転生したら捕らえられてました。

魔法学園に行こう！

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　アホの子認定は仕方無いとして、なんで第四学年からなんだろう?普通魔力の操作もできないやつを今みたいにチョーカーを着けさせずに学園に入れるとか狂気の沙汰だよね…

　全属性持ちで魔力が高いってだけでも危ないのに、子供なだけに精神も不安定だから、そんなことしたら学園の生徒が危ない。

　普通に学園に入れてるってことは国の上層部がいいって言ったってことだもんな…でもそんな試験をした覚えもないし、様子見、とかなのかなぁ

　私、自分がどうやって魔法使ってるか言わなかったし。随分適当なことするんだなぁ…ってそんな訳ないか。隠密というか忍者みたいな人隠れてたりするんじゃ…なんて、そんなわけないよな～

試しに呼んでみる？一人だし。もし出てこなくても大丈夫だよね！

「おーいそこの人出ておいで～」
ま、出て来ないよね。ちょっと体痛いし寝よっかな。もう一度寝そべり、横を見る。


…誰だ！思わず飛び起きる。

「痛い！」
体痛いのに～てかこの人真っ黒いんですけど？

「あの～誰ですか？」
「……い、今見つけたんじゃないの？」
「適当言っただけなんですけど…」
「えっ…」
黒い人が物凄く動揺している。ど、どうすれば…

「と、とりあえず誰なのか聞いてもいいですか？」
「それはちょっと…ごめんね」
何この人。めっちゃ優しいじゃないですか～是非とも仲良くさせていただきたい！

「じゃ、じゃあ性別だけでも…」
「…特別だよ？」
「はい！」
「男だよ、まあ見たらわかるかもしれないけど」
性別明かすのも特別とかどんな仕事なんですかね？服装からするに忍者っぽいけど。声も中性的だし、教えてくれなかったらわからなかったかも。

仲良くしたいし、あだ名とかつけないと呼べないよね。ねえとか呼びにくいし。忍者っぽいし、黒いし……黒子だね黒子。なんか忍んでる感。

「黒子って呼んでもいいですか？」
「え、あ、僕のこと知ってるの？」
「へ？いや全く。」
「そう…まあ、いいよ」
「じゃあ、また会ったらお話しましょうね！」
「会ったら、ね」

今日は新たな出会いがたくさん会って疲れました、寝ます。寮の部屋にもまだ入ってないのにな…