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evil
クリス33 ラストバトル前編
しおりを挟む地面に散らばるガラス破片等で掌も傷つき
滑る手で這いつくばる様に前へ踠き進む
ようやくパワーアーマーに辿り着いたが
その血だらけの手でハッチを開けようとするも
手が滑りなかなか開ける事が出来ない、
溢れ出る出血は拭ってもまたすぐに血が手を覆い、
彼の生還を阻むかの様に流れ滴る。
「急がないと奴が来ちまう……
固ぇんだよ!ハッチのハンドルが回せねぇ……」
何度も何度も回そうとするも手が滑り焦る彼の
前を一つの矢が眼前を飛来しドアに当たり転がる
その矢には括り付けられた布生地があった。
「……」
「イルガか……出なかったのか、馬鹿野郎が」
口とは裏腹に焦る気持ちの中に安らぎと
布という光が見えたクリスの顔は綻んだ。
それをシッカリと握りすぐ様、急ぎ手に巻く、
と血が滲みきる前に素早くハッチを回し
重厚な入り口はついに開いた、
そしてようやく中へと侵入する。
クリスの眼前には無骨なるパワーアーマーが設置
その形状は足は人型ではなくダチョウの足の様に
人の逆であった。
搭乗口に足をかけ中を覗くと意外と簡素な作り
シートがあり足を掛けそこに座る、
搭乗口はオートで閉じられた。
更に二重に仕込まれた外壁部のハッチの様なドアが
重々しい音を立てゆっくりと閉まると
その動きに合わせ中のシートは深く沈み
更に内部からガラスのシールドの様な
卵形のモノが操縦室を覆う様に囲んだ。
すると……
クリス「なんだコレは……水?」
足元から水が流れ込む、教授の声がアーマー
内部から聞こえる。
教授「入れたか、では指示する、先ずは
放出される水から呼吸できる様に上部にある
ヘルメットをかぶれ、酸素が供給される。
そして上部の赤いボタンを押せ、
機動用の電源が入る」
内部が水で満たされ防水処理を施した内部の
機械全てが水で満たされると水で歪んだ
視界も確保される。
クリス「これか……」
モーター音が水を通して耳に入る感覚は
不思議な感じを覚えつつも次々と数多くある
各種ボタンが点灯し始めた。
「次は右から三番目、これか、後は上部ボタンを
左から5つ全て起動、後は……これか!」
ボタンを押すと沈み込んだシートが臀部後方へと
滑る様に背中側に回り起動と同時に強制的に
パワーアーマーは直立式へと変わる、同時に
操縦するクリスもまた直立状態の姿勢になった。
自分の体を覆う様に囲むその形状は操作は
簡単であった。
教授「そうだ、操作方法は簡単だ、自身の体を
動かす様に意図すれば、その通りに動く、
オートバランンサーも入れてある、
セグウェイの全身型の感覚だ、動きは最小で動く
力を込めればそれの圧力に応じ力も強くなる」
「後はお前のいる後方、原子力マークの扉を開けろ
その中に武器がある、大剣の形をしている。
剣部分はお前ならもう想像は出来ていたろうが
原子力発電に使う燃料棒で出来ている、
いかなる生物も、細胞の集まりである以上、
遺伝子に急激な損傷変化には耐えれ無い、
蜥蜴もしかり、それを奴に叩き込め!」
「だが作業用パワーアーマーといえど高温に放射能
二つの危険性から完全に身を守のは至難の技と
なる、蜥蜴にボディを傷つけられても放射能は
お前の身を崩す、またアーマーが高温に
耐えれなくなり、穴が空いても終わりだ」
クリス「はは……そりゃ厳しいな」
「無傷でしかも短時間で奴を倒せと言うことか」
教授「……今更泣き言は聞けぬぞ」
クリス「泣き言か……んな事言える
立場じゃねーんだよな、2人の想いに馬鹿が何人か
中に残ってるみたいだからよ、
たくっ出れたってのによ……
俺の努力無駄にしやがって……
腕に巻いた布切れを見つめながら拳を握る……
「だけどよ、なんか嬉しいんだよな、
こんな俺に付き合って命張る様な馬鹿共がやはり
少数だろうがいるんだなぁ……なんてな
世の中の奴らなんかどうなろうが
正直知ったこっちゃないが、
今、俺が折れると彼等も俺が殺した事になる、
2人の分、そしてあんな馬鹿な奴ら
殺したくねぇからよ!」
ドロア「来たぞ」
凄まじい勢いでパワーアーマーに駆ける蜥蜴
体の前部分に突起物を集中させクリス目掛け突進
する姿が彼の目に入った。
当たればパワーアーマーの損傷は免れない程の
勢い、そして破損一つでも全ては終わる。
「奴め……流石に此方の意図を察したか」
蜥蜴「ようやく解ったぞ!お前達の意図が!
あのじじいめ!人の命を弄ぶばかりで無く
こんな物まで作っていたとは!
やはり人は滅せねばならないぃぃ!」
風切り音が離れたクリスにも聞こえそうなスピード
だがそれを思った瞬間既に
蜥蜴は目の前に接近していた。
『グサ!グサ!グサ!』
その時、突起物の無い脇腹部分に数本の火矢が
蜥蜴の脇腹に刺さる。
蜥蜴「なんだ!」
イルガ「次だ!矢を渡せ!」
イルガ達はその辺にある材料を使い弓矢を作って
援護していた。銃では奴を止める事は
叶わない、矢先に先程同様、布を巻き、銃で点火
ラルがクリスに送った度数の高い酒を染み込ませ
放つ、上部戦闘時、クリスはラルに贈られた酒を
イルガに向け投げていた、火炎瓶にも使える事から
クリスはそれを無駄にするわけも無く大事に
それを持っていたのだ、思いを無駄にし無い
彼はそう言う男だった。
黒兵「隊長刺さりましたよ!3本とも!
長い戦いの中、粘液出しまくりでしたからね……
随所の皮膚にヒビが入ってたから奴め水分不足に
陥ってたのが当たりましたね」
イルガ「補給はさせなかったからな、中の水分には
ため込んでいたとしても限界はある」
黒兵「諦めなかったから……何か一つ欠けても
ここまで追い込めなかった」
刺さった矢の炎は簡単に消えはし無い、本能で
火を恐る生物的本能は意識を火矢に向けられた。
次々と放たれる炎を無視すればやがて身を焦がす
突起物は金属系、内臓部分にも熱は伝わり
身の危険に及ぶ事から体を捩り、火を消そうと
懸命に捥がく隙をクリスは駆けた。
クリス「もう少しだ!」
だが蜥蜴は更に火を消しスピードを上げ剣のある
格納庫に向かうパワーアーマーの背後を再び捉えた
黒兵「駄目だ!」
イルガが弓を引くもあまりに早くなった蜥蜴の
スピードに矢は通り過ぎた蜥蜴の虚しく影を捉える
蜥蜴「もう終わりだ!アヒャヒャ!」
突起物がパワーアーマーの背後を貫く様に見えた
その一瞬、
『バッキャーン……』
轟音が響き、蜥蜴は横へ吹っ飛んだ、
クリスもまた蜥蜴の突進の衝撃で前へと吹き飛んだ
だが背中から射抜かれた様子は無くただの衝撃で
前へ吹き飛ばされたのだった。
轟音の出所へクリスが目をやるとまさかの人物が
ラル「馬鹿め……動きが直線で目標物が明確だから
狙いやすいぜ」
クリス「……お前まで?」
対戦車ライフルに寸前で気付いた蜥蜴は
パワーアーマーに向けられ集中していた突起物を
対戦車ライフルから身を守る為にサイドへと変え
身を守った、そのお陰で突き刺さる筈の
パワーアーマーの背後は蜥蜴自身の身のみとなり
ただ単に前へと突き飛ばされただけとなったのだ。
クリス「危なかった……助かるラル!」
ラル「だが今のは運だ、反動で狙いが上手く
出来ねぇ……」
立て続けに蜥蜴向け銃を放つも弾道は定まらず
近くにいるゾンビに当たるとそれをいとも簡単に
肉片へと変えて行く凄まじい威力を見せるも
弾筋は屋根部分あらゆる方向へ弾が散らばって行く
「クソ!弾の無駄だ!援護になりゃしねぇ!
何か策は無いのか!!」
ラルは素早く体勢を立て直す蜥蜴を無視し
イルガに向け敵を撃てとの手で合図をした後
直ぐに後方へ駆け下がった。
黒兵「アイツまた逃げたのか!」
イルガ「此処に戻って来た以上、それは無い
奴は前のラルじゃ無いさ、目を見ればわかる」
黒兵「そりゃそうですね」笑う黒兵
ラルは後方の壁に向け対戦車ライフルを撃つ
衝撃で弾け飛ぶ壁のコンクリート片が辺りに
散らばった。
穴の空いた部分に勢いよく銃のケツを差し込む
と銃身を安定させたラルが素早く援護射撃に戻る。
ラル「これなら何とかなる、指揮官殿め
ザマァ見やがれ、お前の嫌味がこの高威力の
銃を俺に手渡した事が逆にこちらにとって優位に
なったぜ?へへへ」
戦車すら破壊する高威力の銃は蜥蜴を牽制するには
充分事足りた、パワーアーマーを破壊するには
自身の最大の武器である突起物を先端に集中させ
突進力を生かし貫く、もしくは衝撃で内部にいる
クリスを倒すのが一番正確で早かったからだ。
だが今では一撃の脅威のライフル、それにイルガが
放つ無数の矢にも気を配らねばなら無い、
蜥蜴「クソォおおお!ならば近づきアーマーの
金属の結合部の隙間から尖った突起物を直接
内部へと刺し貫いてやるわぁぁあああ!」
またも蜥蜴は戦法を変え突起物を
ハリネズミ状態に変え、それを寝かし、簡易な
自身を守るアーマーへと変化、身を低くし
素早くジグザクに動き的を絞らせず
クリスへと近づく。
クリスはドアの隔壁に到達し、ハンドルを
回す、一回……ギギギ2回……3回……ガコン
鉄の錆びた回転音と共にドアの開く音が聞こえた。
同時に警告音がけたたましく鳴り響いた。
前にある剣は長さ7メートルもあろうかと思われる
大剣、柄の部分にはホースが無数に燃料棒へと
繋いであり冷却する冷気が辺りに蒸気の歪みを
伴わせていた。
ラル「クソ!奴め!下を這いずり回っていたと
思えばジャンプしやがった!突起物さしながら
天井高速移動してやがる!
それにさっきより速い!弾が……当たらねぇ!」
イルガ「こちらもだ!上では距離が空きすぎる
上に視界が悪い、弓が当たらない、クソ」
黒兵「クリス!上だ!上から来るぞ!」
だがその言葉を言い切る前に蜥蜴はクリス上部の
天井へと到達。
手を差し伸べそれを掴もうとする瞬間またも蜥蜴が
上空から降ってくる様にパワーアーマーに
のしかかる、衝撃は凄まじくパワーアーマーの
ショックアブソーバーが一気にコイルスプリング
と共に潰れ行く程だった……
メキメキと音を立て左足部位の二つの衝撃吸収は
破壊されスプリングは外部へと結合部鉄をねじ曲げ
弾け飛ぶ、思わず片膝を突くクリス
差し伸べた手は燃料棒から遠ざかり、
それでも尚、手を懸命に伸ばし差し伸べるが
捻る様に絡みつく蜥蜴は4本の足をドアに差し掛け
引き剥がそうとする。
だが更に奇跡は続く、想いは今彼等の全てを繋ぐ
サイドの壁に亀裂が入り出したかと思えば、またも
轟音が辺りに響き何かが外部から壁を
破壊したたかと思った瞬間、大きな影が蜥蜴の体を
掴み、強引にその蜥蜴をクリスから剥ぎ取り
覆いかぶさる様にマウントを取りながら激しく
殴りかかっていた。
一撃一撃がハンマーが壁を打つ様な轟音を立てる。
クリス「ま……まさか」……生きてたのか」
ラル「こりゃビックリだ……」
黒兵「奇跡のオンパレードですね……」
イルガ「必要な時、必要なモノが現れる、それが
必然というのだ、この地球も人も繋ぎさえすれば
やがてそれは結果へと繋がるものだ……ただ一つの
想いも無駄に出来無い過酷な道だがな」
クリス「ボルド……?ボルド!お前生きてたか!
アハハッ!こりゃ最高だ!」
殴りながらもボルドはクリスを見て笑った。
ボルド「お前の友だろう?私は、
そして私の友クリス、
お前が必要な時、現れ無いで私は友の資格を
語れはしない、故に来た」
クリスの目に映るボルドの姿はもはやボロボロで
あった、動かない手を増幅した筋肉で無理やり
動かかしていた、よく見ると向くことが
出来無い関節を無視した腕で尚も蜥蜴を
追い詰める彼の姿に胸を熱くした……
クリス「……充分だボルド」
その手には大剣がしっかり握り締められていた。
「充分だ、教授は言った、この剣を外に出し
柄を外した時、直ぐに此処は放射能で
辺り一帯は汚染される!
ボルド!引け!イルガ!ラル!お前達もだ、
お前達のお陰で此処まで来れた……
後は俺に任せてくれ
教授、彼等が此処を出た後この部屋を
完全に閉じ汚染を防げ、俺は剣を抜く」
そう言うと彼等の居る上部の場所や各部屋のドア、
窓に防護隔壁が一斉に降り始め蜥蜴やクリスの
居る場所への視界も見えなくなった。
上部イルガのいるドームの壁にビジョンが
映し出されラルもそこへ合流し
皆がモニターを見つめた。
クリス「ボルドもういい!引け!」
ボルド「私は引かない、此処を1人で戦うのは
無理だ」
教授「確かに無理だ……ボルドの助けを借りるんだ
今ここでそれを否定すれば、全てが無と化す
それはボルドに対する気持ちをも踏みにじる事に
なるとは思わ無いか?」
クリス「……」
「教授の口から想いを語るとはな……」
ボルド「……彼も変わったのかもしれ無い、
お前の行動は人を変える事が出来る、
それを出来る人間が存在する事が解った私は
今それを守りたい心から今そう思えた、
命令でも無く、今熱きこの胸に正直にだ、
だから私の思いを汲んでくれはしないだろうか」
『友よ』
その言葉はクリスの胸に突き刺さった……
感謝はクリスも同じだった、行末の結果は破滅を
意味する、重くのしかかる友への想いと
その大事な物を犠牲にしてまで
自分は甘えていいのだろうか……と
苦しかった……俺が起こした行動はどうでもいいと
思っている世の中のクソ野郎達の命を守る事に
繋がるのだろうか……
そんなクソ野郎達の事よりも俺は今ここにいる
奴らの方が余程守るに値するし、守りたいとも思う
その為に俺はなぜこの素晴らしい奴等を犠牲に
しなければなら無いのか……
今此処で全てを放棄しこいつらだけ助ける事に
集中すればできるかも知れない
だが……
それはまたコイツらを命とは別の何かを殺す事に
なる事位は馬鹿な俺でも理解できる……
ただこいつらの為に……コイツらの想いを無駄に
しない為だけに俺は戦おう……
クリス「最後までこんな俺に付き合ってくれるか?
ボルド「私の命はお前の意思と共にある」
蜥蜴は金属片を一気にボルドに向け放つ
ボルドの体から無数の金属片が飛び出し、それは
もう彼の生存への道は閉ざされた事を理解した
クリスだった。
俯き歯を食いしばり彼は剣を保管庫から抜いた
そして重厚なドアを開きボルドが捕縛する蜥蜴へと
駆けた……
蜥蜴「調子に……乗るな!」
叫ぶ蜥蜴は突起を体に仕舞い込んだかと思うと
自身の足に一気に出せる全ての突起物を放出
その勢いはボルドの呪縛を解き身を空中へと
浮かせたかと思えば素早くクリス向かい駆けた。
叫びながら互いが突進、クリスは剣を突き刺す様に
蜥蜴もまた身の前方に突起物を集中させ2人は
交差する……
金属の当たる音が辺りに木霊するも違いは背を向け
動かないでいた。
「ゴトン……」
落ちる金属音に反応し行末を見守るボルドの目に
映ったのはパワーアーマーの腕だった。
クリスのパワーアーマー内は緊急警報のブザー音が
けたたましく鳴り響く、
内部監査装置が危険を知らせる、
ガンマ線とベータ線の数値ゲージが急速に上がり
異常を知らせていた。
そして急速にクリスの体を蝕んでゆく。
同時にボルドもまた口から大量の血を吐き
目や耳からも出血し始めていた。
だがそれは試験対蜥蜴も同じであった。
生物である以上被曝の被害は避ける事はできない。
クリス「……もう戻れないな」
ボルド「その前にやる事があるな」
クリス「だな……母さんやミラナが住み暮らす
この地球守りたい……」
時間がない、これが最後だ……
ーードロア談ーーーーーーーーーーーーーー
クリスが搭乗したパワーアーマーは核施設用に
作られておる。水が入る理由は二つ……
一つは内部の生命体への衝撃吸収だ。
二つ目は中性子線から身を守る為である。
放射能の説明を入れねばなるまいか。
放射能から身を守るにはそれぞれの体に有害な
線から身を守る必要があるのだ。
種類は
アルファ線
ベータ線
ガンマ線
エックス線
中性子線
パワーアーマーはその全て防ぐ構造になっている。
先ずはアルファ線には紙
ベータ線にはアルミニウム等の薄い金属
ガンマ線とエックス線には皆も知っておろう
鉛や鉄と言った厚い板である。
最後に中性子線にはそう……水である。
パワー重視にする理由は重い鉛板を機体に使う
必要性、更に武器には燃料棒が使用、
中には燃料ペレットが入っておる、高さ直径とも
1センチ程の小さなモノだがこれが
あの広大なエネルギーを生み出すのだ。
その放出する熱を利用したのが剣型燃料棒
触れたモノ近づくものには熱と線、有機体は
それを目の前に生きてはいないだろう。
だが放出する熱が凄まじく制御は困難である
私の今の科学力をもってしても、冷却装置から
取り出し武器として使用する時間はもって10分
その時間を見誤れば大剣は溶解し、回収困難な
そのパレットは土地を枯れさせまた破滅をもたらす
諸刃のものだ……
だがいざとなればこの施設内であれば、此処を
全て瞬時に凍土し被害を抑える事ができる。
この武器はおそらく唯一人類が宇宙人との戦闘に
なった時、戦える武器となろう、完全制御までには
おそらく後2000年の月日は必要だろうがな……
おそらく人類が手にしてはいけない有り余る力
という古代から伝わる力とはこの事であろう
いや違ったとしても、それと同等の力を持つ
悪魔の力だろう。
原理は剣に開いている無数の穴から熱を放出、
剣自体に攻撃対象となる力は及ばず全ては放出する
際に出される気化熱の圧力と熱で敵を粉砕する。
剣自体の強度はそんなにも強くはない。
仮説として私は核による防御壁を板等の物質で防ぐ
のでは無く、同じ線を張り巡らせる、相対性理論
を用いた壁も試験段階であったこの時は
間に合わなかったが……
ライトを二つ交差させると違いはそれを干渉
しない様に見えるがその強さをあげればそれは
物質化するという原理を使い方向性を
曲げる事ができるのでは無いか?というものだ。
私に残された時間でできるものかはわからないが
これが成功すれば、あらゆる物質を制御できるの
では無いかと考える。
仮説の説明はまたの機会があれば……
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