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彼女が必要としてくれるならそれでいい

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「じゃあ、今日もそろそろ添い寝しましょうか」

「うん」

リーシュと二階に上がり、リーシュの部屋で添い寝する。

おれはリーシュをぎゅっと抱きしめ、リーシュはそんなおれの背中を撫でる。

ミネットはおれとリーシュの上に陣取る。

「私は味方ですからね」

「うん、知ってる」

リーシュの愛情は、疑いようもない。

おれのために怒って、泣いて、心配してくれるお嫁さん。

おれだけのお嫁さん。

彼女が必要としてくれるならそれでいい。

今はもう、彼女のおかげでそう思えた。

「リーシュ、ずっと一緒にいてね」

「もちろんです!」

「おれもリーシュと一緒にいるからね」

そう言えばリーシュは嬉しそうに笑う。

こんなにもおれを好きでいてくれる。

幸せ。

「ふぁ…」

「おやすみなさい、フェリーク様」

「おやすみ…」

なんだか、安心してしまって。

朝までぐっすりと、よく眠れた。
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