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キャラブキ王国

街の外へ

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取り敢えず、今は布切れ一枚しかないので

街の外へ行くことに決めた。

大きな門を抜けると広大な草原、その向こうは
深い森が広がっていた。

下民が草原で狩りをしている、報酬の得方や戦い方を視察でもするか。

3人PTで戦士と魔法使いとヒーラーのようだが
種族は耳が尖りがあるのでエルフか。

見た目、武器をみても裕福そうには見えないから
最下級かな?

3人の息はぴったり、草原の下級モンスターを
次々倒して行くが、報酬はドロップせずにモンスターの毛皮や骨などを集めていた。

なるべく無傷に倒して生捕がベストかもしれないが、持ち運びが大変そうだ。

「ちょと休憩しょうぜ」
「良いですわよ」

エルフが休憩に入ったので、話しかけてみた。

「あんたら、ここでどれくらい狩りをつづけてるんだ?」

「もう次の繁栄祭で10年かな」

10年でこの身なりってことは、かなり効率が悪い、
聞いといてよかった。

森に行けば、かなりレアモンスターとかいるんだが町までの持ち運びが遠くて大変なのと、種族狩りの連中が森にはいるらしい。

モンスター系はやはり金はドロップしないらしく、ダンジョンかクエスト報酬が良いみたいだ。

「そのモンスターは食えるのか?」

「モンスターは体内に毒があるから、解毒しないと食用にするのはむずかしいなぁ」

選択肢は。。。

ここで、ちまちま狩りをしても良いが
その日ぐらし、性行為できるやつに巡り会う可能性は低い。

森に行ってレアモンスターを狩るしかないか

もし手ぶらで帰ることになったら、このエルフを

PKするしかないか。

「俺がモンスター狩って帰ってくるのを祈ってろよ」

そう吐き捨て俺は森へと向かっていった。




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