31 / 49
お泊りです!
しおりを挟む
ご機嫌よう。マルゲリット・アルカンシエルです。箱庭でシミュレーション訓練を終えて、今はコントラお爺さんとソルセルリーの用意してくれた晩ご飯を食べるところです!
今日の晩ご飯はグラタン!やったー!
「わあい!美味しそう!」
「あはははは!お嬢さん、食べるのが好きだなぁ」
「こいつは川魚でも美味しく頂ける奴だからな」
「?川魚美味しかったよ?こういうご飯も好きだけど!」
「あはははは!お嬢さん、最高!」
もう!コントラお爺さんはそんなに笑うことないじゃない!
「…もー、コントラお爺さん?」
「ご、ごめんごめん!ほら、食べて食べて」
「!わーい!いただきまーす!」
うーん、美味しい!
「美味しい!グラタンってこんなに美味しかったっけ?」
「お嬢さん、そんなにうちの料理が気に入ったならまたおいで。いつでも待ってるからさ」
「…」
ソルセルリーが無言でコントラお爺さんの頭を叩く。
「いってぇ!何すんだよ!」
「じじいのくせにナンパすんな」
「お前もじじいだろ!ナンパじゃないし!」
「ふん」
…ソルセルリーって意外と過保護?
「ふ、ふふ、あはははは!」
「?お嬢さん?」
「なんだ急に」
「いやだって…っソルセルリーって意外と過保護なのかなって!」
私の言葉に目を真ん丸にする二人。その直後、コントラお爺さんは大爆笑。ソルセルリーは不機嫌になります。
「…そんなんじゃない」
「いやそんなんだろ!あはははは!お嬢さんグッジョブ!」
コントラお爺さんと私が笑うのに対して、ソルセルリーはどんどん不機嫌になっていく。
「ふふ、ソルセルリー、ごめんなさい!」
「あはははは!ごめんごめん!ごめんなソルセルリー!」
「…いい加減にしろよ?」
ソルセルリーの背景に龍が見える。おこだね。
「拳骨百回と若返りの薬草どっちがいい?」
「…ごめんなさい」
「俺もごめんっ!」
「…ふん」
「ほらほら、それより食べようぜ!」
こうして楽しい食事の時間は過ぎていきました。
ー…
「じゃあお言葉に甘えて一番風呂頂きます!」
「どうぞ」
久しぶりのお風呂!いつも川で水浴びだったから嬉しいです!
「んー、気持ちいい!」
はー、極楽極楽。
「今日はゆっくり休んで、明日からまた頑張るぞー」
おー!と自分に気合いを入れてお風呂を堪能する。
ー…
「お風呂上がったよー」
「ん。俺も入ってくる」
「いってらっしゃい」
「ゆっくりしてこいよ」
「ん。…お前は先に部屋で寝てろ」
「はーい!おやすみなさい!」
「おやすみ」
「ん。おやすみ」
私はソルセルリーの言う通りに先に部屋で寝ます。
「ベッドふかふかー。気持ちいい!」
ずっと野宿だったから嬉しい。ふかふかのお布団に沈み込むみたい。
「はー、幸せー」
毎日頑張ってきたご褒美みたい。
「ずっとこうしてたいなぁ」
…でも。
「私が、頑張らないと」
魔王征伐なんて言い出したのは私だし、姉姫さまやノル、パパや国民達も守りたい。
「今はとにかくゆっくり休んで、明日から頑張るんだ」
やばい、もううとうとしてきた。
「ううん…まだもう少し…堪能したい…」
でも、体は私の意思に反して眠りを強要してきます。
「ううん…おやすみなさい…」
結局寝落ちしました。
今日の晩ご飯はグラタン!やったー!
「わあい!美味しそう!」
「あはははは!お嬢さん、食べるのが好きだなぁ」
「こいつは川魚でも美味しく頂ける奴だからな」
「?川魚美味しかったよ?こういうご飯も好きだけど!」
「あはははは!お嬢さん、最高!」
もう!コントラお爺さんはそんなに笑うことないじゃない!
「…もー、コントラお爺さん?」
「ご、ごめんごめん!ほら、食べて食べて」
「!わーい!いただきまーす!」
うーん、美味しい!
「美味しい!グラタンってこんなに美味しかったっけ?」
「お嬢さん、そんなにうちの料理が気に入ったならまたおいで。いつでも待ってるからさ」
「…」
ソルセルリーが無言でコントラお爺さんの頭を叩く。
「いってぇ!何すんだよ!」
「じじいのくせにナンパすんな」
「お前もじじいだろ!ナンパじゃないし!」
「ふん」
…ソルセルリーって意外と過保護?
「ふ、ふふ、あはははは!」
「?お嬢さん?」
「なんだ急に」
「いやだって…っソルセルリーって意外と過保護なのかなって!」
私の言葉に目を真ん丸にする二人。その直後、コントラお爺さんは大爆笑。ソルセルリーは不機嫌になります。
「…そんなんじゃない」
「いやそんなんだろ!あはははは!お嬢さんグッジョブ!」
コントラお爺さんと私が笑うのに対して、ソルセルリーはどんどん不機嫌になっていく。
「ふふ、ソルセルリー、ごめんなさい!」
「あはははは!ごめんごめん!ごめんなソルセルリー!」
「…いい加減にしろよ?」
ソルセルリーの背景に龍が見える。おこだね。
「拳骨百回と若返りの薬草どっちがいい?」
「…ごめんなさい」
「俺もごめんっ!」
「…ふん」
「ほらほら、それより食べようぜ!」
こうして楽しい食事の時間は過ぎていきました。
ー…
「じゃあお言葉に甘えて一番風呂頂きます!」
「どうぞ」
久しぶりのお風呂!いつも川で水浴びだったから嬉しいです!
「んー、気持ちいい!」
はー、極楽極楽。
「今日はゆっくり休んで、明日からまた頑張るぞー」
おー!と自分に気合いを入れてお風呂を堪能する。
ー…
「お風呂上がったよー」
「ん。俺も入ってくる」
「いってらっしゃい」
「ゆっくりしてこいよ」
「ん。…お前は先に部屋で寝てろ」
「はーい!おやすみなさい!」
「おやすみ」
「ん。おやすみ」
私はソルセルリーの言う通りに先に部屋で寝ます。
「ベッドふかふかー。気持ちいい!」
ずっと野宿だったから嬉しい。ふかふかのお布団に沈み込むみたい。
「はー、幸せー」
毎日頑張ってきたご褒美みたい。
「ずっとこうしてたいなぁ」
…でも。
「私が、頑張らないと」
魔王征伐なんて言い出したのは私だし、姉姫さまやノル、パパや国民達も守りたい。
「今はとにかくゆっくり休んで、明日から頑張るんだ」
やばい、もううとうとしてきた。
「ううん…まだもう少し…堪能したい…」
でも、体は私の意思に反して眠りを強要してきます。
「ううん…おやすみなさい…」
結局寝落ちしました。
84
お気に入りに追加
2,428
あなたにおすすめの小説

異世界転移したと思ったら、実は乙女ゲームの住人でした
冬野月子
恋愛
自分によく似た攻略対象がいるからと、親友に勧められて始めた乙女ゲームの世界に転移してしまった雫。
けれど実は、自分はそのゲームの世界の住人で攻略対象の妹「ロゼ」だったことを思い出した。
その世界でロゼは他の攻略対象、そしてヒロインと出会うが、そのヒロインは……。
※小説家になろうにも投稿しています

「君を愛するつもりはない」と言ったら、泣いて喜ばれた
菱田もな
恋愛
完璧令嬢と名高い公爵家の一人娘シャーロットとの婚約が決まった第二皇子オズワルド。しかし、これは政略結婚で、婚約にもシャーロット自身にも全く興味がない。初めての顔合わせの場で「悪いが、君を愛するつもりはない」とはっきり告げたオズワルドに、シャーロットはなぜか歓喜の涙を浮かべて…?
※他サイトでも掲載中しております。

〘完〙前世を思い出したら悪役皇太子妃に転生してました!皇太子妃なんて罰ゲームでしかないので円満離婚をご所望です
hanakuro
恋愛
物語の始まりは、ガイアール帝国の皇太子と隣国カラマノ王国の王女との結婚式が行われためでたい日。
夫婦となった皇太子マリオンと皇太子妃エルメが初夜を迎えた時、エルメは前世を思い出す。
自著小説『悪役皇太子妃はただ皇太子の愛が欲しかっただけ・・』の悪役皇太子妃エルメに転生していることに気付く。何とか初夜から逃げ出し、混乱する頭を整理するエルメ。
すると皇太子の愛をいずれ現れる癒やしの乙女に奪われた自分が乙女に嫌がらせをして、それを知った皇太子に離婚され、追放されるというバッドエンドが待ち受けていることに気付く。
訪れる自分の未来を悟ったエルメの中にある想いが芽生える。
円満離婚して、示談金いっぱい貰って、市井でのんびり悠々自適に暮らそうと・・
しかし、エルメの思惑とは違い皇太子からは溺愛され、やがて現れた癒やしの乙女からは・・・
はたしてエルメは円満離婚して、のんびりハッピースローライフを送ることができるのか!?

転生したら、実家が養鶏場から養コカトリス場にかわり、知らない牧場経営型乙女ゲームがはじまりました
空飛ぶひよこ
恋愛
実家の養鶏場を手伝いながら育ち、後継ぎになることを夢見ていていた梨花。
結局、できちゃった婚を果たした元ヤンの兄(改心済)が後を継ぐことになり、進路に迷っていた矢先、運悪く事故死してしまう。
転生した先は、ゲームのようなファンタジーな世界。
しかし、実家は養鶏場ならぬ、養コカトリス場だった……!
「やった! 今度こそ跡継ぎ……え? 姉さんが婿を取って、跡を継ぐ?」
農家の後継不足が心配される昨今。何故私の周りばかり、後継に恵まれているのか……。
「勤労意欲溢れる素敵なお嬢さん。そんな貴女に御朗報です。新規国営牧場のオーナーになってみませんか? ーー条件は、ただ一つ。牧場でドラゴンの卵も一緒に育てることです」
ーーそして謎の牧場経営型乙女ゲームが始まった。(解せない)

取り巻き令嬢Aは覚醒いたしましたので
モンドール
恋愛
揶揄うような微笑みで少女を見つめる貴公子。それに向き合うのは、可憐さの中に少々気の強さを秘めた美少女。
貴公子の周りに集う取り巻きの令嬢たち。
──まるでロマンス小説のワンシーンのようだわ。
……え、もしかして、わたくしはかませ犬にもなれない取り巻き!?
公爵令嬢アリシアは、初恋の人の取り巻きA卒業を決意した。
(『小説家になろう』にも同一名義で投稿しています。)

【完結】引きこもり令嬢は迷い込んできた猫達を愛でることにしました
かな
恋愛
乙女ゲームのモブですらない公爵令嬢に転生してしまった主人公は訳あって絶賛引きこもり中!
そんな主人公の生活はとある2匹の猫を保護したことによって一変してしまい……?
可愛い猫達を可愛がっていたら、とんでもないことに巻き込まれてしまった主人公の無自覚無双の幕開けです!
そしていつのまにか溺愛ルートにまで突入していて……!?
イケメンからの溺愛なんて、元引きこもりの私には刺激が強すぎます!!
毎日17時と19時に更新します。
全12話完結+番外編
「小説家になろう」でも掲載しています。

せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません
嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。
人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。
転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。
せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。
少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。

【完結】モブなのに最強?
らんか
恋愛
「ミーシャ・ラバンティ辺境伯令嬢! お前との婚約は破棄とする! お前のようなオトコ女とは結婚出来ない!」
婚約者のダラオがか弱そうな令嬢を左腕で抱き寄せ、「リセラ、怯えなくていい。私が君を守るからね」と慈しむように見つめたあと、ミーシャを睨みながら学園の大勢の生徒が休憩している広い中央テラスの中で叫んだ。
政略結婚として学園卒業と同時に結婚する予定であった婚約者の暴挙に思わず「はぁ‥」と令嬢らしからぬ返事をしてしまったが、同時に〈あ、これオープニングだ〉と頭にその言葉が浮かんだ。そして流れるように前世の自分は日本という国で、30代の会社勤め、ワーカーホリックで過労死した事を思い出した。そしてここは、私を心配した妹に気分転換に勧められて始めた唯一の乙女ゲームの世界であり、自分はオープニングにだけ登場するモブ令嬢であったとなぜか理解した。
(急に思い出したのに、こんな落ち着いてる自分にびっくりだわ。しかもこの状況でも、あんまりショックじゃない。私、この人の事をあまり好きじゃなかったのね。まぁ、いっか。前世でも結婚願望なかったし。領地に戻ったらお父様に泣きついて、領地の隅にでも住まわせてもらおう。魔物討伐に人手がいるから、手伝いながらひっそりと暮らしていけるよね)
もともと辺境伯領にて家族と共に魔物討伐に明け暮れてたミーシャ。男勝りでか弱さとは無縁だ。前世の記憶が戻った今、ダラオの宣言はありがたい。前世ではなかった魔法を使い、好きに生きてみたいミーシャに、乙女ゲームの登場人物たちがなぜかその後も絡んでくるようになり‥。
(私、オープニングで婚約破棄されるだけのモブなのに!)
初めての投稿です。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる