「恋がしたい」と幼馴染から婚約破棄されました。その後を笑って眺める私です。

「君を愛する気持ちは変わらないよ、モリー」

私はタウンズ伯爵令嬢モリー・ドノヴァン。
彼は幼馴染で許婚のライルズ伯爵令息デビッド・イング。

「でも僕は燃えるような恋がしたい!!」
「……は?」

なんと、彼ったらブロドリック伯爵令嬢に求婚するそうだ。

「アホね」

まったくバカバカしい。
彼は知らないのだ。肖像画に騙されているという事を。
だってブロドリック伯爵令嬢キャスリン・グウィルトって……

「たたっ、助けてくれ! モリー!!」
「……イヤ(笑)」

私はどんなに泣いて縋られたって、助けたりしないわよ。
せいぜい苦しみなさい、この裏切り者!!


※このざまぁはコメディです。
※イケメンに求婚されます。
※みんなでハッピーエンドを迎えます。
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