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第16話 稲妻より来たる
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「ミルクとポーションの販売大成功を祝い、さらなる牧場の発展を願って……乾杯!」
「かんぱーい!」
みんなで母屋に集まって祝杯を交わす。
お酒が飲めない人ばかりなのでグラスに入ってるのはフルーツジュースだ。
それでもテンションはどんどん高まっていく。
テーブルにはマリーとイチカが作ってくれたたくさんの料理が並べられている。
材料にはここで採れた作物も使われているし、もちろんミルクもこの牧場産だ。
それをガツガツと食べるのは暴食ドライアドのグラミーと、これまた大食らいのナナミ。
二人とも食べさせないとある意味危険な存在だが、食べている時は本当にかわいかったり、美しかったりするから困る。いや、困らないか。
まあ、グラミーに関しては大地に栄養を与えてくれているとはいえ、ずっとゴロゴロしているので何かしらの仕事を与えたいが……まだ保留だ。
それにしても、あのさびれた何もない牧場がこんな短期間で立派に再生し、にぎやかに騒げるくらいの仲間が集まるとは思いもしなかった。
借金取りに見せかけた闇のモンスターテイマーたち、ネクスとの出会い、マリーとの再会……。
まだ振り返るほど時間は流れていないが、多くの出来事があったのは確かだ。
「ルイくん、楽しいね。こうやってみんなでご飯を食べるのって」
「俺もそう思うよマリー。君には言葉ではとても足りないほど世話になった。今があるのもマリーのおかげさ。最近は家の牧場にも帰らずにずっとここに住み込みで働いてくれてるし、もう頭が上がらないよ」
「そんな! 気にしなくていいのに……。住み込みは私から言ったし、お父さんも認めてくれたからやってるの。もうあっちの牧場も従業員を増やしたから、私なしでも回ると思うよ」
「そこまでしてくれてたのか……。本当にありがとう。君がいなきゃこっちは回らないよ。道具を借りたこともあるし、一度マリーのお父さんには直接挨拶に行ってお礼を言わなきゃな」
「そ、そそ、そうね! お父さんもルイくんのことは認めてくれたから、挨拶に行くのもいいかもね! あはは、ジュースもっと飲んじゃお!」
がぶがぶジュースを飲むマリーの顔は赤くなっている。
あれ、お酒が紛れ込んでいたか?
そう思って同じジュースを飲んでみたが、ただのジュースだった。
マリーは働きすぎなのかもしれないなぁ……。
病気になんてさせたらお父さんに合わせる顔がない。
明日からは仕事を減らしてゆっくりしてもらおう。
その分、俺が頑張ればいいさ!
そんなこんなで楽しいパーティも七姉妹が眠たそうにし始めたところでお開きとなった。
彼女たちを寝かしつけ、後片付けをしたのち、俺たちもそれぞれの寝室に帰っていく。
俺の寝室は牧場主ということでちょっと広い。
みんな頑張っているのに俺だけ特別扱いみたいで遠慮はしたんだけど、今を思うと一人で寝るなら狭い部屋の方がよかった。
こんな広い部屋で一人で寝たことなんてないから、ちょっと空間が怖い!
ある意味不遇の扱いだこれ……。
そう思っていたら、ある日からネクスが同じ部屋で寝てくれるようになった。
部屋はたくさんあるので彼も見栄を張って一室もらっていたのだが、俺と同じで広すぎて怖かったのだろう。
まあ、理由を問い詰めても絶対「そうだ」とは言ってくれないけど。
「今日は楽しかったね」
「まあな。最初の二人しかいない時に比べりゃずっといい環境だ。番犬が夜も目を光らせてるから安心して眠れるしな。俺も強さだけは認めてるさ」
「じゃあ、俺たちはガルーに甘えて寝るとしますか」
「あいつも周囲を警戒しつつ眠れるとか言ってた気がするが、まあどっちでもいいか。おやすみだ、ルイ」
「おやすみ、ネクス」
明かりを消し、布団をかぶって目をつむる。
普段なら毎日畑仕事もしているのですぐぐっすり眠れるのだが、今日は屋台を成功させた達成感とパーティの高揚感でなかなか寝付けない。
朝になればまたニーナとミツハが叩き起こしに来るし、早く寝ないと……。
その時、一瞬ピカッと窓の外が光った気がした。
落雷か?
いや、それにしては空に雲はないし、落ちた音もしていない。
俺の見間違いだろうか?
ネクスは気づいていないし……。
ネクスを起こすか、それともガルーに聞くか、何もしないか……。
悩んでいるうちに眠くなってきた……。
うーん、ここは寝よう……!
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
そして翌日、俺は音のない稲妻の正体を知ることになった。
一番最初に異変に気付いたのは、朝早くから外に飛び出して体を動かしていたミツハだった。
彼女は牧場の風景が大好きで、いつもぐるっと散歩をしている。
その時、気づいたのだ。
牧場のシンボルともいえる巨大なもみの木のてっぺんに、鳥の巣のようなものが出来ていることに。
さらにはその中に巨大な卵が置かれていることに。
「あれの正体がわかる人いる?」
俺の問いに答えてくれる人は誰もいなかった。
そうだ、この中で一番モンスター知識に長けているのはテイマーを目指していた俺だ!
今回はモンスターそのものではなく卵だが、あんな大きい卵はモンスターのもので間違いない。
確かどこかの図鑑で見たことある殻の模様をしているが……。
「おっ!? サンダーバードの巣が出来てるじゃん!」
俺より先に答えにたどり着いたのは、今さっき起きてきたネクスだった。
サンダーバードと言えば、雷の力を持った巨大な鳥のことだ。
同じ鳥型モンスターのフェニックスほど希少ではないが、それでも目撃するのが難しい。
なぜなら飛ぶスピードが恐ろしく速いのだ。それはまさに稲妻。
目の前を飛んでいっても閃光が走ったようにしか認識できない。
なので生態はハッキリしていないが、とりあえず人間を向こうから襲うことはない。
そして、たまに巣と卵だけは見つかる。
巣と卵を作って放置するのは、そこを子育ての候補地として試すためだと言われている。
しばらく放っておいて卵が無事なら、安全な場所だろうというわけだ。
ちなみにその際に放置される卵は無精卵なので温めてもサンダーバードの雛は孵らない。
命の宿った卵を放置する残酷な種族ではないようだ。
つまり、今もみの木の上にある卵も無精卵だろう。
「……ん? でもおかしな話だなぁ。安全な場所かどうかを試すために巣を作るなら、ここはパッと見ていろんなモンスターがいるってわかるはずだ。試すまでもなく危険だと思うけど」
「だな。まあ、あの鳥の真意はわからんが、もしかしたらいろんなモンスターがいるここなら自分の卵を産んでも安全かもしれないって考えたのかもな」
「共存できるかもってことか……」
その後、番犬をしていたガルーにも話を聞いたところ、サンダーバードの来訪を知っていてスルーしたらしい。
あのモンスターに危険はないとガルーも知っていて、ここに住み着けば牧場にもいい影響があると思ったとのこと。
思慮深い番犬で大変助かるというものだ。
俺たちはとりあえず数日卵を放置することにした。
そうすれば、サンダーバードがここを安全だと思って子育ての場にしてくれるかもしれない。
しかし、数日後……卵が二つに増えていた。
本命の有精卵でもない。
彼らは有精卵を産んだら体で温めるとネクスが言っていた。
「あれ? なんでだ? 安全か試すだけなら二個目はいらないよなぁ?」
「もしかして、サンダーバードってニワトリみたいに一定周期で無精卵を産まないといけない種族で、そのたびに巣を作るのがめんどくさいから同じところに産んでるのかも」
「……まだ子育てする気がない若い奴がここに来てるならあり得る話だな。つまり、あちらさんとしてはあの卵をどけて巣を使えるようにしといてほしいわけだ。まだまだ卵をここに産みたいから」
「だから、あえていろんな種族がいるところに……。食べろってことなのか!」
こうして、牧場に数日おきに巨大卵が出現することになった。
ナナミがすでに反応しているので美味しい卵なのは間違いなさそうだが、どう調理したものか。
「かんぱーい!」
みんなで母屋に集まって祝杯を交わす。
お酒が飲めない人ばかりなのでグラスに入ってるのはフルーツジュースだ。
それでもテンションはどんどん高まっていく。
テーブルにはマリーとイチカが作ってくれたたくさんの料理が並べられている。
材料にはここで採れた作物も使われているし、もちろんミルクもこの牧場産だ。
それをガツガツと食べるのは暴食ドライアドのグラミーと、これまた大食らいのナナミ。
二人とも食べさせないとある意味危険な存在だが、食べている時は本当にかわいかったり、美しかったりするから困る。いや、困らないか。
まあ、グラミーに関しては大地に栄養を与えてくれているとはいえ、ずっとゴロゴロしているので何かしらの仕事を与えたいが……まだ保留だ。
それにしても、あのさびれた何もない牧場がこんな短期間で立派に再生し、にぎやかに騒げるくらいの仲間が集まるとは思いもしなかった。
借金取りに見せかけた闇のモンスターテイマーたち、ネクスとの出会い、マリーとの再会……。
まだ振り返るほど時間は流れていないが、多くの出来事があったのは確かだ。
「ルイくん、楽しいね。こうやってみんなでご飯を食べるのって」
「俺もそう思うよマリー。君には言葉ではとても足りないほど世話になった。今があるのもマリーのおかげさ。最近は家の牧場にも帰らずにずっとここに住み込みで働いてくれてるし、もう頭が上がらないよ」
「そんな! 気にしなくていいのに……。住み込みは私から言ったし、お父さんも認めてくれたからやってるの。もうあっちの牧場も従業員を増やしたから、私なしでも回ると思うよ」
「そこまでしてくれてたのか……。本当にありがとう。君がいなきゃこっちは回らないよ。道具を借りたこともあるし、一度マリーのお父さんには直接挨拶に行ってお礼を言わなきゃな」
「そ、そそ、そうね! お父さんもルイくんのことは認めてくれたから、挨拶に行くのもいいかもね! あはは、ジュースもっと飲んじゃお!」
がぶがぶジュースを飲むマリーの顔は赤くなっている。
あれ、お酒が紛れ込んでいたか?
そう思って同じジュースを飲んでみたが、ただのジュースだった。
マリーは働きすぎなのかもしれないなぁ……。
病気になんてさせたらお父さんに合わせる顔がない。
明日からは仕事を減らしてゆっくりしてもらおう。
その分、俺が頑張ればいいさ!
そんなこんなで楽しいパーティも七姉妹が眠たそうにし始めたところでお開きとなった。
彼女たちを寝かしつけ、後片付けをしたのち、俺たちもそれぞれの寝室に帰っていく。
俺の寝室は牧場主ということでちょっと広い。
みんな頑張っているのに俺だけ特別扱いみたいで遠慮はしたんだけど、今を思うと一人で寝るなら狭い部屋の方がよかった。
こんな広い部屋で一人で寝たことなんてないから、ちょっと空間が怖い!
ある意味不遇の扱いだこれ……。
そう思っていたら、ある日からネクスが同じ部屋で寝てくれるようになった。
部屋はたくさんあるので彼も見栄を張って一室もらっていたのだが、俺と同じで広すぎて怖かったのだろう。
まあ、理由を問い詰めても絶対「そうだ」とは言ってくれないけど。
「今日は楽しかったね」
「まあな。最初の二人しかいない時に比べりゃずっといい環境だ。番犬が夜も目を光らせてるから安心して眠れるしな。俺も強さだけは認めてるさ」
「じゃあ、俺たちはガルーに甘えて寝るとしますか」
「あいつも周囲を警戒しつつ眠れるとか言ってた気がするが、まあどっちでもいいか。おやすみだ、ルイ」
「おやすみ、ネクス」
明かりを消し、布団をかぶって目をつむる。
普段なら毎日畑仕事もしているのですぐぐっすり眠れるのだが、今日は屋台を成功させた達成感とパーティの高揚感でなかなか寝付けない。
朝になればまたニーナとミツハが叩き起こしに来るし、早く寝ないと……。
その時、一瞬ピカッと窓の外が光った気がした。
落雷か?
いや、それにしては空に雲はないし、落ちた音もしていない。
俺の見間違いだろうか?
ネクスは気づいていないし……。
ネクスを起こすか、それともガルーに聞くか、何もしないか……。
悩んでいるうちに眠くなってきた……。
うーん、ここは寝よう……!
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
そして翌日、俺は音のない稲妻の正体を知ることになった。
一番最初に異変に気付いたのは、朝早くから外に飛び出して体を動かしていたミツハだった。
彼女は牧場の風景が大好きで、いつもぐるっと散歩をしている。
その時、気づいたのだ。
牧場のシンボルともいえる巨大なもみの木のてっぺんに、鳥の巣のようなものが出来ていることに。
さらにはその中に巨大な卵が置かれていることに。
「あれの正体がわかる人いる?」
俺の問いに答えてくれる人は誰もいなかった。
そうだ、この中で一番モンスター知識に長けているのはテイマーを目指していた俺だ!
今回はモンスターそのものではなく卵だが、あんな大きい卵はモンスターのもので間違いない。
確かどこかの図鑑で見たことある殻の模様をしているが……。
「おっ!? サンダーバードの巣が出来てるじゃん!」
俺より先に答えにたどり着いたのは、今さっき起きてきたネクスだった。
サンダーバードと言えば、雷の力を持った巨大な鳥のことだ。
同じ鳥型モンスターのフェニックスほど希少ではないが、それでも目撃するのが難しい。
なぜなら飛ぶスピードが恐ろしく速いのだ。それはまさに稲妻。
目の前を飛んでいっても閃光が走ったようにしか認識できない。
なので生態はハッキリしていないが、とりあえず人間を向こうから襲うことはない。
そして、たまに巣と卵だけは見つかる。
巣と卵を作って放置するのは、そこを子育ての候補地として試すためだと言われている。
しばらく放っておいて卵が無事なら、安全な場所だろうというわけだ。
ちなみにその際に放置される卵は無精卵なので温めてもサンダーバードの雛は孵らない。
命の宿った卵を放置する残酷な種族ではないようだ。
つまり、今もみの木の上にある卵も無精卵だろう。
「……ん? でもおかしな話だなぁ。安全な場所かどうかを試すために巣を作るなら、ここはパッと見ていろんなモンスターがいるってわかるはずだ。試すまでもなく危険だと思うけど」
「だな。まあ、あの鳥の真意はわからんが、もしかしたらいろんなモンスターがいるここなら自分の卵を産んでも安全かもしれないって考えたのかもな」
「共存できるかもってことか……」
その後、番犬をしていたガルーにも話を聞いたところ、サンダーバードの来訪を知っていてスルーしたらしい。
あのモンスターに危険はないとガルーも知っていて、ここに住み着けば牧場にもいい影響があると思ったとのこと。
思慮深い番犬で大変助かるというものだ。
俺たちはとりあえず数日卵を放置することにした。
そうすれば、サンダーバードがここを安全だと思って子育ての場にしてくれるかもしれない。
しかし、数日後……卵が二つに増えていた。
本命の有精卵でもない。
彼らは有精卵を産んだら体で温めるとネクスが言っていた。
「あれ? なんでだ? 安全か試すだけなら二個目はいらないよなぁ?」
「もしかして、サンダーバードってニワトリみたいに一定周期で無精卵を産まないといけない種族で、そのたびに巣を作るのがめんどくさいから同じところに産んでるのかも」
「……まだ子育てする気がない若い奴がここに来てるならあり得る話だな。つまり、あちらさんとしてはあの卵をどけて巣を使えるようにしといてほしいわけだ。まだまだ卵をここに産みたいから」
「だから、あえていろんな種族がいるところに……。食べろってことなのか!」
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