魔王討伐のために何度も勇者を召喚した世界ついにその付けを払うときが来ました 【戦女神の救世】

異世界観光編

7.5.2 美希の想い

悟が意識を取り戻したその日の夜

美希とハイネは一緒に温泉に入っていた、

｢こうして二人で入れるのも温泉もいいですね美希｣
｢そうですねハイネさん｣

二人は温泉でゆっくり浸かっていた、するとハイネが美希に悟のどこを好きになったのか聞き始めた、

｢そう言えば美希は悟の事が好きなようだがどこに惹かれたの？｣
｢えっ！｣

美希はハイネから唐突に悟の話を振られて、頬を紅く染め、美希は悟の思い出を話し始めた、

｢私がまだ小学校の頃でした、その時の私はクラスの皆に苛められていたんです。｣
｢苛めに合っていたのか美希！？｣

｢はい、私は何で苛められていたのかはよく分からなかったんですけど、その日に日に酷くなっていきました、そんなある日です、隣クラスだった悟が苛められている私を見て助けに入ってきたんです｣
｢かっこいいじゃないか、悟｣

｢足は震えていましたけどね、それでも私を助けようと必死にその子達と取っ組み合いになって、その直ぐに一彩が悟を助けて事は済みました、そして二人に助けられてよく一緒に居るとそれ以来、私に突っかかる事は無くなりました。｣

｢悟にそんな人望が｣
｢それは、多分一彩には勝てないと思ったからだと思います、その時から一彩は鍛えてましたから｣

｢そうなのか、じゃあなんで悟の事を？｣
｢子供の頃の夢にあるじゃないですか、白馬の王子様が助けてくれるっていう夢が、その夢と重なって、それで悟の事を好きになりました。｣
｢なるほど、いいじゃないかそう言うの私は好きだよ｣

そして、二人は温泉で体を温めてから温泉からでたのであった。