81 / 103
昏鐘の勇者編
13 500年勇者をしてきた者
しおりを挟む
悟の白いオーラを身に纏っていた、
「まさか覚醒したのか勇者として!?」
春樹は悟の異常をそう感じ取った。
「そうなるな……」
ゆっくりな口調で喋る悟。
すると、纏っていた白いオーラが悟の四肢や体を包み込んでいった、
「それ以上はさせるか!」
春樹は一瞬で悟に接近し右腕を振り上げ殴った、
バシィン!!
しかし、その拳は悟には届くことはなく、その右腕は悟に捕まれていた。
「くっ」
悟は冷たい視線をし春樹の目の奥を覗いていた、
「やめろ視るな!」
春樹は嫌がりだし、暴れた。
「そういう事か……」
悟は春樹に魔法で記憶を覗いた。
「はぁはぁ視たのか……」
「あぁ視た、そして春樹がそうなったのも分かった、けど俺はそれを否定したい」
春樹はそれを聞いた瞬間。
同じ事実を知りそれでもこの世界を救いたいのかと思い、それに対して不快感を感じ黒い剣を発言させ斬りつけた。
「ならばお前をここで倒し俺はこの世界を終わらせてやる全てを!!」
「させるか……それを止めるための勇者だ……」
強く力強く悟をそう言うと向かってくる春樹の剣を消した。
「一本だけだと思うなよぉさとるぅぅ!!!」
春樹は憎しみを増幅させ魔力の剣を六本出現させると悟の周りに漂わせた。
「何年、何十年、何百年、俺は僕はお前達と戦っていると思う……」
その瞬間、悟の周囲に白い光の波動を発すると発現した魔力剣は消失した、
「何だと……」
春樹は呆然と膝をついた。
『力を求めた末にこの世界の真実を知り、世界を滅ぼすために魔王の力までを頼ったのに届かないのか、これでも勇者には……届かないのか……力、まだ力が必要だ……魔王様俺に私に力を!!』
心の中で春樹は懇願した。
「ここまでだ春樹……」
悟は魔力剣を発現させ春樹の首に目掛けて斬ろうとした瞬間、ふっと影が現れた。
「何だ?」
悟は剣を斬るのを取り止めると上空を見上げた。
「あれは……まさか……」
上空にあったのはとてつもなく直径一キロの大きい黒い塊がそこにあった、
「ワールドオーダーか!!」
その黒い塊から沢山の触手が春樹に向かって来た。
「させるか!!」
悟は春樹に向かってきた触手を切り落とすも数本の触手が湾曲したり変則的になり春樹を刺した!!
「止めろ!! 彼を苦しめて殺すのか!!聞いてるんだろ!!」
しかし、その声は届かず春樹に因子が注入されていった。
春樹は激しく動き出した。
「く゛、く゛る゛し゛ぃ゛」
激しく動き回った後触手は注入し終わると戻っていた。
「いま、殺らなければこの国が終わる!?」
剣を春樹に対して振りかぶったその瞬間。
「悟……何してるの……春樹はクラスメイトだよ」
その声に悟は振り向くとそこにいたのは美希だった。
そして、春樹は黒い靄を吹き出すとその辺一帯を黒く染めた。
「まさか覚醒したのか勇者として!?」
春樹は悟の異常をそう感じ取った。
「そうなるな……」
ゆっくりな口調で喋る悟。
すると、纏っていた白いオーラが悟の四肢や体を包み込んでいった、
「それ以上はさせるか!」
春樹は一瞬で悟に接近し右腕を振り上げ殴った、
バシィン!!
しかし、その拳は悟には届くことはなく、その右腕は悟に捕まれていた。
「くっ」
悟は冷たい視線をし春樹の目の奥を覗いていた、
「やめろ視るな!」
春樹は嫌がりだし、暴れた。
「そういう事か……」
悟は春樹に魔法で記憶を覗いた。
「はぁはぁ視たのか……」
「あぁ視た、そして春樹がそうなったのも分かった、けど俺はそれを否定したい」
春樹はそれを聞いた瞬間。
同じ事実を知りそれでもこの世界を救いたいのかと思い、それに対して不快感を感じ黒い剣を発言させ斬りつけた。
「ならばお前をここで倒し俺はこの世界を終わらせてやる全てを!!」
「させるか……それを止めるための勇者だ……」
強く力強く悟をそう言うと向かってくる春樹の剣を消した。
「一本だけだと思うなよぉさとるぅぅ!!!」
春樹は憎しみを増幅させ魔力の剣を六本出現させると悟の周りに漂わせた。
「何年、何十年、何百年、俺は僕はお前達と戦っていると思う……」
その瞬間、悟の周囲に白い光の波動を発すると発現した魔力剣は消失した、
「何だと……」
春樹は呆然と膝をついた。
『力を求めた末にこの世界の真実を知り、世界を滅ぼすために魔王の力までを頼ったのに届かないのか、これでも勇者には……届かないのか……力、まだ力が必要だ……魔王様俺に私に力を!!』
心の中で春樹は懇願した。
「ここまでだ春樹……」
悟は魔力剣を発現させ春樹の首に目掛けて斬ろうとした瞬間、ふっと影が現れた。
「何だ?」
悟は剣を斬るのを取り止めると上空を見上げた。
「あれは……まさか……」
上空にあったのはとてつもなく直径一キロの大きい黒い塊がそこにあった、
「ワールドオーダーか!!」
その黒い塊から沢山の触手が春樹に向かって来た。
「させるか!!」
悟は春樹に向かってきた触手を切り落とすも数本の触手が湾曲したり変則的になり春樹を刺した!!
「止めろ!! 彼を苦しめて殺すのか!!聞いてるんだろ!!」
しかし、その声は届かず春樹に因子が注入されていった。
春樹は激しく動き出した。
「く゛、く゛る゛し゛ぃ゛」
激しく動き回った後触手は注入し終わると戻っていた。
「いま、殺らなければこの国が終わる!?」
剣を春樹に対して振りかぶったその瞬間。
「悟……何してるの……春樹はクラスメイトだよ」
その声に悟は振り向くとそこにいたのは美希だった。
そして、春樹は黒い靄を吹き出すとその辺一帯を黒く染めた。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
【完結】では、なぜ貴方も生きているのですか?
月白ヤトヒコ
恋愛
父から呼び出された。
ああ、いや。父、と呼ぶと憎しみの籠る眼差しで、「彼女の命を奪ったお前に父などと呼ばれる謂われは無い。穢らわしい」と言われるので、わたしは彼のことを『侯爵様』と呼ぶべき相手か。
「……貴様の婚約が決まった。彼女の命を奪ったお前が幸せになることなど絶対に赦されることではないが、家の為だ。憎いお前が幸せになることは赦せんが、結婚して後継ぎを作れ」
単刀直入な言葉と共に、釣り書きが放り投げられた。
「婚約はお断り致します。というか、婚約はできません。わたしは、母の命を奪って生を受けた罪深い存在ですので。教会へ入り、祈りを捧げようと思います。わたしはこの家を継ぐつもりはありませんので、養子を迎え、その子へこの家を継がせてください」
「貴様、自分がなにを言っているのか判っているのかっ!? このわたしが、罪深い貴様にこの家を継がせてやると言っているんだぞっ!? 有難く思えっ!!」
「いえ、わたしは自分の罪深さを自覚しておりますので。このようなわたしが、家を継ぐなど赦されないことです。常々侯爵様が仰っているではありませんか。『生かしておいているだけで有難いと思え。この罪人め』と。なので、罪人であるわたしは自分の罪を償い、母の冥福を祈る為、教会に参ります」
という感じの重めでダークな話。
設定はふわっと。
人によっては胸くそ。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
元悪役令嬢はオンボロ修道院で余生を過ごす
こうじ
ファンタジー
両親から妹に婚約者を譲れと言われたレスナー・ティアント。彼女は勝手な両親や裏切った婚約者、寝取った妹に嫌気がさし自ら修道院に入る事にした。研修期間を経て彼女は修道院に入る事になったのだが彼女が送られたのは廃墟寸前の修道院でしかも修道女はレスナー一人のみ。しかし、彼女にとっては好都合だった。『誰にも邪魔されずに好きな事が出来る!これって恵まれているんじゃ?』公爵令嬢から修道女になったレスナーののんびり修道院ライフが始まる!
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる