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嫌な予感
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亜香里は、拗ねてる。
俺、こういうのに本当に弱いな。
亜香里「飲めなかったら、やめるから、口に含むだけ。」
洋「うーん。口に含んで、どうするの?」
亜香里「飲めなかったら、洋の口にあげる。」
亜香里の顔が、一瞬で真っ赤になった、
俺も顔が熱いのがわかる。
洋「いいよ、捨ててきたら」
亜香里「いいでしょ?付き合ってるんだから」
やっぱり、俺はこう言われたら弱い。
洋「わかった。」って、すぐに折れてしまう。
亜香里は、俺からワインのグラスを取って口にいれた。
洋「飲み過ぎ、飲み過ぎ」一口ではない。
亜香里は、口の中いっぱいにワインをいれてる。
必死で、飲み込もうとしてる。
洋「無理なら、捨ててきなよ」
覗き込んだ俺の顔を押さえて、口の中に亜香里はワインをいれてきた。
キスになるのかな?これ。
亜香里「美味しくなかった。」
洋「ゴクッ、言っただろ?」
俺は、口から少しこぼれたワインをティシュで拭いた。
亜香里の口も、ティシュでふいてあげる。
亜香里「何か、フワフワする。」
洋「ちょっと横になる。」
亜香里「うん」そう言って亜香里は俺の胸に顔をつける。
覗き込んできた。やっぱり、可愛いよ。
亜香里「キスしてみたい。」
そう亜香里に言われた。
洋「いいよ。」俺は、亜香里に引き寄せられながら唇を重ねた。
優しいキスをした。
亜香里は、眠ってしまった。
俺は、亜香里を起こさないように部屋から毛布を持ってきてかける。
心配だった気持ちは、亜香里の寝顔見てたらいつの間にか消えていた。
亜香里のおでこや髪を撫でながら、俺はワインを飲んだ。
連日連夜、飲み過ぎていた俺は気づいたら、ソファーにもたれかかって寝てしまっていた。
.
.
.
.
.
パリン。何かが割れる音がして目が覚める。
ソファーにいるはずの亜香里がいない。
頭が痛くて、体がダルい。
フラフラしながら、起き上がってキッチンに行く。
長いコップのグラスが割れてる。棚からとる時にでも、落としたのかな?
亜香里が、見当たらない。
俺はフラフラしながら洗面所に向かう。
ザァーって水の流れる音がしてる、嫌な予感がした。
俺は、洗面所に行く。
いない。
嫌な予感は、風呂場だ。
風呂場を開けたら、亜香里がいた。
手に持ったガラスの破片で、足や手を切っている。
俺は、引き金を引いたんだ。
まだ、キスは早かったんだ。
俺、何してんだよ。
亜香里「はいじま…さん?」そう言った亜香里の目の焦点は、俺には一切合わない。
亜香里は、そう言って右手でガラスの破片を高く振り上げる。
ダメだ。亜香里は、絶対に死なせない。
俺は、振り下ろされる瞬間に亜香里を抱き締めた。
俺の肩と腕の付け根に、破片が刺さる。痛い。
亜香里を抱き締める腕が強くなる。
亜香里は、もっと手に力をいれる。
シャワーを出しっぱなしだから、俺も亜香里もずぶ濡れだ。
俺は痛みで、また亜香里を強く抱き締めてしまう。
しばらくしたら、亜香里が「苦しい」と言った。
洋「ごめん。」俺は、亜香里から離れた。
亜香里の手の傷も、足の傷も見る限り深くはなかった。
ホッとした。
亜香里は、俺と目があった瞬間に俺の方に倒れてきた。
亜香里の手に握られてるガラスの破片を取った。
濡れた身体をふいてあげる。
たいした事なくてよかった。
亜香里に服もとらなきゃな。
とにかく俺は、亜香里をソファーまで必死で運んだ。
シャワーを止める事も忘れてた。
そんな事より、服だ。
立ち上がった瞬間、一瞬目眩がした。
大丈夫だ。気にするな
俺は、部屋からパジャマを持ってくる。
ダメだ。
着せてあげたいけど、俺、痛みで何かフワフワしてる。
とにかく亜香里が、風邪引かないようにタオルで拭く事しか出来ない。
亜香里の手当てもしてあげたいのに…。
気づいたら、俺は、スマホで電話をかけてた。
俺、こういうのに本当に弱いな。
亜香里「飲めなかったら、やめるから、口に含むだけ。」
洋「うーん。口に含んで、どうするの?」
亜香里「飲めなかったら、洋の口にあげる。」
亜香里の顔が、一瞬で真っ赤になった、
俺も顔が熱いのがわかる。
洋「いいよ、捨ててきたら」
亜香里「いいでしょ?付き合ってるんだから」
やっぱり、俺はこう言われたら弱い。
洋「わかった。」って、すぐに折れてしまう。
亜香里は、俺からワインのグラスを取って口にいれた。
洋「飲み過ぎ、飲み過ぎ」一口ではない。
亜香里は、口の中いっぱいにワインをいれてる。
必死で、飲み込もうとしてる。
洋「無理なら、捨ててきなよ」
覗き込んだ俺の顔を押さえて、口の中に亜香里はワインをいれてきた。
キスになるのかな?これ。
亜香里「美味しくなかった。」
洋「ゴクッ、言っただろ?」
俺は、口から少しこぼれたワインをティシュで拭いた。
亜香里の口も、ティシュでふいてあげる。
亜香里「何か、フワフワする。」
洋「ちょっと横になる。」
亜香里「うん」そう言って亜香里は俺の胸に顔をつける。
覗き込んできた。やっぱり、可愛いよ。
亜香里「キスしてみたい。」
そう亜香里に言われた。
洋「いいよ。」俺は、亜香里に引き寄せられながら唇を重ねた。
優しいキスをした。
亜香里は、眠ってしまった。
俺は、亜香里を起こさないように部屋から毛布を持ってきてかける。
心配だった気持ちは、亜香里の寝顔見てたらいつの間にか消えていた。
亜香里のおでこや髪を撫でながら、俺はワインを飲んだ。
連日連夜、飲み過ぎていた俺は気づいたら、ソファーにもたれかかって寝てしまっていた。
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パリン。何かが割れる音がして目が覚める。
ソファーにいるはずの亜香里がいない。
頭が痛くて、体がダルい。
フラフラしながら、起き上がってキッチンに行く。
長いコップのグラスが割れてる。棚からとる時にでも、落としたのかな?
亜香里が、見当たらない。
俺はフラフラしながら洗面所に向かう。
ザァーって水の流れる音がしてる、嫌な予感がした。
俺は、洗面所に行く。
いない。
嫌な予感は、風呂場だ。
風呂場を開けたら、亜香里がいた。
手に持ったガラスの破片で、足や手を切っている。
俺は、引き金を引いたんだ。
まだ、キスは早かったんだ。
俺、何してんだよ。
亜香里「はいじま…さん?」そう言った亜香里の目の焦点は、俺には一切合わない。
亜香里は、そう言って右手でガラスの破片を高く振り上げる。
ダメだ。亜香里は、絶対に死なせない。
俺は、振り下ろされる瞬間に亜香里を抱き締めた。
俺の肩と腕の付け根に、破片が刺さる。痛い。
亜香里を抱き締める腕が強くなる。
亜香里は、もっと手に力をいれる。
シャワーを出しっぱなしだから、俺も亜香里もずぶ濡れだ。
俺は痛みで、また亜香里を強く抱き締めてしまう。
しばらくしたら、亜香里が「苦しい」と言った。
洋「ごめん。」俺は、亜香里から離れた。
亜香里の手の傷も、足の傷も見る限り深くはなかった。
ホッとした。
亜香里は、俺と目があった瞬間に俺の方に倒れてきた。
亜香里の手に握られてるガラスの破片を取った。
濡れた身体をふいてあげる。
たいした事なくてよかった。
亜香里に服もとらなきゃな。
とにかく俺は、亜香里をソファーまで必死で運んだ。
シャワーを止める事も忘れてた。
そんな事より、服だ。
立ち上がった瞬間、一瞬目眩がした。
大丈夫だ。気にするな
俺は、部屋からパジャマを持ってくる。
ダメだ。
着せてあげたいけど、俺、痛みで何かフワフワしてる。
とにかく亜香里が、風邪引かないようにタオルで拭く事しか出来ない。
亜香里の手当てもしてあげたいのに…。
気づいたら、俺は、スマホで電話をかけてた。
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