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三部 反骨の国
11 タクヤ対魔族
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「けははははははは!! 避けろ避けろそして守れじゃないと簡単に死ぬぞぉ!!」
「くっ!?」
魔族の水弾はタクヤに目掛けて放たれる、それを氷や体術で上手く避ける、
(なかなか、隙ができない……ならば!!)
その時、タクヤの顔に水弾は横を紙一重で飛んでくると同時に、片手を前につきだしながら、
「アブソリュートゼロ・アイスウォール!!」
「遅い!!」
タクヤの放つと同時に魔族も水弾を放つ。
しかし、その水弾はタクヤに当たることはなく、その前に氷漬けにされ止まっていた、
「その規模の魔法を放たれるのか、だがな!
!」
魔族はそれを見てなお、臆せずに今度は水の膜のようなものを作り出し飛ばした、
「これでお前の体も真っ二つよ!!」
だがしかし、水刃はタクヤの体は切ることはなかった、それだけではなくその攻撃は壁に着くこともなく凍って落ちていた、
「魔族でもないなのに人間でその威力の魔法を扱えるのか──くっくっくっはっはっはっ!! 楽しい楽しいぞ生まれて初めて戦闘が楽しいと思ったぞ!!」
魔族は高笑いし、タクヤをじっと見つめるも、
「だが、貴様は守ることしか出来ないようだな」
魔族はタクヤの弱点ついたりと思い口角を上げて一つの魔法を放とうする、
「何か勘違いしてるぞ糞野郎」
タクヤはそう言った瞬間、アイスウォールから無数の棘が現れるとすぐに、魔族に向かって伸びていく、
「くっくっくっ、こんな事もできるのか!!」
魔族はそれを見ながら口を開け、楽しそうにタクヤを見る。
「でも、俺もこれで簡単に殺られるわけにはいかないんだよね!!」
魔族はそう言うと同時に飛んだ、その時、右手を開きながら目の前に来ていた氷の棘に向かって振った、
「このくらいじゃ殺れないか……」
タクヤは、氷の棘は魔族が手を振った瞬間、それは水に返された、
「意外と簡単に溶けたな」
魔族はそんな事を言いながら地面に着地する、
「そうかそうか……お前、同時に出来ないんだな」
「くっ──」
魔族はタクヤを見透かしたように言ってくる、
「そうかそうか、ならば君もここで終わりかな」
魔族がそう言った瞬間、魔族の周りに火炎が現れた、
「メイ殿か!?」
と、後ろを振り向くと、そこに居たのは一人の騎士だった、
「貴公がタクヤだな、私の名前はマルクだ」
「マルク殿──騎士団長といつも一緒に居た彼、それが貴方か」
「はいそうです、貴方達が今から騎士団長の作戦があります」
「作戦?」
淡々と青年は言う。
「貴殿方の村に逃げます、その間私達は殿軍として魔物と魔族を抑えながら逃げます」
(キセル村に逃げるのか──ふむ)
その話を聞いて、タクヤは何か考えが生まれると、
「わかった、貴公はこれからどうするのか?」
「私は貴方と共にこの魔族を抑えます」
「それは助かる、私も一人じゃそろそろ駄目そうだったからな」
そう話していると、
「ごちゃごちゃと何を話してるのかなぁ」
と、炎を一瞬でかき消した、
「私の火炎が一瞬でですか──」
「魔族だからな、魔力は向こうのほうが上だからな」
「そうですね、では行きますか」
そう言うと、彼は走ると同時にもう一度火炎を放った。
しかし、今度は不意打ちではなかったのか、魔族は一瞬でそれをかき消すと同時に水弾が放たれる、
「やらせるか!!」
タクヤは氷の壁をマルクの方に伸ばすと水弾は壁に当たる前に氷となり落ちる、
「くっ、厄介だな、壁なら維持できるのか──」
「大丈夫か!!」
「はい私も彼女も大丈夫です」
そう、マルクの腕には一人の若い騎士が抱えていた、
「では、これから後退しながらこいつを抑えましょう」
マルクは来た方向に移動し、タクヤは彼の前に立ちながら魔族と対峙する。
「くっくっくっ、何をしてるのかわからんが直ぐに壊れるなよぉぉ!!」
魔族は大声を上げながら魔法を放つ。
「くっ!?」
魔族の水弾はタクヤに目掛けて放たれる、それを氷や体術で上手く避ける、
(なかなか、隙ができない……ならば!!)
その時、タクヤの顔に水弾は横を紙一重で飛んでくると同時に、片手を前につきだしながら、
「アブソリュートゼロ・アイスウォール!!」
「遅い!!」
タクヤの放つと同時に魔族も水弾を放つ。
しかし、その水弾はタクヤに当たることはなく、その前に氷漬けにされ止まっていた、
「その規模の魔法を放たれるのか、だがな!
!」
魔族はそれを見てなお、臆せずに今度は水の膜のようなものを作り出し飛ばした、
「これでお前の体も真っ二つよ!!」
だがしかし、水刃はタクヤの体は切ることはなかった、それだけではなくその攻撃は壁に着くこともなく凍って落ちていた、
「魔族でもないなのに人間でその威力の魔法を扱えるのか──くっくっくっはっはっはっ!! 楽しい楽しいぞ生まれて初めて戦闘が楽しいと思ったぞ!!」
魔族は高笑いし、タクヤをじっと見つめるも、
「だが、貴様は守ることしか出来ないようだな」
魔族はタクヤの弱点ついたりと思い口角を上げて一つの魔法を放とうする、
「何か勘違いしてるぞ糞野郎」
タクヤはそう言った瞬間、アイスウォールから無数の棘が現れるとすぐに、魔族に向かって伸びていく、
「くっくっくっ、こんな事もできるのか!!」
魔族はそれを見ながら口を開け、楽しそうにタクヤを見る。
「でも、俺もこれで簡単に殺られるわけにはいかないんだよね!!」
魔族はそう言うと同時に飛んだ、その時、右手を開きながら目の前に来ていた氷の棘に向かって振った、
「このくらいじゃ殺れないか……」
タクヤは、氷の棘は魔族が手を振った瞬間、それは水に返された、
「意外と簡単に溶けたな」
魔族はそんな事を言いながら地面に着地する、
「そうかそうか……お前、同時に出来ないんだな」
「くっ──」
魔族はタクヤを見透かしたように言ってくる、
「そうかそうか、ならば君もここで終わりかな」
魔族がそう言った瞬間、魔族の周りに火炎が現れた、
「メイ殿か!?」
と、後ろを振り向くと、そこに居たのは一人の騎士だった、
「貴公がタクヤだな、私の名前はマルクだ」
「マルク殿──騎士団長といつも一緒に居た彼、それが貴方か」
「はいそうです、貴方達が今から騎士団長の作戦があります」
「作戦?」
淡々と青年は言う。
「貴殿方の村に逃げます、その間私達は殿軍として魔物と魔族を抑えながら逃げます」
(キセル村に逃げるのか──ふむ)
その話を聞いて、タクヤは何か考えが生まれると、
「わかった、貴公はこれからどうするのか?」
「私は貴方と共にこの魔族を抑えます」
「それは助かる、私も一人じゃそろそろ駄目そうだったからな」
そう話していると、
「ごちゃごちゃと何を話してるのかなぁ」
と、炎を一瞬でかき消した、
「私の火炎が一瞬でですか──」
「魔族だからな、魔力は向こうのほうが上だからな」
「そうですね、では行きますか」
そう言うと、彼は走ると同時にもう一度火炎を放った。
しかし、今度は不意打ちではなかったのか、魔族は一瞬でそれをかき消すと同時に水弾が放たれる、
「やらせるか!!」
タクヤは氷の壁をマルクの方に伸ばすと水弾は壁に当たる前に氷となり落ちる、
「くっ、厄介だな、壁なら維持できるのか──」
「大丈夫か!!」
「はい私も彼女も大丈夫です」
そう、マルクの腕には一人の若い騎士が抱えていた、
「では、これから後退しながらこいつを抑えましょう」
マルクは来た方向に移動し、タクヤは彼の前に立ちながら魔族と対峙する。
「くっくっくっ、何をしてるのかわからんが直ぐに壊れるなよぉぉ!!」
魔族は大声を上げながら魔法を放つ。
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