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13 俺のわんこ、可愛すぎる(ALL蒼牙視点+がっつりR18)
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風呂から出た後も、俺達の熱は冷めなかった。
…いや、寧ろ出た後の色気に当てられて再び発情してしまった。俺が理性を保ってリードしなければならないのに、だ。
「えへへぇ~…蒼牙さんと、俺の…赤ちゃん…えへへー」
とか呟きながら幸せに満ち溢れた顔で腹を擦るのが悪い。尻尾まで振りやがって、更に俺に擦り寄って甘えてくるんだが、これがまた控えめなんだ。べったりくっつくんじゃなく、ちょん、と頭を俺の腕に凭れかかるようにしてくるのがまた愛らしくて堪らない。
「先輩」
「んー?」
繋ぐ手が、少しだけ強くなった気がする。
「…もっかい」
「まだ足りねぇのかァ?」
「だめ?」
上目遣い、尻尾、匂い、声。全てに俺は堕ちた。早速第二ラウンドだ。
「ダメなんて、言う訳ねーだろ。可愛い奴め」
「へへ、もっと先輩のお嫁さんにしてくださいっ」
―――――
「ふぅっ…くっ…ぐぅっ…」
「んっ…きゅっ…んむぅ…」
膝枕手扱き。お前一体何をどうしたらそんなことを覚えてくるんだ。取り敢えず教えた奴出てこい。こんな天使を穢した罪は重い。
気持ちいいのはまた事実だ。疾風の温もりに包まれながら快楽を流し込まれるのは、堪らなく気持ちいい。時折降って来るキスも愛おしい。
「…疾風、お前…可愛いなァ」
「蒼牙さん…もうちょっとなでなでさせてください」
「おぅよ」
頭を撫でられ、耳を撫でられ、俺は疾風への愛を加速させていく。疾風の腹に埋めていた頭を疾風の胸まで上げ、乳首に優しくキスをする。甘い吐息と声が聞こえてくるのを確かめた上で、更に少し強く吸い上げた。くるん、と俺の背中に触れた尻尾が、「もっと」と言わんばかりに主張して俺の理性を崩していく。そして疾風も俺のペニスを扱くペースを上げ、片腕で俺の頭を支えてくれる。ほんといい嫁だこいつは。
「疾風ェ…さいっこーだ…」
「しぇんぱいっ…あっ、あんっ」
子犬のように甘い声を、体をしならせて、そしてその後にまた俺を求めて。…そろそろ、もう一度繋がるか。
…とか思ったら、押し倒された。俺の胸に顔を埋め、匂いを嗅いで、頬擦りする疾風。尻尾が高速で揺れている。
「すー…はー…そーがしゃんの匂い…筋肉…しゅきぃ…」
「はは、そーかよ」
細く小さく柔らかく滑らかで艶やかな体をそっと抱き締める。野性のままの姿で触れ合う温もりは最高のご馳走、最高の時間だ。
「さて、また本気にさせたんだ、もう一度孕ませてやる」
「ふぇ?」
もう一度、蹂躙する。喰う。そんな意味を含めた言葉を放ち、疾風を見つめる。お前は俺の腕の中に居る時点で、俺の獲物だ。
恐怖と期待を込めた瞳で見つめる疾風。しかしそんな目をしても、俺の野性は溢れるだけだ。それを今もう一度、雨音の下で理解させてやる。
背中を向けさせ、俺に凭れかかるように指示する。従順な子犬は全身を堪能するべく、俺のペニスに跨る。…こいつのペニスも、期待に震え、快楽に興奮し、小さいながらもぴく、ぴく、と反応していた。
…夜の窓。雰囲気を出す為に点けていた蝋燭の灯りが窓を照らし、鏡に変えた。俺達の姿が浮かび上がる。
…背徳的な光景。理性ある野性という矛盾を抱えた本能が、俺の興奮を激しく呼び起こす。
「見えるか?疾風。今、お前…俺の目の前で、こんな姿晒してんだ」
「はいっ…俺、やらしい、ですよね…」
「あぁ。いやらしくて可愛い俺の番が、綺麗に映ってるぞ」
悪戯に微笑むと、快楽に蕩けた番の顔が向けられる。快楽を強請る番にじっくりと軽い快楽を与えていく。
「ひぁぁぁぁんっ」
前より少し引き締まり、線が見え始めた腹をなぞってやると、可愛らしい声と顔と仕草で俺に次の行為を強請ってくる。
雨音が強くなって来た。もぞもぞと動く疾風の仕草に更に興奮してくる。
「疾風…無理してねぇか?」
「してないですよ先輩~…もっとスケベしちゃってください」
大胆なところも可愛くて好きだ。お願い通りに鳩尾にキスをすると、疾風は俺の頭を力強く抱き、快楽を享受している。
腰を淫らに振って、しかしその瞳は俺だけを捉えていた。俺もまた恋人の瞳を見つめると、またすぐに求めてしまう。こんな幸せな無限ループを繰り返していると、朝が来そうだ。
「…疾風。もう一度、だ」
「…はい」
布団の上の甘い行為。まだまだ、続きそうだ。
…いや、俺がそうさせているんだがな。
…いや、寧ろ出た後の色気に当てられて再び発情してしまった。俺が理性を保ってリードしなければならないのに、だ。
「えへへぇ~…蒼牙さんと、俺の…赤ちゃん…えへへー」
とか呟きながら幸せに満ち溢れた顔で腹を擦るのが悪い。尻尾まで振りやがって、更に俺に擦り寄って甘えてくるんだが、これがまた控えめなんだ。べったりくっつくんじゃなく、ちょん、と頭を俺の腕に凭れかかるようにしてくるのがまた愛らしくて堪らない。
「先輩」
「んー?」
繋ぐ手が、少しだけ強くなった気がする。
「…もっかい」
「まだ足りねぇのかァ?」
「だめ?」
上目遣い、尻尾、匂い、声。全てに俺は堕ちた。早速第二ラウンドだ。
「ダメなんて、言う訳ねーだろ。可愛い奴め」
「へへ、もっと先輩のお嫁さんにしてくださいっ」
―――――
「ふぅっ…くっ…ぐぅっ…」
「んっ…きゅっ…んむぅ…」
膝枕手扱き。お前一体何をどうしたらそんなことを覚えてくるんだ。取り敢えず教えた奴出てこい。こんな天使を穢した罪は重い。
気持ちいいのはまた事実だ。疾風の温もりに包まれながら快楽を流し込まれるのは、堪らなく気持ちいい。時折降って来るキスも愛おしい。
「…疾風、お前…可愛いなァ」
「蒼牙さん…もうちょっとなでなでさせてください」
「おぅよ」
頭を撫でられ、耳を撫でられ、俺は疾風への愛を加速させていく。疾風の腹に埋めていた頭を疾風の胸まで上げ、乳首に優しくキスをする。甘い吐息と声が聞こえてくるのを確かめた上で、更に少し強く吸い上げた。くるん、と俺の背中に触れた尻尾が、「もっと」と言わんばかりに主張して俺の理性を崩していく。そして疾風も俺のペニスを扱くペースを上げ、片腕で俺の頭を支えてくれる。ほんといい嫁だこいつは。
「疾風ェ…さいっこーだ…」
「しぇんぱいっ…あっ、あんっ」
子犬のように甘い声を、体をしならせて、そしてその後にまた俺を求めて。…そろそろ、もう一度繋がるか。
…とか思ったら、押し倒された。俺の胸に顔を埋め、匂いを嗅いで、頬擦りする疾風。尻尾が高速で揺れている。
「すー…はー…そーがしゃんの匂い…筋肉…しゅきぃ…」
「はは、そーかよ」
細く小さく柔らかく滑らかで艶やかな体をそっと抱き締める。野性のままの姿で触れ合う温もりは最高のご馳走、最高の時間だ。
「さて、また本気にさせたんだ、もう一度孕ませてやる」
「ふぇ?」
もう一度、蹂躙する。喰う。そんな意味を含めた言葉を放ち、疾風を見つめる。お前は俺の腕の中に居る時点で、俺の獲物だ。
恐怖と期待を込めた瞳で見つめる疾風。しかしそんな目をしても、俺の野性は溢れるだけだ。それを今もう一度、雨音の下で理解させてやる。
背中を向けさせ、俺に凭れかかるように指示する。従順な子犬は全身を堪能するべく、俺のペニスに跨る。…こいつのペニスも、期待に震え、快楽に興奮し、小さいながらもぴく、ぴく、と反応していた。
…夜の窓。雰囲気を出す為に点けていた蝋燭の灯りが窓を照らし、鏡に変えた。俺達の姿が浮かび上がる。
…背徳的な光景。理性ある野性という矛盾を抱えた本能が、俺の興奮を激しく呼び起こす。
「見えるか?疾風。今、お前…俺の目の前で、こんな姿晒してんだ」
「はいっ…俺、やらしい、ですよね…」
「あぁ。いやらしくて可愛い俺の番が、綺麗に映ってるぞ」
悪戯に微笑むと、快楽に蕩けた番の顔が向けられる。快楽を強請る番にじっくりと軽い快楽を与えていく。
「ひぁぁぁぁんっ」
前より少し引き締まり、線が見え始めた腹をなぞってやると、可愛らしい声と顔と仕草で俺に次の行為を強請ってくる。
雨音が強くなって来た。もぞもぞと動く疾風の仕草に更に興奮してくる。
「疾風…無理してねぇか?」
「してないですよ先輩~…もっとスケベしちゃってください」
大胆なところも可愛くて好きだ。お願い通りに鳩尾にキスをすると、疾風は俺の頭を力強く抱き、快楽を享受している。
腰を淫らに振って、しかしその瞳は俺だけを捉えていた。俺もまた恋人の瞳を見つめると、またすぐに求めてしまう。こんな幸せな無限ループを繰り返していると、朝が来そうだ。
「…疾風。もう一度、だ」
「…はい」
布団の上の甘い行為。まだまだ、続きそうだ。
…いや、俺がそうさせているんだがな。
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