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19話 謎の影
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真夏の早朝の歓楽街、朝靄の中
4人は会社へと向かった。女の霊体がいつもいる風俗ビルの前にその姿はなかった。
「ここかい?」
蓮見はエイトにその場所を確認する。
エイトは周囲を確認しながら軽く頷く。
蓮見は何するわけでもなくその場に立ち尽くし霊視を行う。
「今この場所にはそいつはいないようだね、しかしこのビルすごいなぁ瘴気が満ちている」
長年積み重ねて来た、恨み辛みが風俗ビルから溢れ出しているか。。。
蓮見は汚いものを避けるように隣の会社のあるビルへと入っていった。
土曜日の早朝ということもあり誰もいないオフィスビル、事務所の中は。。。
慌てて逃げてきたままの状態だった。
パソコンのスリープモードを解除して問題となる廃村のあたりあたりから再生をする。
4人はそれぞれ楽な姿勢をとり画面を見つめる。
「確かこの辺りから読経が聞こえ始めて建物の外にでるんだけど、、、」
鳴海が蓮見と清人に説明をする。
映像では建物の外にでてすぐにエイトが気を失い、木村さんと鳴海が状況にしどろもどろになっているところであった。
「あぁ、いるね、言ってたとおり霊体がどんどん湧き出てきてる」
「ん?俺には何も見えないぞ、鳴海と清人は見えるのか?」
「エイトさん見えないですか?」
どうやらこの中でエイトだけはこの映像の霊体が見えていないようだった。
「ちょっと止めて」
蓮見は映像を止めるよう鳴海にいった。
鳴海は少し巻き戻し蓮見が指定した箇所で一時停止をした。
エイトが気を失い倒れた後にエイトと地面の隙間から黒い影のようなものが
素早く抜けていった。
「なんだこれ?霊体なら何らかの思念が感じ取れるんだけど」
蓮見は首を傾げそういった。
そのあとの映像はエイトを車に運び逃げる場面のためカメラはバックの中で録画されたままブラックアウトしていた。
あまり収穫はなかったが、映像データを蓮見はもう少し調べてみるとコピーした、清人も先生に見てもらうためデータをコピーした。
「なんにせよ、あの女の霊体はエイトくんにつきまとうだろ、早い段階で祓ったほうがいいね」
「ちょっ待てよ⁉️蓮見さんと清人は祓えないのか?」
蓮見は霊視は得意とするが祓うのは不得意のようだ、清人は修行の身で
ある空間に留まっているのが条件で今回のような霊体は難しいようだ。
「じゃあ 何?その先生というのが戻るまであの女につきまとわれるってことか?」
「とりあえずこれを」
駄々をこねるエイトに蓮見は数珠を手渡した。蓮見がお世話になっている寺の
数珠のようだ。
「はぁ、これだけ?こんなんであいつを追っ払えるのか?」
「エイトさん、せっかくあっくんが親切で貸してくれたのに。。。無くしたりその辺に起き忘れたりしいでください!」
エイトは数珠をポケットに入れ清人に先生がもどったら連絡しろいい事務所から出て行ってしまった。
「ごめんなさい、エイトさん今回のようなこと経験したことなかいから躍起になってるんだと思います。」
鳴海はエイトをフォローするように二人にいった。
「エイトくんはあんな感じだから、先生がもどってくるまで連絡を取り合ってエイトくんをフォローしてあげよう」
蓮見はそういって清人と連絡先を交換して去っていった。
4人は会社へと向かった。女の霊体がいつもいる風俗ビルの前にその姿はなかった。
「ここかい?」
蓮見はエイトにその場所を確認する。
エイトは周囲を確認しながら軽く頷く。
蓮見は何するわけでもなくその場に立ち尽くし霊視を行う。
「今この場所にはそいつはいないようだね、しかしこのビルすごいなぁ瘴気が満ちている」
長年積み重ねて来た、恨み辛みが風俗ビルから溢れ出しているか。。。
蓮見は汚いものを避けるように隣の会社のあるビルへと入っていった。
土曜日の早朝ということもあり誰もいないオフィスビル、事務所の中は。。。
慌てて逃げてきたままの状態だった。
パソコンのスリープモードを解除して問題となる廃村のあたりあたりから再生をする。
4人はそれぞれ楽な姿勢をとり画面を見つめる。
「確かこの辺りから読経が聞こえ始めて建物の外にでるんだけど、、、」
鳴海が蓮見と清人に説明をする。
映像では建物の外にでてすぐにエイトが気を失い、木村さんと鳴海が状況にしどろもどろになっているところであった。
「あぁ、いるね、言ってたとおり霊体がどんどん湧き出てきてる」
「ん?俺には何も見えないぞ、鳴海と清人は見えるのか?」
「エイトさん見えないですか?」
どうやらこの中でエイトだけはこの映像の霊体が見えていないようだった。
「ちょっと止めて」
蓮見は映像を止めるよう鳴海にいった。
鳴海は少し巻き戻し蓮見が指定した箇所で一時停止をした。
エイトが気を失い倒れた後にエイトと地面の隙間から黒い影のようなものが
素早く抜けていった。
「なんだこれ?霊体なら何らかの思念が感じ取れるんだけど」
蓮見は首を傾げそういった。
そのあとの映像はエイトを車に運び逃げる場面のためカメラはバックの中で録画されたままブラックアウトしていた。
あまり収穫はなかったが、映像データを蓮見はもう少し調べてみるとコピーした、清人も先生に見てもらうためデータをコピーした。
「なんにせよ、あの女の霊体はエイトくんにつきまとうだろ、早い段階で祓ったほうがいいね」
「ちょっ待てよ⁉️蓮見さんと清人は祓えないのか?」
蓮見は霊視は得意とするが祓うのは不得意のようだ、清人は修行の身で
ある空間に留まっているのが条件で今回のような霊体は難しいようだ。
「じゃあ 何?その先生というのが戻るまであの女につきまとわれるってことか?」
「とりあえずこれを」
駄々をこねるエイトに蓮見は数珠を手渡した。蓮見がお世話になっている寺の
数珠のようだ。
「はぁ、これだけ?こんなんであいつを追っ払えるのか?」
「エイトさん、せっかくあっくんが親切で貸してくれたのに。。。無くしたりその辺に起き忘れたりしいでください!」
エイトは数珠をポケットに入れ清人に先生がもどったら連絡しろいい事務所から出て行ってしまった。
「ごめんなさい、エイトさん今回のようなこと経験したことなかいから躍起になってるんだと思います。」
鳴海はエイトをフォローするように二人にいった。
「エイトくんはあんな感じだから、先生がもどってくるまで連絡を取り合ってエイトくんをフォローしてあげよう」
蓮見はそういって清人と連絡先を交換して去っていった。
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