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魔法学園に行こう!
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「えっとエリーナ先生って、ユリウスさんの何なんですか?」
「何ってなぁに?」
「なにっていわれても…護衛とか婚約者とかそういうの、です」
「…一つ言うなら恋情を抱いてこのような行動をしているわけでは無い。職務だ。」
「そう、ですか…教えてくれてありがとうございます。」
私がお礼を言うと、エリーナ先生は部屋を出て行った。
ひえぇー死ぬかと思った…とりあえず敵対しないようにしないとなぁ。それにしても普段と口調が全然違うな。こっちが素なのかな?そりゃあユリウスさん公爵家の三男だもんなぁ。変な女に捕まらないようにしないといけないとかあるかもね。でもユリウスさんとは仲良くしたいしなぁ。
それにしてもこのチョーカーぴったりくっついてるなぁ。指の入る隙間もないし、でもきついってわけでも無いんだよな…何か魔法でもかかってんのかな?お風呂入る時も外せなさそう。しばらくチョーカーをいじっているとコンコンとノックの音が聞こえた。
「どうぞ~」
入るように促すと、扉から顔を覗かせたのはロザリーさんとカインさんだった。
「リーフィアさん大丈夫ですの?」
「大丈夫ですよー」
「ロザリーずっと心配していたんだからな。それはもう泣きそうなくらい」
揶揄うようにカインさんが言う。
「そ、それは言わないお約束ですわ!でも、本当に心配したんですからね」
「ごめんなさい、でもこれからはきっと無いですから。」
会って1日も経ってない人の事をこんなにも心配できるなんていい子だなぁ。ほんと年下だと思えないよ…確か今の私の年齢より下なんだよね?具体的な年齢が知りたい…
「おふたりは何歳なんですか?」
「もちろん10歳ですわよ?第4学年ですもの。」
あれ、年下じゃ無かったの?しかも第4学年って、一年生ですら無いし!
「なに驚いた顔してるんだよ。もしかして先生の話聞いてなかったのか?転入生に学年教えないなんてあるわけねぇし…」
「なんていうかその、リーフィアさん…おっちょこちょいですのね」
「ロザリー、オブラートに包まなくていいんだ。素直に伝えろよ、リーフィアはアホの子だって」
……………学園生活初日からアホの子認定ですか…
「何ってなぁに?」
「なにっていわれても…護衛とか婚約者とかそういうの、です」
「…一つ言うなら恋情を抱いてこのような行動をしているわけでは無い。職務だ。」
「そう、ですか…教えてくれてありがとうございます。」
私がお礼を言うと、エリーナ先生は部屋を出て行った。
ひえぇー死ぬかと思った…とりあえず敵対しないようにしないとなぁ。それにしても普段と口調が全然違うな。こっちが素なのかな?そりゃあユリウスさん公爵家の三男だもんなぁ。変な女に捕まらないようにしないといけないとかあるかもね。でもユリウスさんとは仲良くしたいしなぁ。
それにしてもこのチョーカーぴったりくっついてるなぁ。指の入る隙間もないし、でもきついってわけでも無いんだよな…何か魔法でもかかってんのかな?お風呂入る時も外せなさそう。しばらくチョーカーをいじっているとコンコンとノックの音が聞こえた。
「どうぞ~」
入るように促すと、扉から顔を覗かせたのはロザリーさんとカインさんだった。
「リーフィアさん大丈夫ですの?」
「大丈夫ですよー」
「ロザリーずっと心配していたんだからな。それはもう泣きそうなくらい」
揶揄うようにカインさんが言う。
「そ、それは言わないお約束ですわ!でも、本当に心配したんですからね」
「ごめんなさい、でもこれからはきっと無いですから。」
会って1日も経ってない人の事をこんなにも心配できるなんていい子だなぁ。ほんと年下だと思えないよ…確か今の私の年齢より下なんだよね?具体的な年齢が知りたい…
「おふたりは何歳なんですか?」
「もちろん10歳ですわよ?第4学年ですもの。」
あれ、年下じゃ無かったの?しかも第4学年って、一年生ですら無いし!
「なに驚いた顔してるんだよ。もしかして先生の話聞いてなかったのか?転入生に学年教えないなんてあるわけねぇし…」
「なんていうかその、リーフィアさん…おっちょこちょいですのね」
「ロザリー、オブラートに包まなくていいんだ。素直に伝えろよ、リーフィアはアホの子だって」
……………学園生活初日からアホの子認定ですか…
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