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第5章
第160話 学術都市へ
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俺とロックの自己紹介が終わると、ガンバーラボの研究員たちも順番に自己紹介をしてくれた。
思い描いていた研究員のイメージと比べるとみんな若く見えるな。
まあ、それでも俺よりは年上なんだろうけど、全員20代くらいだろうか。
「あっ、シウルちゃんにユートさんにロック様! おはようございますっ!」
場の空気が落ち着いたところで、研究棟からポーラさんが出て来た。
すでに俺やロックと会ったことがある彼女はここで取り乱したりしない。
「ほら、ジェナスくん! もう忘れ物のチェックはいいから、ユートさんとロック様に自己紹介しなさいっ!」
ポーラさんがそう言って腕を引っ張って来たのは、ジェナスと呼ばれた青年だった。
ダイナミックに跳ねた寝ぐせとそばかす、メガネがチャームポイントで、いかにも俺が想像する研究者像にピッタリな人だ。
「ヨシ、ヨシ、ヨシ……」
ジェナスさんは無数のチェックが入れられたメモ帳に、さらにチェックを加え続けている。
こちらを見る気配がない……。
「もう50回以上チェックしてるでしょ! 出発出来なくなっちゃうよ!」
ポーラさんがバシバシ背中を叩くと、やっと彼は視線を上げた。
「待ってくださいよ、ポーラ所長。僕としては100回くらいチェックをしたい。せっかくまとめた研究成果、忘れるなんてことだけは避けないと……」
「もう十分だよ! それよりもまずご挨拶しなさいっ!」
「はい……。えっと、僕はこのガンバーラボの副所長をやらせてもらってます、ジェナス・イリオと……うわあああああああああッ!! ド、ドラゴン……ッ!?」
ジェナスさんは腰を抜かす。
あれ、この反応さっきも見たような……。
「そのリアクションはさっきも見たわよ、ジェナス副所長。さっさと立って馬車に乗り込みなさい」
「シ、シウルさん……! そうか、この方々が竜騎士とドラゴン……。ユート・ドライグさんとロック様……!」
明らかに寝不足で目の下にクマが出来ているジェナスさんの目に強い輝きが宿る。
それはまるで幼い少年のような純粋なまなざしだった。
どんな学者もドラゴンの前では学生に戻るというポーラさんの言葉は、どうやら正しいみたいだ。
「この度はシンポジウムへの参加を了承していただき、ありがとうございます! あなた方の存在は魔獣学会にとって歴史的偉業になるでしょう!」
「あはは、お手柔らかにお願いします……ジェナスさん」
歴史的偉業……重すぎる言葉だ。
ただ、その道の専門家にとってドラゴンがそれだけ価値がある存在というのは理解しつつある。
当の本人であるロックが堂々としているのだから、俺もシンポジウムでは堂々としないとな!
「じゃあ、これ以上ゴタゴタする前に全員馬車に乗り込むわよ!」
シウルさんが指示を飛ばすと、みんな積み込んだ荷物の最終確認を行った。
そしてOKサインが出ると、速やかに全員馬車へと乗り込む。
「ベータポリスまでよろしくお願いします!」
御者にポーラさんが声をかけ、馬車は動き出した。
まだ王都すら出ていない割にはドッと疲れたが、初対面の人との出会いは大体疲れるものだと自分に言い聞かせる。
インパクトはすごかったけど、みんないい人そうなのは間違いない。
彼らの研究発表が上手くいくことを今から願わずにはいられないな。
「クー! クー! クー!」
ロックは馬車の中を飛び回り、研究員たちをドギマギさせている。
普段はおとなしく俺の膝の上で寝ていることが多いから、これは確信犯だな。
みんなが面白い反応をしてくれるから、ロックも面白くなっているんだ。
「まっ、みんな嬉しそうだし、いいんじゃないかな」
「本番前に体力を使い果たさなければいいんだけどねぇ~」
隣に座っているシウルさんが俺のつぶやきを拾って答える。
ガンバーラボの発表も俺の登壇もシンポジウム初日に行われる。
なので、スケジュールを余裕を持たせるため、シンポジウム前々日である今日の内にベータポリスへ入る予定だ。
「まあ、明日が丸々準備の日ですから、体力は回復するんじゃないですか?」
「前日なんて緊張の中準備に追われるから疲れるわよ~。まっ、馬車の中で神妙な顔して黙ってるよりはいいかもしれないけどね」
そう言うシウルさんの表情にはすでに緊張が見られる。
客員研究員とはいえ、研究者であることに変わりはない。
そして、冒険者ではなく研究者としては初めての大舞台。
魔鋼兵と戦ったり、A級冒険者と戦ったり、悪徳貴族と戦ったりして来たけど、それとはまったくもって別種の緊張感だろうな。
「俺に出来ることがあったら、何でも手伝います。気にせず言ってくださいね」
「ふふっ、ユートだって登壇が控えてるじゃない。しかも初日の大トリよ?」
そう、俺とロックの登壇はシンポジウム初日最後に行われる。
会場もベータポリスで一番大きい講堂という話だ。
「まあ、そっちの方はロックが主役ですし、ロックが何とかしてくれますから!」
「……まっ、確かにロックなら何とかしてくれそうね!」
おおよそ飛んで来そうな質問に対する答えは用意してあるが、もしもの時はロックが今みたいに飛び回って会場を盛り上げてくれるだろう。
「あの、お客さん……もう少し静かにお願いします」
御者さんから注意が飛んで来た……!
「す、すいません! ロック、戻っておいで!」
「クゥ!」
素直に言うことを聞いてロックが俺の膝の上に戻って来る。
「周りに迷惑をかけるような遊び方はしちゃダメだぞ……!」
「クゥ~!」
ロックは元気よくうなずいた後、そのままお昼寝の体勢に入った。
きっと遊び疲れたのだろう。何ともマイペースなことだ。
だが、このマイペースっぷりが頼りなんだよな。
きっと、初めて見る会場でも委縮したりはしないだろう。
「あー……なんか、私も眠くなってきちゃった……。着いたら起こして……」
シウルさんは目をつむり、俺の肩にもたれかかって来た。
きっと深夜までいろいろ準備をしていたんだろうな……。
俺はぐっすり眠れたから、シウルさんとロックの代わりに起きていよう。
なぁに、ベータポリスは王都から近いし、道も舗装されていてあまり揺れない。
この馬車の速度なら到着まで大して時間はかからない。
「ベータポリス、古代と近代の顔を併せ持つ学術都市……か」
言葉から想像出来ないからこそ、楽しみも膨らむってものだ。
思い描いていた研究員のイメージと比べるとみんな若く見えるな。
まあ、それでも俺よりは年上なんだろうけど、全員20代くらいだろうか。
「あっ、シウルちゃんにユートさんにロック様! おはようございますっ!」
場の空気が落ち着いたところで、研究棟からポーラさんが出て来た。
すでに俺やロックと会ったことがある彼女はここで取り乱したりしない。
「ほら、ジェナスくん! もう忘れ物のチェックはいいから、ユートさんとロック様に自己紹介しなさいっ!」
ポーラさんがそう言って腕を引っ張って来たのは、ジェナスと呼ばれた青年だった。
ダイナミックに跳ねた寝ぐせとそばかす、メガネがチャームポイントで、いかにも俺が想像する研究者像にピッタリな人だ。
「ヨシ、ヨシ、ヨシ……」
ジェナスさんは無数のチェックが入れられたメモ帳に、さらにチェックを加え続けている。
こちらを見る気配がない……。
「もう50回以上チェックしてるでしょ! 出発出来なくなっちゃうよ!」
ポーラさんがバシバシ背中を叩くと、やっと彼は視線を上げた。
「待ってくださいよ、ポーラ所長。僕としては100回くらいチェックをしたい。せっかくまとめた研究成果、忘れるなんてことだけは避けないと……」
「もう十分だよ! それよりもまずご挨拶しなさいっ!」
「はい……。えっと、僕はこのガンバーラボの副所長をやらせてもらってます、ジェナス・イリオと……うわあああああああああッ!! ド、ドラゴン……ッ!?」
ジェナスさんは腰を抜かす。
あれ、この反応さっきも見たような……。
「そのリアクションはさっきも見たわよ、ジェナス副所長。さっさと立って馬車に乗り込みなさい」
「シ、シウルさん……! そうか、この方々が竜騎士とドラゴン……。ユート・ドライグさんとロック様……!」
明らかに寝不足で目の下にクマが出来ているジェナスさんの目に強い輝きが宿る。
それはまるで幼い少年のような純粋なまなざしだった。
どんな学者もドラゴンの前では学生に戻るというポーラさんの言葉は、どうやら正しいみたいだ。
「この度はシンポジウムへの参加を了承していただき、ありがとうございます! あなた方の存在は魔獣学会にとって歴史的偉業になるでしょう!」
「あはは、お手柔らかにお願いします……ジェナスさん」
歴史的偉業……重すぎる言葉だ。
ただ、その道の専門家にとってドラゴンがそれだけ価値がある存在というのは理解しつつある。
当の本人であるロックが堂々としているのだから、俺もシンポジウムでは堂々としないとな!
「じゃあ、これ以上ゴタゴタする前に全員馬車に乗り込むわよ!」
シウルさんが指示を飛ばすと、みんな積み込んだ荷物の最終確認を行った。
そしてOKサインが出ると、速やかに全員馬車へと乗り込む。
「ベータポリスまでよろしくお願いします!」
御者にポーラさんが声をかけ、馬車は動き出した。
まだ王都すら出ていない割にはドッと疲れたが、初対面の人との出会いは大体疲れるものだと自分に言い聞かせる。
インパクトはすごかったけど、みんないい人そうなのは間違いない。
彼らの研究発表が上手くいくことを今から願わずにはいられないな。
「クー! クー! クー!」
ロックは馬車の中を飛び回り、研究員たちをドギマギさせている。
普段はおとなしく俺の膝の上で寝ていることが多いから、これは確信犯だな。
みんなが面白い反応をしてくれるから、ロックも面白くなっているんだ。
「まっ、みんな嬉しそうだし、いいんじゃないかな」
「本番前に体力を使い果たさなければいいんだけどねぇ~」
隣に座っているシウルさんが俺のつぶやきを拾って答える。
ガンバーラボの発表も俺の登壇もシンポジウム初日に行われる。
なので、スケジュールを余裕を持たせるため、シンポジウム前々日である今日の内にベータポリスへ入る予定だ。
「まあ、明日が丸々準備の日ですから、体力は回復するんじゃないですか?」
「前日なんて緊張の中準備に追われるから疲れるわよ~。まっ、馬車の中で神妙な顔して黙ってるよりはいいかもしれないけどね」
そう言うシウルさんの表情にはすでに緊張が見られる。
客員研究員とはいえ、研究者であることに変わりはない。
そして、冒険者ではなく研究者としては初めての大舞台。
魔鋼兵と戦ったり、A級冒険者と戦ったり、悪徳貴族と戦ったりして来たけど、それとはまったくもって別種の緊張感だろうな。
「俺に出来ることがあったら、何でも手伝います。気にせず言ってくださいね」
「ふふっ、ユートだって登壇が控えてるじゃない。しかも初日の大トリよ?」
そう、俺とロックの登壇はシンポジウム初日最後に行われる。
会場もベータポリスで一番大きい講堂という話だ。
「まあ、そっちの方はロックが主役ですし、ロックが何とかしてくれますから!」
「……まっ、確かにロックなら何とかしてくれそうね!」
おおよそ飛んで来そうな質問に対する答えは用意してあるが、もしもの時はロックが今みたいに飛び回って会場を盛り上げてくれるだろう。
「あの、お客さん……もう少し静かにお願いします」
御者さんから注意が飛んで来た……!
「す、すいません! ロック、戻っておいで!」
「クゥ!」
素直に言うことを聞いてロックが俺の膝の上に戻って来る。
「周りに迷惑をかけるような遊び方はしちゃダメだぞ……!」
「クゥ~!」
ロックは元気よくうなずいた後、そのままお昼寝の体勢に入った。
きっと遊び疲れたのだろう。何ともマイペースなことだ。
だが、このマイペースっぷりが頼りなんだよな。
きっと、初めて見る会場でも委縮したりはしないだろう。
「あー……なんか、私も眠くなってきちゃった……。着いたら起こして……」
シウルさんは目をつむり、俺の肩にもたれかかって来た。
きっと深夜までいろいろ準備をしていたんだろうな……。
俺はぐっすり眠れたから、シウルさんとロックの代わりに起きていよう。
なぁに、ベータポリスは王都から近いし、道も舗装されていてあまり揺れない。
この馬車の速度なら到着まで大して時間はかからない。
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