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最終章 消えたものと見つけたもの
登場人物紹介(本編完結時点)
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■阿僧祇刹那 20歳
・外見:黒髪、黒目、平均的な身長体重になりつつある。胸に火傷痕。
・所持異能:『水操術』"ランクC"(タライから別のタライに水を移動させられる程度)+『精神調律』"ランクSSS"(精神関係のことなら不可能はほぼ無い)
・裏話:精神系能力者としての優れた頭脳は人の顔を覚えることの他に、ベスの言葉を理解することにも使われている(本人無自覚)。
『悪の組織』第13代総統。
欠けていた記憶を取り戻し、ついに地球をレーギアの搾取から解き放つことができた。
重ねた人生的には一応39歳だが、肉体年齢に引っ張られていることや周囲の勧めもあり20歳の青年として通信制の高校に通い始めた。
将来的に紅茶を扱う仕事に就きたいと考えており、地元の喫茶店でアルバイトもしている。
久寿米木などには「元悪の総統ともあろう人が何を……」と呆れられたが本人的には毎日楽しい。
レインと結婚しても大きく変わったことは無いが、薬指に指輪は増えた。
・近況:バイト楽しすぎてシフトを増やしたいが、そう言った翌日からレインが変装してソッと客として来るようになったので無言の抗議かな……と思っている。
■阿僧祇刹那のもう一つの体 37歳
・外見:黒髪、黒目、無精髭、中肉中背。胸に火傷痕。
・所持異能:『水操術』"ランクC"(タライから別のタライに水を移動させられる程度)+『精神調律』"ランクSSS"(精神関係のことなら不可能はほぼ無い)
・裏話:実は刹那は同時に両方の体に入ることもできるが、レインに夜の生活で悪用されそうなので内緒にしている。
レインによって分かたれたもの。年齢を合わせれば刹那と融合するはずだが現状維持で残されている。
元の刹那の0.5ではあるが魔王の力で両分されたためか機能的には特に変わりがない。
阿僧祇と呼び分けられ、刹那やベスやレインの気分によって着替えている。
刹那が入っていない時でも生活に支障が無いよう、生理的欲求は自発的に解消するし簡単な命令なら聞くように『精神調律』で調整されている。
こちらの左手にも指輪がはまっている。
・近況:意識を入れずともある程度操作できるからこれ幸いと筋トレをやるよう設定されていたが、やめ時がわからず倒れてしまい禁止令が出された。
■レイン・ヒュプノス 21歳
・外見:金髪、赤みがかった金目、高身長。
・所持異能:『無尽両分』"ランクEX"(『一切両断』の上位互換。計測不能の更に上。できることの範囲は未知)
・裏話:刹那の通訳と長い付き合いにより、多少ならベスの言葉がわかる。
『悪の組織』第15代総統(現役)にして魔王。
魔王とは地球では神と呼ばれる超自然的存在がその世界に合わせて受肉した姿で、スペック的には人間の範疇を越えないが唯一無二の<異能>を持つ。
受肉した際に超自然的存在としての権能や記憶はほとんど失っているが、そうまでしてなぜ受肉したかというとつがいを得るため。
歴代魔王も同じで、歴史からさっさと姿を消したのはつがいを口説き落とすためである。
今代の魔王はつがいに口説き落とされて毎日ニッコニコで楽しく過ごしているし、薬指の指輪はあらゆる雑誌にパパラッチさせた。
しかし世間では亭主関白だとか10回は離婚しそうとか思われているらしい。
・近況:刹那が楽しそうなのは何よりだが、このつがいまた自分のこと忘れそうだな……と警戒している。
■ベス ????歳
・外見:赤い羽毛、タカの3倍ほどの大きさ。
・所持異能:『身代わり卵』"ランクSS"(オスでありながら、持ち主の身代わりになる卵を産む。副作用として不老不死)
・裏話:レインと簡単な会話ならしたことがあるが刹那には言っていない。
1000年以上生きている不死鳥。
永きに渡る生に飽いており、刹那の<異能>で死ぬことができるため協力していた。
しかし今はもう少し長く、終の巣である刹那とその伴侶のレインと過ごしても良いと思うようになっている。
目立つため刹那とともに外出しにくいのが悩みだったが、暇な時に地元をバサバサしているうちに地元では気さくな鳥として受け入れられた。そのため今は地元の商店街などには刹那と共に行っている。
本鳥ですら覚えていないほど沢山の異名があり、開き直って適当な異名を名乗ることもある。
刹那とレインの指輪に似たデザインの足輪を贈られて大事につけている。
・近況:刹那のバイト先に履歴書を持って面接に行った。店長は悩みぬいた末に紅茶のクーポン券をくれた。
■モリノミヤ 自称永遠の30歳
・外見:年齢も性別もよくわからない。ボサボサの黒髪とメガネと白衣がトレードマークと言い張るが全然別の格好もよくする。
・所持異能:『十徳催眠』"ランクS"(目を合わせた相手の精神に催眠をかける。ちんちんぷいぷいという呪文が必要)
・裏話:レインの苗字「ヒュプノス」の名付け親である。
またの名を阿僧祇須臾。刹那の弟あるいは妹。
『悪の組織』タスマニア支部の支部長。有能な変態。
精神系能力者は家族を大切にする性質があり、モリノミヤも阿僧祇家とタスマニア支部の面々には激甘。
レーギア事件の関係者の中では比較的気軽に取材に応じるため最初は取材が殺到したが、放送事故が多発したため今は閑古鳥である。
性別が不明なのはとある能力者の<異能>によるものと噂されている。
タスマニア支部や久寿米木と共に、今後生まれてくる精神系能力者について協議を進めている。
・近況:毎日が日曜日!(久寿米木「たすけて」)
■久寿米木暁司 42歳
・外見:年齢よりかなり若く見える
・所持異能:『超視力』"ランクS"(壁や天井すら越えて視ることができる)
・裏話:刹那の<異能>で強化された時、実はおばけも見えるようになっていた。怖かった。
『悪の組織』第14代総統。
元裏切り者のレイン狂信者だがなんだかんだ常識人枠。
しかしレインが魔王と聞いて「やはりな……」とドヤ顔をした。
有能な上に総統だった時代もあるため、『悪の組織』解体の中枢を担わされている。
今後生まれてくる精神系能力者への対応についての協議にも参加しているため激務もいいところ。
その上モリノミヤが積極的なため倍疲れて3倍捗っている。有能で変態な享楽主義の煮こごりを相手にするのは辛いがモリノミヤの手腕は勉強にもなるから困っている。
ちなみに弱っていた頃に手のひら返して蔑んできた輩にはきっちり"お返し"をした。
・近況:たまにお化けが見える気がするが、直前に「ちんちんぷいぷい」と聞こえている気もしている。
■蛸薬師テトロ 600歳と少し
・外見:可憐な少女
・所持異能:『年齢操作』"ランクSSS"(自分や他人を若返らせたり老けさせることができる。若返らせた場合差分の年齢をデブリとして排出する)
・裏話:時折自分を若返らせる際にうっかり加減を間違えて乳幼児または胎児になってしまうことがある。セバスチャンが一番ハラハラする瞬間である。
『正義の味方』2代目総司令官。
ようやくレーギアから地球人類を解放するという念願叶った人類の守護者。
刹那とは「狸親父」「女狐」と呼び合いながらも対レーギアのために手を組んでおり、共に祝杯を上げた。
しかしいつまた似たような脅威があるかわからないため能力や戦力の拡充、人材の育成に力を入れている。
人間が大好きだが、大好きゆえにスパルタになりがち。あー終わったお疲れ様というムードの中で「じゃあ特訓しましょう!」と言い放ったことはそのうち教科書に載る。
可憐な外見に反して強靭な肉体を持っていることは歴史的には有名で、過去には戦神として名を馳せたこともある。
・近況:さすがに休息をとってくれと懇願され1日だけ休んでみたが落ち着かなかったため刹那のバイト先に行ってみた。狸親父と舌戦ができて楽しかった(刹那はあとで店長に怒られた)。
■セバスチャン ???歳
・外見:そっくりな3人の老齢の執事
・所持異能:『超持久力』"ランクS"(3日くらいは休憩無しで働き続けられる程度)、『音吸収』"ランクA"(自分の周囲3mほどの範囲を無音に近づける)、『巨大化』"ランクA"(体全体あるいは手足などの一部を巨大化及び硬化させる)
・裏話:3人のうち1人が改造人間達の元となったDNAの持ち主。
正義の土台の異名を持つ三つ子の執事。3人がかりでテトロの補佐をしている。
テトロの能力で若返りながら100年以上は就業中。
テトロの手足であり、個人として認識されることを好まない空気のような存在。
・近況:テトロが刹那と舌戦している間、店の紅茶を一通り試しいくつか買って帰った。
■不可思議阿摩羅
・外見:なし(レーギア人のため)
・所持異能?:『夢』(夢を見、夢を具現化するレーギア人の標準的な能力。分類は精神系能力である)
・裏話:地球に来た時、五感の刺激にテンション上がりすぎて転んだ(レーギア人は基本的に精神体なので肉体の反応は新鮮だった)
上位世界『レーギア』より派遣されていた兵。将軍的な地位に就いていた。
モリノミヤによって心を壊されたが、モリノミヤによってレーギアへと送り返され治療を受け今は多少元に戻っている。
地球と切り離されたことによってレーギアは確定で良い夢を見ることができなくなり、悪夢など見たことが無いレーギア人は恐慌状態に陥った。
しかし切り離したのが魔王であることやボロボロで帰還した阿摩羅、そして阿摩羅の記憶から抽出されたモリノミヤの拷問記録によって、地球への再接続計画は現在は見送られている。
・近況:地球こわい
■犬飼ナイン 4歳(精神約18歳)
・外見:21歳程度の青年
・所持異能:『ボム』"ランクD"(爆発に近い音や振動や煙を発生させるが、肝心の威力はほとんど無い)
・裏話:綺麗なものが好きで、ゆえに低級備品寮時代は刹那のパンツをしょっちゅう捨てていた。ところで誠司は綺麗。
元『正義の味方』の改造人間719号。
現在は犬飼誠司に引き取られて高卒認定を取るため頑張っている。
他の改造人間達とは連絡を取り合っているし友達も結構できたが、誠司もすき。
誠司がパソコンばかり見ていると邪魔するが、頑張って2回に1回に抑えられるようになった。
でも相変わらず誠司が出社する日はめちゃくちゃゴネて拗ねて犬飼の布団で寝る。
・近況:友達に誠司について喋っていたら恋人だと思われたが本人はまだ無自覚。
■犬飼誠司 38歳
・外見:身なりがよく気品があるミドル
・所持異能:『気温操作』"ランクA"(周囲数mの気温を-30~50度程度に変化させられる)
・裏話:キャバクラに行っても何も思わないが猫カフェに行くと罪悪感を覚える。
『悪の組織』資材管理部部長。
結構頑固なマイペース人間だが、猫に対しては全面服従の完全下僕。
刹那に反旗を翻した時も、恐縮はしていたが「ネコチャンの言うことだしな……」と躊躇は無かった。
案外危険人物かもしれない。
・近況:ナインが友達の家に泊まりに行っている日に知人の付き合いでキャバクラに行ったが「飼っている猫」としてナインの写真を見せてやべーやつ認定された。
■阿僧祇一、万、模糊
刹那と須臾の両親と妹。両親は数学教師。妹は12歳で肉体変化系の異能(背中に翼を生やすことができる)。須臾(モリノミヤ)はテレビと家族の前じゃ全然違うなあと思っている。家族の前では比較的マトモなモリノミヤ。
■改造人間たち
刹那の元から旅立っていった約400人。互いを兄弟姉妹のように思っており涙ながらに分かれたが、SNSや通話ツールで毎日一緒に遊んでいる。
■『悪の組織』第13代総統時代の幹部たち
元は刹那のことを見下していたがやがて尊敬するようになった忠実な部下達。20人くらいいるが世界中の支部に散っている。
■『正義の味方』の構成員
正義のためなら多少の倫理観は無視してしまうが基本的には親切な良き人々。阿摩羅事件・レーギア事件で揺れる世界を表から力強く支えている。
■『悪の組織』の構成員
楽しいことと自分が大好きな人々。正義の手が届かない部分を裏から支えている。あとエロ産業も支えている。
■タスマニア支部の構成員
支部長の影に隠れがちだが割と有能な変態の集まりである。支部長大好きで皆仲良し。
真面目にやる時はやるのだが、常識人が交じるとふざけ倒し選手権が開催されるため久寿米木の胃がマッハでやばい。
・外見:黒髪、黒目、平均的な身長体重になりつつある。胸に火傷痕。
・所持異能:『水操術』"ランクC"(タライから別のタライに水を移動させられる程度)+『精神調律』"ランクSSS"(精神関係のことなら不可能はほぼ無い)
・裏話:精神系能力者としての優れた頭脳は人の顔を覚えることの他に、ベスの言葉を理解することにも使われている(本人無自覚)。
『悪の組織』第13代総統。
欠けていた記憶を取り戻し、ついに地球をレーギアの搾取から解き放つことができた。
重ねた人生的には一応39歳だが、肉体年齢に引っ張られていることや周囲の勧めもあり20歳の青年として通信制の高校に通い始めた。
将来的に紅茶を扱う仕事に就きたいと考えており、地元の喫茶店でアルバイトもしている。
久寿米木などには「元悪の総統ともあろう人が何を……」と呆れられたが本人的には毎日楽しい。
レインと結婚しても大きく変わったことは無いが、薬指に指輪は増えた。
・近況:バイト楽しすぎてシフトを増やしたいが、そう言った翌日からレインが変装してソッと客として来るようになったので無言の抗議かな……と思っている。
■阿僧祇刹那のもう一つの体 37歳
・外見:黒髪、黒目、無精髭、中肉中背。胸に火傷痕。
・所持異能:『水操術』"ランクC"(タライから別のタライに水を移動させられる程度)+『精神調律』"ランクSSS"(精神関係のことなら不可能はほぼ無い)
・裏話:実は刹那は同時に両方の体に入ることもできるが、レインに夜の生活で悪用されそうなので内緒にしている。
レインによって分かたれたもの。年齢を合わせれば刹那と融合するはずだが現状維持で残されている。
元の刹那の0.5ではあるが魔王の力で両分されたためか機能的には特に変わりがない。
阿僧祇と呼び分けられ、刹那やベスやレインの気分によって着替えている。
刹那が入っていない時でも生活に支障が無いよう、生理的欲求は自発的に解消するし簡単な命令なら聞くように『精神調律』で調整されている。
こちらの左手にも指輪がはまっている。
・近況:意識を入れずともある程度操作できるからこれ幸いと筋トレをやるよう設定されていたが、やめ時がわからず倒れてしまい禁止令が出された。
■レイン・ヒュプノス 21歳
・外見:金髪、赤みがかった金目、高身長。
・所持異能:『無尽両分』"ランクEX"(『一切両断』の上位互換。計測不能の更に上。できることの範囲は未知)
・裏話:刹那の通訳と長い付き合いにより、多少ならベスの言葉がわかる。
『悪の組織』第15代総統(現役)にして魔王。
魔王とは地球では神と呼ばれる超自然的存在がその世界に合わせて受肉した姿で、スペック的には人間の範疇を越えないが唯一無二の<異能>を持つ。
受肉した際に超自然的存在としての権能や記憶はほとんど失っているが、そうまでしてなぜ受肉したかというとつがいを得るため。
歴代魔王も同じで、歴史からさっさと姿を消したのはつがいを口説き落とすためである。
今代の魔王はつがいに口説き落とされて毎日ニッコニコで楽しく過ごしているし、薬指の指輪はあらゆる雑誌にパパラッチさせた。
しかし世間では亭主関白だとか10回は離婚しそうとか思われているらしい。
・近況:刹那が楽しそうなのは何よりだが、このつがいまた自分のこと忘れそうだな……と警戒している。
■ベス ????歳
・外見:赤い羽毛、タカの3倍ほどの大きさ。
・所持異能:『身代わり卵』"ランクSS"(オスでありながら、持ち主の身代わりになる卵を産む。副作用として不老不死)
・裏話:レインと簡単な会話ならしたことがあるが刹那には言っていない。
1000年以上生きている不死鳥。
永きに渡る生に飽いており、刹那の<異能>で死ぬことができるため協力していた。
しかし今はもう少し長く、終の巣である刹那とその伴侶のレインと過ごしても良いと思うようになっている。
目立つため刹那とともに外出しにくいのが悩みだったが、暇な時に地元をバサバサしているうちに地元では気さくな鳥として受け入れられた。そのため今は地元の商店街などには刹那と共に行っている。
本鳥ですら覚えていないほど沢山の異名があり、開き直って適当な異名を名乗ることもある。
刹那とレインの指輪に似たデザインの足輪を贈られて大事につけている。
・近況:刹那のバイト先に履歴書を持って面接に行った。店長は悩みぬいた末に紅茶のクーポン券をくれた。
■モリノミヤ 自称永遠の30歳
・外見:年齢も性別もよくわからない。ボサボサの黒髪とメガネと白衣がトレードマークと言い張るが全然別の格好もよくする。
・所持異能:『十徳催眠』"ランクS"(目を合わせた相手の精神に催眠をかける。ちんちんぷいぷいという呪文が必要)
・裏話:レインの苗字「ヒュプノス」の名付け親である。
またの名を阿僧祇須臾。刹那の弟あるいは妹。
『悪の組織』タスマニア支部の支部長。有能な変態。
精神系能力者は家族を大切にする性質があり、モリノミヤも阿僧祇家とタスマニア支部の面々には激甘。
レーギア事件の関係者の中では比較的気軽に取材に応じるため最初は取材が殺到したが、放送事故が多発したため今は閑古鳥である。
性別が不明なのはとある能力者の<異能>によるものと噂されている。
タスマニア支部や久寿米木と共に、今後生まれてくる精神系能力者について協議を進めている。
・近況:毎日が日曜日!(久寿米木「たすけて」)
■久寿米木暁司 42歳
・外見:年齢よりかなり若く見える
・所持異能:『超視力』"ランクS"(壁や天井すら越えて視ることができる)
・裏話:刹那の<異能>で強化された時、実はおばけも見えるようになっていた。怖かった。
『悪の組織』第14代総統。
元裏切り者のレイン狂信者だがなんだかんだ常識人枠。
しかしレインが魔王と聞いて「やはりな……」とドヤ顔をした。
有能な上に総統だった時代もあるため、『悪の組織』解体の中枢を担わされている。
今後生まれてくる精神系能力者への対応についての協議にも参加しているため激務もいいところ。
その上モリノミヤが積極的なため倍疲れて3倍捗っている。有能で変態な享楽主義の煮こごりを相手にするのは辛いがモリノミヤの手腕は勉強にもなるから困っている。
ちなみに弱っていた頃に手のひら返して蔑んできた輩にはきっちり"お返し"をした。
・近況:たまにお化けが見える気がするが、直前に「ちんちんぷいぷい」と聞こえている気もしている。
■蛸薬師テトロ 600歳と少し
・外見:可憐な少女
・所持異能:『年齢操作』"ランクSSS"(自分や他人を若返らせたり老けさせることができる。若返らせた場合差分の年齢をデブリとして排出する)
・裏話:時折自分を若返らせる際にうっかり加減を間違えて乳幼児または胎児になってしまうことがある。セバスチャンが一番ハラハラする瞬間である。
『正義の味方』2代目総司令官。
ようやくレーギアから地球人類を解放するという念願叶った人類の守護者。
刹那とは「狸親父」「女狐」と呼び合いながらも対レーギアのために手を組んでおり、共に祝杯を上げた。
しかしいつまた似たような脅威があるかわからないため能力や戦力の拡充、人材の育成に力を入れている。
人間が大好きだが、大好きゆえにスパルタになりがち。あー終わったお疲れ様というムードの中で「じゃあ特訓しましょう!」と言い放ったことはそのうち教科書に載る。
可憐な外見に反して強靭な肉体を持っていることは歴史的には有名で、過去には戦神として名を馳せたこともある。
・近況:さすがに休息をとってくれと懇願され1日だけ休んでみたが落ち着かなかったため刹那のバイト先に行ってみた。狸親父と舌戦ができて楽しかった(刹那はあとで店長に怒られた)。
■セバスチャン ???歳
・外見:そっくりな3人の老齢の執事
・所持異能:『超持久力』"ランクS"(3日くらいは休憩無しで働き続けられる程度)、『音吸収』"ランクA"(自分の周囲3mほどの範囲を無音に近づける)、『巨大化』"ランクA"(体全体あるいは手足などの一部を巨大化及び硬化させる)
・裏話:3人のうち1人が改造人間達の元となったDNAの持ち主。
正義の土台の異名を持つ三つ子の執事。3人がかりでテトロの補佐をしている。
テトロの能力で若返りながら100年以上は就業中。
テトロの手足であり、個人として認識されることを好まない空気のような存在。
・近況:テトロが刹那と舌戦している間、店の紅茶を一通り試しいくつか買って帰った。
■不可思議阿摩羅
・外見:なし(レーギア人のため)
・所持異能?:『夢』(夢を見、夢を具現化するレーギア人の標準的な能力。分類は精神系能力である)
・裏話:地球に来た時、五感の刺激にテンション上がりすぎて転んだ(レーギア人は基本的に精神体なので肉体の反応は新鮮だった)
上位世界『レーギア』より派遣されていた兵。将軍的な地位に就いていた。
モリノミヤによって心を壊されたが、モリノミヤによってレーギアへと送り返され治療を受け今は多少元に戻っている。
地球と切り離されたことによってレーギアは確定で良い夢を見ることができなくなり、悪夢など見たことが無いレーギア人は恐慌状態に陥った。
しかし切り離したのが魔王であることやボロボロで帰還した阿摩羅、そして阿摩羅の記憶から抽出されたモリノミヤの拷問記録によって、地球への再接続計画は現在は見送られている。
・近況:地球こわい
■犬飼ナイン 4歳(精神約18歳)
・外見:21歳程度の青年
・所持異能:『ボム』"ランクD"(爆発に近い音や振動や煙を発生させるが、肝心の威力はほとんど無い)
・裏話:綺麗なものが好きで、ゆえに低級備品寮時代は刹那のパンツをしょっちゅう捨てていた。ところで誠司は綺麗。
元『正義の味方』の改造人間719号。
現在は犬飼誠司に引き取られて高卒認定を取るため頑張っている。
他の改造人間達とは連絡を取り合っているし友達も結構できたが、誠司もすき。
誠司がパソコンばかり見ていると邪魔するが、頑張って2回に1回に抑えられるようになった。
でも相変わらず誠司が出社する日はめちゃくちゃゴネて拗ねて犬飼の布団で寝る。
・近況:友達に誠司について喋っていたら恋人だと思われたが本人はまだ無自覚。
■犬飼誠司 38歳
・外見:身なりがよく気品があるミドル
・所持異能:『気温操作』"ランクA"(周囲数mの気温を-30~50度程度に変化させられる)
・裏話:キャバクラに行っても何も思わないが猫カフェに行くと罪悪感を覚える。
『悪の組織』資材管理部部長。
結構頑固なマイペース人間だが、猫に対しては全面服従の完全下僕。
刹那に反旗を翻した時も、恐縮はしていたが「ネコチャンの言うことだしな……」と躊躇は無かった。
案外危険人物かもしれない。
・近況:ナインが友達の家に泊まりに行っている日に知人の付き合いでキャバクラに行ったが「飼っている猫」としてナインの写真を見せてやべーやつ認定された。
■阿僧祇一、万、模糊
刹那と須臾の両親と妹。両親は数学教師。妹は12歳で肉体変化系の異能(背中に翼を生やすことができる)。須臾(モリノミヤ)はテレビと家族の前じゃ全然違うなあと思っている。家族の前では比較的マトモなモリノミヤ。
■改造人間たち
刹那の元から旅立っていった約400人。互いを兄弟姉妹のように思っており涙ながらに分かれたが、SNSや通話ツールで毎日一緒に遊んでいる。
■『悪の組織』第13代総統時代の幹部たち
元は刹那のことを見下していたがやがて尊敬するようになった忠実な部下達。20人くらいいるが世界中の支部に散っている。
■『正義の味方』の構成員
正義のためなら多少の倫理観は無視してしまうが基本的には親切な良き人々。阿摩羅事件・レーギア事件で揺れる世界を表から力強く支えている。
■『悪の組織』の構成員
楽しいことと自分が大好きな人々。正義の手が届かない部分を裏から支えている。あとエロ産業も支えている。
■タスマニア支部の構成員
支部長の影に隠れがちだが割と有能な変態の集まりである。支部長大好きで皆仲良し。
真面目にやる時はやるのだが、常識人が交じるとふざけ倒し選手権が開催されるため久寿米木の胃がマッハでやばい。
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