目が覚めたら醜女の悪役令嬢だったので、とりあえず自己改造から始めますね

両親が妹にキレた

両親がフェリクス様に話を聞いて、マノンにキレた。マノンは遠縁の親戚の元で更に厳しくされてる模様。手紙なんて出す暇がないほど厳しく扱かれているとか。大丈夫かなぁ。やり過ぎて、逆にマノンが爆発しないといいんだけど。

「お嬢様、旦那様と奥様がお話があるそうです」

「ん？わかりました、すぐに行きます」

両親の部屋に行くと、二人ともかなり険しい表情をしていた。そして、私を見るとぎゅっと私を抱きしめてきた。どうしたんだろう？

「ごめんね、ミレイユ。私達は、貴女達のことをよく見ていなかったのね」

「まさかマノンがあんなにも歪んだ思いをお前に向けていたとは…気付かず、すまなかった。これも全部私達の責任だ。許してくれ」

「…えっと、手紙に何が書いてあったかは知らないですが、私は大丈夫ですよ。どうかお気になさらないでください」

そっと両親を抱きしめ返す。両親は益々私を抱きしめる力を強めた。