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小噺

二人がだらだらするだけ

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目覚まし時計が鳴りバッと飛び起きたところで思い出す。...今日は休みの日だった...。起こしてしまっただろうかとチラリと横を見るとパッチリと目を開けた悠くんを見つけてしまった。

「...何してんの?」

「...」
悠くんは何もしゃべらないまま目を瞑った。

「ねえ悠くん!」
何もなかったかのように寝ようとしたので揺すり起こす。
するとゆっくり目を開いて「見てただけだよ?」と甘えるように言ってきた。

「そっか...いつから?」

「璃子が起きあがってから」

「…本当に?」

「ゴメン...本当は一時間前から。」

「そんなに見てて何が楽しいのよ...」

「璃子の寝顔は可愛いから」

「っ...」
少し顔を赤くしてしまった直後ぐ~と盛大が私のお腹の鳴る音がした。その恥ずかしさも相まって更に顔が赤くなる。

「じゃあ璃子、そろそろ朝食にしようか?」

「う、うん。」
ご飯を作るのは悠くんの役目である。悠くんは何処からかたまに大金を稼いでくるけど、私は会社を辞めていないので悠くんが一応専業主夫をしている。正直言って私より女子力が高い。私が普通の家庭料理しか作れないのに比べて、もうレストラン開けるんじゃね?と思わず言ってしまうほど美味しい料理を出してくるのだ。

それからしばらく経ち、3時ごろ。つまりはおやつの時間である。休日は何時も悠くんが美味しいお菓子を作ってくれる。おいお前、妻なのに何もしてないのか!なんて思う人もいるだろうけどやろうとした瞬間悠くんが飛んできて辞めされられるのだよ…本当は悠くんだけに任せっきりにしたくないんだけどなぁ

「璃子、今日はプリンだよ」

「プリン⁉︎悠くんナイス!ちょうど食べたかったんだよね~」

「だと思った。璃子が喜んでくれてよかったよ」
トロッと口の中で溶けていくプリン。ほんと最高です…

プリンを食べ終わり、お昼寝の時間です。まるで保育園児のような生活だと思わなくもないが、甘やかしてくるのだから仕方ない。悠くんの腰に手を回し眠りにつく。悠くん、あったかくて安心するんだよなぁ
…来週の休みは運動しよっかな


その頃の悠くん。
ああ、璃子が自分から僕に抱きついて寝ている…これは天国か?天国なのか?しょ、昇天してしまいそうだ…ッバタ。
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