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拓夢の話12
協力者
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「すみませんが、失礼します。彼女の両親に、会わなくちゃいけないので…」
そう言って、松永さんは立ち上がった。
「今日は、ありがとうございます」
「いえ、いえ」
「俺、送ってくるわ」
松永さんとかねやんは、一緒に出て行った。いなくなったのを見届けてまっつんが俺に言う。
「平田君は、美紗ちゃんの協力者って事だよな?」
「リベンジポルノか?」
「そう」
「俺もそう思ったんだよ!だから、凛に会いに行かなきゃって」
「旦那さんに火種が注がれるって思ったんだろ?」
「そうなんだ」
まっつんは、そう言った俺の肩を叩く。
「でも、今、拓夢が行けば余計火種が注がれるだけじゃないのか?だから、今は凛さんが話してくるまで待つ方がいい!明日、平田君に会って協力者なのか確かめよう」
「わかった」
俺は、不安だった。凛の旦那さんが、あの音声や平田さんと手を繋いでる写真やキスの動画を見せられたらどうする。凛を捨てるんじゃないのか?
そう考えると怖い。
「まっつん」
「何だ」
「凛の絶望が、今より濃くなったら…。凛は…」
手がガタガタ震える。まっつんは、俺の手を握りしめてくれる。
「そうだ!理沙に、仕事終わったら行ってもらおうか!理沙なら、女の子だから」
「いいのか?」
「いいに決まってるだろ」
まっつんは、俺の手を強く握りしめてから、スマホでメッセージを送ってた。
ブー
俺は、スマホを開いた。
「何?」
固まってる俺に、まっつんがそう言った。
「知らない番号」
俺は、メッセージを開く。
【星村拓夢、皆月凛と不倫してるのを知っている】
気色の悪い機械の声が流れる。その下に、凛と並んでる写真が映っていた。
「これ、ホテルに行った日の写真だよな」
まっつんは、俺のスマホを覗き込んでそう言った。
「誰が、こんな写真」
「撮られた記憶は?」
「ない」
「合成ぽくは、なさそうだよな」
「うん」
ブー、ブー
俺は、驚いてスマホを落としてしまった。
「何やってんの!」
まっつんは、そう言って俺のスマホを取ってくれた。
「ありがとう」
画面を見ると相沢さんだった。
「もしもし」
『もしもし、星村君』
「はい」
『急で悪いんだけど、明後日。ライブハウスに来てくれないかな?』
「どうしてですか?」
『実は、milkのライブ終わりに出そうとしてた新人がボーカルがやめるって言い出して!今、揉めてて!で、社長が星村君に連絡取れって言ってね』
「でも、音聞かせてないですよ」
『いいの、いいの。星村君達の実力は、わかってるから!ごめんだけど、デビュー予定バンドとして出てくれないかな?』
俺は、その言葉にまっつんを見つめる。まっつんは、丸を作ってくれた。
そう言って、松永さんは立ち上がった。
「今日は、ありがとうございます」
「いえ、いえ」
「俺、送ってくるわ」
松永さんとかねやんは、一緒に出て行った。いなくなったのを見届けてまっつんが俺に言う。
「平田君は、美紗ちゃんの協力者って事だよな?」
「リベンジポルノか?」
「そう」
「俺もそう思ったんだよ!だから、凛に会いに行かなきゃって」
「旦那さんに火種が注がれるって思ったんだろ?」
「そうなんだ」
まっつんは、そう言った俺の肩を叩く。
「でも、今、拓夢が行けば余計火種が注がれるだけじゃないのか?だから、今は凛さんが話してくるまで待つ方がいい!明日、平田君に会って協力者なのか確かめよう」
「わかった」
俺は、不安だった。凛の旦那さんが、あの音声や平田さんと手を繋いでる写真やキスの動画を見せられたらどうする。凛を捨てるんじゃないのか?
そう考えると怖い。
「まっつん」
「何だ」
「凛の絶望が、今より濃くなったら…。凛は…」
手がガタガタ震える。まっつんは、俺の手を握りしめてくれる。
「そうだ!理沙に、仕事終わったら行ってもらおうか!理沙なら、女の子だから」
「いいのか?」
「いいに決まってるだろ」
まっつんは、俺の手を強く握りしめてから、スマホでメッセージを送ってた。
ブー
俺は、スマホを開いた。
「何?」
固まってる俺に、まっつんがそう言った。
「知らない番号」
俺は、メッセージを開く。
【星村拓夢、皆月凛と不倫してるのを知っている】
気色の悪い機械の声が流れる。その下に、凛と並んでる写真が映っていた。
「これ、ホテルに行った日の写真だよな」
まっつんは、俺のスマホを覗き込んでそう言った。
「誰が、こんな写真」
「撮られた記憶は?」
「ない」
「合成ぽくは、なさそうだよな」
「うん」
ブー、ブー
俺は、驚いてスマホを落としてしまった。
「何やってんの!」
まっつんは、そう言って俺のスマホを取ってくれた。
「ありがとう」
画面を見ると相沢さんだった。
「もしもし」
『もしもし、星村君』
「はい」
『急で悪いんだけど、明後日。ライブハウスに来てくれないかな?』
「どうしてですか?」
『実は、milkのライブ終わりに出そうとしてた新人がボーカルがやめるって言い出して!今、揉めてて!で、社長が星村君に連絡取れって言ってね』
「でも、音聞かせてないですよ」
『いいの、いいの。星村君達の実力は、わかってるから!ごめんだけど、デビュー予定バンドとして出てくれないかな?』
俺は、その言葉にまっつんを見つめる。まっつんは、丸を作ってくれた。
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