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次の、作品への構想
優依と話す
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「深夜枠で、短い時間だったけどよかったって!よかったね、しん」
「ありがとう」
「次は、久々の映画だよ!心だけが繋がらないからだから、三年ぶりだよね。」
「そうだな。蛹は、蝶の夢を見るからは、もう三年か…」
「早いね」
「早いな。優依」
「しんは、【身体だけが繋がらない】梨華さんに見せに行ったでしょ?喜んでくれたかな?」
「まだ、連絡きてないからわからない。でも、喜んでくれたと思ってる。」
「短いけれど、しんが言いたい事はきちんと伝わってたと思うよ」
「ありがとう」
「ケーキ、お祝い」
「チーズか塩辛なら喜んだけれど」
「いいじゃんか」
優依は、そう言ってケーキをお皿にいれている。
「次の話しは、SFなの?」
「不倫した母親を許せなかった父親が息子にウィルスを注入する話しだよ!」
「何か、しんらしくないね」
「何か、最初から触れ合えないとわかる恋愛を描《えが》いてみたくてね。」
「どんな、ハッピーエンドに向かうのかな?」
「さあー。まだ、わからないんだ。まだ、設定を与えていないから」
「そう言えば、3Pものはどうなったの?」
「それが、この人がするようだよ。」
「南河内先生かぁー。適任だね。不倫、強姦、複数プレイを得意とする漫画の題材を書いてるもんね」
優依が、ニコッと笑ったのを見た。
「もしかして、優依が断ったのか?」
「何の事?はい」
私は、優依に、フォークで甘ったるい生クリームを口に突っ込まれた。
「優依が、断ったんだよね?」
「あー。ウィスキーいれようか」
「待って」
私は、優依の腕を掴んだ。
「断ったんだよね?」
優依は、私を見つめた。
「だって」
「だって?」
「嫌だったんだよ。そう言うの見に行かれるの」
「ヤキモチ妬いたの?」
「そうだよ。」
「どうして?」
「しんが、知らない人のそう言うの見るの嫌なの」
「昔は、そんな店に連れていかれたんだけど」
「あー。あれね。お店じゃないよ。しんの憧れの先生が、やってたんだよ」
フォークでケーキを取って、また口に入れられた。
「北陽先生が、やってたのか?」
「そうだよ!見られるの好きな人達なんだって!北陽先生は、いなかったけどね。時々、見させてもらったりするんだよ。仕事で」
「今も行ってるのか?」
「行くわけないじゃん。今は、僕はしんしかいらないんだよ。ねー。しん」
「何?」
「しん達、夫婦のお話をまた作ってよ。僕は、見たいんだよ。凄く、見たい。さっきの、身体だけが繋がらない見ていて思ったんだよ。僕は、もっとしんの世界を知りたい」
そう言って、優依は私の肩におでこをくっつける。
「どこかで、作りたいね。また、機会があれば…。」
優依の頭を撫でる。
「ウィスキー飲む?」
「うん、飲む」
優依は、立ち上がってウィスキーをいれに行く。
プライベートモードに切り替えよう。
丸氷を入れたロックグラスにウィスキーをいれて優依はやってきた。
「コラボするんでしょ?」
「そうそう!この人ね。ほら、見つけたんだよ。大城凛菜さん、RINで投稿してたんだよ」
優依に、スマホを見せた。
「どうして?」
「何か、考え方が面白いぐらい似てるなーって思ったからメッセージ送ったんだ。そしたら、返事がきてね。」
「それで?」
「聞いてみたら、コラボも面白いんじゃないですか?って言ってもらえたから…。優依が、いいならって事になったんだよ」
「見せて」
「はい」
俺は、優依にスマホを見せる。
「この短編気に入ってね。返事だしたんだよ」
「うーん。いいんじゃないかな?凄く、素敵な会話作ってる」
「だろう?」
「えっと」
「やり取りまで、見ちゃうの?」
「当たり前だよ」
優依は、そう言ってRINさんとのやり取りを読んでいる。
「子供がいなくて、専業主婦なんだね。」
「梨華と同じ症状なんだ。」
「本当だね」
「うん。」
「左足が悪いって書いてるね。」
「そうらしい。」
「関西の小さな街だね」
「そうらしい。」
「で、会いに行くの?」
「いや、リモートでやり取りする」
優依は、俺の顔を覗き込んだ。
「ありがとう」
「次は、久々の映画だよ!心だけが繋がらないからだから、三年ぶりだよね。」
「そうだな。蛹は、蝶の夢を見るからは、もう三年か…」
「早いね」
「早いな。優依」
「しんは、【身体だけが繋がらない】梨華さんに見せに行ったでしょ?喜んでくれたかな?」
「まだ、連絡きてないからわからない。でも、喜んでくれたと思ってる。」
「短いけれど、しんが言いたい事はきちんと伝わってたと思うよ」
「ありがとう」
「ケーキ、お祝い」
「チーズか塩辛なら喜んだけれど」
「いいじゃんか」
優依は、そう言ってケーキをお皿にいれている。
「次の話しは、SFなの?」
「不倫した母親を許せなかった父親が息子にウィルスを注入する話しだよ!」
「何か、しんらしくないね」
「何か、最初から触れ合えないとわかる恋愛を描《えが》いてみたくてね。」
「どんな、ハッピーエンドに向かうのかな?」
「さあー。まだ、わからないんだ。まだ、設定を与えていないから」
「そう言えば、3Pものはどうなったの?」
「それが、この人がするようだよ。」
「南河内先生かぁー。適任だね。不倫、強姦、複数プレイを得意とする漫画の題材を書いてるもんね」
優依が、ニコッと笑ったのを見た。
「もしかして、優依が断ったのか?」
「何の事?はい」
私は、優依に、フォークで甘ったるい生クリームを口に突っ込まれた。
「優依が、断ったんだよね?」
「あー。ウィスキーいれようか」
「待って」
私は、優依の腕を掴んだ。
「断ったんだよね?」
優依は、私を見つめた。
「だって」
「だって?」
「嫌だったんだよ。そう言うの見に行かれるの」
「ヤキモチ妬いたの?」
「そうだよ。」
「どうして?」
「しんが、知らない人のそう言うの見るの嫌なの」
「昔は、そんな店に連れていかれたんだけど」
「あー。あれね。お店じゃないよ。しんの憧れの先生が、やってたんだよ」
フォークでケーキを取って、また口に入れられた。
「北陽先生が、やってたのか?」
「そうだよ!見られるの好きな人達なんだって!北陽先生は、いなかったけどね。時々、見させてもらったりするんだよ。仕事で」
「今も行ってるのか?」
「行くわけないじゃん。今は、僕はしんしかいらないんだよ。ねー。しん」
「何?」
「しん達、夫婦のお話をまた作ってよ。僕は、見たいんだよ。凄く、見たい。さっきの、身体だけが繋がらない見ていて思ったんだよ。僕は、もっとしんの世界を知りたい」
そう言って、優依は私の肩におでこをくっつける。
「どこかで、作りたいね。また、機会があれば…。」
優依の頭を撫でる。
「ウィスキー飲む?」
「うん、飲む」
優依は、立ち上がってウィスキーをいれに行く。
プライベートモードに切り替えよう。
丸氷を入れたロックグラスにウィスキーをいれて優依はやってきた。
「コラボするんでしょ?」
「そうそう!この人ね。ほら、見つけたんだよ。大城凛菜さん、RINで投稿してたんだよ」
優依に、スマホを見せた。
「どうして?」
「何か、考え方が面白いぐらい似てるなーって思ったからメッセージ送ったんだ。そしたら、返事がきてね。」
「それで?」
「聞いてみたら、コラボも面白いんじゃないですか?って言ってもらえたから…。優依が、いいならって事になったんだよ」
「見せて」
「はい」
俺は、優依にスマホを見せる。
「この短編気に入ってね。返事だしたんだよ」
「うーん。いいんじゃないかな?凄く、素敵な会話作ってる」
「だろう?」
「えっと」
「やり取りまで、見ちゃうの?」
「当たり前だよ」
優依は、そう言ってRINさんとのやり取りを読んでいる。
「子供がいなくて、専業主婦なんだね。」
「梨華と同じ症状なんだ。」
「本当だね」
「うん。」
「左足が悪いって書いてるね。」
「そうらしい。」
「関西の小さな街だね」
「そうらしい。」
「で、会いに行くの?」
「いや、リモートでやり取りする」
優依は、俺の顔を覗き込んだ。
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