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会議初回(ジェラード視点)

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 王家が協賛する催しは、豊饒祭の中でも非常に部分的なもので、その内容自体も非常に簡素だ。祭りの殆どは今回も主催である国教会が取り持つ事になっていて、正直、王家側が毎回会議に臨席する必要があるのか甚だ疑問だ。臨席必須だとしても、王家の侍従なりを代行させればいいだろう。別に俺でなくても事足りる。

 この会議が不毛だらけだろう事は、大神官であるウィンストンが出席していないところからも察せられる。十中八九、大神官は体良く逃げたのだろう。あの大神官はそういう食えない人間だ。



 初回の会議の頭から、今後の会議のスケジュールとやらをつらつらと明示され頭痛すら覚えた。国教会はいつまで経っても保守的思想の塊で、何をするにも手続き主義だ。何故、大神殿敷地外に出店する町会運営の報告会議にまで第一王子を同席させるのだ。

 内心、やってられるか、と悪態をつきながらも、顔には使い慣れた加減の笑顔を浮かべ続ける。


 無駄ばかりのこの場に、更に俺の気分を沈める存在がいる。

 俺の隣席でひどく緊張した体で、どうでもいい内容まで一々必死に書き付けている女。名は、ガブリエル・フローレス公爵家嫡女。口に出すのも腹立たしい程に憎らしい、フローレス家の人間だ。

 ガブリエルの外見は、正直胸糞が悪い。エゼキエルに妙に似ているのだ。誰よりもエゼキエルを知っているミラードの記憶から見れば、ガブリエルはエゼキエルにやや似ているだけの他人にしか見えないが、どうにも“エゼキエルの姿を模倣していたアシュリー”を想起してしまい、とんでもなく気分が悪い。


 この会議の議長を名乗った白髭豊かな年嵩の神官は、末席の町会長に声をかけられそちらへ体を向ける。町会側も会議日程に思うところがあるようだ。そのままもたもたと話し込み、会議が完全に止まる。


 隣席に目を向けると、不安そうな視線を漂わせたガブリエルと目が合った。少しばかり逡巡するが、しばらくは顔を合わせる間柄だと思うと今距離をとってもいい事はないだろうと、嫌悪感を目裏に隠してガブリエルに微笑みかける。

「表情が固いな、ガブリエル嬢。そう気負う必要はない。俺も此度の催事では同役を担うのだから気安く頼って欲しい」

 友好的な素振りで口の端を持ち上げると、ガブリエルは強張った体の力を少し抜いたようだった。

「お気遣いありがとうございます。殿下はお聞きしていた通りのお優しい方でいらっしゃいますね」

「何も優しい事などない。王族は居丈高でない振る舞いをするだけで優しいと世辞を言わせてしまうものだ。公爵家も覚えのある事だろう」

 意地の悪い事を言ったが、ガブリエルは気分を害した様子もなく「そうかもしれません」と控えめに笑った。

「あの、不躾な事とは存じますが、ジェラード殿下はトマス・デーンさんと親しい間柄でいらっしゃいますよね。彼からジェラード殿下はお優しく素晴らしい方だと常々伺っております」

 コメカミが不快感に極僅かに引くつく。
 俺がガブリエルを忌まわしく思うのは、見た目だけの事ではない。俺の最愛のトマスと近しいからだ。俺がトマスのそばにいられない間、彼女が俺の最愛の白百合を独占しているのかと思うと、ガブリエルの人間性を知ろうなどという気にもならず、ただただ憎らしい気持ちだけになる。
 トマスはガブリエルを庇護したがっている。それは理由から何から、全てトマス本人から聞いていた。トマスとガブリエルの双方に、恋愛感情や執着心が無い事も十分に理解している。だからこそ二人は近しいのだという事も。

 それでも、面白くない。

「彼は非常に思慮深いから、よく気が回って俺を立ててくれるんだ。彼の事は将来的には王城で重用したいと常に思っている」

 正確に言えば、重用するのは王城で、ではない。俺個人のそばで、だ。
 そんな思惑など気にした風でもなく、ガブリエルは意外な事に心底嬉しそうに笑った。

「ぜひぜひそうしてくださいませ。トマスさんは勤勉で優秀で人柄も素晴らしいですもの」

 それだけでない。トマスは愛らしくも胆力があり、時に妖艶で、閨で感じ入る姿は傾国の存在なのではと思え悩ましい程だ。決して、閨での姿は俺以外に見せる事はないし、見たものは目玉をこの手で抉り出して殺してやると決めているが。

「トマスさんは、とても謙虚でいらっしゃるから自ら多くの望みを口にしないでしょうが、慕わしいジェラード殿下のそばに末永くいたいとお考えでしょう」

 ガブリエルは、俺が思っていたより賢しいようだ。俺相手には、トマスを奪う気がないと示す事が重要だとわかっている。つまりは俺とトマスの関係性を正確に把握しているのだ。
 つい、王族としてでない粗野な笑みが浮かぶ。

「悪いようにはしない」

 俺の態度にガブリエルが笑みを浮かべて口を開いた瞬間、やたらと重厚な会議室の扉が、高らかに四度叩かれた。
 全員の視線が一度扉へ向けられる。

 町会長と顔を突き合わせてぐちぐち言い合っていた議長が片眉を器用に上げた。無言で横に立つ側仕えの神官に目配せして、扉外の人間に対応するよう促す。

 側仕えの神官が扉前で無駄に良い声で朗々と誰何すると、扉外の人物はふふふ、と笑った気配がした。よく聞こえないが声色が女だ。
 その声を察知した瞬間、俺の隣でガブリエルがぴくりと肩を揺らした。

 対応していた神官は相手がわかり、やや慌てているような仕草を見せた。どうやら、側仕えの神官より身分がある人間のようだ。

 会議室の扉がゆっくりと開けられ、まるで歌劇の主演女優が舞台階段を優雅に歩み降りるように“その女”は入室した。
 その姿を目にした瞬間、ガブリエルを見た時とは比べ物にならない嫌悪感が腹の中を走った。


 その女は全くもって“エゼキエルのカタチ”をしていたからだ。


 しかし、不思議とエゼキエルに感じる愛おしさは微塵もない。明らかな模倣品だと本能が断じる。

「途中からの参加で申し訳ないわ」

 蜘蛛の糸ように細く白く、腰まで届く長い髪。紛うことなき白磁の肌。やや垂れた眦。見事な複製具合だ。ただ、瞳の色だけがエゼキエルの青灰色ではなく、ミラードを通して脳に焼き付いた不穏な赤茶色をしている。

「公爵家当主のローレル・フローレスと申します」

 隣席にちらりと目を配ると、ガブリエルは顔色を悪くし目線を俯けている。実の母に対する反応としては相当に奇異だ。

 女公爵の視線がすっとこちらへ向けられ、軽やかに微笑まれる。真っ直ぐにそれを受け止め、一片の瑕疵も無い完璧な王族の笑みで返す。


 王族に程近い地位の公爵を空いた末席に座らせる事などできない。側仕えの神官が慌ただしく別の神官を呼びつけ、俺の斜向かいに臨時の公爵席を用意しようとしている。
 それに我関せずとローレルは神官の案内を無視して、真っ直ぐにガブリエルに近づきその肩をやんわりと抱き寄せた。青褪めている実娘を憂慮するでもなく、その横に座した俺に再び柔和な目を向ける。

「お久しぶりでございます。ジェラード殿下とお会いするのは、殿下の生誕お披露目依頼ですわ」

 つまりは俺からすれば初対面同然ではないか。
 表情の柔らかさと正反対の奸悪な物言いに眉を顰める。程度は知れないが、どうやらローレルから敵意らしきものを向けられているようだ。王家と公爵家との協同を望んだのは手前だろうに、何故王族に毒を吐くのか。
 もしくは、この女公爵は俺を威嚇したい理由でもあるのではないか、と思考する。

「あんなに儚げで愛らしかった王子殿下がこんな無骨な武官のようになられるだなんて、あの頃は思っても見ませんでしたわ」

 くすくすと笑う声がひどく耳障りだ。貼り付けたような慈悲深い笑顔は完璧な武装のようだ。

 少しばかり揺さぶってみようか。

「高位王族が武に長ける事は自衛の点で理に適っている。いっそ、武芸の嗜みの無い人間相手であれば――」

 手のひらを上向けたまま、ローレルの首に向けて右腕をゆるくおざなりに伸ばし、嘲笑う。

「片手で縊れる」

 途端、ローレルの表情が憤怒に塗れ、戦慄いた口元が微かに言葉を吐いた。「人殺しめ」と。

 戯れ程度のつもりで挑発してみれば、そんな喜劇のような事があるのだな。あまりに可笑しくて喉から仄暗い嘲笑いが漏れる。


 ローレル・フローレスは、アシュリーの記憶を持っていると見て間違いない。


「久しいな」

 かつてミラードとして灼かれた左腕を軽く手のひらで叩く。
 
「願いもし無いのに会ってしまうとは皮肉なものだ」

 戯れ程度の軽口のつもりだが、ローレルは厳しく睨み勇んでいる。最初の態度からして、俺がミラードだとほぼ確信して近づいてきたのだろうに、この程度の挑発に乗るとは沸点が低いものだ。
 俺たちは今小競り合う為にここにいるわけではないのに。

「フローレス公。貴女が何を望もうと、俺は王族の代表だ。第一王子として仕事をするだけだ」

 眦にじりじりとした怒りを燻らせながらも、冷静さを取り戻したローレルがじっと俺を睨む。野生動物を警戒するような慎重な視線が、すっと自身の腕の中の娘へと落ちる。
 ガブリエルの表情を伺っているように見える。しかし、当の本人は萎縮し、顔を俯けたままローレルの事も俺の事も見てはいない。

 この歪な母娘の様子を、トマスは知っているのだろうか。知れば必ずガブリエルに過保護になるだろう。
 俺に目もくれずガブリエルにかかりきりになるトマスを想像して腸が煮えくり返る。

 トマスは俺のそばで俺だけを見ていればいい。かわいいかわいい俺だけのトマスだ。これ以上この母娘に近づけるべきでない。

 思考を巡らしつつ母娘から目を逸らした所で、準備を終えた側仕えの神官が「フローレス公爵家御当主様、あちらのお席へどうぞ」と僅かに震える声でローレルに声をかけた。すぐさま誘導したそうにする神官を、ローレルはちらりと目で制す。

「ガブリエル、見苦しいわ。顔を上げなさい」

「っ、はい。お母様」

 顔色は変わらずだがのろのろと顔を上げたガブリエルは、一度しかと正面を見据え、その後ゆっくりと母へと視線を移す。その視線を満足気に受け止めたローレルが傲慢な笑みを取り戻してこちらを見た。

「ジェラード殿下、“白百合”は渡しませんわ。当家の宝ですもの」

 “白百合”の名を出されて、眉尻が僅かに跳ねる。頭に血が登りかけるのをぐっと堪える。
 ローレルはガブリエルの頬を慈しむようにひと撫でし、新たに用意された自席へ進み腰を下ろした。

 身に馴染む鷹揚とした王族の笑みで固めながら、ローレルの言葉の意味を考える。
 この“白百合”はトマスの事ではない、はずだ。
 豊饒祭への協賛を推し進めたのはフローレス公爵家だと言う。つまりはローレルの意思だ。ローレルの狙いがトマスならば、俺をここに巻き込んだ意図が見えない。端からトマスが目的なのであれば、ガブリエルを使ってトマスを丸め込めばいいのだから。俺に直接ローレルが接触し今のように挑発する事は、俺の警戒心を煽るだけでトマスを手に入れる上では悪手だ。

 だとすると、ローレルはトマスの存在自体に目を向けていないのではないか?

 先程ローレルは、ガブリエルを白百合と称していた。本当に、ガブリエルがエゼキエルの生まれ変わりである可能性も考えているかもしれない。ただ、その場合もまた、俺とガブリエルを引き合わせる意図が読めない。
 もしくは、やはりガブリエルは俺への揺さぶりの一種で、俺の言動から白百合の生まれ変わりの心当たりを探ろうとしている可能性は高い。俺がもしエゼキエルの心当たりが無い場合は、ガブリエルがエゼキエルの生まれ変わりだと誤誘導しようとしているのではないか。



 ああ、本当に憎らしい。
 あの女の目的が正確に読めない以上、より万全を期し俺からトマスを遠ざけざるを得ない。
 何とも腹立たしい事をさせてくれる。


 目の前に我が物顔で座る女狐を、感情のままに睨みつけてしまいそうになるのを、ゆっくりと瞑目して息を整えた。冷静になれ。

 歓迎すべき事でもあるのだ。
 前世からの因縁の所在が知れ、一つ手間が省かれた。最後の手をいつでも使える。



 いざとなれば、また殺せばいい。
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