59 / 137
第2部 序章
フリーランス王と愛妾とフリーランス王太子(下)
しおりを挟む
「敵ながらあの簒奪王は劣勢でも見事賭けに出て勝利をおさめ、戦果を挙げてきたではないか……少しはお前も見習え。」
確かに簒奪王は大きな劣勢も戦で覆してきた。フェリオル王イスラン半島のザマー教国平定戦であるクラナダ戦役中最大の危機でも言っても良い南大陸北西の大国ナサラ王国の援軍総兵力3万2千の軍勢がイスラン半島南部に上陸した時も、フェリオル王は2万3千の兵力で各個撃破しているが、それは王位を巡る派閥争いで連携が取れないと言うの読んでいての事であった。2分して連携の取れないナサラ王国軍を各個撃破し、最終的にイスラン半島を平定している。ただ、グラナダの王弟であり将軍のマクサン・ズイールが簒奪王を討ち取る一歩前まで追い込み、ザマー教諸国も一矢報いてはいる。
ラーンベルク夜襲戦でもフラリン軍が油断するように出来る限りの手を打ち、勝利をつかんでいる。
確かにフェリオル王も賭けに出ているが、それは出来る限りの準備をしたり、勝算が十分にあるからだ。
最低でもメース2世みたいに無責任に時の運とは言っていないし、第1あの非常識の天才である簒奪王を本当に参考にできると本気で父は思っているのかとフィリベルトはため息をつきたくなるが、何とかこらえる。
「父上、恐れながら簒奪王の戦ぶりを見て運ばかりとは……」
メース2世はフィリベルトの言葉を怒声で遮る。
「経験が少ない青二才は黙っておれ!」
メース2世はため息をついて続ける。
「私が出陣したいが、戦傷で戦には出られぬ。フィリベルト、そなたが迎撃の指揮を取れ。敵軍を撃滅し、逆に賠償を取れと言いたい所だが、特別に相互無賠償で済ませてやる。」
「恐れながら……それはあまりにも」
和平派が宥めようとするが、国王は聞く耳を持たないのか途中で彼らの言葉を遮る。
「リューベック王国は我々を怒らせたくないと言ったではないか。戦果とフィリベルトの手腕次第では十分可能であろう……違うか?」
父の言葉にフィリベルトは内心ため息をつく。
父に嫌われているのはフィリベルトも自覚はしていたが、ここまでとは思っていなかった。
無賠償で講和となれば、リューベック軍に大勝利をおさめなければ不可能な条件だ。
だが、フィリベルトにそれを断る事は出来ない。
そのため
「王命、謹んでお受けいたします。」
と答えるしかなかった。
☆☆☆☆☆☆
ナーロッパ歴1056年12月21日夜
フリーランス王国国王メース2世の寝室にノックがなる。
「入れ」
入っていたのは白いナイトガウンを着た若い10代後半ぐらいの若い美少女であった。
ベットに腰かけていたメース2世はその少女に視線を向ける。
「どうした、そんな所に立ち止まってないで早く来なさい」
「はい、失礼いたします」
少女はベッドへと歩みを進め、ベットにたどりつくと焦らすようにゆっくりと、ナイトガウンと下着を脱いでいく。
外気に晒される、みずみずしい白い肌を見てメース2世は興奮した。
「相変わらず美しいな、マーム……とても美しい」
「陛下に気にいって頂いて何よりです」
メース2世はマームの唇に自分の唇を近づけ、唇を重ねた。
「ん……ん、陛下。陛下にお願いが……」
「解っておる。王位はボブに継がせてもよい。フラリン王国が崩壊した事と此度の戦でフィリベルトを廃嫡するからのう。後はそなた次第じゃ」
そう言ってメース2世もナイトガウンを脱ぐ。
「ん……あぁ、陛下」
メース2世はマームの大きな乳房を揉み、そしてその先端に口を近づけて吸う。
2~3分ぐらいそれを続けた後、マームをベットに仰向けに寝かせてメース2世は彼女に覆い被さり、二人の腰が密着した。
メース2世が腰を突き出し始めるとその下にいるマームはシーツを掻き集めるように掴み、「あっ、ああん、陛下」と喘ぎ始める。
もっと楽しみたいメース2世は直ぐに出したくなるのを何とか我慢する。そして、少しでも息子に集中する快楽を誤魔化そうと、先ほどから蠱惑的に震える胸に手を伸ばし揉みしだく。
「ん、おっぱ……いも……気持ちいです……」
マームの嬌声を聞くとメース2世は豊満な胸をさらに強く揉む。
メース2世からすれば腰を打ち付け胸を揉む。言葉にすればただそれだけの行為だが、押し寄せる快楽は凄い物であった。
そして、ついにメース2世は限界を迎える。
「マーム……ボブの弟を孕め、マーム!」
「あぁぁっ……孕み……孕み、ます、ボブの弟か……妹を……あぁぁ……』
マームの腕と足が、メース2世の背中と腰に巻きつきついた。
そしてメース2世が痙攣するように震え、やがてゆっくりとマームの上に倒れる。
☆☆☆☆☆☆
12月25日午前10時
リューベック軍迎撃軍の総大将の任を受けたフリーランス王国王太子フィリベルトは2千の兵を率いてアルンに到着した。
リューベックから撤退して来た軍もフリーランス国境を抜け、24日にはアルンに到着している。
敗走してきたフリーランス軍の残存戦力は約4千程度であり、フィリベルトが連れてきた2千の兵を足しても6千程度である。フリーランス本国に逃れて来る将兵もまだいるであろうが、それでも侵攻してくるであろうリューベック軍の戦力を考えるとかなり厳しいと言わざるを得ない。
アルンの市役所の一室で遠征軍の副将を務めていたメイツ侯はフィリベルトに敗北の報告を行った後、頭を地面にこすり付け詫びる。
「私個人は極刑もお受けいたしますゆえ、何卒遠征に参加した者にはお咎めのなきようにお願いいたします。」
メイツ侯個人はともかくメイツ侯爵家自体は咎めるなと言うのも含んでいる事はフィリベルトは理解しているが、それを口に出す気は彼にはもうとうなかった。
先日の圧勝で勢いに乗るリューベック軍を迎え討たねばならない状況で、彼らを処罰する余裕はフリーランス軍にはない以上、フィリベルトは誰1人咎めるつもりはなかった。むしろ次の戦のために赦そうと考えていたのである。そうであればメイツ侯の機嫌も取っていた方が得策とフリーランス王国王太子は計算していた。
「勝敗は武人の常。負けたのであれば次の戦で勝ち、その分を取り返せば良い。一度の敗北でいちいち謝罪には及ばぬ」
「有難き幸せ。此度の戦で必ずリューベック軍を撃退し、此度の失敗を償いまする。」
フィリベルトは慈悲を受けてのお咎めなしに感激しているメイツ侯に
「期待している」
と声をかけた後、集まっている諸将に、目を向ける。
「逆侵攻して来るであろうリューベック軍の迎撃案を練ってきたのだが、これをまず諸将と協議したい。」
テーブルにフィリベルトの従者が地図を敷いた。
そして、フィリベルトはリューベック軍迎撃作戦案を諸将に説明を開始する。
確かに簒奪王は大きな劣勢も戦で覆してきた。フェリオル王イスラン半島のザマー教国平定戦であるクラナダ戦役中最大の危機でも言っても良い南大陸北西の大国ナサラ王国の援軍総兵力3万2千の軍勢がイスラン半島南部に上陸した時も、フェリオル王は2万3千の兵力で各個撃破しているが、それは王位を巡る派閥争いで連携が取れないと言うの読んでいての事であった。2分して連携の取れないナサラ王国軍を各個撃破し、最終的にイスラン半島を平定している。ただ、グラナダの王弟であり将軍のマクサン・ズイールが簒奪王を討ち取る一歩前まで追い込み、ザマー教諸国も一矢報いてはいる。
ラーンベルク夜襲戦でもフラリン軍が油断するように出来る限りの手を打ち、勝利をつかんでいる。
確かにフェリオル王も賭けに出ているが、それは出来る限りの準備をしたり、勝算が十分にあるからだ。
最低でもメース2世みたいに無責任に時の運とは言っていないし、第1あの非常識の天才である簒奪王を本当に参考にできると本気で父は思っているのかとフィリベルトはため息をつきたくなるが、何とかこらえる。
「父上、恐れながら簒奪王の戦ぶりを見て運ばかりとは……」
メース2世はフィリベルトの言葉を怒声で遮る。
「経験が少ない青二才は黙っておれ!」
メース2世はため息をついて続ける。
「私が出陣したいが、戦傷で戦には出られぬ。フィリベルト、そなたが迎撃の指揮を取れ。敵軍を撃滅し、逆に賠償を取れと言いたい所だが、特別に相互無賠償で済ませてやる。」
「恐れながら……それはあまりにも」
和平派が宥めようとするが、国王は聞く耳を持たないのか途中で彼らの言葉を遮る。
「リューベック王国は我々を怒らせたくないと言ったではないか。戦果とフィリベルトの手腕次第では十分可能であろう……違うか?」
父の言葉にフィリベルトは内心ため息をつく。
父に嫌われているのはフィリベルトも自覚はしていたが、ここまでとは思っていなかった。
無賠償で講和となれば、リューベック軍に大勝利をおさめなければ不可能な条件だ。
だが、フィリベルトにそれを断る事は出来ない。
そのため
「王命、謹んでお受けいたします。」
と答えるしかなかった。
☆☆☆☆☆☆
ナーロッパ歴1056年12月21日夜
フリーランス王国国王メース2世の寝室にノックがなる。
「入れ」
入っていたのは白いナイトガウンを着た若い10代後半ぐらいの若い美少女であった。
ベットに腰かけていたメース2世はその少女に視線を向ける。
「どうした、そんな所に立ち止まってないで早く来なさい」
「はい、失礼いたします」
少女はベッドへと歩みを進め、ベットにたどりつくと焦らすようにゆっくりと、ナイトガウンと下着を脱いでいく。
外気に晒される、みずみずしい白い肌を見てメース2世は興奮した。
「相変わらず美しいな、マーム……とても美しい」
「陛下に気にいって頂いて何よりです」
メース2世はマームの唇に自分の唇を近づけ、唇を重ねた。
「ん……ん、陛下。陛下にお願いが……」
「解っておる。王位はボブに継がせてもよい。フラリン王国が崩壊した事と此度の戦でフィリベルトを廃嫡するからのう。後はそなた次第じゃ」
そう言ってメース2世もナイトガウンを脱ぐ。
「ん……あぁ、陛下」
メース2世はマームの大きな乳房を揉み、そしてその先端に口を近づけて吸う。
2~3分ぐらいそれを続けた後、マームをベットに仰向けに寝かせてメース2世は彼女に覆い被さり、二人の腰が密着した。
メース2世が腰を突き出し始めるとその下にいるマームはシーツを掻き集めるように掴み、「あっ、ああん、陛下」と喘ぎ始める。
もっと楽しみたいメース2世は直ぐに出したくなるのを何とか我慢する。そして、少しでも息子に集中する快楽を誤魔化そうと、先ほどから蠱惑的に震える胸に手を伸ばし揉みしだく。
「ん、おっぱ……いも……気持ちいです……」
マームの嬌声を聞くとメース2世は豊満な胸をさらに強く揉む。
メース2世からすれば腰を打ち付け胸を揉む。言葉にすればただそれだけの行為だが、押し寄せる快楽は凄い物であった。
そして、ついにメース2世は限界を迎える。
「マーム……ボブの弟を孕め、マーム!」
「あぁぁっ……孕み……孕み、ます、ボブの弟か……妹を……あぁぁ……』
マームの腕と足が、メース2世の背中と腰に巻きつきついた。
そしてメース2世が痙攣するように震え、やがてゆっくりとマームの上に倒れる。
☆☆☆☆☆☆
12月25日午前10時
リューベック軍迎撃軍の総大将の任を受けたフリーランス王国王太子フィリベルトは2千の兵を率いてアルンに到着した。
リューベックから撤退して来た軍もフリーランス国境を抜け、24日にはアルンに到着している。
敗走してきたフリーランス軍の残存戦力は約4千程度であり、フィリベルトが連れてきた2千の兵を足しても6千程度である。フリーランス本国に逃れて来る将兵もまだいるであろうが、それでも侵攻してくるであろうリューベック軍の戦力を考えるとかなり厳しいと言わざるを得ない。
アルンの市役所の一室で遠征軍の副将を務めていたメイツ侯はフィリベルトに敗北の報告を行った後、頭を地面にこすり付け詫びる。
「私個人は極刑もお受けいたしますゆえ、何卒遠征に参加した者にはお咎めのなきようにお願いいたします。」
メイツ侯個人はともかくメイツ侯爵家自体は咎めるなと言うのも含んでいる事はフィリベルトは理解しているが、それを口に出す気は彼にはもうとうなかった。
先日の圧勝で勢いに乗るリューベック軍を迎え討たねばならない状況で、彼らを処罰する余裕はフリーランス軍にはない以上、フィリベルトは誰1人咎めるつもりはなかった。むしろ次の戦のために赦そうと考えていたのである。そうであればメイツ侯の機嫌も取っていた方が得策とフリーランス王国王太子は計算していた。
「勝敗は武人の常。負けたのであれば次の戦で勝ち、その分を取り返せば良い。一度の敗北でいちいち謝罪には及ばぬ」
「有難き幸せ。此度の戦で必ずリューベック軍を撃退し、此度の失敗を償いまする。」
フィリベルトは慈悲を受けてのお咎めなしに感激しているメイツ侯に
「期待している」
と声をかけた後、集まっている諸将に、目を向ける。
「逆侵攻して来るであろうリューベック軍の迎撃案を練ってきたのだが、これをまず諸将と協議したい。」
テーブルにフィリベルトの従者が地図を敷いた。
そして、フィリベルトはリューベック軍迎撃作戦案を諸将に説明を開始する。
12
お気に入りに追加
1,392
あなたにおすすめの小説
【完結】身売りした妖精姫は氷血公爵に溺愛される
鈴木かなえ
恋愛
第17回恋愛小説大賞にエントリーしています。
レティシア・マークスは、『妖精姫』と呼ばれる社交界随一の美少女だが、実際は亡くなった前妻の子として家族からは虐げられていて、過去に起きたある出来事により男嫌いになってしまっていた。
社交界デビューしたレティシアは、家族から逃げるために条件にあう男を必死で探していた。
そんな時に目についたのが、女嫌いで有名な『氷血公爵』ことテオドール・エデルマン公爵だった。
レティシアは、自分自身と生まれた時から一緒にいるメイドと護衛を救うため、テオドールに決死の覚悟で取引をもちかける。
R18シーンがある場合、サブタイトルに※がつけてあります。
ムーンライトで公開してあるものを、少しずつ改稿しながら投稿していきます。
前世で処刑された聖女、今は黒薬師と呼ばれています
矢野りと
恋愛
旧題:前世で処刑された聖女はひっそりと生きていくと決めました〜今世では黒き薬師と呼ばれています〜
――『偽聖女を処刑しろっ!』
民衆がそう叫ぶなか、私の目の前で大切な人達の命が奪われていく。必死で神に祈ったけれど奇跡は起きなかった。……聖女ではない私は無力だった。
何がいけなかったのだろうか。ただ困っている人達を救いたい一心だっただけなのに……。
人々の歓声に包まれながら私は処刑された。
そして、私は前世の記憶を持ったまま、親の顔も知らない孤児として生まれ変わった。周囲から見れば恵まれているとは言い難いその境遇に私はほっとした。大切なものを持つことがなによりも怖かったから。
――持たなければ、失うこともない。
だから森の奥深くでひっそりと暮らしていたのに、ある日二人の騎士が訪ねてきて……。
『黒き薬師と呼ばれている薬師はあなたでしょうか?』
基本はほのぼのですが、シリアスと切なさありのお話です。
※この作品の設定は架空のものです。
※一話目だけ残酷な描写がありますので苦手な方はご自衛くださいませ。
※感想欄のネタバレ配慮はありません(._.)
二人の公爵令嬢 どうやら愛されるのはひとりだけのようです
矢野りと
恋愛
ある日、マーコック公爵家の屋敷から一歳になったばかりの娘の姿が忽然と消えた。
それから十六年後、リディアは自分が公爵令嬢だと知る。
本当の家族と感動の再会を果たし、温かく迎え入れられたリディア。
しかし、公爵家には自分と同じ年齢、同じ髪の色、同じ瞳の子がすでにいた。その子はリディアの身代わりとして縁戚から引き取られた養女だった。
『シャロンと申します、お姉様』
彼女が口にしたのは、両親が生まれたばかりのリディアに贈ったはずの名だった。
家族の愛情も本当の名前も婚約者も、すでにその子のものだと気づくのに時間は掛からなかった。
自分の居場所を見つけられず、葛藤するリディア。
『……今更見つかるなんて……』
ある晩、母である公爵夫人の本音を聞いてしまい、リディアは家族と距離を置こうと決意する。
これ以上、傷つくのは嫌だから……。
けれども、公爵家を出たリディアを家族はそっとしておいてはくれず……。
――どうして誘拐されたのか、誰にひとりだけ愛されるのか。それぞれの事情が絡み合っていく。
◇家族との関係に悩みながらも、自分らしく生きようと奮闘するリディア。そんな彼女が自分の居場所を見つけるお話です。
※この作品の設定は架空のものです。
※作品の内容が合わない時は、そっと閉じていただければ幸いです(_ _)
※感想欄のネタバレ配慮はありません。
※執筆中は余裕がないため、感想への返信はお礼のみになっておりますm(_ _;)m
西谷夫妻の新婚事情~元教え子は元担任教師に溺愛される~
雪宮凛
恋愛
結婚し、西谷明人の姓を名乗り始めて三か月。舞香は今日も、新妻としての役目を果たそうと必死になる。
元高校の担任教師×元不良女子高生の、とある新婚生活の一幕。
※ムーンライトノベルズ様にも、同じ作品を転載しています。
誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。
木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。
彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。
こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。
だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。
そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。
そんな私に、解放される日がやって来た。
それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。
全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。
私は、自由を得たのである。
その自由を謳歌しながら、私は思っていた。
悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。
悪役令嬢の選んだ末路〜嫌われ妻は愛する夫に復讐を果たします〜
ノルジャン
恋愛
モアーナは夫のオセローに嫌われていた。夫には白い結婚を続け、お互いに愛人をつくろうと言われたのだった。それでも彼女はオセローを愛していた。だが自尊心の強いモアーナはやはり結婚生活に耐えられず、愛してくれない夫に復讐を果たす。その復讐とは……?
※残酷な描写あり
⭐︎6話からマリー、9話目からオセロー視点で完結。
ムーンライトノベルズ からの転載です。
モブだった私、今日からヒロインです!
まぁ
恋愛
かもなく不可もない人生を歩んで二十八年。周りが次々と結婚していく中、彼氏いない歴が長い陽菜は焦って……はいなかった。
このまま人生静かに流れるならそれでもいいかな。
そう思っていた時、突然目の前に金髪碧眼のイケメン外国人アレンが…… アレンは陽菜を気に入り迫る。
だがイケメンなだけのアレンには金持ち、有名会社CEOなど、とんでもないセレブ様。まるで少女漫画のような付属品がいっぱいのアレン……
モブ人生街道まっしぐらな自分がどうして?
※モブ止まりの私がヒロインになる?の完全R指定付きの姉妹ものですが、単品で全然お召し上がりになれます。
※印はR部分になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる