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交渉

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次の日ー

的井さんの家で起きた。

洋「頭痛い」

リビングで寝ていたみたいだった。

的井「おはよう。おっさんまで泊まっちゃってさ。おっさん、今シャワーはいってる」

そう言って水を投げてくれた。

洋「一緒に行くの?」

的井「そうなんだよ。早く帰れって言ったら大金持って歩くのも嫌だからついてくるって」

洋「今日、1000万とかって話てましたよね。」

的井「そうそう、俺は祝儀もあげようと思ってるから多めに下ろすよ。」

そんな話をしていたら、萩原さんがあがってきた。

萩原「おう、おはよう。今日、拜島が結婚式あげるだろ。ご祝儀おろさなきゃな。ハハハ」

洋「俺もおろすんで」

的井「たくさん出さなくていいよ。俺達に合わしたりしなくていいからね。」

洋「皆さんの額は、無理です」

萩原「ハハハ、当たり前だよな。」

的井「シャワー浴びておいで」

洋「はい」

そう言われて、シャワーを浴びてきた。

的井「座って」

そう言われて座ると的井さんが、ガーゼをかえてくれる。

萩原「すげー、ひどいな。痛そう」

洋「ましですよ。全然」

的井「そっか」

的井さんは、ガーゼをかえてくれた。

朝御飯を出してくれたけど、これは…

萩原「嫌がらせか、忘れんなって意味か」

朝から出された餃子に萩原さんがめちゃくちゃ怒っていた。

的井「仕方ないだろ?今日休みだから」

洋「お店に取りに行ったの?」

的井「ああ、5時には起きたから取りに行ってきたよ。」

萩原「はぁーぁ。いただきます。」

萩原さんは、嫌そうに餃子を食べている。

的井「味噌汁とご飯」

そう言って的井さんに渡されている。

洋「いただきます。」

的井さんは、俺に味噌汁とご飯をくれた。

やっぱり、俺はこの二人が大好きだ。

もちろん、他の人達も大好きだけど、その人達以上に大好きだ。

萩原「朝からおっさんには、キツイ」

的井「開店したら、食べなきゃいけないんだよ、おっさん」

萩原「それは、若いのが食うよ。なあ、店長」

洋「僕がですか?」

萩原「そう、若いのは店長」

洋「えー」

的井「洋は、素直だね」

萩原「ハハハ、拜島に食ってもらおうな」

そう言って、笑ってる。

ご飯を食べ終わった。

時刻は、9時半だった。

的井「交渉に行こう」

そう言って的井さんが、スーツを渡してきた。

萩原さんもスーツを着てる。

洋「サイズ的にいけます?」

的井「大丈夫、昔、着てたやつだから」

そう言われて着たら、ぴったりだった。

的井「ちなみにおっさんのは、俺の親父のやつ」

萩原「似合うだろ?ハハハ」

そう言って笑ってる。

俺達は、車に乗り込んだ。しばらくしたら(風磨)って名前の表札の家に止まった。

めちゃくちゃ、大きな家だ。

ピンポーン

「はい。」

「萩原だ。」

そう言うと、門が開いた。

車ごと中に入る。

「そこで、ストップだな」

優しそうな叔父さんが現れた。

「いやいや、久しぶりだね。萩原に的井」

ニコニコ笑っている。

的井「風磨さん、お久しぶりです。」

萩原「元気にしてたか、じじぃ」

じじぃって!!!

「ハハハ、相変わらずだよ。」

そう言って笑ってる。

的井「あの、お願いがあってきました。」

「何かな?」

萩原「拜島の写真撮ってやってくれないか?」

「何の写真だ?」

萩原「男と結婚するんだよ。」

萩原さんの言葉に一瞬驚いた顔をしたけれど、「拜島らしい、選択に驚いてしまった」と笑った。

萩原「そんな気してたか、じじぃも」

「そうだね。拜島の傍にいれる人は、女性では無理だと思っていたからね。」

そう言って笑ってる。

萩原「あいつの愛は、だいたい重すぎるんだ。」萩原さんが笑ってる。

「受け止めきれる女性は、いないよ。では、どこに行こうか?」

的井「時間と場所になります。」そう言って的井さんが、紙を差し出した。

「じゃあ、後で」

俺達は、帰る。

途中お金を引き出すが、額が額だけに家につくまで心臓が壊れそうだった。

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