29 / 57
なすのステーキ
しおりを挟む
今日は大量繁殖し過ぎて食べ物が無くなりお腹を空かせたムーンドロップラビットが畑を荒らしているとのことで、大量のムーンドロップラビットの駆除作業を依頼された。
ムーンドロップラビットは警戒心が強いため狩りづらい。そしてそのムーンドロップラビットを大量に狩るということで依頼料はまあまあである。今日はこの依頼だけで充分。
狩ったムーンドロップラビットは依頼主と親戚達が責任を持って調理し食べるらしいし、生態系が崩れるほど狩る訳ではないので受けても問題ないだろう。
ということで、ムーンドロップラビットの住処にする場所で睡眠魔法を広範囲に掛ける。これで抵抗できないだろう。同じ範囲の場所に光魔法でムーンドロップラビットを集める。さすがに全てのムーンドロップラビットを持ち帰る暴挙には出ない。指定された量のムーンドロップラビットを眠らせたまま絞め殺し籠に詰めて残った子達は光魔法で元の巣穴に戻して依頼主の元に戻る。そしてムーンドロップラビットの入った籠と引き換えに依頼料を受け取る。
宿に帰り、最後のなす四本を女将さんに渡して料理をお願いする。
「このなすで何か作ってくれるかしら」
「あら、良いおなすね。もちろんよ」
そして部屋に戻るとリオルが出迎えてくれる。
「リリアー、おかえりなさいなのじゃー!ちょうどホットチョコレートを飲んでたんじゃー。リリアも飲むかの?」
「一口いただくわ。…美味しいわね。どうしたのこれ」
「女将さんがくれたんじゃー」
「後でお礼を言わないとね」
リオルと話をしているうちに夕飯の時間になり、女将さんが食事を運んできてくれた。
「女将さん、ホットチョコレート美味しかったです。ありがとうございました」
「美味しかったのじゃー、ありがとうございますなのじゃー」
「ふふ、いえいえ。なすのステーキも美味しいわよー。ご飯大盛りにしておいたからたくさん食べてね」
「何から何までありがとうございます」
テーブルの上にはなすのステーキに大根の煮物、お新香と味噌スープにライス。女将さんが下がるとリオルと一緒に手を合わせた。
「いただきます」
「いただきますなのじゃー!」
まずはなすのステーキを一口。美味しい。
「肉厚のなすに、ステーキソースがとっても合うわね」
「じゅわっとジューシーで、焦げの香りもとっても良いのじゃー!」
「この数日間なすまみれだったけど、全然飽きなかったわね。なすってすごいわ」
「なす、もう終わりなのかの?」
「ごめんなさい、無くなっちゃったわ」
「なす美味しいのにー…残念なのじゃー…」
「でも、その分たくさん別の美味しいものを食べましょうね」
「わーいなのじゃー!」
「お新香と味噌スープも美味しいわ」
「大根の煮物も味がしみしみなのじゃー!」
次の朝、宿を出る際にお代を払うと夕飯代をサービスしようとしてくれた。でも、さすがに悪いのでお支払いをすると次来た時の割引券を貰ってしまった。女将さんが優しい。好き。
ムーンドロップラビットは警戒心が強いため狩りづらい。そしてそのムーンドロップラビットを大量に狩るということで依頼料はまあまあである。今日はこの依頼だけで充分。
狩ったムーンドロップラビットは依頼主と親戚達が責任を持って調理し食べるらしいし、生態系が崩れるほど狩る訳ではないので受けても問題ないだろう。
ということで、ムーンドロップラビットの住処にする場所で睡眠魔法を広範囲に掛ける。これで抵抗できないだろう。同じ範囲の場所に光魔法でムーンドロップラビットを集める。さすがに全てのムーンドロップラビットを持ち帰る暴挙には出ない。指定された量のムーンドロップラビットを眠らせたまま絞め殺し籠に詰めて残った子達は光魔法で元の巣穴に戻して依頼主の元に戻る。そしてムーンドロップラビットの入った籠と引き換えに依頼料を受け取る。
宿に帰り、最後のなす四本を女将さんに渡して料理をお願いする。
「このなすで何か作ってくれるかしら」
「あら、良いおなすね。もちろんよ」
そして部屋に戻るとリオルが出迎えてくれる。
「リリアー、おかえりなさいなのじゃー!ちょうどホットチョコレートを飲んでたんじゃー。リリアも飲むかの?」
「一口いただくわ。…美味しいわね。どうしたのこれ」
「女将さんがくれたんじゃー」
「後でお礼を言わないとね」
リオルと話をしているうちに夕飯の時間になり、女将さんが食事を運んできてくれた。
「女将さん、ホットチョコレート美味しかったです。ありがとうございました」
「美味しかったのじゃー、ありがとうございますなのじゃー」
「ふふ、いえいえ。なすのステーキも美味しいわよー。ご飯大盛りにしておいたからたくさん食べてね」
「何から何までありがとうございます」
テーブルの上にはなすのステーキに大根の煮物、お新香と味噌スープにライス。女将さんが下がるとリオルと一緒に手を合わせた。
「いただきます」
「いただきますなのじゃー!」
まずはなすのステーキを一口。美味しい。
「肉厚のなすに、ステーキソースがとっても合うわね」
「じゅわっとジューシーで、焦げの香りもとっても良いのじゃー!」
「この数日間なすまみれだったけど、全然飽きなかったわね。なすってすごいわ」
「なす、もう終わりなのかの?」
「ごめんなさい、無くなっちゃったわ」
「なす美味しいのにー…残念なのじゃー…」
「でも、その分たくさん別の美味しいものを食べましょうね」
「わーいなのじゃー!」
「お新香と味噌スープも美味しいわ」
「大根の煮物も味がしみしみなのじゃー!」
次の朝、宿を出る際にお代を払うと夕飯代をサービスしようとしてくれた。でも、さすがに悪いのでお支払いをすると次来た時の割引券を貰ってしまった。女将さんが優しい。好き。
0
お気に入りに追加
194
あなたにおすすめの小説
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる