ふふ)と花蓮は可笑しくなりふふふと笑いながら言った。
「まあ、そのうちに・・」
「そのうち、じゃ、嫌だ。いや待て、エッチにとき限定というのも美味しいかも。う~ん、でもやっぱり僕としては名前で呼び合うのが夫婦だよな。・・」
「だから俊幸さんってば聞いてます?」
「さん付けだと、どうしても年上の感じがして。いや実際年上なんだが。やっぱり絶対結婚式までには呼び捨てで呼んでもらう方向で・・・」
一人でツッコミまで入れて花蓮の隣でコーヒーカップを前にブツブツ言っている彼を見て、花蓮は幸せな気持ちでテラスから5月の青空を見上げたのだった。
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