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退院パーティー
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俺と亜香里が、入ると皆集まっていた。
拜島「遅いよ、洋。」そう言って拜島さんが俺を呼んでる。
れん「亜香里、足大丈夫?」そう言って亜香里を椅子に座らせた。
萩原「ほら、乾杯するぞ。」そう言って的井さんが皆にビールを渡すけど亜香里と拜島さんは、うぇーって顔してる。
拜島「未成年に飲ますなんて最低だぞ。拓人」
萩原「誰が、未成年だ。おっさんが」萩原さんがいうと拜島さんはれんの腕を引っ張って「いじめる」ってふてくされてる。
洋「亜香里、大丈夫?ジュースにしようか?」
亜香里「うん。苦い」そう言って亜香里が俺にビールを渡す。
的井さんが、ジュースを持ってきてくれた。
洋「ありがとうございます。」
的井「はい。」笑って向こうに行った。
萩原「灰谷が、結婚するって聞いたか?」萩原さんが大きい声で言う。
拜島「灰谷さん、私より先に結婚するんですか?ズルいですよ。まだ、子供なのに」
萩原「お子ちゃまは、拜島だけだ。結婚式、絶対しろよ。全員で行く。」
灰谷「まだ、式は決めてないよ。」
東村「向島に置いてきたあいつらも呼んでやってほしい。」
灰谷「するなら、全員に決まってるよ。呼ぶの。社長は無理だけどね。」
萩原「拜島がな。で、新しい家は宮守君と住むんだろ?」
灰谷「まだ、2件契約してて。そこの片付けを宮守君とゆっくりする約束してる。」
萩原「まかせろ、拜島は預かっとくからよ。」そう言った言葉に灰谷さんが笑ってる。
拜島「今日は、ホールケーキだって聞いた?ねぇ、聞いた?」
れん「本当にイチゴのショートケーキ好きだね」
拜島「好きだよ。お祖母ちゃんがよく作ってくれた。」
れん「そうだったんだね。」
拜島「あっ、吉峯。ちゃんと、パンツ二枚はいてるか」
吉峯「もう、参加してないですよ、拜島さん」
拜島「吉峯まで、社長に仕えるのやめなくてよかったのに。」
吉峯「拜島さんと一緒に居たかったんですよ。」そう言われて拜島さんは頭を掻いてる。
的井「私も忘れないで下さいよ」
拜島「的井、的井までやめたらだめだろ?会社潰れるんじゃないのか?」
春日井「潰れたら、拜島さんのせいですね。」
拜島「春日井、吉峯について歩くからついていきたくなるんだよ。」
そう言って楽しそうに笑ってる。
れんと灰谷さんがやってきて、亜香里は話してる。
れん「これこれ、可愛いでしょ?」スマホで何か見せてる。
亜香里「買いに行こう。」
灰谷「私が、運転手になりましょう。」
れん「お願いします。」
こんな幸せな日々が来るなんて母さん知ってたか?
あの頃の俺、知ってたか?
涙がこぼれる。
「洋って呼んだら、嫌がるかな?」目の前にハンカチが差し出された。
俺が顔をあげると的井さんが立っていた。
洋「呼んでください。お兄ちゃん。」
的井「照れますよ。私の昔の話を聞いてくれますか?」
洋「はい。」
的井「洋の話しも聞かせて下さい。」
洋「もう、敬語じゃなくていいんじゃないですか?」
的井「じゃあ、やめようか。」
洋「もう、向島の人じゃないから」
的井「それなら、俺は自由だな。」
洋「私じゃなかったんだね」
的井「淳一の前では、俺だったよ。いつからか、向島に染まり私になった。淳一は、とても悲しかったと思う。帰るといつも、寂しい顔をしてた。俺がだんだん向島に染まっていくのを見ているの辛かったんだろうな。」
そう言って的井さんの目から涙が流れてる。
俺は、的井さんの隣に座る。
的井さんは、俺を見ながらゆっくり話し出す。
拜島「遅いよ、洋。」そう言って拜島さんが俺を呼んでる。
れん「亜香里、足大丈夫?」そう言って亜香里を椅子に座らせた。
萩原「ほら、乾杯するぞ。」そう言って的井さんが皆にビールを渡すけど亜香里と拜島さんは、うぇーって顔してる。
拜島「未成年に飲ますなんて最低だぞ。拓人」
萩原「誰が、未成年だ。おっさんが」萩原さんがいうと拜島さんはれんの腕を引っ張って「いじめる」ってふてくされてる。
洋「亜香里、大丈夫?ジュースにしようか?」
亜香里「うん。苦い」そう言って亜香里が俺にビールを渡す。
的井さんが、ジュースを持ってきてくれた。
洋「ありがとうございます。」
的井「はい。」笑って向こうに行った。
萩原「灰谷が、結婚するって聞いたか?」萩原さんが大きい声で言う。
拜島「灰谷さん、私より先に結婚するんですか?ズルいですよ。まだ、子供なのに」
萩原「お子ちゃまは、拜島だけだ。結婚式、絶対しろよ。全員で行く。」
灰谷「まだ、式は決めてないよ。」
東村「向島に置いてきたあいつらも呼んでやってほしい。」
灰谷「するなら、全員に決まってるよ。呼ぶの。社長は無理だけどね。」
萩原「拜島がな。で、新しい家は宮守君と住むんだろ?」
灰谷「まだ、2件契約してて。そこの片付けを宮守君とゆっくりする約束してる。」
萩原「まかせろ、拜島は預かっとくからよ。」そう言った言葉に灰谷さんが笑ってる。
拜島「今日は、ホールケーキだって聞いた?ねぇ、聞いた?」
れん「本当にイチゴのショートケーキ好きだね」
拜島「好きだよ。お祖母ちゃんがよく作ってくれた。」
れん「そうだったんだね。」
拜島「あっ、吉峯。ちゃんと、パンツ二枚はいてるか」
吉峯「もう、参加してないですよ、拜島さん」
拜島「吉峯まで、社長に仕えるのやめなくてよかったのに。」
吉峯「拜島さんと一緒に居たかったんですよ。」そう言われて拜島さんは頭を掻いてる。
的井「私も忘れないで下さいよ」
拜島「的井、的井までやめたらだめだろ?会社潰れるんじゃないのか?」
春日井「潰れたら、拜島さんのせいですね。」
拜島「春日井、吉峯について歩くからついていきたくなるんだよ。」
そう言って楽しそうに笑ってる。
れんと灰谷さんがやってきて、亜香里は話してる。
れん「これこれ、可愛いでしょ?」スマホで何か見せてる。
亜香里「買いに行こう。」
灰谷「私が、運転手になりましょう。」
れん「お願いします。」
こんな幸せな日々が来るなんて母さん知ってたか?
あの頃の俺、知ってたか?
涙がこぼれる。
「洋って呼んだら、嫌がるかな?」目の前にハンカチが差し出された。
俺が顔をあげると的井さんが立っていた。
洋「呼んでください。お兄ちゃん。」
的井「照れますよ。私の昔の話を聞いてくれますか?」
洋「はい。」
的井「洋の話しも聞かせて下さい。」
洋「もう、敬語じゃなくていいんじゃないですか?」
的井「じゃあ、やめようか。」
洋「もう、向島の人じゃないから」
的井「それなら、俺は自由だな。」
洋「私じゃなかったんだね」
的井「淳一の前では、俺だったよ。いつからか、向島に染まり私になった。淳一は、とても悲しかったと思う。帰るといつも、寂しい顔をしてた。俺がだんだん向島に染まっていくのを見ているの辛かったんだろうな。」
そう言って的井さんの目から涙が流れてる。
俺は、的井さんの隣に座る。
的井さんは、俺を見ながらゆっくり話し出す。
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