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第4章 新たな関係
第5話 ただの処理2 トウマ(攻め)視点
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「食事・睡眠・性欲
どれが不足してもいい演奏はできないな」
後ろからユウキを抱きしめて首元にキスをしながら、ひたすらユウキの話を聞く
話すたびに手やら腕やらを動かすせいで、ひっきりなしに浴槽に張ったお湯がチャプンチャプンと揺れる
「今回の場合は、睡眠しか足りてなかったじゃない…」
聞けば、学食では毎日カツカレー
朝はなしで、夜はカップラーメンという
栄養バランスが偏った食生活だ
「食事は…明日からはサラダを追加するようにする…」
「カップラーメンはよくないよ、自炊は無理でも、せめてお弁当買ってくるとかさぁ
あ、今流行りの冷凍弁当とか買っておいたら?」
「う~、部屋の冷蔵庫、ちっちゃいし…」
「もう、冷凍庫だけ買っちゃいなよ、電子レンジはあるんでしょ」
う~ん、でもな~、と悩んでいるユウキが面白い
大学に入ってから、会うのは「ツキイチ会」だけだったし、こんな話をするのは高校以来かも
結局あの後、俺をお風呂に入れろ!というユウキのために
初めてユウキのマンションのお風呂に入ることになった
お湯をためて、体を洗って一緒にお風呂に浸かると
「疲れが吹っ飛んだ~~~~」と言って、あれやこれやとユウキが話し始めて今に至る
腰に回している手を滑らせ、胸元を撫でてみる
「なんで抜いてなかったの?」
ユウキが欲求不満になったら大学でも時々ヤルんだ、とヨシユキから聞いていた
だから訳分かんないヤツにフラフラ行くことはないと思う、ということが言いたかったんだろうけど
受験先ほぼ確定してたのに、わざわざ直前で受験校を変えてまでユウキと同じ大学に入ったのはそういう心配からか、と納得した
高校3年の夏から4人であんな関係になって、まるで俺たちを出し抜くようにユウキと付きあいだしたシゲルに嫉妬丸出しにしていたのはヨシユキだったから
ヨシユキの願望が叶うかのように、シゲルとは高校卒業までに別れ、ヨシユキはユウキと同じ大学に晴れて入学した
今、一番ユウキの側にいるのはヨシユキだ
そんな話を聞いていたのに、しばらく抜いてなかったことが意外だった
ヨシユキがほっておくはずがないからだ
「ん~~~ピアノが忙しかったし…何となく?」
「ふ~ん…でもやっぱりさっきの射精だけじゃ足りなかったかな
また、勃ってきてるね」
胸元をなぞり乳首をつまんだりしていると、ユウキのペニスが少しずつ反応する
「トウマがいじるからじゃん…」
「どうする?アナル、ほぐしてあげようか
それとも、お湯に浸かりながらペニス擦った方がいい?」
片腕で深く腰を抱き、逃げられないようにして乳首を強めにこねる
「あっ…あ…きもちぃ…っ…」
「腰、揺れちゃってるね、どっちがいいの?」
耳の中に舌を差し込むと、「ああ…」と喘ぎながら小刻みに腰を揺らす
「トウマのっ…当たってるっ……」
腰を揺らしているのは、僕のペニスに刺激を与えたいせいもあるのだろう
「これが欲しいの?」
耳に息を吹きかけながら聞くと、ユウキが後ろ手に僕のペニスを握る
「欲しいぃ……」
僕も抜いていないことはないけど、セックスはあの「ツキイチ会」以来していない
他人に握られる感覚に興奮してくる
「どこに?」
ユウキの口に指先を挿し込み、上あごの裏をなでると自由になった腰が大きく動いた
「ア……アナル…アナ…あっ…」
望んでいた答えが聞けた悦びで、ユウキを抱えて浴槽から出る
シャワーヘッドを取り外し、股を開かせお湯を注ぎ込む
「トウマのぉ…勃ってる…」
「僕のことはいいから…」
「おっきぃ…早く欲しい…っ」
数回お湯を注ぎ入れ、ローションを絡ませた指を入れる
「きつっ…珍しいねユウキ…
ツキイチ会の準備の時でもこんなにキツくないのに…」
ヨシユキとしていないっていうのは本当だったようだ
「ああっ…指、入ってるのすごく分かる…
キツくて、俺、処女みたい…?」
「バカ…あんなにヤッておいて、処女みたいって…」
バスルームで大きく足を開き、僕の指でキツくなったアナルをほぐされながら言うセリフが
処女みたいって…
お前の処女を奪ったヤツが羨ましいよ………
どれが不足してもいい演奏はできないな」
後ろからユウキを抱きしめて首元にキスをしながら、ひたすらユウキの話を聞く
話すたびに手やら腕やらを動かすせいで、ひっきりなしに浴槽に張ったお湯がチャプンチャプンと揺れる
「今回の場合は、睡眠しか足りてなかったじゃない…」
聞けば、学食では毎日カツカレー
朝はなしで、夜はカップラーメンという
栄養バランスが偏った食生活だ
「食事は…明日からはサラダを追加するようにする…」
「カップラーメンはよくないよ、自炊は無理でも、せめてお弁当買ってくるとかさぁ
あ、今流行りの冷凍弁当とか買っておいたら?」
「う~、部屋の冷蔵庫、ちっちゃいし…」
「もう、冷凍庫だけ買っちゃいなよ、電子レンジはあるんでしょ」
う~ん、でもな~、と悩んでいるユウキが面白い
大学に入ってから、会うのは「ツキイチ会」だけだったし、こんな話をするのは高校以来かも
結局あの後、俺をお風呂に入れろ!というユウキのために
初めてユウキのマンションのお風呂に入ることになった
お湯をためて、体を洗って一緒にお風呂に浸かると
「疲れが吹っ飛んだ~~~~」と言って、あれやこれやとユウキが話し始めて今に至る
腰に回している手を滑らせ、胸元を撫でてみる
「なんで抜いてなかったの?」
ユウキが欲求不満になったら大学でも時々ヤルんだ、とヨシユキから聞いていた
だから訳分かんないヤツにフラフラ行くことはないと思う、ということが言いたかったんだろうけど
受験先ほぼ確定してたのに、わざわざ直前で受験校を変えてまでユウキと同じ大学に入ったのはそういう心配からか、と納得した
高校3年の夏から4人であんな関係になって、まるで俺たちを出し抜くようにユウキと付きあいだしたシゲルに嫉妬丸出しにしていたのはヨシユキだったから
ヨシユキの願望が叶うかのように、シゲルとは高校卒業までに別れ、ヨシユキはユウキと同じ大学に晴れて入学した
今、一番ユウキの側にいるのはヨシユキだ
そんな話を聞いていたのに、しばらく抜いてなかったことが意外だった
ヨシユキがほっておくはずがないからだ
「ん~~~ピアノが忙しかったし…何となく?」
「ふ~ん…でもやっぱりさっきの射精だけじゃ足りなかったかな
また、勃ってきてるね」
胸元をなぞり乳首をつまんだりしていると、ユウキのペニスが少しずつ反応する
「トウマがいじるからじゃん…」
「どうする?アナル、ほぐしてあげようか
それとも、お湯に浸かりながらペニス擦った方がいい?」
片腕で深く腰を抱き、逃げられないようにして乳首を強めにこねる
「あっ…あ…きもちぃ…っ…」
「腰、揺れちゃってるね、どっちがいいの?」
耳の中に舌を差し込むと、「ああ…」と喘ぎながら小刻みに腰を揺らす
「トウマのっ…当たってるっ……」
腰を揺らしているのは、僕のペニスに刺激を与えたいせいもあるのだろう
「これが欲しいの?」
耳に息を吹きかけながら聞くと、ユウキが後ろ手に僕のペニスを握る
「欲しいぃ……」
僕も抜いていないことはないけど、セックスはあの「ツキイチ会」以来していない
他人に握られる感覚に興奮してくる
「どこに?」
ユウキの口に指先を挿し込み、上あごの裏をなでると自由になった腰が大きく動いた
「ア……アナル…アナ…あっ…」
望んでいた答えが聞けた悦びで、ユウキを抱えて浴槽から出る
シャワーヘッドを取り外し、股を開かせお湯を注ぎ込む
「トウマのぉ…勃ってる…」
「僕のことはいいから…」
「おっきぃ…早く欲しい…っ」
数回お湯を注ぎ入れ、ローションを絡ませた指を入れる
「きつっ…珍しいねユウキ…
ツキイチ会の準備の時でもこんなにキツくないのに…」
ヨシユキとしていないっていうのは本当だったようだ
「ああっ…指、入ってるのすごく分かる…
キツくて、俺、処女みたい…?」
「バカ…あんなにヤッておいて、処女みたいって…」
バスルームで大きく足を開き、僕の指でキツくなったアナルをほぐされながら言うセリフが
処女みたいって…
お前の処女を奪ったヤツが羨ましいよ………
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