私はただ、世界を描きたい

いざ出版

担当の編集さんから連絡があり、表紙のイラストが送られてきた。

表紙のイラストはとても綺麗で、かつ可愛らしい。

私の小説の作風に合わせてくれたのかななんて勝手に舞い上がる。

とにかくそのイラストをお母さんにも見せる。

「お母さん！電子書籍化する作品のイラストが出来たよ！」

「え、すごい！綺麗だね！よかったね！」

そして校正の作業も終わった。

「あとちょっと、あとちょっとで…！」

そしてその日が来た。

「発売日！」

発売日になり、色々なサイトを見てちゃんと発売したのを確認する。

「本当に発売されてる…！」

当たり前といえば当たり前だけど、やっぱり発売されているのを見ると嬉しい。

ぐっと胸を抑える。

ドキドキして、ワクワクして、どのくらいみんな買ってくれるかなとかコミカライズの話も来ないかなとか、本当に本当に嬉しくて舞い上がった。