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手伝うから[れんと洋]
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拜島さんが行った後、れんがソファーに座る。
洋「あのさ、さっきの事なんだけど…」
れん「さっきは、たくさんありすぎるよ。」れんが笑う。
洋「亜香里の事なんだけど。」
れん「あぁ、二人で話した事」
洋「うん。」
そう言った俺にれんは、「内緒の話でしょ?いいよ、いいよ。聞かないよ」って笑った。
洋「違うよ。亜香里もれんに話してもいいって言ってたから」
れん「なんの話?」
洋「俺、協力しようと思ってる。」そういうと亜香里との会話をれんに話した。
ー病室ー
亜香里「洋に、お願いがあります。沙織と向島の事を調べてもらえませんか?」
洋「かまわないけど。」
そういうと亜香里は、俺に鍵を渡してきた。
亜香里「向島の持ってる鍵から見つけました。場所がわかりません。後をつけてもかわされてしまって。」
そういうと亜香里が泣いた。
亜香里「たぶん、沙織と会うための部屋で間違いないと思うのです。」
洋「手伝うよ。」
そういうと亜香里は、また泣いた
亜香里「れんに話してくれていいから」
そう言って笑った。
れんにそれを話すと泣いていた。
洋「それが、この鍵。俺は、ポケットから取り出す。」
れん「今日二人がいないのは、ここって事?」
洋「そうかもしれない。」
れん「どうやって、後をつけようか?」
洋「それなんだよね。俺達、ばぁちゃんちに行くからさ。そこで、動きあったら無理だよな」
れん「帰ってきてからでも、間に合うよ!」
洋「そうだよな!亜香里の退院は、月曜日だって。明日合わせて三回しか行けなかったわ!退院するまで、毎日行くって言ったのにな」
そう言って俺が笑ったら
れん「亜香里には、洋みたいな人が必要だったんだと思うよ」ってれんが言ってきた。
洋「どういう意味?」
俺が言ったら、「何もないよ」って…。
洋「そう言えばさっき病院でも変だったよな。何か気づいた?」
れん「何もないの、本当に」
俺は、少しだけ拜島さんに悪い気持ちがあったけどれんにくっついた。
洋「れん、俺さ。れんの為なら何でも出来るよ。何があったとかは聞かないよ。でも、俺が好きなのは本当にれんだけだから」
そう言って笑った。
れんは、うつむいてる。
俺は、続けた。
洋「俺の幸せは、れんが幸せになる事だから。それ以外、今は何も望んでないから。れんが、拜島さんが好きなのもちゃんとわかってるよ。俺とそうなったから、不安になった?」
そう言うとれんが首を横にふっていた。
洋「その事は、後悔しないで欲しい。俺が望んだ事だから。これから先、拜島さんとどうにかなったとしても俺に悪いとか思わないで欲しい。俺は、いつだってれんの味方でいたい。それに、れんの幸せは本当に俺の幸せだから。」
そう言ったら、れんが泣いた。
れん「僕、欲張りだよね。拜島さんも洋も欲しくて。今は、どっちも失いたくない気持ちが強くて。さっきみたいに楽しかったら余計にずっと三人でいれたらって思ったりして…。こんな汚い気持ちもった事ないよ。ズルくて汚くて。僕は、僕が許せないよ」
そう言って目から涙がどんどん溢れてくる。
俺は、れんを抱き締めた。
洋「俺だって、れんにこうやってしてズルいよ。急いでどっちかを選ぶ必要ないんじゃない?いつか、れんのここが答えを見つけてくれるよ。」
そう言って胸をポンポンとした。
れんは、泣いていた。大丈夫だよ。拜島さんも俺も、れんを守る事だけを考えてるんだから…。
あんまり泣き止まないから俺は、れんに「三人で付き合えたらいいのにな!」って言ったら
れんが驚いて顔をあげた。
洋「だって、変だろ?一人しか愛しちゃダメなんて!」
そう言ったられんは、「世の中の人に怒られるよ」って笑った。
洋「やっと笑った。」そう言ってれんの頭を撫でた。
ガチャって扉が開いた。
俺は、れんから離れた。
拜島「お風呂沸かしています。」
れん「疲れとれましたか?」
拜島「痛みがでましたね」
そう言って拜島さんが笑った。
お風呂が沸きました♪って音が聞こえたから、俺は立ち上がった。
れん「ご飯作ってるね」
洋「よろしく」
そう言って、俺は洗面所に向かった。
洋「あのさ、さっきの事なんだけど…」
れん「さっきは、たくさんありすぎるよ。」れんが笑う。
洋「亜香里の事なんだけど。」
れん「あぁ、二人で話した事」
洋「うん。」
そう言った俺にれんは、「内緒の話でしょ?いいよ、いいよ。聞かないよ」って笑った。
洋「違うよ。亜香里もれんに話してもいいって言ってたから」
れん「なんの話?」
洋「俺、協力しようと思ってる。」そういうと亜香里との会話をれんに話した。
ー病室ー
亜香里「洋に、お願いがあります。沙織と向島の事を調べてもらえませんか?」
洋「かまわないけど。」
そういうと亜香里は、俺に鍵を渡してきた。
亜香里「向島の持ってる鍵から見つけました。場所がわかりません。後をつけてもかわされてしまって。」
そういうと亜香里が泣いた。
亜香里「たぶん、沙織と会うための部屋で間違いないと思うのです。」
洋「手伝うよ。」
そういうと亜香里は、また泣いた
亜香里「れんに話してくれていいから」
そう言って笑った。
れんにそれを話すと泣いていた。
洋「それが、この鍵。俺は、ポケットから取り出す。」
れん「今日二人がいないのは、ここって事?」
洋「そうかもしれない。」
れん「どうやって、後をつけようか?」
洋「それなんだよね。俺達、ばぁちゃんちに行くからさ。そこで、動きあったら無理だよな」
れん「帰ってきてからでも、間に合うよ!」
洋「そうだよな!亜香里の退院は、月曜日だって。明日合わせて三回しか行けなかったわ!退院するまで、毎日行くって言ったのにな」
そう言って俺が笑ったら
れん「亜香里には、洋みたいな人が必要だったんだと思うよ」ってれんが言ってきた。
洋「どういう意味?」
俺が言ったら、「何もないよ」って…。
洋「そう言えばさっき病院でも変だったよな。何か気づいた?」
れん「何もないの、本当に」
俺は、少しだけ拜島さんに悪い気持ちがあったけどれんにくっついた。
洋「れん、俺さ。れんの為なら何でも出来るよ。何があったとかは聞かないよ。でも、俺が好きなのは本当にれんだけだから」
そう言って笑った。
れんは、うつむいてる。
俺は、続けた。
洋「俺の幸せは、れんが幸せになる事だから。それ以外、今は何も望んでないから。れんが、拜島さんが好きなのもちゃんとわかってるよ。俺とそうなったから、不安になった?」
そう言うとれんが首を横にふっていた。
洋「その事は、後悔しないで欲しい。俺が望んだ事だから。これから先、拜島さんとどうにかなったとしても俺に悪いとか思わないで欲しい。俺は、いつだってれんの味方でいたい。それに、れんの幸せは本当に俺の幸せだから。」
そう言ったら、れんが泣いた。
れん「僕、欲張りだよね。拜島さんも洋も欲しくて。今は、どっちも失いたくない気持ちが強くて。さっきみたいに楽しかったら余計にずっと三人でいれたらって思ったりして…。こんな汚い気持ちもった事ないよ。ズルくて汚くて。僕は、僕が許せないよ」
そう言って目から涙がどんどん溢れてくる。
俺は、れんを抱き締めた。
洋「俺だって、れんにこうやってしてズルいよ。急いでどっちかを選ぶ必要ないんじゃない?いつか、れんのここが答えを見つけてくれるよ。」
そう言って胸をポンポンとした。
れんは、泣いていた。大丈夫だよ。拜島さんも俺も、れんを守る事だけを考えてるんだから…。
あんまり泣き止まないから俺は、れんに「三人で付き合えたらいいのにな!」って言ったら
れんが驚いて顔をあげた。
洋「だって、変だろ?一人しか愛しちゃダメなんて!」
そう言ったられんは、「世の中の人に怒られるよ」って笑った。
洋「やっと笑った。」そう言ってれんの頭を撫でた。
ガチャって扉が開いた。
俺は、れんから離れた。
拜島「お風呂沸かしています。」
れん「疲れとれましたか?」
拜島「痛みがでましたね」
そう言って拜島さんが笑った。
お風呂が沸きました♪って音が聞こえたから、俺は立ち上がった。
れん「ご飯作ってるね」
洋「よろしく」
そう言って、俺は洗面所に向かった。
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