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純の話

旅行【純】④

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「純もやってあげるよ」

お返しのように、体を洗ってくれる。

愛、昨日何で十夢と手繋いでたんだ?

「ありがとう」

「あっ」

「いいよ、気にしないで」

「してあげようか?」

「うん」

十夢がいるのに、するのは何で?

愛は、俺のそれを口に含んだ。

俺は、愛の口で果てた。

「お返し」

俺も愛に返してあげた。

愛は、ちゃんと果ててくれる。

大丈夫だ、信じられる。

互いのそこを丁寧に洗う。

「エロっ」

口から、俺のそれを垂らしてる。

「飲めない」

「苦手なら、吐きな」

keikoは、これを飲み干す。

俺自身、この味は苦手だからわかる。

「無理しないで、いい」

俺は、掌を差し出した。

愛は、ゆっくりと吐き出した。

「頑張ったね」

俺は、愛の頭を撫でてあげる。

シャワーを出して、愛の口に持っていってあげた。

愛は、うがいをして、俺は手を洗った。

「入ろうか?」

「うん」

一緒に湯船に浸かる。

「やっぱり、似合ってる」

指輪を見つめながら言った。

「大きいね、この指輪」

「もう一回り、大きいのあげたかったけどな」

「いいよ、これで充分だよ」

「それなら、よかった」

愛とお風呂から、上がった。

体を丁寧に拭いた。

愛も拭いてくれる。

「家、決めてくれよ」

「わ、わかった。化粧してくるね」

愛は、下着を履いて、浴衣をさっと着て出て行った。

俺、余裕がない。

いつもみたいに、スマートにやれない。

下着を着て、浴衣を着て、風呂からあがって、寝てた場所に行くと十夢が起きてた。

「おはよう」

「おはよう、純さん」

泣いてたのか?

十夢の目が、腫れてる気がした。

「もうすぐ、朝御飯だから」

「あっ!うん。用意する」

「今、洗面所で愛、化粧してるから」

「うん、わかった。戻ってきたら行く」

俺が、十夢を巻き込んだんだ。

十夢は、愛を好きにならないと思ってた。

でも、7年もいたら同情か愛情かわかんない気持ちが芽生えても不思議じゃないよな!

愛が戻ってきた!

「俺、顔洗ってくる」

「おはよう、十夢」

「おはよう、愛ちゃん」

十夢は、ニコッと口元だけ笑って行ってしまった。

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