kill and kiss

小槻みしろ

文字の大きさ
上 下
9 / 9

九話

しおりを挟む
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

ハッピーライフ

小槻みしろ
現代文学
「ねえ、やり直したくないかい?」 絶望の時、彼はどこからか現れた。 彼は、望む人生を得るために、望む過去へ戻れると言う。 「私」は彼と契約を結び、高校生の頃の私へと戻ることに決める。 今度こそ、自分の人生を生きるために――。 私は望む未来へと向かうことが出来るのか。 ちょっとダークな現代ファンタジー短編です。

everything's no change

小槻みしろ
現代文学
「お姉ちゃん、もう駄目かもしれない」 母の涙混じりの言葉を、隣で聞いた。とうとう来たか。そう考えながら―――― 幼いときより病弱な姉、そんな姉の存在をどこか遠くに感じ、しかし何より影響を受けてきた「私」の、姉の死を目前にしての、独白と日常のお話です。 ※エブリスタに同名で載せていたものを加筆修正して載せております。

真昼の月は燃え上がる

小槻みしろ
現代文学
 幸せって案外もろいんだ。  城田あさきは幸福な少女だった。  小学六年の夏、母親が、同級生の父親と不倫をしていたことが発覚するまでは。  それから、学校では周囲の好奇と軽蔑の目線に苛まれる。  家では精神を病んだ母と、その母を溺愛する父との板挟みにあう――。  心についた大きな傷は、ふれたくもない。  きっと人生は変わらないし、変えない。  噂から少し離れた高校に入っても、そうあきらめていたが…… 「どうしていつも怒ってるの?」  同じクラスでサッカー部の友森大翔(とももり ひろと)と出会いを機に、あさきは過去にふたたび、引きずり込まれていく。

おいで、イカロス

小槻みしろ
ファンタジー
――――「またがない」四翼(しよく)は、ろくなものにならない―――― その村のものは、皆一様に翼をもって生まれてきていた。 対翼(ついよく)は、生まれながらに背に一対の翼を持つ。 片翼で生まれ、ふたりで一対の翼となる四翼は、成人の儀にようやく一対の翼を得ることが出来る。 対翼の庇護と侮りの中に生きる四翼にとって、希望であり、試練であった。 ニアとトゥにとっても、それは例外ではなかった。 何からも自由になりたいとあがくお話です。 ※エブリスタに載せていた小説を加筆修正して載せております。

靄を払う

時和 シノブ
現代文学
器用すぎる男性の不器用な物語 *こちらはエブリスタでも公開中です。表紙はPhotoAC様よりお借りしています。

夜は嘘にふるえてる

小槻みしろ
現代文学
由衣には姉がいる。 病気がちで、家と病院を行ったりきたりで、なのにずっと静かに微笑んでいた。 そんな姉が、とうとう死ぬかもしれないと、由衣は母から告げられる。 由衣の16年には、望む望まないにかかわらず、ずっと姉の影が射していた。 生ぬるい感傷をもてあましながら、由衣は姉の見舞いに向かうことになる。 影を失くしても、人は生きていけるだろうか。 喪失の青春小説です。

【完結】拝啓 大嫌いなあなたへ

蒼村 咲
恋愛
【あらすじ】誰かを想って流す涙は、痛い──。 元彼と別れて一週間。私こと島本菜摘のもとに段ボールひとつ分の荷物が届く。その中身とは…… 【作品情報】『言えなかった言葉 言いたかった言葉』を加筆修正・改題したものです。 4話+掌編の全5話です。

会うたびに、貴方が嫌いになる

黒猫子猫(猫子猫)
恋愛
長身の王女レオーネは、侯爵家令息のアリエスに会うたびに惹かれた。だが、守り役に徹している彼が応えてくれたことはない。彼女が聖獣の力を持つために発情期を迎えた時も、身体を差し出して鎮めてくれこそしたが、その後も変わらず塩対応だ。悩むレオーネは、彼が自分とは正反対の可愛らしい令嬢と親しくしているのを目撃してしまう。優しく笑いかけ、「小さい方が良い」と褒めているのも聞いた。失恋という現実を受け入れるしかなかったレオーネは、二人の妨げになるまいと決意した。 アリエスは嫌そうに自分を遠ざけ始めたレオーネに、動揺を隠せなくなった。彼女が演技などではなく、本気でそう思っていると分かったからだ。

処理中です...