6 / 22
初めては全部あなたがいい
しおりを挟む
「おはようございます、セラフィ様」
「あれ? アレク……。もうお昼?」
寝ぼけ眼をこすると、アレクシスが掌を額に置いた。
「まだ朝です。朝の訓練の前に寄ったら、夜に具合が悪くなって早くに眠ったと聞いて……、起こしてしまうけれど心配で――」
「こんな早くに訓練してるの?」
よくよく時計を見れば、セラフィの起床時間の三時間も前だ。
「熱が下がっていて安心しました。もう一度眠ってください」
「うん、でも何か夢をみて……。痛い……」
「痛みが? 熱はないようですが、頭痛ですか?」
頭痛じゃないけれど、こんな場所どうしてと、セラフィは上掛けをとった。
「腫れてる!」
セラフィの股の間が膨れていて、痛みはそれだとわかった。寝るときは下履きをはかないから絹の上下のパジャマの下で腫れたペニスが見てわかった。
「え……、ああ!」
納得したような声をだしたアレクシスにセラフィはどうしようと訴えた。
「病気かもしれない!」
「えっと、夢を見たんですか?」
珍しく歯切れが悪いけれど、アレクシスは落ち着いていた。そんなに酷い病気じゃないのだと思って、セラフィは少しだけ安心した。
「うん、昨日アレクがキスしてたでしょ。あれを夢で見たんだ」
「昨日、見たんですか?」
途端にうろたえたような顔をしたから、恋人のことは内緒にしておきたかったのかなと反省した。
「僕、ショックだった。アレクに恋人ができたら一番に教えてもらえるって勝手に思ってたから……」
「恋人じゃありません! 彼女は結婚して田舎に帰るそうです。ずっと情報を流してもらって……ではなくて、色々便宜を図ってもらっていたのでお礼をしようと思ったら、思い出にキスして欲しいといわれて……。見られてたなんて気づきませんでした」
セラフィの視力は、カリナが驚くくらいなのだと言わなかった。何となく、のぞき見していたのが悪いことに思えたからだ。
「僕、夢の中であの子のかわりにアレクにキスされてた……」
「それで勃ったんですね。その、そこが腫れているのは病気ではないんです。セラフィ様の身体が、大人になってきた証拠です。そうなったら、出してあげないといけません」
頭を撫で撫でされながら話を聞いた。
「何を出すの? おしっこ?」
アレクシスは笑いながら、パジャマのズボンを下ろした。
「同じところからでますけどおしっこじゃないんです。触ってもいいですか? やり方を教えてさし上げますね。こういうのは同性の方がいいと思うので。嫌じゃないですか?」
ドキドキするけれど、アレクシスになら任せていいとセラフィは頷いた。
「いい子です。ここをよしよししてあげるんですよ。自分の手で掴めますか? 全部私がやってもいいのですけど、こういうのは一人でするものなので」
セラフィは小さな自分のペニスをそっと触った。
「なんだかいつもと違う」
「ここから子供を作るための子種がでてくるんです」
「子供ができちゃうの?」
セラフィは驚いて手を離した。
「これを女の人の中に挿れて子種を撒くとできます。でもそのままにしていたら病気になるので出してあげないといけません」
慌てて握ると、アレクシスがそれでいいというように頷いた。
「これでいい?」
「ええ、優しく上下に動かしてあげるんです」
いつもより握りやすいけれど、上下に動かすのが難しい。
「滑りがいりますね。そうだ、夢を思い出してください」
「夢を? アレクはいつも夢を思い出すの?」
「夢というか……匂いを思い出したり……その、抱きしめた時の体温とか……」
言い辛いことなのか、恥ずかしいのかどもるアレクシスの頬が赤くなっていた。
「体温? それならアレクが抱きしめてくれたら温かいと思う! そうだ、キスしたら夢と一緒だから……駄目かな?」
いい案だと思ったのに、アレクシスは頭を振った。
「セラフィ様、キスは大事な人としなければいけません」
「でもさっき、侍女の子にはお礼でしたって言ってた……。本当は恋人なんでしょ? だから……」
グイッと腕を引かれたと思ったら、セラフィは寝台の上でアレクシスに抱きしめられていた。
「違うって言ってるでしょう」
いつもと違う硬い声に、セラフィは身体を竦めた。
「ごめんなさい……」
「私のキスなんて食事一回するのと変わらないけれど、あなたのキスはそんなものじゃない。大事にしてほしいんです」
アレクシスは勝手だ。アレクシスのキスの価値はそんなものじゃない。きっとあの子も大事に思っていたからキスをねだったはずだ。アレクシスは自分のことをわかっていない。
「でも僕、アレクのこと大事だよ。アレクも僕のこと……大事にしてくれてるよね」
「私の命よりも大事です。キスは大人のキスですよ。我慢できますか?」
キスに大人と子供があるのだと初めて知った。
「我慢じゃない、して欲しい」
セラフィは目を閉じた。恥ずかしくてアレクシスの顔を見ていられなかったからだ。
大きなため息が聞こえた。呆れられたと思ったけれど「少しお待ちください。騎士の服は硬いので、あなたの肌に傷がついてはいけませんから」と言って、アレクシスは一度離れた。
目はそのまま閉じていた。剣を剣帯ごと抜いて、服の上着と一緒にサイドボードに掛けたような音がした。
寝台が沈み、セラフィの身体は横を向いて抱き込まれた。アレクシスの身体は、セラフィが想像していたより硬かった。剣の稽古の後疲れておぶってもらったりしているときには気づかなかったけれど、大人の、男の身体なんだと改めて気づいた。
「すごい、ドキドキする」
思わず口をついた感想に、アレクシスが「フフッ」と笑った。
「私もドキドキしてます。心臓が壊れてしまいそうです」
そう言うから、アレクシスの胸に耳をつけて心臓の音を聞いてみた。セラフィと同じくらい、もしかしたらもっと速いリズムで鼓動が聞こえた。
「顔を上げて……」
アレクシスは右腕で腕枕をしてくれて、左手が子猫を触るような柔らかいタッチで頬を撫でてくれた。
まだ目を開けられなくて、閉じたまま上を向いた。
「ん……」
プ二ッと押しつけられた唇が熱かった。
キスだ、とくすぐったい気持ちでセラフィは笑った。家族以外とする初めてのキス。
「唇を開けて」
力んでいた顎の力を抜くと、するりとアレクシスの舌が入り込んできた。
「あ……んぅ」
気持ちいいのか悪いのかよくわからなかった。これが大人のキスなのだと思うと自分が一足飛びに成長したような気がした。
アレクシスの舌は、セラフィの口の中を一杯にして、上顎から舌の奥まで入り込んできた。
「ん、んっ」
セラフィは息ができなくて苦しくて、思わず風の力を集めてしまった。それに気づいたのかアレクシスが笑いながら口を離してくれた。
「は……あ……」
大きく息をするのと同時に魔力が霧散した。
「離宮でも魔力を集められるようになってきましたね」
そんなことを聞かれても初めてだからわからない。
「魔力が……」
「もう離宮では抑えられないかもしれません」
ネグレスのような中級魔術師ならともかく、上級魔術師の資質のあるセラフィでは離宮は成人まで保たないだろうと言われてきた。それが明確になってしまった。
「いやだ、今はそんなことじゃなくて……」
「そうですね」
セラフィの切ない訴えがアレクシスに届いた。
「ここ、痛い……」
「握って、上下に……」
キスをしている間に水気が性器から溢れていた。それが潤滑剤となってセラフィは指を滑らかに動かすことができた。
「あ、あっ! や……アレク、キス」
気持ちがいい。指の力をもっと入れたい。
「そんなに握らないで……。キスに集中して?」
「アッ、アッ! ああぅん……ん!」
叫びそうになるのをアレクシスの唇が塞いでくれた。そうだ、あまり大きな声を出したら侍女が呼ばれたと勘違いして入ってくるかもしれない。
「ちゃんと達けましたね」
よくできましたと髪の毛にアレクシスがご褒美のキスをしてくれた。誇らしいような恥ずかしいような不思議な気持ちで、セラフィはアレクシスの胸に顔を埋めた。
掌に出したものはアレクシスが拭き取って綺麗にしてくれた。
「気持ちよかった……」
目を開けると、アレクシスが真面目な顔をしていた。
「セラフィ様、これは秘め事です。家族にも師匠にも言わなくていいんです。これからは一人でできますね?」
「うん。……できるよ」
本当は手伝って欲しい。ダンスの稽古のように、これもお願いしたらやってくれるものだと思っていた。アレクシスがわざわざ言うのだから、もう二度と大人のキスをすることも、彼の匂いに包まれながら達くこともないのだろう。
セラフィはアレクシスを見送って、もう一度寝台に寝転がった。
二日にわたるショックな出来事のせいか、セラフィはそれから三日間高熱がでて寝込んでしまった。
「あれ? アレク……。もうお昼?」
寝ぼけ眼をこすると、アレクシスが掌を額に置いた。
「まだ朝です。朝の訓練の前に寄ったら、夜に具合が悪くなって早くに眠ったと聞いて……、起こしてしまうけれど心配で――」
「こんな早くに訓練してるの?」
よくよく時計を見れば、セラフィの起床時間の三時間も前だ。
「熱が下がっていて安心しました。もう一度眠ってください」
「うん、でも何か夢をみて……。痛い……」
「痛みが? 熱はないようですが、頭痛ですか?」
頭痛じゃないけれど、こんな場所どうしてと、セラフィは上掛けをとった。
「腫れてる!」
セラフィの股の間が膨れていて、痛みはそれだとわかった。寝るときは下履きをはかないから絹の上下のパジャマの下で腫れたペニスが見てわかった。
「え……、ああ!」
納得したような声をだしたアレクシスにセラフィはどうしようと訴えた。
「病気かもしれない!」
「えっと、夢を見たんですか?」
珍しく歯切れが悪いけれど、アレクシスは落ち着いていた。そんなに酷い病気じゃないのだと思って、セラフィは少しだけ安心した。
「うん、昨日アレクがキスしてたでしょ。あれを夢で見たんだ」
「昨日、見たんですか?」
途端にうろたえたような顔をしたから、恋人のことは内緒にしておきたかったのかなと反省した。
「僕、ショックだった。アレクに恋人ができたら一番に教えてもらえるって勝手に思ってたから……」
「恋人じゃありません! 彼女は結婚して田舎に帰るそうです。ずっと情報を流してもらって……ではなくて、色々便宜を図ってもらっていたのでお礼をしようと思ったら、思い出にキスして欲しいといわれて……。見られてたなんて気づきませんでした」
セラフィの視力は、カリナが驚くくらいなのだと言わなかった。何となく、のぞき見していたのが悪いことに思えたからだ。
「僕、夢の中であの子のかわりにアレクにキスされてた……」
「それで勃ったんですね。その、そこが腫れているのは病気ではないんです。セラフィ様の身体が、大人になってきた証拠です。そうなったら、出してあげないといけません」
頭を撫で撫でされながら話を聞いた。
「何を出すの? おしっこ?」
アレクシスは笑いながら、パジャマのズボンを下ろした。
「同じところからでますけどおしっこじゃないんです。触ってもいいですか? やり方を教えてさし上げますね。こういうのは同性の方がいいと思うので。嫌じゃないですか?」
ドキドキするけれど、アレクシスになら任せていいとセラフィは頷いた。
「いい子です。ここをよしよししてあげるんですよ。自分の手で掴めますか? 全部私がやってもいいのですけど、こういうのは一人でするものなので」
セラフィは小さな自分のペニスをそっと触った。
「なんだかいつもと違う」
「ここから子供を作るための子種がでてくるんです」
「子供ができちゃうの?」
セラフィは驚いて手を離した。
「これを女の人の中に挿れて子種を撒くとできます。でもそのままにしていたら病気になるので出してあげないといけません」
慌てて握ると、アレクシスがそれでいいというように頷いた。
「これでいい?」
「ええ、優しく上下に動かしてあげるんです」
いつもより握りやすいけれど、上下に動かすのが難しい。
「滑りがいりますね。そうだ、夢を思い出してください」
「夢を? アレクはいつも夢を思い出すの?」
「夢というか……匂いを思い出したり……その、抱きしめた時の体温とか……」
言い辛いことなのか、恥ずかしいのかどもるアレクシスの頬が赤くなっていた。
「体温? それならアレクが抱きしめてくれたら温かいと思う! そうだ、キスしたら夢と一緒だから……駄目かな?」
いい案だと思ったのに、アレクシスは頭を振った。
「セラフィ様、キスは大事な人としなければいけません」
「でもさっき、侍女の子にはお礼でしたって言ってた……。本当は恋人なんでしょ? だから……」
グイッと腕を引かれたと思ったら、セラフィは寝台の上でアレクシスに抱きしめられていた。
「違うって言ってるでしょう」
いつもと違う硬い声に、セラフィは身体を竦めた。
「ごめんなさい……」
「私のキスなんて食事一回するのと変わらないけれど、あなたのキスはそんなものじゃない。大事にしてほしいんです」
アレクシスは勝手だ。アレクシスのキスの価値はそんなものじゃない。きっとあの子も大事に思っていたからキスをねだったはずだ。アレクシスは自分のことをわかっていない。
「でも僕、アレクのこと大事だよ。アレクも僕のこと……大事にしてくれてるよね」
「私の命よりも大事です。キスは大人のキスですよ。我慢できますか?」
キスに大人と子供があるのだと初めて知った。
「我慢じゃない、して欲しい」
セラフィは目を閉じた。恥ずかしくてアレクシスの顔を見ていられなかったからだ。
大きなため息が聞こえた。呆れられたと思ったけれど「少しお待ちください。騎士の服は硬いので、あなたの肌に傷がついてはいけませんから」と言って、アレクシスは一度離れた。
目はそのまま閉じていた。剣を剣帯ごと抜いて、服の上着と一緒にサイドボードに掛けたような音がした。
寝台が沈み、セラフィの身体は横を向いて抱き込まれた。アレクシスの身体は、セラフィが想像していたより硬かった。剣の稽古の後疲れておぶってもらったりしているときには気づかなかったけれど、大人の、男の身体なんだと改めて気づいた。
「すごい、ドキドキする」
思わず口をついた感想に、アレクシスが「フフッ」と笑った。
「私もドキドキしてます。心臓が壊れてしまいそうです」
そう言うから、アレクシスの胸に耳をつけて心臓の音を聞いてみた。セラフィと同じくらい、もしかしたらもっと速いリズムで鼓動が聞こえた。
「顔を上げて……」
アレクシスは右腕で腕枕をしてくれて、左手が子猫を触るような柔らかいタッチで頬を撫でてくれた。
まだ目を開けられなくて、閉じたまま上を向いた。
「ん……」
プ二ッと押しつけられた唇が熱かった。
キスだ、とくすぐったい気持ちでセラフィは笑った。家族以外とする初めてのキス。
「唇を開けて」
力んでいた顎の力を抜くと、するりとアレクシスの舌が入り込んできた。
「あ……んぅ」
気持ちいいのか悪いのかよくわからなかった。これが大人のキスなのだと思うと自分が一足飛びに成長したような気がした。
アレクシスの舌は、セラフィの口の中を一杯にして、上顎から舌の奥まで入り込んできた。
「ん、んっ」
セラフィは息ができなくて苦しくて、思わず風の力を集めてしまった。それに気づいたのかアレクシスが笑いながら口を離してくれた。
「は……あ……」
大きく息をするのと同時に魔力が霧散した。
「離宮でも魔力を集められるようになってきましたね」
そんなことを聞かれても初めてだからわからない。
「魔力が……」
「もう離宮では抑えられないかもしれません」
ネグレスのような中級魔術師ならともかく、上級魔術師の資質のあるセラフィでは離宮は成人まで保たないだろうと言われてきた。それが明確になってしまった。
「いやだ、今はそんなことじゃなくて……」
「そうですね」
セラフィの切ない訴えがアレクシスに届いた。
「ここ、痛い……」
「握って、上下に……」
キスをしている間に水気が性器から溢れていた。それが潤滑剤となってセラフィは指を滑らかに動かすことができた。
「あ、あっ! や……アレク、キス」
気持ちがいい。指の力をもっと入れたい。
「そんなに握らないで……。キスに集中して?」
「アッ、アッ! ああぅん……ん!」
叫びそうになるのをアレクシスの唇が塞いでくれた。そうだ、あまり大きな声を出したら侍女が呼ばれたと勘違いして入ってくるかもしれない。
「ちゃんと達けましたね」
よくできましたと髪の毛にアレクシスがご褒美のキスをしてくれた。誇らしいような恥ずかしいような不思議な気持ちで、セラフィはアレクシスの胸に顔を埋めた。
掌に出したものはアレクシスが拭き取って綺麗にしてくれた。
「気持ちよかった……」
目を開けると、アレクシスが真面目な顔をしていた。
「セラフィ様、これは秘め事です。家族にも師匠にも言わなくていいんです。これからは一人でできますね?」
「うん。……できるよ」
本当は手伝って欲しい。ダンスの稽古のように、これもお願いしたらやってくれるものだと思っていた。アレクシスがわざわざ言うのだから、もう二度と大人のキスをすることも、彼の匂いに包まれながら達くこともないのだろう。
セラフィはアレクシスを見送って、もう一度寝台に寝転がった。
二日にわたるショックな出来事のせいか、セラフィはそれから三日間高熱がでて寝込んでしまった。
10
お気に入りに追加
101
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
完結·助けた犬は騎士団長でした
禅
BL
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。
ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。
しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、城から迎えが現れた。
強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ……
※完結まで毎日投稿します
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています
ぽんちゃん
BL
病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。
謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。
五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。
剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。
加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。
そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。
次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。
一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。
妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。
我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。
こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。
同性婚が当たり前の世界。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる