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第1章 ツキイチ会

第9話 まずは朝ごはん トウマ(攻め)視点

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お読み頂きありがとうございます
ここから13話まで、朝ごはん編です!
性癖強めの4人の朝ごはんとは…?!

*******
勝手知ったるシゲルのマンション
結局、シャワー入ったりで夜中の2時を回ってから寝たと思うけど、8時にはしっかり目が覚めた

ヨシユキは、窓に近い方のソファで爆睡してるし、キングベッドではユウキを抱きながらシゲルが寝ている

のそのそと起きて向かったアイランドキッチンには、朝ごはん用のサンドイッチが置かれていた

マンション近くのパン屋のサンドイッチ

(先月、ユウキが美味しいいって言ってたから、シゲルのやつ買ってきたんだろうな)

まぁ、俺たちの中で一番ユウキを溺愛してるのはシゲルだろうし
気を失った状態じゃないと興奮しないっていう性癖はアレだけど…

有名ブランドのコーヒーマシーンの横には新しい豆も置かれている

(ブルマン!いいの買ってあんじゃん)

あいつらコーヒーのにおいがしたら、起きてくるかね?
4人分の豆をセットして、スマホを確認する

今日は夕方4時には実家に行かないと…めんどくさい、こちらも月1回の家族で集まる日だ

両親が経営する病院は、土曜は2時まで
そこから片付けなんかをして、家に戻れるのは4時くらい
僕もだけど、兄2人もすでに家を出て独立していて、
特に長兄なんかは大学病院の勤務医で忙しく、いいかげん月1回は勘弁してほしいと言ってるが、両親はのちのち、誰を病院の跡継ぎにするか気にしてるんだろう
とにかく我が家に産まれたからには、月1回は家族で集まって夕食を共にする、という決まり事があった

幸い、2人の兄も医者になってるから、僕の出番はないだろう
気楽な三男坊ってやつだ

2時にここを出て、ユウキのマンションまで送って、それから自分のマンションに戻って支度して…

(つまり、2時までにユウキの後処理済ませなきゃ、だ)

ユウキの後処理は基本的に僕がすることになってる
ヨシユキは後処理には全く興味がないし、シゲルは半ば寝てる状態なら、中を掻き出して綺麗にしてあげてるみたい
でも、意識がしっかりしてるユウキとは友達みたいになっちゃう

いつもは始める前の準備も僕がするんだけど、今回到着が遅れちゃったから…
自分でしたのかな
シャワ浣したかったな、悔しい

コーヒーマシーンがコポコポと音を立て始めたと思ったら、ベッドルームのドアが開いた
相変らずの姿にため息をつく

「相変らず上着くらい着ろよ、僕を犯すつもりでそのカッコ?」

「バーカ、お前犯すほど困ってねーよ」

ヨシユキは暑がりなのか、家での生活がそうなのか、上半身ハダカスタイルが多い

「このマンション365日空調入ってっし、セックスすんのに上着なんて着てる方がアホくさいだろ
…それよりさ、例のリボンのアレ、朝メシ食べてからしようぜ
俺、午前中しかいられないからさ」

思った通り、ヨシユキは射精管理に乗ってきた

「ん、了解
そろそろコーヒーできそう、あの二人、起こしに行かないと起きてこないかな」

今日の「ツキイチ会」はケツが決まってる
シゲルなんかは明け方まで睡姦してただろうから、起こさないとそのまま眠りこけるかも

「あ、もうシゲルは起きてたぜ」

「は?」

「もうイケイケだった、シゲル
あいつ、いつ寝てんのかね?
俺が寝るまで、ユウキ~ユウキ~って腰振ってたのに
今も、可愛いユウキ~おはよう、なんて言ってハァハア言いながら犯してんだもん
今朝は、シゲルのハァハァで起こされたようなもんよ」

マジか・・・
絶倫か・・・

改めて深いため息が出る

アイランドキッチンに置かれてるお盆にサンドイッチとウエットティッシュを載せて、出来上がったコーヒーを4人それぞれのマグカップに注いでいく

「あっちで食う?」

う~ん、と背伸びをしながらキッチンに歩いてくるヨシユキ
僕のしたいことが分かってるんだろう

「シゲルがお目覚めセックスしてるんだったら、あの二人、こっちには来ないでしょ
マグカップ、こっちのお盆に置くから持っていって」

「だよね~4Pでユウキ起こして、サンドイッチ食べさせてあげよっ!」

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