21 / 27
2章:難易度★2クエスト編
20話:敬太の正体
しおりを挟む
「ん、、、ここはどこだ?」
陽向が目を覚ます。
もう痛みは消えているようだ。
「お、起きた!?お、おはよ!?」
ミクが陽向の声でベットから体を起こす。
今回は3人部屋でミクと敬太と一緒に寝ていたようだ。
「おはよ、無事にみんな来れたのか、、、よかったぁ。ここまで運んでくれた敬太に感謝だな!」
陽向は寝ぼけたような口ぶりで、話し出す。
しかし
陽向は少し勘違いをしていた。
「そ、それが、、、」
ミクは気まずい表情なった。
しかし、覚悟を決め
陽向が魔法を使ってから今までの出来事を全て話した。
「敬太が!?なんで?なんで、こいつが苦しむんだよ、、、!」
陽向は今ベッドの上にいる敬太を指差し、ミクに問いかける。
それは、まるでウソと言って欲しいかの様に。
「そ、そんなの私にも分からないよ、、、!」
「どうなってる、、、。」
陽向は空っぽの頭を全て使い、この状況を理解しようとした。色々な可能性を考えた。
「ひ、陽向の魔法はどんな効果だったの?!」
ミクは冷静に少しづつ真実に近づく情報を聞き出す。
「俺の魔法は心に闇を抱えてる者のみに効く魔法だ。だけど、、、敬太に闇があるとは感じられなかった。」
「なるほど、、、、、あ!そ、そういえば!?か、幹部らしき人がダメージを全く受けてなかったよ!?」
「マジでどうなってやがるんだ。なんで効かない、、、、、まさか、入れ替わった!?」
陽向は入れ替わったという可能性がつじつまが合っていることに気づき、つい大声を出してしまう。
すると、
ベッドで寝ていた敬太が目を覚ます。
「いや、それはない。」
2人を見ておもむろに口を開いた。
「あれは、幹部の1人『パラヌスタス』の能力、魔法無効だ。あいつには、普通の魔法が通じない。唯一通じるのが、消滅魔法だ。他の方法となると、物理攻撃しか効かないんだ。」
ミクは納得した表情をしていた。
だが、
陽向は納得していない様子。
「な、なるほど!?」
「お前、なんで俺の魔法が効いたんだ」
「ーーー」
敬太は黙り込む。
陽向は真実に迫った。
依然として表情は厳しいまま。
「ひ、ひなた!?や、やめなよ!?」
「いいや、やめない。ミクは少し黙っててくれ。」
ミクが止めに入るが、今の陽向は止まらない。
陽向は本気で敬太の正体について洗いざらい、話させるつもりの様だ。
「なぁ、敬太教えてくれよ。」
そう問いかけると、ようやく敬太は重々しい口を開いた。
「俺は昔、この世界をクリアしたことがある。」
陽向が目を覚ます。
もう痛みは消えているようだ。
「お、起きた!?お、おはよ!?」
ミクが陽向の声でベットから体を起こす。
今回は3人部屋でミクと敬太と一緒に寝ていたようだ。
「おはよ、無事にみんな来れたのか、、、よかったぁ。ここまで運んでくれた敬太に感謝だな!」
陽向は寝ぼけたような口ぶりで、話し出す。
しかし
陽向は少し勘違いをしていた。
「そ、それが、、、」
ミクは気まずい表情なった。
しかし、覚悟を決め
陽向が魔法を使ってから今までの出来事を全て話した。
「敬太が!?なんで?なんで、こいつが苦しむんだよ、、、!」
陽向は今ベッドの上にいる敬太を指差し、ミクに問いかける。
それは、まるでウソと言って欲しいかの様に。
「そ、そんなの私にも分からないよ、、、!」
「どうなってる、、、。」
陽向は空っぽの頭を全て使い、この状況を理解しようとした。色々な可能性を考えた。
「ひ、陽向の魔法はどんな効果だったの?!」
ミクは冷静に少しづつ真実に近づく情報を聞き出す。
「俺の魔法は心に闇を抱えてる者のみに効く魔法だ。だけど、、、敬太に闇があるとは感じられなかった。」
「なるほど、、、、、あ!そ、そういえば!?か、幹部らしき人がダメージを全く受けてなかったよ!?」
「マジでどうなってやがるんだ。なんで効かない、、、、、まさか、入れ替わった!?」
陽向は入れ替わったという可能性がつじつまが合っていることに気づき、つい大声を出してしまう。
すると、
ベッドで寝ていた敬太が目を覚ます。
「いや、それはない。」
2人を見ておもむろに口を開いた。
「あれは、幹部の1人『パラヌスタス』の能力、魔法無効だ。あいつには、普通の魔法が通じない。唯一通じるのが、消滅魔法だ。他の方法となると、物理攻撃しか効かないんだ。」
ミクは納得した表情をしていた。
だが、
陽向は納得していない様子。
「な、なるほど!?」
「お前、なんで俺の魔法が効いたんだ」
「ーーー」
敬太は黙り込む。
陽向は真実に迫った。
依然として表情は厳しいまま。
「ひ、ひなた!?や、やめなよ!?」
「いいや、やめない。ミクは少し黙っててくれ。」
ミクが止めに入るが、今の陽向は止まらない。
陽向は本気で敬太の正体について洗いざらい、話させるつもりの様だ。
「なぁ、敬太教えてくれよ。」
そう問いかけると、ようやく敬太は重々しい口を開いた。
「俺は昔、この世界をクリアしたことがある。」
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
精霊たちの姫巫女
明日葉
ファンタジー
精霊の加護を受けた国の王家に生まれたセラフィナ。幼いある日、国が戦乱に飲み込まれ、全てを失った。
まだ平和な頃、国同士の決め事として隣の強国の第2王子シンが婚約者と定められた。しかし、全てを失ったセラフィナは重傷を負い、通りかかった導師に拾われ育てられ、そのまま穏やかに生活できるかに思われた。戦乱の真相の記憶が、国に戻ることも、隣国を頼ることもさせない。
しかし、精霊の加護を受けた国の姫は、その身に多くの力を秘め、静かな生活はある日終わりを告げる。それでもせめてものけじめとして婚約解消をするが、なぜか何の利益もないはずなのに、シンがそれを許さないと……。
人ならぬものたちに愛された姫と、戦いを常とする王子の落ち着く先は。
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
47歳のおじさんが異世界に召喚されたら不動明王に化身して感謝力で無双しまくっちゃう件!
のんたろう
ファンタジー
異世界マーラに召喚された凝流(しこる)は、
ハサンと名を変えて異世界で
聖騎士として生きることを決める。
ここでの世界では
感謝の力が有効と知る。
魔王スマターを倒せ!
不動明王へと化身せよ!
聖騎士ハサン伝説の伝承!
略称は「しなおじ」!
年内書籍化予定!
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
追われる身にもなってくれ!
文月つらら
ファンタジー
身に覚えがないのに指名手配犯として追われるようになった主人公。捕まれば処刑台送りの運命から逃れるべく、いつの間にか勝手に増えた仲間とともに行き当たりばったりの逃避行へ。どこかおかしい仲間と主人公のドタバタ冒険ファンタジー小説。
Another Of Life Game~僕のもう一つの物語~
神城弥生
ファンタジー
なろう小説サイトにて「HJ文庫2018」一次審査突破しました!!
皆様のおかげでなろうサイトで120万pv達成しました!
ありがとうございます!
VRMMOを造った山下グループの最高傑作「Another Of Life Game」。
山下哲二が、死ぬ間際に完成させたこのゲームに込めた思いとは・・・?
それでは皆様、AOLの世界をお楽しみ下さい!
毎週土曜日更新(偶に休み)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる