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第2部 完結記念

摂政殿下の愛妾になるまで(上)

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 カルス子爵家の当主セプテム・カルスは5年前に父を失い家督相続していたが、現在13歳とまた幼かった。特に家督相続した時は8歳であり、かの家の領地を狙う貴族や実権を握ろうとした家臣らが当然蠢動した。
 しかし、リューベック王国中央は王太子が急死し、第2王子のアルベルトの傅役を務め、彼の後ろ盾となっているレーベン伯爵家が旧王太子派の過半を取り込み台頭し、それに反発する有力貴族等との権力闘争が激化し、さらに陸軍主流派と内務省が衛兵の平時の指揮権を巡って激しく対立する等、混乱の渦中であり、とてもではないが、中堅貴族の一家の存亡を気にする余裕はなく、助けを求める事はできなかった。もっとも外敵等の侵攻とかなれば話も変わってくるのだが……
 そんな中、セプテムの母エディトは旧王太子派の盟主であったが、王太子の急死とレーベン伯の台頭で中央での影響力を大きく削がれ、王宮の権力闘争と距離をとったブル公爵と取引をした。自分の体を売る事でカルス子爵家の保護を買ったのである。

 そんな中、ナーロッパ歴1055年10月10日夜、ブル公爵はカルス子爵邸に訪れ、応接室のソファに深く腰掛けていた。
 ただ、ブル公爵は上着は着ていたが下半身には何も着けていない。むしろ、足を大きく広げていた。その両足の間には女性がひざまずいており、その女性の頭は公爵の股間の上にあった。
 その女性はカルス子爵の現当主セプテムの母であるエディトであった。
 エディトの頭は小刻みに上下しており、ブル公爵は、時おり、その彼女の髪を優しくなでている。

 公爵は、気持ち良さそうな表情を浮かべながら、エディトに小声で
「そろそろ良いか」
 と口にするとエディトは口淫(フェラチオ)を止めて「はい。」と頷いた後立ち上がった。

 ブル公爵がペニスを大きく揺らしながら立ち上がると、今度は、エディトがソファに腰をおろした。

 エディトは、すぐに両足をソファにあげて、足を大きく広げる態勢をとるとナイトドレスの中から、黒い下着がブル公爵の目に映り、興奮がより高まる。

 ブル公爵は、口淫(フェラチオ)をしていた愛人と同じような態勢になると、ドレスの中に手を入れて、エディトの下着に手をかけた。

 少し乱暴にエディトの下着をぬがせると、ブル公爵は、愛人の大切な部分をしばらく覗き込んでから、カルス子爵家当主の母を見上げて
「もうエディトの下の口は濡れているではないか……」
 と声をかけると、恥ずかしそうに「はい。口淫していた時に濡れてしまいましたわ」
 と返事する。
 それを聞いた公爵はますます興奮し、自分の口を膣口に近づけ、愛人の性器を舐めまわす。
 エディトは両手で公爵の頭を押さえながら、時おり、軽くのけぞるようにして、男の舌がもたらしてくれる快感をブル公爵に伝えていた。
 5分間くらいブル公爵はエディトへの愛撫を続けた後、下半身だけ裸の状態のまま、大きなペニスを揺らしながらゆっくりと立ち上がった。
 勃起のたくましさを母に見せつけるようにしながら、ブル公爵は上着のぼたんを外し、下着と共に脱ぎ捨てた。
 ブル公爵の体は、中年を迎えた年相応のものであった。お世辞にも鍛え抜かれた体とはいえなかった。
 しかし、その股間部分からそそり立っている勃起は体とは不釣り合いなほどに力強く、その黒ずんだ色合いは、今まで貫いてきた女性の多さを物語っていた。
 ブル公爵は、先ほどフェラチオをされていたのと同じ態勢でソファに腰かけて、エディトに
「そろそろ良いかな?」
 声をかけた。
 エディトは、男のペニスを見つめながらうなずいて、体を起こすと、男と向かい合う形で、男の腰にまたがった後左手を伸ばして、たくましく勃起したブル公爵のペニスの根元に近い部分をつかむと、自らの腰を動かして、勃起の先端を自らの割れ目にこすりつける。

 ブル公爵の肉棒を数回前後させて、自らの膣口でこすりつけた後、エディトは、白く柔らかそうな尻をゆっくりと下げてき、一番下まで尻を下ろすと、体を軽く反らせて、目を閉じて
「あぁぁ……」
 と大きな喘ぎ声をあげた。

 エディトは腰をおろした状態で大きく息を吐くと、ゆっくりと腰を上げていった。何度か上下させると彼女が腰を上下させるリズムは徐々に早くなっていき、エディトの口から発せられるあえぎ声も、甲高いものになっていった。

 エディトの膣からは、かなりの愛液が出ているらしくブル公爵のペニスはすっかり白くなっていた。

 しばらくすると、ブル公爵は、エディトのナイトドレスに手を伸ばした。
 エディトは、ブル公爵の意図を察して、腰の上下の速度を落として、公爵がナイトドレスを脱がせやすいようにしていた。

 ブル公爵によってナイトドレスが取られ、ほぼ全身が露わになったエディトの肢体は、白い肌が美しく、程よい肉づきが熟した女性の色香を醸し出している。
 姿を現した乳房は重みと年齢のせいで少し垂れ下がっているようだったが、エディトが腰を上下させるたびに、上下に揺れる巨乳は公爵をさらに興奮させた。
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