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俺の血を飲んで

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「おれの血を飲めばいいんだ。結構な量になるけど」

「うわぁ」

「うわぁだよね…」

「頑張って飲みますね」

「え、いいの?」

フェリーク様はきょとんとする。

「だって、フェリーク様をおいて逝くよりマシです」

「リーシュ!」

ぎゅうぎゅうと抱き締められる。

「あ、でも妖獣の体に作り変わるとかではなくて…食べ物は普通に食べられるし、おれが生きている間不老不死になるだけだからね」

「よかったです。ではさっそく血をくださいますか?」

「もう飲むの!?」

「思い立ったが吉日です」

私はフェリーク様にお願いして血を用意してもらい、ぐっと我慢して一気に飲み干した。
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