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16 狼さん、と、俺と
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梅の花が咲き始めた頃。蒼牙さんと俺が番になって初めての愛の結晶が誕生した。
双子の男の子。兄は風牙、弟は蒼希。二人共すごーく元気で、とても幸せ。
だけどいざ育児ってのはすごーく大変で。
「蒼希が泣いてるけどこれおしめ!?」
「違う!この声お腹空かせてる!!」
「嘘でしょ!?さっき結構飲んでたのに!!」
「風牙ー!!がおー!!」
「あぉーん!!」
…とまぁ、大神家と俺の親友二人も一緒に大パニックである。風牙に至っては元気すぎて元気な蒼矢くんと一緒に遊ぶレベル。若干遠吠えになってない?
けど風牙も蒼希が泣き出すと途端に蒼希のことが心配になってハイハイして大脱走するからもー大変。けど、俺も授業に行けてなかった分を取り戻すために猛勉強してる。最近は少しずつ自給自足のために農業を勉強してる。生活費は今でこそ支えて貰ってるけど、落ち着いたらちゃんと自分で稼がないとならないから、何ができるかを二人の様子を見ながら考えて行く。
そう言えば、最近犬狼族の家族が増えて来てるとか。けど、人間の人達とのトラブルは凄く多いんだって。いつか人間がいなくなって、犬狼族が支配するんじゃないか、なんてことを言う人も多い。犬狼族は人間を性の対象でしか見てないとか、そういうデマも多いのも事実。
先輩と一緒にいられて舞い上がってたけれど、それだけじゃダメだって気付いたよ。皆がお互い一緒に幸せになれないと、きっとダメになっちゃう。お互いを知らないまま、勘違いしたままずっと過ごすのは苦しいからね。
だから俺はブログを立ち上げて犬狼族の旦那様についての情報集めと、俺個人の意見と一緒に居て幸せなことを書いてる。それから、双子の近況。それから、犬狼族の体質とか、犬狼族の番になって変わったこととか。
双子を産んだ直後は体が動かせなくて苦しかったけれど、あれ以降の俺の体はすごーく軽くて、仕事が捗るし慣れてくると色々効率良く動けるようになって、だけどやっぱり蒼牙さんには敵わない。
俺がずっと家事しててうっかり忘れてたことを先輩は真っ先に気付いて気付かない内に解決しちゃって。けど先輩はいつも「休みの日には皆でのんびりしような」とか「少しは休んでいいからな。俺も休みになったらとことん甘えるから覚悟しとけよ?」とか、イケメンウィンクのおまけつきでほんと俺はいつもドキドキしっぱなしで幸せで満たされてる。
何が言いたいかって?
俺 の 旦 那 様 は 最 高 の 狼 さ ん で す 。
異 論 は 丸 呑 み し ま す 。
今日も、双子ちゃんのきゅーきゅー鳴く声に癒され励まされながら頑張ってます!
父さん、母さん。俺は今、幸せだよ!!
「疾風」
「蒼牙さん?」
「ちゃんと食ってるか?」
「たーべーてーまーすー!!」
…ちょっと蒼牙さん、最近からかってくるから、多分これが素なんだろうな。
まだまだ蒼牙さんのこと、知り足りないや!
~完~
―――――
巧一「ここから先はちょっとだけ番外編が挟まります」
虎吉「え、誰の」
巧一「それはまだ謎。あ、俺達の話も出す予定だとか」
虎吉「でも大体蒼牙先輩と疾風のラブラブワールドにならねぇ?」
巧一「…否定できない、かも」
双子の男の子。兄は風牙、弟は蒼希。二人共すごーく元気で、とても幸せ。
だけどいざ育児ってのはすごーく大変で。
「蒼希が泣いてるけどこれおしめ!?」
「違う!この声お腹空かせてる!!」
「嘘でしょ!?さっき結構飲んでたのに!!」
「風牙ー!!がおー!!」
「あぉーん!!」
…とまぁ、大神家と俺の親友二人も一緒に大パニックである。風牙に至っては元気すぎて元気な蒼矢くんと一緒に遊ぶレベル。若干遠吠えになってない?
けど風牙も蒼希が泣き出すと途端に蒼希のことが心配になってハイハイして大脱走するからもー大変。けど、俺も授業に行けてなかった分を取り戻すために猛勉強してる。最近は少しずつ自給自足のために農業を勉強してる。生活費は今でこそ支えて貰ってるけど、落ち着いたらちゃんと自分で稼がないとならないから、何ができるかを二人の様子を見ながら考えて行く。
そう言えば、最近犬狼族の家族が増えて来てるとか。けど、人間の人達とのトラブルは凄く多いんだって。いつか人間がいなくなって、犬狼族が支配するんじゃないか、なんてことを言う人も多い。犬狼族は人間を性の対象でしか見てないとか、そういうデマも多いのも事実。
先輩と一緒にいられて舞い上がってたけれど、それだけじゃダメだって気付いたよ。皆がお互い一緒に幸せになれないと、きっとダメになっちゃう。お互いを知らないまま、勘違いしたままずっと過ごすのは苦しいからね。
だから俺はブログを立ち上げて犬狼族の旦那様についての情報集めと、俺個人の意見と一緒に居て幸せなことを書いてる。それから、双子の近況。それから、犬狼族の体質とか、犬狼族の番になって変わったこととか。
双子を産んだ直後は体が動かせなくて苦しかったけれど、あれ以降の俺の体はすごーく軽くて、仕事が捗るし慣れてくると色々効率良く動けるようになって、だけどやっぱり蒼牙さんには敵わない。
俺がずっと家事しててうっかり忘れてたことを先輩は真っ先に気付いて気付かない内に解決しちゃって。けど先輩はいつも「休みの日には皆でのんびりしような」とか「少しは休んでいいからな。俺も休みになったらとことん甘えるから覚悟しとけよ?」とか、イケメンウィンクのおまけつきでほんと俺はいつもドキドキしっぱなしで幸せで満たされてる。
何が言いたいかって?
俺 の 旦 那 様 は 最 高 の 狼 さ ん で す 。
異 論 は 丸 呑 み し ま す 。
今日も、双子ちゃんのきゅーきゅー鳴く声に癒され励まされながら頑張ってます!
父さん、母さん。俺は今、幸せだよ!!
「疾風」
「蒼牙さん?」
「ちゃんと食ってるか?」
「たーべーてーまーすー!!」
…ちょっと蒼牙さん、最近からかってくるから、多分これが素なんだろうな。
まだまだ蒼牙さんのこと、知り足りないや!
~完~
―――――
巧一「ここから先はちょっとだけ番外編が挟まります」
虎吉「え、誰の」
巧一「それはまだ謎。あ、俺達の話も出す予定だとか」
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