黒の想いと白の想い

束の間の幸せ［洋、れん、拜島さん］

ついたよって、れんが俺と拜島さんを起こしてくれた。

洋「なんか、ごめん。寝てた」

拜島「すみません。」

れん「全然、大丈夫ですよ。」

そう言って車から降りて歩く。

ブーブー。拜島さんの、電話が鳴った。

俺達は、先に歩く。

れん「開けたら、キッチン掃除だよね」

洋「そうだな。」

そんな話してたら、拜島さんがあがってきた。

拜島「坊っちゃんと沙織さんは、今日お帰りにならないそうです。」

れん「三人って事ですか？」

拜島「そうなりますね。」

洋「よかったです。」

そう言ったら、れんが笑った。

洋「ごめん。何か俺」

拜島「素直ですね。私も嬉しいですよ」

そう言って拜島さんは、鍵を開けた。

れん「じゃあ、片付けようか」

俺と拜島さんは、頷いた。

キッチンに行くとさっきの状態だった。

洋「まず、グラス片付けますか」

そう言ったられんが、こないだ割れたグラスを入れたゴミ箱を渡してきた。

拜島「危ないので、私が」

そう言って拜島さんは、シンクのグラスをとる。

れん「僕がやるよ。」

そう言ってれんは、ゴム手袋をはめてとった。

その後、シンクは、れんが綺麗に掃除をしてくれた。

拜島「明日、タオル買わないといけませんね。」

れん「全部もってきました。」

れんが笑っていう。

拜島「こちらのタオルは、掃除に利用して破棄しましょう。」と拜島さんが笑った。

洋「わかりました。」

れん「じゃあ、洗面所からバケツを持ってきますね。」

拜島「私が場所を教えますよ。」

そうやって、二人は洗面所に向かった。

このタオル、今使える。

こっちの下の方は無理かな？　

俺が、タオル選別してたられんと拜島さんが戻ってきた。

れん「洋、持ってきたよ。」

そう言ってれんが俺にちょっと水をかけた。

洋「冷た、普通温めじゃないの？」

れん「そうかな？」

拜島「お湯沸かして作りましょうか？」
拜島さんが、タオルを渡す。

洋「そもそも、そっちから水いれてこなくてよかったよね。」

れんと拜島さんは、気づかなかったって顔をして笑った。

洋「お湯は要らないからふきましょうよ？」

そう言うと、れんと拜島さんも座って一緒にふく。

れん「洗剤は？」

拜島「食器洗剤薄めましょうか？」

洋「床にこんなに血が落ちる事ないですよね。普通」

拜島「そうですね。」

俺達、三人は手探りで片付ける。

間違ってるかも知れないけど、俺達なりに綺麗にする。

洋「その中で絞ったらもう赤だよね」そう言うと

れん「本当だ。」って笑った。

拜島「お水かえましょうか。」

そう言って拜島さんが、洗面所に行って新しく水を汲んできてくれた。

三人で一生懸命掃除して何とか終わった。

れん「二人の分もタオル絞ってたから、疲れたよ。」

洋「ありがとう。」

拜島「ありがとうございます。」

れんが、一番疲れたよな。

拜島「お風呂いれてきますね。」そう言って拜島さんはバケツを持っていった。

れん「元に戻ってはないよね」

れんが、拭いてた床を触っていう。

洋「確かにな。これ捨てて」

俺は、タオルを渡しながらいう。

すっごく綺麗ではないが、血がなくなっただけいいではないか。

拜島さんが、帰ってきた。

拜島「お風呂沸かしてきました。」

れん「誰からはいります？」

洋「ここは、じゃんけんにするか」

三人「じゃんけん、ポイっ」

俺と拜島さんは、パー出してれんがチョキだした。

れん「やった一番。」

そう言ってれんが喜ぶ。

洋「負けた。」

拜島「私は、最後でよかったですよ。」
と拜島さんが言うけど、俺は

洋「いや、じゃんけんで決めましょう。」と言った。


俺と拜島さんが、じゃんけんをする。

二人「じゃんけん、ポイ」

拜島さんは、パーで俺はグー。

洋「負けた。」

れん「洋ってじゃんけん弱いよね。」

拜島「かわりましょうか？」

洋「勝負は勝負ですから」

そう言って笑った。

そしたら、れんが

れん「じゃあ、今日は僕がご飯作るよ」って言って、拜島さんは嬉しそうに
拜島「本当ですか」って言う。

だから、俺は、

洋「二人で作って。俺、風呂最後だから」って笑って言った。

そしたられんが「そうしますか？」って、
拜島さんも「はい。」って言って笑った。

二人は、嬉しそうに笑ってた。

お風呂が沸きました♪アナウンスが聞こえてれんが、洗面所に行った。

束の間だったけど、俺も楽しかった。

れんがお風呂に行ったから、俺と拜島さんはリビングに向かった。