上 下
5 / 35
番外編

お気に入り登録者様50人突破記念! ある日のリーフィアの1日

しおりを挟む
ー朝。リーフィアの部屋ー
早朝。私はベットからスルリと抜け出し、動きやすいシャツとズボンに着替え高い位置で髪を結び庭へと出る。
館の窓から見えないような木の陰へ行くとそこにタオルや水筒をおいて運動を始めた。
私は、捕らえられてて運動してなかったから、体力とか筋肉なくてユーリくん達の遊びについていけないんだよね~

だから毎朝コッソリと運動してるんだ♪
いつもは魔法でごまかしてるんだけどねえ…やっぱり魔法を使いながら遊ぶのは難しいからさ、体力つけたら楽だよなーって





一時間ほど運動をし、休憩のために木陰に座る。
タオルで汗を拭き、水筒の水を飲み一息つく。
「あー疲れた。汗だくだよ~」
運動した後は、汗でビショビショになるから頭の中で洗濯機のイメージをして服を洗い、自分の体はお風呂っていうかシャワー?みたいな感じで洗浄する。そうすることであら不思議。お風呂から上がってすぐのような清潔感が…てことになるんだ!あ、ちゃんと髪も乾かしてるよ?
おっとそろそろ館に戻る時間だ。今日のご飯は何かな~
とテンション高めにリーフィアは帰って行くのだった。



ー館の食堂ー

「みんなおっはよー!」
と元気挨拶をしながら食堂に入る。
そして、ご飯をカウンターに取りに行き、ハルちゃんの隣に座る。
ユーリくんはミルフィーさんと食べるようだ。

「ハルちゃんおまたせ~」
「あ、お姉ちゃんやっときた!」
「今日はハルちゃんの好きなベーコンだねぇ」
「うん!だけどちゃんとお姉ちゃんが来るの待ってたんだよ?」

ああ、かわいい…健気に私を待ってくれているなんて…
「ハルちゃん。今度からはそういう時先に食べてていいからね?」
「ううん。お姉ちゃんと一緒に食べたいからいいの!」
やばい。かわいいが止まらない。萌え死にしそうだよ…
私は瀕死状態のまま食堂を後にした。


自分の部屋に戻ったところでこの世界についてのお勉強。
この館の図書室から沢山本をユリウスさんに運んでもらったのだ
なんか、世界について知るって計算とかじゃないから好きなんだよね~
毎日4~9時間やっちゃうんだよ…
まあ寝落ちする前にみんなが遊びに誘いにきてくれるから、大丈夫なんだけど…
あ、そろそろ新しい本欲しいな~ユリウスさん来ないかな~
なんて考えていると、ドアをノックする音が聞こえた。
「お姉ちゃんいる?ユリウスさん来たよ!」
とハルちゃんがかわいくお知らせしに来てくれた。
「わかった!今いくよ」
あーもう前世の部屋が4つ入るぐらいこの部屋広いからドアまでが遠いんだよね~
というかユリウスさんタイミング良すぎない?


ー1階応接間ー
コンコンコンと三回ノックする。
ドアを開けながら
「ハローユリウスさん!」
と叫んでみた。
「おいリーフィア、ギルドマスターもいるんだぞ…」
「なんですとぉ!最初から言ってよね…それはそうと晶斗さんおひさ!」
「お久しぶりです、リーフィアちゃん」
「相変わらずイケメンだね!」
「そういうリーフィアちゃんもかわいいですよ」
「ありがとう!」
なんかめっちゃ楽しい。これ今度から晶斗さんとの挨拶にしよっと

「そういやなんか用事あった?」
「ああ、それがですね街にお誘いしようかと…」
一緒に街に?二人で?……つまりは晶斗さんとデートだ!!!

「マジですか!やったー晶斗さんとデートだ!」
「いや俺もいるからな?」
「えーなんでですか?」
「監視役だよ」
「晶斗さんがいるじゃないですか」
「なんていうかお前にかかるお金とかは国で負担することになってるから俺も行かなきゃなんねえんだよ!」
「ああ、つまりお財布さんってことですね」
よし!お金気にしないでいいぜ!ってまあそんなに使うつもりないけどね…


街に着きました!
ここに来たのは2回目だけどやっぱ綺麗だね~
あ、そういえば新しい本が欲しいんだった。
本屋に連れて言ってもらおーっと

「晶斗さん!本屋さんに行きたいです!今ある本全部読み終わっちゃって…」
「リーフィア…あの量の本全部読んだのか?」
「そうだよ?とっても面白かった!」
「リーフィアちゃん勉強してるんですか?」
「この世界のことについて全然知らないですからね~なんか世界史って面白いしね?」
「まあファンタジーな剣と魔法の世界ですからね…」
「それはともかく本屋さんにレッツゴー!」

それから私達は王都最大規模の本屋へと向かった。

「おおーデカイね~そういやこの世界で本って一冊何円するの?」
「そうですね…平均一冊10万フェレぐらいですかね?」
「?フェレって何ですか?」
「この世界のお金の単位ですよ。全ての国で統一されてます。」
「ふむ。1フェレは日本円で何円何ですか?」
「1フェレ一円です。単位の呼び方が変わるだけなのであんまり気にすることもないですよ」
「そうなんですね~ってことは一冊10万円じゃないですか!」
やばいよ。私そんな高いものを毎日触ってたの!

「まあ国の予算から出されますし、あの館で育つ子供は優秀な子が多いので沢山本があるんですよ」
うん。今度から大事にしよう。
「えーっと今回は本買ってもらえるんですか?」
「ああ。一冊だけならな。あとは服とか小物にしとけよ」
「おk。じゃ探してくる!」

ま、それでこの世界の歴史の物語?みたいなのを買ってもらった。10万フェレもするんだから何回も読み直す予定…そのほかにも運動用の服とかアクセサリーとか沢山買ってもらったよ!
また3人で出かけれたらいいなぁ
おやすみなさい



-----------------------------------------------------------------
ハイ!ある日のリーフィアの1日終了いたしました!
1話でこんなに長く書いたのは初めてです
でも他の投稿者様達はみんなこのくらいなんですよね…
毎話このくらいになるように頑張ります!
一応時間軸はユリウスさんが吹っ飛ばされるちょっと前ですね
このお話楽しんでいただけたでしょうか!
これでお気に入り登録者様50人突破記念のお話を終わりたいと思います。
これを読んでくださっている皆様のますますのご活躍をお祈りしております。

                                                                                      アクエリア
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢にざまぁされるヒロインに転生したので断罪返しを回避したい!〜でもこのヒロインラスボスですよね?!〜

五城楼スケ(デコスケ)
ファンタジー
「え、もしかして私『悪役ヒロイン』じゃない?!」 前世の夢を見て、自分が異世界に転生したと気付いた主人公。 転生したのは婚約破棄された悪役令嬢が大国の王太子と結ばれるハッピーエンドの漫画の中。 悪役令嬢のベアトリスを愛する主人公が転生したのは、寄りにも寄ってそのベアトリスにザマァされるヒロイン、ミシュリーヌだった。 しかもミシュリーヌは原作でラスボス<災厄の魔女>となるキャラだ。 ミシュリーヌは自身の闇堕ちを回避するため、原作の記憶を頼りに奮闘する。 しかし、とある出来事がきっかけで、ミシュリーヌの置かれた状況は原作のストーリーから大きく一変、逸脱していく。 原作の主要キャラと関わらないと心に決めたものの、何故か彼らに興味を持たれてしまい……? ※はじめはちょっとシリアス風味ですが、だんだん主人公が壊れていきます。 ※話のタイトルを変更しました。見やすくなった…はず!(弱気) ※ご都合主義満載のお話です。深く考えずお読み下さい。 ※HOTランキング入り有難うございます!お読みくださった皆様に感謝です!

転生王女は異世界でも美味しい生活がしたい!~モブですがヒロインを排除します~

ちゃんこ
ファンタジー
乙女ゲームの世界に転生した⁉ 攻略対象である3人の王子は私の兄さまたちだ。 私は……名前も出てこないモブ王女だけど、兄さまたちを誑かすヒロインが嫌いなので色々回避したいと思います。 美味しいものをモグモグしながら(重要)兄さまたちも、お国の平和も、きっちりお守り致します。守ってみせます、守りたい、守れたらいいな。え~と……ひとりじゃ何もできない! 助けてMyファミリー、私の知識を形にして~! 【1章】飯テロ/スイーツテロ・局地戦争・飢饉回避 【2章】王国発展・vs.ヒロイン 【予定】全面戦争回避、婚約破棄、陰謀?、養い子の子育て、恋愛、ざまぁ、などなど。 ※〈私〉=〈わたし〉と読んで頂きたいと存じます。 ※恋愛相手とはまだ出会っていません(年の差) ブログ https://tenseioujo.blogspot.com/ Pinterest https://www.pinterest.jp/chankoroom/ ※作中のイラストは画像生成AIで作成したものです。

異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!

明衣令央
ファンタジー
 糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。  一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。  だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。  そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。  この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。 2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。

義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。

克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位 11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位 11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位 11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位

スキルポイントが無限で全振りしても余るため、他に使ってみます

銀狐
ファンタジー
病気で17歳という若さで亡くなってしまった橘 勇輝。 死んだ際に3つの能力を手に入れ、別の世界に行けることになった。 そこで手に入れた能力でスキルポイントを無限にできる。 そのため、いろいろなスキルをカンストさせてみようと思いました。 ※10万文字が超えそうなので、長編にしました。

ヒロイン? 玉の輿? 興味ありませんわ! お嬢様はお仕事がしたい様です。

彩世幻夜
ファンタジー
「働きもせずぐうたら三昧なんてつまんないわ!」 お嬢様はご不満の様です。 海に面した豊かな国。その港から船で一泊二日の距離にある少々大きな離島を領地に持つとある伯爵家。 名前こそ辺境伯だが、両親も現当主の祖父母夫妻も王都から戻って来ない。 使用人と領民しか居ない田舎の島ですくすく育った精霊姫に、『玉の輿』と羨まれる様な縁談が持ち込まれるが……。 王道中の王道の俺様王子様と地元民のイケメンと。そして隠された王子と。 乙女ゲームのヒロインとして生まれながら、その役を拒否するお嬢様が選ぶのは果たして誰だ? ※5/4完結しました。

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜

犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。 馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。 大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。 精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。 人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

処理中です...