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三章 一部 雪国の防衛
2 起きて…
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二人は僕が瀕死で寝ていても雪だるまを作れるぐらいは元気に生活していたようだ、
「ハック寒くない?」
女神様がそう言われると、露出している肌はさっきから凍えるように寒さを感じていた、
「だよね!!」
女神様は喜ぶように部屋の隅にある赤い毛糸で編まれた服を出してくる。
「ふふふ、ここに飛んできた時に寒くてどうすればいいか古家を探してたら編み物の本と丁度よく毛糸を見つけて三人分作ったの」
女神様は嬉しそうに僕に伝えると服を渡す、
「これは女神様が……」
「うん」
渡された編まれた赤い服はどこか温かく感じた、
「ありがとう女神様」
「えへへ」
そんな風に惚気ていると、
「マスター服を着たら狩りに行きましょう」
と、ユウキが横槍をいれてくる、
「狩り……?」
「はい、あいにくこの古家には食べ物はありません、今まで狩りをしてマスターが起きるのを待ってました」
淡々と説明される、
「わかった、お腹も空くし直ぐに行こう」
「今日から三人で行きましょう」
女神様は少し嬉しそうに言い、
「本来なら準備をすべきだと思いますが申し訳ありません」
ユウキは謝るように言ってくる、
「いいよ、二人が元気に過ごせていたそれだけで」
ユウキは頭を隠すように下を向いていた。
─────
暖房服を着て、三人で家の外に出る。
「今さらだけど皆赤い服でだいぶ目立つな」
「仕方ないよハック、赤い毛糸しかなかったんだから」
「私は……皆さんと一緒なら嬉しいです」
外に出て話していると。
パンッ!!
「なんだ!?」
と、森の中から一筋の煙が立っていた、
「人が居るのか?」
煙を見てその自然と言葉がでてきた、
「マスター、今すぐあそこに?」
「あぁそうだな、三人で過ごすよりはマシになるかもしれないな」
「じゃ、あの煙に向かって行くのねハック」
三人の意見を合わせ森の中に入る。
森の中は日差しが入り込んでおり、明るい視野の中走っていると、
パンッ!パンッ!
森の中に同じ音が二回響いてくる、
「こっちだ!!」
音の方向を見極め森の中を進むに連れて煙が直ぐ目の前に見える、
「もうすぐだ!!」
と、拓けた場所に出た。
「こ、これは」
目の前に何体もの人間の死体、それと同時に夥しい程の魔物の死体がそこにあった。
「ハック寒くない?」
女神様がそう言われると、露出している肌はさっきから凍えるように寒さを感じていた、
「だよね!!」
女神様は喜ぶように部屋の隅にある赤い毛糸で編まれた服を出してくる。
「ふふふ、ここに飛んできた時に寒くてどうすればいいか古家を探してたら編み物の本と丁度よく毛糸を見つけて三人分作ったの」
女神様は嬉しそうに僕に伝えると服を渡す、
「これは女神様が……」
「うん」
渡された編まれた赤い服はどこか温かく感じた、
「ありがとう女神様」
「えへへ」
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と、ユウキが横槍をいれてくる、
「狩り……?」
「はい、あいにくこの古家には食べ物はありません、今まで狩りをしてマスターが起きるのを待ってました」
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「今日から三人で行きましょう」
女神様は少し嬉しそうに言い、
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ユウキは謝るように言ってくる、
「いいよ、二人が元気に過ごせていたそれだけで」
ユウキは頭を隠すように下を向いていた。
─────
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