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第1話
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とあるコンビニの駐車場、外に停めている愛車「セルシオ」を見つめていた。
「角平くん、そんなに愛車が気になるの?」
俺は角平真一、このコンビニで深夜のバイトをしている。今声かけてきたのは一つ年上のバイト先輩で真希さんだ。
「いや、ここ半グレがたまることあるから、車が心配で。。。」
「警察の立ち寄り店舗だから大丈夫だよ」
真希さんはいつも明るく頼りになる先輩だ。
田舎のコンビニで暇な時間が長い分、朝方まで話し相手になってくれる。
でも今日はトランクの中身が心配で
真希さんと話なんてしたい気分じゃない。
何故なら愛車トランクの中身は誰だかわからない若い女性の遺体だからだ。
(ピロン)
幼馴染の紗栄子からLINEがきた。
「深夜2時だけどバイト早く上がれそう?」
「真希さんに聞いてみるから待ってくれ」
俺は紗栄子に返信した。
真希さんはドリンクの品出しをしている。
「真希さん、ちょっと用事があって3時に上がっちゃっていいですか?」
真希さんは笑顔で了承してくれた。
俺はすぐさま紗栄子に3時にここに来るよう
LINEをした。
この状況になってから、平常心を保つのも容易ではない。1分が1時間のように感じ食事や水も喉を通らない。
誰が何のために俺の車にトランクに遺体なんか乗せたのか。
なんで警察に行かないのかって思うかもしれない。紗栄子には言わなかったが2日前に
SNSで知り合って関係を持った子に似ているからだ。まだよく見てないから確証ではない。
2日前、SNSで知り合った子と居酒屋で酒をしこたま飲んで、ホテルに行ったところまでは記憶にある。
だいぶベロベロになり2人はキングサイズのベットに大の字になり倒れた。
名前は確か「凛」って言っていた、会うのは2回目だが本名かどうかなんて知らないし、名前なんて興味ない。興味があるのは一回目で辿り着けなかった、ニットの上からでも分かる形のいい胸、分厚い唇、キュッとしまった小ぶりなお尻だ。
今回こそ凛との肉体関係を結ぶと決めて気合いを入れていた。
凛はベロベロながらも俺に馬乗りになり胸で俺の顔を覆うと内線の受話器をとり、ワインを注文した。
こいつまだ飲むのかと思い、俺は凛の腰に腕を回しニットを勢いよく脱がした。
下着姿になった凛は想像通りの胸の谷間。
黒いレースのブラからはエロスが滲み出ていた。凛は人差し指を俺の唇に当てこう言った。
「ダメダメ、ワインくるから続きは飲んでから」
そう言って俺を焦らし冷蔵庫から備え付けの酒をクビクビ飲みだした。
「全部一気飲みする気か?」
酒が凛の喉を通るのをやめ、膨らました頬の中にある。
唾液と混ざった酒は口移しで俺の中に流れ込んだ。。。
俺の記憶はそこまでだ、最後までいったのかは覚えてない。
気持ちよかったか?喘ぎ声も、乳首の色さえも覚えてない。覚えてないと言うことは全てが無であるに等しい。
意識が戻った時、俺はあの車の運転席だった。
隣には凛もいなくてっきり帰ったと思っていた。
もしあの遺体が凛であるならば俺も容疑者かもしれないって事だ。
「角平くん、紗栄子ちゃんきたよ」
「真希さん、今日はすみません、今度、絶対穴埋めします。」
俺はそう言って制服を脱ぎ紗栄子の元へ走っていった。
「真ちゃん、なんか液体が垂れて来てる。。」
トランクの真下あたり紗栄子の言うように血液なのか体液なのかわからないが液体が垂れて来ていた。
「話は後だ、早く乗れ」
俺はロックを解除してキーを回しエンジンをかける。
いつもはこの音を聴くと心踊るとこだが
こんな状況だ、踊る訳がない。
俺は静かにアクセルを踏みコンビニの駐車場を出た。
第1話、ご愛読ありがとうございます。
この物語は昼夜交互に進行していきます。
第2話は数時間前の昼の物語となります、私の作風は展開、結末を考えず書き始めるので
私自身もどうなるのかわかりません。
気分、体調、天気、ストレスにより
ストーリー展開が変わります。
最新作「トランク」が読者様が楽しめるストーリー展開になれば幸いです。
是非、コメント、お気に入り登録よろしくお願い申し上げます。
「角平くん、そんなに愛車が気になるの?」
俺は角平真一、このコンビニで深夜のバイトをしている。今声かけてきたのは一つ年上のバイト先輩で真希さんだ。
「いや、ここ半グレがたまることあるから、車が心配で。。。」
「警察の立ち寄り店舗だから大丈夫だよ」
真希さんはいつも明るく頼りになる先輩だ。
田舎のコンビニで暇な時間が長い分、朝方まで話し相手になってくれる。
でも今日はトランクの中身が心配で
真希さんと話なんてしたい気分じゃない。
何故なら愛車トランクの中身は誰だかわからない若い女性の遺体だからだ。
(ピロン)
幼馴染の紗栄子からLINEがきた。
「深夜2時だけどバイト早く上がれそう?」
「真希さんに聞いてみるから待ってくれ」
俺は紗栄子に返信した。
真希さんはドリンクの品出しをしている。
「真希さん、ちょっと用事があって3時に上がっちゃっていいですか?」
真希さんは笑顔で了承してくれた。
俺はすぐさま紗栄子に3時にここに来るよう
LINEをした。
この状況になってから、平常心を保つのも容易ではない。1分が1時間のように感じ食事や水も喉を通らない。
誰が何のために俺の車にトランクに遺体なんか乗せたのか。
なんで警察に行かないのかって思うかもしれない。紗栄子には言わなかったが2日前に
SNSで知り合って関係を持った子に似ているからだ。まだよく見てないから確証ではない。
2日前、SNSで知り合った子と居酒屋で酒をしこたま飲んで、ホテルに行ったところまでは記憶にある。
だいぶベロベロになり2人はキングサイズのベットに大の字になり倒れた。
名前は確か「凛」って言っていた、会うのは2回目だが本名かどうかなんて知らないし、名前なんて興味ない。興味があるのは一回目で辿り着けなかった、ニットの上からでも分かる形のいい胸、分厚い唇、キュッとしまった小ぶりなお尻だ。
今回こそ凛との肉体関係を結ぶと決めて気合いを入れていた。
凛はベロベロながらも俺に馬乗りになり胸で俺の顔を覆うと内線の受話器をとり、ワインを注文した。
こいつまだ飲むのかと思い、俺は凛の腰に腕を回しニットを勢いよく脱がした。
下着姿になった凛は想像通りの胸の谷間。
黒いレースのブラからはエロスが滲み出ていた。凛は人差し指を俺の唇に当てこう言った。
「ダメダメ、ワインくるから続きは飲んでから」
そう言って俺を焦らし冷蔵庫から備え付けの酒をクビクビ飲みだした。
「全部一気飲みする気か?」
酒が凛の喉を通るのをやめ、膨らました頬の中にある。
唾液と混ざった酒は口移しで俺の中に流れ込んだ。。。
俺の記憶はそこまでだ、最後までいったのかは覚えてない。
気持ちよかったか?喘ぎ声も、乳首の色さえも覚えてない。覚えてないと言うことは全てが無であるに等しい。
意識が戻った時、俺はあの車の運転席だった。
隣には凛もいなくてっきり帰ったと思っていた。
もしあの遺体が凛であるならば俺も容疑者かもしれないって事だ。
「角平くん、紗栄子ちゃんきたよ」
「真希さん、今日はすみません、今度、絶対穴埋めします。」
俺はそう言って制服を脱ぎ紗栄子の元へ走っていった。
「真ちゃん、なんか液体が垂れて来てる。。」
トランクの真下あたり紗栄子の言うように血液なのか体液なのかわからないが液体が垂れて来ていた。
「話は後だ、早く乗れ」
俺はロックを解除してキーを回しエンジンをかける。
いつもはこの音を聴くと心踊るとこだが
こんな状況だ、踊る訳がない。
俺は静かにアクセルを踏みコンビニの駐車場を出た。
第1話、ご愛読ありがとうございます。
この物語は昼夜交互に進行していきます。
第2話は数時間前の昼の物語となります、私の作風は展開、結末を考えず書き始めるので
私自身もどうなるのかわかりません。
気分、体調、天気、ストレスにより
ストーリー展開が変わります。
最新作「トランク」が読者様が楽しめるストーリー展開になれば幸いです。
是非、コメント、お気に入り登録よろしくお願い申し上げます。
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