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エピソード3
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NAOTOさんと2人でカフェで待つ。
窓ガラス越しに絶え間なく人が流れていく。
「楓ちゃん爺さん見える」
「ちょっとまってください。」
「はい、見えます。」
「久しぶりじゃのう、元気しとったか?」
「はい」
「お前のねぇさんじゃが、何やら良からぬ気が流れておる。わしもはっきりは見えてないが気をつけるよう伝えてくれ」
私もお爺さんのいうことは何となく感じていた、姉の背後に潜む、黒いモヤ。
30分たったくらいに姉が店からでてきた。
「楓、この人は?」姉
「あっいゃ、前に渋谷で知り合って」NAOTO
「お姉ちゃん、NAOTOさん、お姉ちゃんのお店おしえてくれたり、とてもいい人だから」楓
「俺外すわ」NAOTOは別のテーブルに。
「お姉ちゃん、探したんだょ、前のアパート行ったら男の人いてもういないって、こっちは心配してるのに、手紙も電話もしてこない。」
「東京いってから、私やおばあちゃんの事も考えないで自分勝手にいきて。」
私は今までの不満や不安を姉にぶつけた。
「こっちもさぁ忙しくて、仕送りおくってるから、それで理解してると思ってさ」
「悪かったよ、楓、ごめん。」
「プルルル プルルル」姉の電話が鳴る。
「もしもし、うん、わかったじゃあ20分後」
「ごめん、この後、ちょっと人に会う用事があってさぁ、NAOTOさんだっけ、こっち来て」
「ここのビジネスホテルに楓連れってくれない?2.3時間で私もいくから」
「あっはい。」
「じゃあ後でね」
「NAOTOさん、すみません。」
「いいょ、別にここからそんな遠くないし、その前に飯たべよ」
NAOTOさんとホテルの近くで食事をすることになった。
姉とも会えてほっと一息をつく。
「東京じゃ何でも、あるからね、さぁどんどん食べて。」NAOTO
NAOTOと楽しい一息を過ごしてたが
急に頭痛が、、、
「楓ごめん、ホテルに行けそうもない」楓
「楓ちゃん?大丈夫!」NAOTO
「楓、ごめん、ごめんね、約束守れなくて」楓
「楓ちゃん、しっかりして、爺さんどうしよう」NAOTO
「今のは、楓の姉じゃな、この子に乗り移っていた。」爺さん
「何なんだょ、楓ちゃん大丈夫?」NAOTO
私は正気に戻った。そして姉の記憶、意識を感じ取った。
「NAOTOさん、こんな感じの文字の建物ある?」楓
「なんとなくわかる、でも歩いていける距離じゃないから、タクシーひろうよ」
NAOTOとタクシーを拾い、乗り込む。
雑居ビルに男女6人
「ここです。」
タクシーをとめた目の前に使われていない雑居ビルがある。
「感じる2つの魂を」楓
「ここにお姉さんいるの?」
今にも崩れそうな、床と壁、5階建てで今は使われないようだ。
一階、二階、三階に差し掛かる。
「ここです、この階」
扉を開けると、20畳くらいのフロアー
ダンススクールだったのか大きな鏡と手すりがある。
大きな窓があり、2つの人影が。
「お姉ちゃん!」
楓は倒れ込む、人影に向かって走った。
殴られたのか、顔が腫れあがっている。
「お姉ちゃん!」
何度も呼ぶが返事がない。
「すみません、〇〇町の〇〇ビルの3階に救急車おねがいします。」
「呼びかけしてますが、2人とも反応しないです」
「1人は知り合いの姉でもう1人はわかりません。」
「お姉さんは、脈はある。」
「こっちの女性は、ダメだ脈も息もしてない。」
救急車のサイレンが響く。
救急隊がきて、2人をタンカにのせ運び出す。
「NAOTOさん、、、」
「。。。。」NAOTO
病院につき、姉は集中治療してへ。
「NAOTOさん、お姉ちゃんの命は助かるけど意識はもどらない。」
「えっ?」
「だって、今、魂は目の前にいる。」
「俺には見えないが」
「なくなっていないから、幽体離脱みたいな状況だとおもう。」
「ただ、話しかけてるんだけど、返事しないの」
手術は無事に終わり、楓の言ったように意識はもどらなかった。
姉はある一方を指差したまま、私のそばにいる。
私は感じた、あの指差したものを見つけ出せば、姉の意識はもどる。
必ず20歳になったら、この町にもどり、指差した物を探しにいくと。
姉の名は「藍原ゆり」
窓ガラス越しに絶え間なく人が流れていく。
「楓ちゃん爺さん見える」
「ちょっとまってください。」
「はい、見えます。」
「久しぶりじゃのう、元気しとったか?」
「はい」
「お前のねぇさんじゃが、何やら良からぬ気が流れておる。わしもはっきりは見えてないが気をつけるよう伝えてくれ」
私もお爺さんのいうことは何となく感じていた、姉の背後に潜む、黒いモヤ。
30分たったくらいに姉が店からでてきた。
「楓、この人は?」姉
「あっいゃ、前に渋谷で知り合って」NAOTO
「お姉ちゃん、NAOTOさん、お姉ちゃんのお店おしえてくれたり、とてもいい人だから」楓
「俺外すわ」NAOTOは別のテーブルに。
「お姉ちゃん、探したんだょ、前のアパート行ったら男の人いてもういないって、こっちは心配してるのに、手紙も電話もしてこない。」
「東京いってから、私やおばあちゃんの事も考えないで自分勝手にいきて。」
私は今までの不満や不安を姉にぶつけた。
「こっちもさぁ忙しくて、仕送りおくってるから、それで理解してると思ってさ」
「悪かったよ、楓、ごめん。」
「プルルル プルルル」姉の電話が鳴る。
「もしもし、うん、わかったじゃあ20分後」
「ごめん、この後、ちょっと人に会う用事があってさぁ、NAOTOさんだっけ、こっち来て」
「ここのビジネスホテルに楓連れってくれない?2.3時間で私もいくから」
「あっはい。」
「じゃあ後でね」
「NAOTOさん、すみません。」
「いいょ、別にここからそんな遠くないし、その前に飯たべよ」
NAOTOさんとホテルの近くで食事をすることになった。
姉とも会えてほっと一息をつく。
「東京じゃ何でも、あるからね、さぁどんどん食べて。」NAOTO
NAOTOと楽しい一息を過ごしてたが
急に頭痛が、、、
「楓ごめん、ホテルに行けそうもない」楓
「楓ちゃん?大丈夫!」NAOTO
「楓、ごめん、ごめんね、約束守れなくて」楓
「楓ちゃん、しっかりして、爺さんどうしよう」NAOTO
「今のは、楓の姉じゃな、この子に乗り移っていた。」爺さん
「何なんだょ、楓ちゃん大丈夫?」NAOTO
私は正気に戻った。そして姉の記憶、意識を感じ取った。
「NAOTOさん、こんな感じの文字の建物ある?」楓
「なんとなくわかる、でも歩いていける距離じゃないから、タクシーひろうよ」
NAOTOとタクシーを拾い、乗り込む。
雑居ビルに男女6人
「ここです。」
タクシーをとめた目の前に使われていない雑居ビルがある。
「感じる2つの魂を」楓
「ここにお姉さんいるの?」
今にも崩れそうな、床と壁、5階建てで今は使われないようだ。
一階、二階、三階に差し掛かる。
「ここです、この階」
扉を開けると、20畳くらいのフロアー
ダンススクールだったのか大きな鏡と手すりがある。
大きな窓があり、2つの人影が。
「お姉ちゃん!」
楓は倒れ込む、人影に向かって走った。
殴られたのか、顔が腫れあがっている。
「お姉ちゃん!」
何度も呼ぶが返事がない。
「すみません、〇〇町の〇〇ビルの3階に救急車おねがいします。」
「呼びかけしてますが、2人とも反応しないです」
「1人は知り合いの姉でもう1人はわかりません。」
「お姉さんは、脈はある。」
「こっちの女性は、ダメだ脈も息もしてない。」
救急車のサイレンが響く。
救急隊がきて、2人をタンカにのせ運び出す。
「NAOTOさん、、、」
「。。。。」NAOTO
病院につき、姉は集中治療してへ。
「NAOTOさん、お姉ちゃんの命は助かるけど意識はもどらない。」
「えっ?」
「だって、今、魂は目の前にいる。」
「俺には見えないが」
「なくなっていないから、幽体離脱みたいな状況だとおもう。」
「ただ、話しかけてるんだけど、返事しないの」
手術は無事に終わり、楓の言ったように意識はもどらなかった。
姉はある一方を指差したまま、私のそばにいる。
私は感じた、あの指差したものを見つけ出せば、姉の意識はもどる。
必ず20歳になったら、この町にもどり、指差した物を探しにいくと。
姉の名は「藍原ゆり」
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