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みんなが祝福してくれる
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婚約が決まったということで、一応皇帝陛下と皇后陛下にもご挨拶に行って報告した。
「アニエス、婚約おめでとう」
「婚約おめでとう、結婚式が楽しみね」
「ふふ、はい。ありがとうございます。すごく楽しみです」
「幸せになってね」
「結婚しても僕らと仲良くしておくれよ」
皇帝陛下の言葉に頷く。
「もちろんです!」
こうして皇帝陛下と皇后陛下からも祝福を受けた。
「アニエスちゃん、聞きましたわ!ご婚約おめでとう!」
「セリーヌ様!ありがとうございます!」
セリーヌ様も会いに来てくれて、祝福の言葉をくれた。
「私、アニエスちゃんのアドバイスのおかげで素敵な旦那様と出会えて子宝にも恵まれましたわ。アニエスちゃんには本当に感謝しておりますの。ですから、絶対に幸せになってね」
「はい!もちろんです!」
セリーヌ様に優しく抱きしめられて、幸せな気持ちになった。
「この度はご婚約おめでとうございます、アニエス様」
「アニエスさん、婚約おめでとう!」
聖女さまのお話相手として中央教会に出向いたら、教皇猊下もお出迎えしてくれた。
そして教皇猊下と聖女さまも婚約成立を祝福してくれた。
「教皇猊下、聖女さま…祝福してくださってありがとうございます」
「アニエスさんには色々迷惑をかけてしまったけどね、今はすごく大切なお友達だから…晴れ舞台、楽しみにしているね!」
「結婚式は中央教会にて盛大に行いましょう。今から楽しみですね」
「はい!」
こうして祝福されていると、私は本当に良縁に恵まれているなぁと心が満たされていく。
「ロック、アニエス、婚約おめでとう」
「本当におめでとう。ロックくんもアニエスちゃんもすごくお似合いだよ」
「おめでとう、二人とも。末永くお幸せにね」
「ありがとうございます、皆さん。必ず僕がアニエスを幸せにします」
「ふふ、みんなに祝福されてもうすごく幸せだよ!みんなありがとう!」
お友達も口々に祝福の言葉をくれた。
なんだかアルヴィアちゃんは涙目で、そんなに喜んでくれるなんてと感動してしまう。
夜寝ていると、部屋に気配を感じた。目を覚ますと、エンキドゥさんがいた。
「え、エンキドゥさん。会いに来てくれたんですか」
「ああ。少ししか居られないから、手短に。婚約おめでとう、アニエス。お前との旅はとても楽しかった。本当に良い思い出をありがとう。どうか、幸せになってくれ」
そう言って消えてしまったエンキドゥさんは、枕元にそっとハナミズキを置いていった。
花言葉は感謝、返礼で合ってたっけ。
なんだかエンキドゥさんらしい祝福の品に心が温まる。
こんなに良縁に恵まれて、本当に私は幸せだ。
これからはそんな良縁を大切にしつつ、ロックくんと少しずつ婚約者として仲を深めていけたらいいと思う。
「アニエス、婚約おめでとう」
「婚約おめでとう、結婚式が楽しみね」
「ふふ、はい。ありがとうございます。すごく楽しみです」
「幸せになってね」
「結婚しても僕らと仲良くしておくれよ」
皇帝陛下の言葉に頷く。
「もちろんです!」
こうして皇帝陛下と皇后陛下からも祝福を受けた。
「アニエスちゃん、聞きましたわ!ご婚約おめでとう!」
「セリーヌ様!ありがとうございます!」
セリーヌ様も会いに来てくれて、祝福の言葉をくれた。
「私、アニエスちゃんのアドバイスのおかげで素敵な旦那様と出会えて子宝にも恵まれましたわ。アニエスちゃんには本当に感謝しておりますの。ですから、絶対に幸せになってね」
「はい!もちろんです!」
セリーヌ様に優しく抱きしめられて、幸せな気持ちになった。
「この度はご婚約おめでとうございます、アニエス様」
「アニエスさん、婚約おめでとう!」
聖女さまのお話相手として中央教会に出向いたら、教皇猊下もお出迎えしてくれた。
そして教皇猊下と聖女さまも婚約成立を祝福してくれた。
「教皇猊下、聖女さま…祝福してくださってありがとうございます」
「アニエスさんには色々迷惑をかけてしまったけどね、今はすごく大切なお友達だから…晴れ舞台、楽しみにしているね!」
「結婚式は中央教会にて盛大に行いましょう。今から楽しみですね」
「はい!」
こうして祝福されていると、私は本当に良縁に恵まれているなぁと心が満たされていく。
「ロック、アニエス、婚約おめでとう」
「本当におめでとう。ロックくんもアニエスちゃんもすごくお似合いだよ」
「おめでとう、二人とも。末永くお幸せにね」
「ありがとうございます、皆さん。必ず僕がアニエスを幸せにします」
「ふふ、みんなに祝福されてもうすごく幸せだよ!みんなありがとう!」
お友達も口々に祝福の言葉をくれた。
なんだかアルヴィアちゃんは涙目で、そんなに喜んでくれるなんてと感動してしまう。
夜寝ていると、部屋に気配を感じた。目を覚ますと、エンキドゥさんがいた。
「え、エンキドゥさん。会いに来てくれたんですか」
「ああ。少ししか居られないから、手短に。婚約おめでとう、アニエス。お前との旅はとても楽しかった。本当に良い思い出をありがとう。どうか、幸せになってくれ」
そう言って消えてしまったエンキドゥさんは、枕元にそっとハナミズキを置いていった。
花言葉は感謝、返礼で合ってたっけ。
なんだかエンキドゥさんらしい祝福の品に心が温まる。
こんなに良縁に恵まれて、本当に私は幸せだ。
これからはそんな良縁を大切にしつつ、ロックくんと少しずつ婚約者として仲を深めていけたらいいと思う。
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