122 / 139
第3部 第1章
簒奪王とレオナ姫の会談(下)
しおりを挟む
「問題とならないのは陛下もお分かりのはずです。あの老帝国は火種が多すぎて西に大軍を派兵出来る状況ではありません。転がってきた神姫を政治利用する事はあってもアストゥリウ王国と直接対決は避けるでしょう。ヒサデイン帝国がアストゥリウ王国征討の軍を起こしても、西に大軍を派兵出来る状況でない以上、ロアーヌ帝国が征討軍の主力を務める事となります。それでアストゥリウ王国を亡ぼしたらロアーヌ帝国の脅威を排除した上で彼らの発言力を高めてやるだけです」
レオナの言う通り、ロアーヌ帝国が戦後大きな発言力を得てしまい、さらにナーロッパ西側にロアーヌ帝国に対抗できる大国もいなくなってしまう状況はヒサデイン帝国にとって認められる話ではない。であれば、ヒサデイン帝国が西に大軍を派遣出来ない状況ではアストゥリウ王国との大戦を望まない可能性は極めて大きい。アストゥリウ王国がテラン半島南部に侵攻しない限り……
レオナの言葉にフェリオルは不敵な笑みを浮かべた。
「貴女は人質以上の価値がある。きちんと育てれば国家を支える要職も安心して任せられるかも知れぬからな。レオナ姫、我に仕えぬか?場合によっては三務卿(内務卿。外務卿、軍務卿)のどれかに任じる事もあるかも知れぬぞ。」
フェリオルの言葉にレオナは絶句した。
この時代、テンプレ教諸国で女が国家の要職につくなどあり得なかったからだ。
「お言葉は嬉しいですが私は女でございます。ですからお断りさせて……」
フェリオルはレオナの言葉を遮った。
「もっとも重要な物はその者の才覚と世界や不遇、理不尽に抗おうとする強い意志、もしくは欲しい物を何としても手に入れると言う強い野心だ。それらと比べれば性別等たいした問題ではない」
「陛下がそれで宜しくとも諸侯や重臣の反発があると思いますが?」
レオナの正論にフェリオルは苦笑を浮かべる。
「我が直臣達は才覚ある者を女だからと認められぬ程狭量ではないし、諸侯どもはたいした問題とはならない。」
「諸侯こそ重大な問題になるのではありませんか?」
冷たい笑みを浮かべてフェリオルはレオナの問いに答える。
「ならぬよ。膿を出し切るのにそう時間はかからんからな。レオナ姫が我に本格的に仕える頃には奴らは潰されるか、我に絶対服従の家畜になっているかのどちらかだ……これこそ論ずるに値せぬ」
フェリオルの顔から笑みが消えて、真剣な物に変わる。
「だがこれは茨の道だ。おそらく有力な王族か有力貴族に嫁ぎ、その美貌で男をたぶらかした方が楽な人生を送れるだろう。しかし、どのような苦労を背負ってもこの理不尽な世界を覆す、もしくはあらゆる犠牲を払っても自分の欲しいものを奪うと言う覚悟と野心があるのであれば我の手を取るが良い。」
「本当によろしいのでしょうか?女の私が歴史の表舞台に出ようと思っても?」
レオナは顔を俯かせながら震える声で尋ねる。
フェリオルは自信あふれる声で答えた。
「構わぬさ。己が望みを持ち、それを達成するために努力する事は人として正しいありようだからな。既得権益にあぐらをかいて何もせぬ豚どもや、不満だけ口にして何の行動も起こさぬ輩等はただの家畜でしかない」
フェリオルは一息ついて続ける。
「本来は力がある者が上へとのし上がるのが世界の正しいありようだ。だからこそ今の狂った秩序に我々は挑む。既得権益にあぐらをかく豚どもの支配を終わらせ人がナーロッパを支配すると言う正しい世界を実現するために」
レオナがぱっと顔を上げて真剣は表情で再び尋ねる。
「……本来は力がある者が上へとのし上がるのが世界の正しいありようとおっしゃるのであれば、もし私が陛下を上回る実力を得れば玉座を望むと言う事があっても宜しいのでしょうか?」
不遜なレオナの言葉を聞いたフェリオルは面白そうに笑いながら続ける。
「……レオナ姫のその野心を笑うつもりはない。ただ、仕えるかも知れない王に向かってどうどうと王位簒奪を示唆する言動が面白くてな……許して欲しい」
フェリオルは頭を下げて謝罪した後、真剣な表情で続ける。
「我より実力があると思えばいつでも挑んでくるが良い、実力なき王が打倒されていくのはこの世の正しいありようだからな。まあ、そもそも我とて父王を武力で討って玉座を奪ったのだから簒奪がいけないと言える立場ではないのだが……」
フェリオルの答えを聞いたレオナは恭しく頭を下げ
「私はフェリオル陛下にお仕えいたします。迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、どうかご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます」
と続けた。
こうしてテラン半島の絶世の美少女は後にナーロッパの悪魔と称される簒奪王フェリオルにそそのかされ、魔道を突き進む事になるのである。
☆☆☆☆☆☆
ナーロッパ歴1057年3月4日
ナーロッパ東方最大の大国であるヒサデイン帝国帝都ヒサディオンにあるコンスタン宮。
その超大国の主君である皇帝テオ・クラウディウスは宰相から教皇軍がカヨムで大敗したと言う報告を受けていた。
宰相の報告を受けていた皇帝は頷きながら呟く。
「教皇軍は大敗したのか。しかもトスカナ王国の裏切りによって」
「はい。教皇猊下とその配下は少々自分達の権威を過大評価していたようで……」
宰相の言葉に皇帝は嘲笑を浮かべる。
「簒奪王がすでに対策法を確立した今、教皇を恐れる必要もなくなっていたのだが……」
流石に神の子とされる神姫の号令はテンプレ教徒にとって脅威、いや下手すれば破滅であるが、教皇の号令は無視出来るものとなったのだ。その変化に気づけず、不満を持っていたトスカナをろくに懐柔せず大敗したのは教皇庁の怠慢であるとヒサデイン帝国皇帝は思う。
そして、テラン半島の覇権はこのまま行けばアストゥリウ王国が握る事となろう。
「北部は簒奪王にくれてやっても良いが、南部は本来は我らの勢力圏。簒奪王にも逆賊(ロアーヌ帝国)に与える訳にはいかぬ。」
皇帝の言葉に宰相は頷く。
「すでに諸侯や重臣らを帝都に召集しており、また軍需物資を帝国西部の各主要港に集積するように発令しています。簒奪王がアプリア王国に侵攻すれば我らも3万の軍勢は動かせます。しかし、それ以上となると……」
「今はセルジュ帝国の残党の一掃とクマン族とのにらみ合い等で手一杯である以上、そこが限界であろうな。ただ、図に乗っている簒奪王や逆賊どもの牽制にはなろう」
ヒサデイン帝国本国の北にあった大国ブルガリ王国領の大半がクマン族に征服されていた。無論ヒサデイン帝国もブルガリ王国崩壊に乗じて領土を7郡程かすめ取ったのだが、現在旧ブルガリ王国領南部でクマン族とにらみ合っている。
一方、ヒサデイン帝国東方にあるアナストル半島のセルジュ帝国は完全に滅ぼしたものの、最近ザマー教諸国の支援を受けてセルジュ帝国の残党が不穏な動きを見せており、こちらも警戒せねばならない状況である。アナストル半島の東方交易路はヒサデイン帝国の生命線と言っても過言ではない以上、アナストル半島の安定はヒサデイン帝国にとって最優先課題であるためだ。
宰相は恭しく頭を下げ
「御意」
と答えた。
レオナの言う通り、ロアーヌ帝国が戦後大きな発言力を得てしまい、さらにナーロッパ西側にロアーヌ帝国に対抗できる大国もいなくなってしまう状況はヒサデイン帝国にとって認められる話ではない。であれば、ヒサデイン帝国が西に大軍を派遣出来ない状況ではアストゥリウ王国との大戦を望まない可能性は極めて大きい。アストゥリウ王国がテラン半島南部に侵攻しない限り……
レオナの言葉にフェリオルは不敵な笑みを浮かべた。
「貴女は人質以上の価値がある。きちんと育てれば国家を支える要職も安心して任せられるかも知れぬからな。レオナ姫、我に仕えぬか?場合によっては三務卿(内務卿。外務卿、軍務卿)のどれかに任じる事もあるかも知れぬぞ。」
フェリオルの言葉にレオナは絶句した。
この時代、テンプレ教諸国で女が国家の要職につくなどあり得なかったからだ。
「お言葉は嬉しいですが私は女でございます。ですからお断りさせて……」
フェリオルはレオナの言葉を遮った。
「もっとも重要な物はその者の才覚と世界や不遇、理不尽に抗おうとする強い意志、もしくは欲しい物を何としても手に入れると言う強い野心だ。それらと比べれば性別等たいした問題ではない」
「陛下がそれで宜しくとも諸侯や重臣の反発があると思いますが?」
レオナの正論にフェリオルは苦笑を浮かべる。
「我が直臣達は才覚ある者を女だからと認められぬ程狭量ではないし、諸侯どもはたいした問題とはならない。」
「諸侯こそ重大な問題になるのではありませんか?」
冷たい笑みを浮かべてフェリオルはレオナの問いに答える。
「ならぬよ。膿を出し切るのにそう時間はかからんからな。レオナ姫が我に本格的に仕える頃には奴らは潰されるか、我に絶対服従の家畜になっているかのどちらかだ……これこそ論ずるに値せぬ」
フェリオルの顔から笑みが消えて、真剣な物に変わる。
「だがこれは茨の道だ。おそらく有力な王族か有力貴族に嫁ぎ、その美貌で男をたぶらかした方が楽な人生を送れるだろう。しかし、どのような苦労を背負ってもこの理不尽な世界を覆す、もしくはあらゆる犠牲を払っても自分の欲しいものを奪うと言う覚悟と野心があるのであれば我の手を取るが良い。」
「本当によろしいのでしょうか?女の私が歴史の表舞台に出ようと思っても?」
レオナは顔を俯かせながら震える声で尋ねる。
フェリオルは自信あふれる声で答えた。
「構わぬさ。己が望みを持ち、それを達成するために努力する事は人として正しいありようだからな。既得権益にあぐらをかいて何もせぬ豚どもや、不満だけ口にして何の行動も起こさぬ輩等はただの家畜でしかない」
フェリオルは一息ついて続ける。
「本来は力がある者が上へとのし上がるのが世界の正しいありようだ。だからこそ今の狂った秩序に我々は挑む。既得権益にあぐらをかく豚どもの支配を終わらせ人がナーロッパを支配すると言う正しい世界を実現するために」
レオナがぱっと顔を上げて真剣は表情で再び尋ねる。
「……本来は力がある者が上へとのし上がるのが世界の正しいありようとおっしゃるのであれば、もし私が陛下を上回る実力を得れば玉座を望むと言う事があっても宜しいのでしょうか?」
不遜なレオナの言葉を聞いたフェリオルは面白そうに笑いながら続ける。
「……レオナ姫のその野心を笑うつもりはない。ただ、仕えるかも知れない王に向かってどうどうと王位簒奪を示唆する言動が面白くてな……許して欲しい」
フェリオルは頭を下げて謝罪した後、真剣な表情で続ける。
「我より実力があると思えばいつでも挑んでくるが良い、実力なき王が打倒されていくのはこの世の正しいありようだからな。まあ、そもそも我とて父王を武力で討って玉座を奪ったのだから簒奪がいけないと言える立場ではないのだが……」
フェリオルの答えを聞いたレオナは恭しく頭を下げ
「私はフェリオル陛下にお仕えいたします。迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、どうかご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます」
と続けた。
こうしてテラン半島の絶世の美少女は後にナーロッパの悪魔と称される簒奪王フェリオルにそそのかされ、魔道を突き進む事になるのである。
☆☆☆☆☆☆
ナーロッパ歴1057年3月4日
ナーロッパ東方最大の大国であるヒサデイン帝国帝都ヒサディオンにあるコンスタン宮。
その超大国の主君である皇帝テオ・クラウディウスは宰相から教皇軍がカヨムで大敗したと言う報告を受けていた。
宰相の報告を受けていた皇帝は頷きながら呟く。
「教皇軍は大敗したのか。しかもトスカナ王国の裏切りによって」
「はい。教皇猊下とその配下は少々自分達の権威を過大評価していたようで……」
宰相の言葉に皇帝は嘲笑を浮かべる。
「簒奪王がすでに対策法を確立した今、教皇を恐れる必要もなくなっていたのだが……」
流石に神の子とされる神姫の号令はテンプレ教徒にとって脅威、いや下手すれば破滅であるが、教皇の号令は無視出来るものとなったのだ。その変化に気づけず、不満を持っていたトスカナをろくに懐柔せず大敗したのは教皇庁の怠慢であるとヒサデイン帝国皇帝は思う。
そして、テラン半島の覇権はこのまま行けばアストゥリウ王国が握る事となろう。
「北部は簒奪王にくれてやっても良いが、南部は本来は我らの勢力圏。簒奪王にも逆賊(ロアーヌ帝国)に与える訳にはいかぬ。」
皇帝の言葉に宰相は頷く。
「すでに諸侯や重臣らを帝都に召集しており、また軍需物資を帝国西部の各主要港に集積するように発令しています。簒奪王がアプリア王国に侵攻すれば我らも3万の軍勢は動かせます。しかし、それ以上となると……」
「今はセルジュ帝国の残党の一掃とクマン族とのにらみ合い等で手一杯である以上、そこが限界であろうな。ただ、図に乗っている簒奪王や逆賊どもの牽制にはなろう」
ヒサデイン帝国本国の北にあった大国ブルガリ王国領の大半がクマン族に征服されていた。無論ヒサデイン帝国もブルガリ王国崩壊に乗じて領土を7郡程かすめ取ったのだが、現在旧ブルガリ王国領南部でクマン族とにらみ合っている。
一方、ヒサデイン帝国東方にあるアナストル半島のセルジュ帝国は完全に滅ぼしたものの、最近ザマー教諸国の支援を受けてセルジュ帝国の残党が不穏な動きを見せており、こちらも警戒せねばならない状況である。アナストル半島の東方交易路はヒサデイン帝国の生命線と言っても過言ではない以上、アナストル半島の安定はヒサデイン帝国にとって最優先課題であるためだ。
宰相は恭しく頭を下げ
「御意」
と答えた。
35
お気に入りに追加
1,393
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
辺境の契約魔法師~スキルと知識で異世界改革~
有雲相三
ファンタジー
前世の知識を保持したまま転生した主人公。彼はアルフォンス=テイルフィラーと名付けられ、辺境伯の孫として生まれる。彼の父フィリップは辺境伯家の長男ではあるものの、魔法の才に恵まれず、弟ガリウスに家督を奪われようとしていた。そんな時、アルフォンスに多彩なスキルが宿っていることが発覚し、事態が大きく揺れ動く。己の利権保守の為にガリウスを推す貴族達。逆境の中、果たして主人公は父を当主に押し上げることは出来るのか。
主人公、アルフォンス=テイルフィラー。この世界で唯一の契約魔法師として、後に世界に名を馳せる一人の男の物語である。
断罪されているのは私の妻なんですが?
すずまる
恋愛
仕事の都合もあり王家のパーティーに遅れて会場入りすると何やら第一王子殿下が群衆の中の1人を指差し叫んでいた。
「貴様の様に地味なくせに身分とプライドだけは高い女は王太子である俺の婚約者に相応しくない!俺にはこのジャスミンの様に可憐で美しい女性こそが似合うのだ!しかも貴様はジャスミンの美貌に嫉妬して彼女を虐めていたと聞いている!貴様との婚約などこの場で破棄してくれるわ!」
ん?第一王子殿下に婚約者なんていたか?
そう思い指さされていた女性を見ると⋯⋯?
*-=-*-=-*-=-*-=-*
本編は1話完結です(꒪ㅂ꒪)
…が、設定ゆるゆる過ぎたと反省したのでちょっと色付けを鋭意執筆中(; ̄∀ ̄)スミマセン
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
勇者に闇討ちされ婚約者を寝取られた俺がざまあするまで。
飴色玉葱
ファンタジー
王都にて結成された魔王討伐隊はその任を全うした。
隊を率いたのは勇者として名を挙げたキサラギ、英雄として誉れ高いジークバルト、さらにその二人を支えるようにその婚約者や凄腕の魔法使いが名を連ねた。
だがあろうことに勇者キサラギはジークバルトを闇討ちし行方知れずとなってしまう。
そして、恐るものがいなくなった勇者はその本性を現す……。
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる